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2004年07月01日 〜 2004年07月10日



2004年07月10日  

新党マハチョン党の消息筋は昨日、前暫定首相のアーナン・パンヤーラ
チュン氏、元財務大臣のアムヌアイ・ウィラワン氏及び元農業・協同組合
大臣のアーサー・サーラシン氏の”三人のA(オー・アーン)”に対して党
執行部入りの要請を行っていることを明らかにしています。
 いずれにしても、要請を受諾するか否かは不透明な状況なようですが、
筋によっては要請自体を否定する声もあります。
 尚、同党は昨日付でラサドン党からマハチョン党への党名変更届を選
挙委員会に提出済みで、7月19日に正式発足のアナウンスと共に執行
部の陣容、福祉主義をキーにした政策方針の詳細について明らかにす
る予定になっているようです。

10バーツの特別料金で地下鉄が開業して以来、地下鉄とほぼ同じ路線
を走る136K(Kはタイ文字のゴー・ガイ)及び185のバスの一日あたりの
乗車率の減少が著しく、運賃収入にして一日平均で3万バーツ減少して
いるんだそうです。
 都大量輸送公社側では、路線自体は廃止せず、本数減で対応する方
針を明らかにしていますが、なんとなく地下鉄料金が通常料金になった
段階で乗客の戻りが見られるような気がします。

「あらためて出頭期限を再確認」
タクシン首相は昨日、南部に於ける一連の不穏な動きに関わっている者達に
対して政府が設けた出頭期限日である7月11日に関して、変更する意向は一
切無い事を確認した上で、あらためて期限内に当局宛に出頭したものに対して
は職業訓練等の必要な教育を施した上で社会復帰まで政府が面倒を見るが、
期限までに出頭してこなかった者に対しては、犯罪者として徹底的に身柄を追
い厳格に法を執行していく方針を再確認した。
 また、不穏な動きに関わっている者達の隣国への逃亡を容易にさせている
二重国籍問題に関しては、依然マレーシア政府側から良好な協力が得られて
いないことから、まずICチップに個人情報が記録された電子身分証明書(タイ
語・英語ともスマート・カード)の南部地域に於ける早急な普及を目指すとして
いる。
 一方、政府側が設けた出頭期限に反発するかのように襲撃事件が多発して
おり昨日朝にはパッターニー県サーイ・ブリー郡内でタイ国鉄の請負業者2人
が保線作業の為にバイクで向かっていたところを、バイクに乗った二人に銃撃
され1人が運ばれた病院で死亡、1人が命に別状が無い負傷を負う事件が発
生、また同じく朝9:45頃にはナラーティワート県シー・サーコン郡内で、嘗て分離
主義組織BRN内でポスーメー・ナートーの異名で知られていた幹部構成員で、
その後当局側に投降し、現在は天然ゴム関連の工場で警備員の職に就いて
いた40歳の男性が、バイクに乗って自宅に帰宅する途上で人数不明の一味に
銃撃され重傷を負い、更にこの事件に先立つ朝6:45頃には、パッターニー県
マーヨー郡内でマーヨー病院に勤務する47歳の男性事務職員が、買い物を終
え自宅に帰る途上で人数不明の一味に銃撃され死亡する事件も発生してい
る。
 また、一昨夜20:45頃には、ヤッラー県バンナンスター郡内では、地域の警戒
作業にあたっていた国境警備警察所属の警察官約10人が、森の中に身を潜
めていた人数不明の一味から銃の乱射を受け、一時両者間で銃撃戦が展開
される事態となったが、その後一味側は森の深部へ逃走、身柄拘束には至ら
なかった。
 尚、この銃撃戦で警察側に負傷者は出ていない。



2004年07月09日  

コーン・ゲーン県選出上院議員のラビヤップラット・ポンパーニット女史が、
タイ北部の名刹の一部で女性の入場を認めないなど差別的な対応を取っ
ているとして仏教当局に対して釈明を求めた事に対して、北部の仏教徒が
反発したことを受け、一昨日までにラビヤップラット女史が発言を撤回した
上で、北部の仏教徒に謝罪の意を表明していましたが、依然北部の仏教
徒の反発は凄まじく、チァン・マイ県だけで昨日までに同女史の罷免を求
める署名が2,000名分以上集まったそうです。
 また、昨日には同女史の写真等を寺の敷地内で燃やす、呪いの儀式と
も取れるような儀式も行われていたようです。

「プロパガンダの為の過剰演出?」
一昨日未明、プラッナコン・シー・アユッタヤー県バーン・サイ郡内の麻薬とは全
く関係ない老夫婦宅を突然20人以上の武装警察官が麻薬密造・密売容疑者が
潜んでいるとして急襲し、家屋に向け一斉射撃を行い多大な損害を与えた件に
関して、地元警察筋は昨日までに、武装警察官の急襲は当該家屋に麻薬関連
の容疑者が潜んでいるとの通報に基づき行われたが、その通報その物が誤り
だった可能性が高かったことを明らかにした。
 一方、事件発生時に首相秘書官のヨンユット・ティヤッパイラット氏の姿が現場
で目撃されていたことから、今回の麻薬密売容疑者逮捕の為の行動としては
過剰とも思われる対応を当局側が取った背景に、通報は首相官邸前に設置さ
れた目安箱に寄せられたもので、それを政治的プロパガンダに利用するために
ヨンユット秘書官の指揮の下で過剰な行動が取られていたと指摘されている事
に関しては、ヨンユット氏自身が昨日迄に、通報は麻薬関連で逮捕され現在収
監中の者からもたらされたもので、また当日自身が現場にいたのは、被害に
あった老夫婦の陸軍中尉の息子からの苦情に基づいて被害状況及び事件の
真相調査の為に視察に行っだけであると発言し、プロパガンダ疑惑を否定して
いる。
 尚、今回の行動に関しては人権団体を中心に、刑法で規定された殺人未遂
罪に相当する重大な犯罪行為であるとの批判が噴出、弁護士協会も昨日まで
に今回の行動は殺人未遂で訴追できる要件を揃えている事を確認する声明を
発している。
 一方、被害にあった老夫婦は各マスコミに被害によって被った窮状を訴える
と共に、首相に対し今回の行動に対する見解を明らかにするよう要求する書簡
を地元選出のタイ・ラック・タイ党所属下院議員に託している。

「パウィーナー女史、警察報道官に副知事就任を要請」
次期都知事選挙に独立候補として出馬を表明しているパウィーナー・ホンサク
ン女史は昨日までに、国家警察本部報道官(兼移民警察局副局長)のポンサ
パット・ポンヂャルゥン警察少将に対して、当選後に副知事に就任するよう要請
した事を明らかにした。
 同女史によると、ポンサパット警察少将は才覚溢れ、副知事として必要な能
力を充分に発揮でき、また自陣営の政策モットーである24時間都民と共に働く
都行政を実現する上でも理想的な人物で、また大衆との仕事に慣れ、大衆か
らの認知度も高い事も将来の都行政に有益である事から今回の就任要請に
至ったという。

「ヂャムローン少将の動きは党とは関係ない個人的なもの」
タクシン首相は、依然都民からの求心力が高いヂャムローン・シームゥアン少
将が元民主党所属下院議員のマーナッ・マハースウィラチャイ氏を次期都知事
候補として支援巣する意向を表明したことに関して、同少将は首相顧問ではあ
るがタイ・ラック・タイ党とは全く関係ない人物であり、今回の決定も同少将の
個人的な決定であり、党として支持する必要性は感じないとの認識を示した。
 また、党としてパウィーナー陣営を支持すると決定したと一部報道で伝えら
れている事に関しては、それを否定した上で、あらためて党としては特定の候
補を支持する意向は無いことを再確認している。
 一方、新党マハチョン党が結党に動き出していることに絡んで、次期政権で
タイ・ラック・タイ党と連立を組むのではないかとの憶測が流れていることに関
してタクシン首相は、タイ・ラック・タイ党は自力で国民から充分な支持を得られ
る党で有ることを強調した上で、連立の可能性を否定している。
 また、タイ・ラック・タイ党結党6周年を記念する7月14日に、他党からの異動
組を含めた選挙区擁立候補者名を公表すると一部で報じられていることに関
しては、他党からのタイ・ラック・タイ党へ移籍する下院議員も、またタイ・ラック・
タイ党から他党へ移籍する下院議員も少なからずいることを認めたものの、候
補者発表に於いては、他党からの移籍組に関しては公表せず、全体の70%か
ら80%に相当する候補者名の公表に留まるであろうとの見通しを示している。
 また、比例代表区の候補者名に関しては、今回は発表を見送る見通しであ
るという。
 一方、新党マハチョン党に於いて党執行部に属さず党顧問に留まる意向を表
明しているパーク・ナムの顔役(ヂャウォ・ポー・パーク・ナム)ことワッタナー・ア
サワへーム氏は、新党結党に関して旧民主党系の党幹部との間で軋轢が生じ
ていると報じられている事に関して、この報道は新党結党をよく思っていない輩
が党のイメージ低下を狙って喧伝した者を真に受けたマスコミが裏を取らずに
報じたもので、実際には良好な関係を維持しており、党の正式発足も予定通り
進んでいる事を明らかにしている。

「南部の鉄道沿線の警戒を再強化」
国境南部三県の国境警備警察筋は、昨日までに不穏な一味による破壊行動
に備えナラーティワート県スンガイ・ゴーロックからソンクラー県ハート・ヤイまで
を繋ぐ鉄道路線沿線、軌道、駅及び車輌の警備体制を強化した事を明らかにし
た。
 今回の措置は、マレーシアのクランタン州内で一連の不穏な動きに関わって
いる一味の首領格がタイ国境三県に於ける大規模な襲撃計画に関して謀議を
行っていたとの情報当局からの情報に基づいて取られたもので、国軍第四本部
本部長のピサーン・ワッタナウォンシーリー中将によると、政府側が一味に対し
て設けた出頭期限の7月12日以降に行動を起こす可能性が高いという。
 一方、ピサーン中将は昨日までに、情報当局からの情報や金融機関、通信機
関等から得られた根拠を元に調査を行ってきた結果、不穏な一味の背後で糸
を引いているネットワークの全貌がほぼ明らかになってきている事を明らかにし
た上で、7月12日にその概略を公表する意向を明らかにしている。
 しかし、同中将によると、ネットワークに繋がる首領格に関しては、殆どがマ
レーシア領内に潜伏している為、身柄拘束が容易ではないため、現在外務省の
チャンネルを通じてマレーシア側に逮捕協力を打診しているところだという。



2004年07月08日  

ニュージーランドを訪問中のタクシン首相は昨日、クラーク・ニュージーラン
ド首相を初めとする同国の閣僚との間で共同閣議を開催し、FTA締結を視
野に入れた経済協力関係の推進等で合意に至ったほかに、両国民の交
流推進の一環として、Working Holiday Visa制度の導入を検討することで
合意に至ったことを明らかにしています。

タイ国際航空のガノック・アピラディー会長は、格安航空会社の参入を受け
国内路線に於ける価格競争が激化していることを受け、国内線の運賃の
値下げや本数削減及び一部路線の運行中止を検討すると共に、今後国際
線ビジネスに注力する為に70億バーツの予算を確保し路線の見直しやサー
ビスの向上を目指す意向を明らかにしています。

コーン・ゲーン県選出上院議員のラビヤップラット・ポンパーニット女史は、
昨日上院内で記者会見を開き、先にチァン・マイ県のワット・プラッタートゥ・
ドーイ・ステープを始めタイ北部にある多くの名刹がチェディーへの女性の
立ち入りを禁止しているのは憲法で保障された男女同権の精神に反する
として仏教当局に対して措置の撤回を求めていた事に関して、決して寺や
宗教の尊厳を冒涜する意志を持って行ったものではなかった事に理解を
求めると共に、要求の撤回及び北部の仏教徒への謝罪の意を表明してい
ます。
 今回の動きに関しては婦人権利擁護団体等から一定の支持が得られて
いたものの、北部の仏教徒の間からは男女を問わず、チェディーに奉られ
ている仏舎利の神聖性を理解していない言動であるとして反発していまし
た。

どうでもいいことですが、Everton FCのHP上で、この様な気絶するほど悩
ましい((c)Char竹中尚人)とっても素敵なユニフォームのデザインが紹介
されています。
 因みに、これまでは中国の携帯事業会社がスポンサーだったらしいです
が、今度は「中文」ならぬタイ語版のページが登場しちゃうんでしょうかね?

「元上院議員に死刑判決」
刑事裁判所は昨日、1996年10月25日に発生したヂュラーロンコン病院常勤医師
のニチャリー・マッガラサーン女史射殺事件に対する判決公判を開き、殺害を依
頼したとされる、当時バンコク選出上院議員だったスクム・チュットチュゥーン被告
に対して死刑の判決を下した。
 尚、審理期間中に死亡した1人を除く他の3人の被告に対しては、死刑判決を
下した上で、起訴事実を認め審理の進行に協力的だったことを情状酌量し終身
刑に減刑している。
 この事件は、現役の女性医師だったニチャリー・マッガラサーン女史が、出勤の
為に自家用車のベンツで自宅を出たところを銃撃され死亡したもので、事件の背
景には、当時若手上院議員だったスクム・チュットチュゥーン被告との間で展開し
ていたペッブリー通り地区の土地・学校開発プロジェクトを巡る利益抗争が背景
にあると指摘されていた。
 また、この裁判では、検察側からのべ80人、被告側からのべ20人の証人が証
言を行い、結審までに7年間の期間を要した。
* 本日付のThe Nation誌では、事件が1999年に発生したと誤って記されて
います。

「鳥インフルエンザの再発を公式に確認」
ネーウィン・チットチョープ農業・協同組合副大臣は、昨日までにプラッナコン・
シー・アユッタヤー県及びパトゥムターニー県内の一部地域で確認された鳥の大
量連鎖死に関して、鳥インフルエンザ・ウィルスH5N1の感染によるものであった
と正式に確認された事を明らかにした上で、両地区を警戒継続地域を意味する
黄色地区に指定すると共に、先の鳥インフルエンザ禍の時に策定された対策方
針に基づき周辺に5Km内に於ける家禽類の移動を禁止すると共に、周囲1Km内
の家禽類の殺処理を進めている事を明らかにした。
 また、感染拡大防止措置の一環として、上記二県及びスパンブリー県、ノンタブ
リー県の合計4県に対して、ウィルスを拡散させるおそれがあるスキハシコウ(ノッ
ク・パーク・ハーン)が多数生息していることから、特に農場ではない一般家庭の
庭で飼われているような家禽類を中心に県内の家禽類の無届け移動を阻止する
ために最大限の監視体制を敷くよう指示しているという。
 尚、鶏関連の輸出への影響に関しては、既に疑い例が報告された6月29日の
時点で通称相手国に通報済みで、また、それに対するアクションが見られないこ
とから、大きな影響を及ぼす可能性は低いとの楽観的見通しを示している。
* 一方、アユッタヤーで発見されたケースに関しては、感染した鶏が前回
の感染拡大時以前に生まれた鶏だったことから、農場主が殺処理を怠っ
た、若しくは補償金目当てに故意に感染させた疑惑が指摘されており、農
業・協同組合省内で専門の調査委員会を設けて調査にあたっていますが、
同時に当該農場に関しては前回の感染拡大時には殺処理を必要とする
地域に含まれていなかったとの情報もあり、今回の同省の動き自体が当局
側による隠蔽若しくは同省の前回の対策ミスをごまかすためのものである
と見る向きもあります。

「新党はチャート・タイ党の脅威にはならない」
チャート・タイ党党首のバンハーン・シルパアーチャー氏(元首相)は、新党マハ
チョン党が正式発足に向け動き出している事に関して、既に社会的に知られてい
る人物が関わっているだけに国民の関心を集めることにはなるであろうが、いず
れにしてもタイ・ラック・タイ党と民主党の二大政党に変わる「第三の選択肢」に
は成り得ず、またチャート・タイ党の現有勢力に大きな影響を与えることは無いと
の認識を示した。
 一方、タイ・ラック・タイ党東北部第五地区選挙対策責任者のソーポン・ペートラ
スワン氏は昨日までに、ブリラム県内の四つの選挙区から選出されたチャート・タ
イ党所属の下院議員が次期下院選に於いてタイ・ラック・タイ党公認候補として
出馬することがほぼ確実になった事を明らかにしている。
 同氏によると、タイ・ラック・タイ党へ移籍するのは現在農業・協同組合副大臣
のネーウィン・チットチョープ氏の親族・親戚及び同氏系の議員4人で、ネーウィン
氏自身の動向に関しては触れていないが、いずれにしてもタイ・ラック・タイ党候
補として比例代表区若しくは選挙区から出馬すると見られている。



2004年07月07日  

先にニュー・ヨークへのノン・ストップ便を就航させたシンガポール航空
に対抗して、タイ国際航空も来年6月頃までに同様にニュー・ヨークま
でのノン・ストップ便と、ついでにシカゴまでのノン・ストップ便も就航さ
せるつもりらしいです。

「鳥インフルエンザ再発か」
ネーウィン農業協同組合副大臣は、プラッナコン・シー・アユッタヤー県パック・ハ
イ郡ナー・コーク地区内の養鶏農場ソムキット・ファーム内で6月23日以来鶏
7,000羽以上の大量連鎖死が確認され鳥インフルエンザに感染していた疑いが
濃厚になっていることに関して、鳥インフルエンザ再発の可能性は否定できない
事から、既に鳥インフルエンザ感染拡大防止基準に則り当該農場の監視を強
化するよう管下に指示した事を明らかにした上で、専門機関に於ける検査結果
に関しては一両日中に明らかに出来る見通しである事を明らかにした。
 尚、昨日夕方までの一部報道では、死亡した鶏からH5N1鳥インフルエンザ・
ウィルスが検出され、既に4万羽居ると見られる家禽類の殺処理を開始したと報
じている。
 ネーウィン副大臣によると、現在当該農場を中心とした地区に関して黄色色指
定地区に基づく警戒態勢を敷いているが、感染が確認された場合は赤色地区に
指定すると同時に、国際機関にも遅滞なく事実を報告する意向であるという。
 また、今回の大量連鎖死発生を受け公共保健省病害対策局も現地に係員を派
遣し、住民に平静を呼びかけると共に、万が一に備えた警戒・監視活動を行って
いる事を明らかにしている。
* また、養鶏農場のオーナーが6月23日の時点で既に大量連鎖死を
報告していたにも拘わらず、上部組織にその報告が伝わらず、昨日
になって明らかになっていることから、当局筋による何等かの隠蔽工
作が行われていたのではないかとの疑惑を指摘する声もあります。

「新党の党是は福祉主義」
民主党を正式に離党し、新党マハチョン党の結党準備に入ったエーノック・ラウォ
タムマタット元民主党副党首は、新党に於いては自らが党首に就任する事を明ら
かにした上で、新党マハチョン党は、保守主義(アヌラック・ニヨム)を謳う民主党
や大衆主義(プラッチャー・ニヨム)を謳うタイ・ラック・タイ党と一線を画す福祉国家
の創生を目指す福祉主義(サワッディガーン・ニヨム)を党是に掲げ、国民及び地
方行政機構の自決権の強化、汚職の撲滅及び政治権力を利用した搾取行為の
撲滅を初めとする国民の為の利益を中心に据えた政策を推進させる意向を明ら
かにした。
 尚、昨日までに明らかにされた新党マハチョン党の党執行部メンバーの概要は
以下の通り。

  党首    エーノック・ラウォタムマタット氏 (元民主党副党首)
  副党首   アカポン・スラスチャート氏 (元民主党副党首)
  幹事長   ヂャデット・インスワン氏 (現観光・スポーツ省次官)
  報道官   アピチャート・トーンユー氏 (ブーラパー大学特別講師)

「党はヂャムローン少将の支持候補を支援しない」
タイ・ラック・タイ党副報道官のスティン・クランセーン氏は昨日、党の方針として次
期都知事選挙に於いては特定の候補を支持・支援しない事を再確認した上で、タ
クシン首相の師として知られ、また党内に心棒者が多いことでも知られるヂャム
ローン・シームゥアン少将が独立候補として支持を表明したマーナッ・マハース
ウィラチャイ氏に関しては、先の下院総選挙で民主党候補としてシー・サゲート県
から立候補し地元住民からの支持を得られなかった(落選)など、これまでの経歴
調査で党として支持するには不適切な候補者であり、また既に都議連側も不支持
を決定している事を明らかにした。
 尚、都議連側は今月中にも独自に支持候補者の決定を行う意向を示している。
 一方、依然党内に影響力を持つとも言われるヂャムローン少将の今回の決定が
党内に混乱を引き起こす可能性に関しては、同少将の決定に対する不満こそあれ、
党内の結束に影響を与えるものにはなっていないとした。
 また、一部報道で党がパウィーナー・ホンサグン陣営を支持すると決定したと報
じられていることに関しては、真実ではないとして否定している。
*  都知事候補の一人であるチューウィット・ガモンウィシット氏は、ヂャム
ローン氏の決定に関して、既に他の候補を支持する事を決定していたと
思われる大政党内に混乱と対立をもたらすだけであり、むしろ自身の様
な中立の候補者にとっては絶好の機会をもたらす物になるとの認識を
示していました。

「南部問題 - ラーチャパット大学校内で学生を誘い込む動き」
ポーキン国務大臣は昨日、先に襲撃・爆破事件を企てた容疑でラーチャパット大
学校に通う学生5人が逮捕されるなど、南部国境三県内にある同大学校内で学生
達を不穏な動きに関わっている一味に誘い込む動きがあると指摘されている事に
関して、事実で有ることを認めた上で、嘗ての共産主義者が学生への浸透を図っ
たのと同様な手法で学生を煽動している特定の一団が居ることを明らかにした。
 同大臣によると、学生等を一味に引き入れる動きに関わっているネットワークの
全貌及び誘い込みの手法に関しては、既に当局側が過去に共産主義者対策で
実績を上げた対策手法を確立していること、また地域の住民が政府の対策を理
解し協力的になっていることから、早晩対策を講じることが可能であるという。
 今回のポーキン国務大臣の発言に先立ち、チャワリット副首相は、南部国境三
県内のマタヨンや職業学校及びラーチャパット大学校に通う若者達に、反政府的
な思想を教え込み、目的達成の為には過激な手段も厭わないよう教え込む動き
がある事を認めた上で、既に当局者に対して実態調査及び警戒・監視の強化を指
示すると共に、教育省に対しては誤った思想を教え込まれた若者達の社会復帰の
ための教育プログラムを早期に策定し実行するよう指示していたことを明らかにし
ていた。



2004年07月06日  

一審で証拠不十分であるとして無罪判決が下された都知事候補の
一人であるチャルゥム・ユーバムルン氏の三男のドゥアン氏が関わ
る警察官殺人事件に関して、検察筋は上告審で戦えるだけの充分
な科学的証拠が無いとして上告を断念する方向で動いていると報じ
られています。

その、チャルゥム氏と同じ都知事候補のチューウィット・ガモンウイ
シット氏は昨日、バンコクにニューヨークのグリニッジ・ビレッジの様
な同性愛者の為のゾーンを創生し、同性愛文化発祥の地とする意
向を表明し、ゲイ・コミュニティーを初めとする同性愛団体から喝采
を浴びたようです。

で、そのチューウィット氏と仲が悪いんだけど、キャラクター的に、ま
た主張的にチューウィット氏に通じるものがある、女性候補者の「危
ないハイソ」ことリーナさんの活動が最近伝えられていないのです
が、もしかして立候補を断念した?

南部国境三県を統括する第九地区警察本部は昨日、今年1月から6
月末までに、南部国境三県に於いて合計47人が警察官を狙った襲
撃事件で死亡ないしは負傷を負い、最も被害が多いのがパッター
ニー県で、とりわけノーン・ヂック郡とヤッラン郡が多く、一方でナラー
ティワート県が一番発生件数が少なかった事を明らかにしています。

首都圏警察本部は昨日、ユーロ2004期間中の不法賭博行為の摘発
状況に関して、6月13日から昨日までに主催者103人、賭博に参加し
た者 917人(911とする報道も)を逮捕、現金508,990バーツ及び額面
総額3億5,900万(3億5,500万とする報道も)バーツ相当の懸札を押収、
また寄せられた通報件数が321件だったことを明らかにしています。

その首都圏警察本部管轄内の都内ディン・デーン警察署内で、捜査
班所属の警察官が上長を射殺する事件が昨日発生していますが、
二人が警察の仕事とは別にやっていたビジネス上の金銭上のトラブ
ルが背景にあると見られているようです。

タイ大量輸送公社(タイ語略称ロー・フォーモー)のプラパット・ヂョン
ソンウォン総裁は、依然乗車券の券売システムが充分に機能してい
ない為に、特に利用客の多い駅で乗車券の販売に関わる不便を利
用客に強いる結果となっている事を明らかにした上で、自動券売装
置(トゥー・ヂャムナーイ・トゥワ・アッタノーマット)の設置を急ぎ、早
くて1ヶ月以内に全駅への設置を完了させたい意向を示しています。

「ヂャムローン少将、民主党執行部のマーナッ氏の支援を表明」
独自に次期都知事選挙に於いて「支援」するべき独立候補の選定を進めていた
ヂャムローン・シームゥアン少将は昨日、元シーサ・ゲート県選出下院議員で現
在民主党執行部に所属している、元パランタム党員のマーナッ・マハースウィラ
チャイ氏を次期都知事候補として支援する方針を固めたことを明らかにした。
 同少将によると今回の人選はタイ・ラック・タイ党所属の人物を含め11人に絞ら
れた候補者の中から、最も都知事としてふさわしい正直且つ政治的手腕にも長
けた人物としてマーナッ氏の支援を決めたという。
 一方、民主党の関係者から選ばれたことに関して、タイ・ラック・タイ党都・区議
会議連や都選出下院議員連の一部から不満の声があがっているとされる事に
関しては、あくまで派閥や党に属さない個人の資格で次期都政を任せられる人
物を選定した事を強調した上で、いずれにしても自身の選択を支持するか否か
は彼らの判断に委ねられており、仮に支持しない者がいたとしても、気にするこ
とはないとした。
 また、一部報道でタイ・ラック・タイ党党首のタクシン首相がパウィナー・ホンサ
グン陣営を支持する方針を固めたと報じられていることに関しては、その報道が
真実か否かより、マーナッ氏が次期都知事に成れるか否かの方が重要だとした。
 一方、ヂャムローン氏から支持の方針が明らかにされたマーナッ氏は昨日まで
にバンヤット民主党党首に離脱の意向を伝え理解を得られたと同時に励ましの
言葉を貰ったことを明らかにした上で、一両日中に党離脱の手続きを終え、来週
中にも「独立候補」として都知事選の出馬表明を行う意向を示している。
* 尚、マーナッ氏支持とのニュースは昨日付のBangkok Postで既に
報じられていましたが、当該記事では同氏の所属がタイ・ラック・タ
イ党であると誤って記載されていました。

「ゴーソートーも009ラインの値下げを決定」
7月1日よりトーソートー社(旧タイ電話公社、TOT)が見切り発車的に007で始まる
一律一分9バーツの国際電話サービスを開始した事に対抗し、国際電話回線提
供元のゴーソートー・トーラコムマナーコム社(CAT Telecom社)は009で始まる国
際通話サービスに関して、現在カバーしている日本、アメリカ、オーストラリア、中
国を含む30ヶ国(地域)への通話料に関して一律一分間7バーツに値下げをする
方針を決定、昨日付から新料金が適用された事を明らかにした。
 ゴーソートー社によると、このサービスは携帯各社、都内・近郊でサービスを展
開しているトゥルー社(旧テレコムアジア)及び地方でサービスを展開している
TTN&T社の固定電話からは009の番号で、またトーソートー社の固定電話からは
009の替わりに001-809の番号を架けることで利用できるという。
 尚、ゴーソートー社が提供している001で始まる国際電話サービスに関しては料
金変更は無い。

「最も新世代な部類に属する憲法により統治された民主主義国家」
オーストラリア訪問中のタクシン首相は昨日、南部で4月28日に発生した広域連
続襲撃事件で多くの実行犯が殺害された事に関して、オーストラリア国内で官権
による大量殺戮であると指摘する声が多い事に関して、この声はマスコミの誤っ
た報道により煽られたものであり、タイは最も新世代な部類に分類される憲法に
より統治される民主主義国家として、全て法律に則った手続きを信条としている
事を強調し大量殺戮であるとの批判を一蹴した上で、マスコミに対して、真相を
充分に見極めた上で報道するよう要求した。
 一方、泰豪自由貿易圏協定他5つの協定及び覚書の締結を終えハワード首相
主催の昼食会に臨んだタクシン首相は、顕著な経済成長を達成したタイを絶賛し
たハワード首相の言を受け、返礼スピーチを行い、自由貿易圏協定の締結により
両国間のビジネス部門だけでなく国民同士の繋がりをより緊密にするものとなる
とした上で、今後タイを東南アジア地域の中心地として教育関連及び観光事業
関連の投資増に期待を寄せるとともに、自由貿易圏協定以外では両国及びアジ
ア・太平洋地域における集団防衛体制の模索及び東チモールの再建の重要性
を説いた。
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昨日締結された泰豪自由貿易圏協定の交渉責任者を任ぜられていた商務省次
官のガールン・ギッティサパーポン氏は、協定の締結により両国間の活発な投資
が期待され、タイ側にとってはコメ、生エビ、野菜、果物関連商品、マグロ加工品、
パイナップル加工品の輸出増が期待できる、更に食品衛生基準上問題が指摘さ
れている農産品に関しても2年以内に解決を図り更なる輸出増に期待を寄せるこ
とが出来るとした上で、懸念される生乳関連に関しては、粉乳のオーストラリアか
らの輸入増が見込まれるが、いずれにしても輸入される増は国内の生乳供給量
では賄いきれない国内需要を補う為に必要な量しか輸入しない事から、国内の
生乳部門へ影響を与えることは有り得ないとの認識を示している。
 同氏によると、生乳部門に関しては、専門の部局を創生し監視を行い、将来の
影響を回避する意向であるという。
* 昨日締結された自由貿易圏協定そのものに関しては、既に日本語
を含むタイ語以外のメディアでも大きく報じられていますので、ここで
は扱いません。



2004年07月05日  

タクシン首相の師匠として知られ、またマグサイサイ賞の受賞者としても
知られるヂャムローン・シームゥアン少将(元都知事)は これまで独自に
進めてきた都知事候補者の選定を終え、本日午後2時に名前を明らかに
する意向を明らかにしています。
 これは、次期都知事選への候補擁立を見送った党の決定に反感を持つ
タイ・ラック・タイ党の都・区議会議員連や都選出下院議員連を中心に選
出が進められていたもので、ヂャムローン少将によると正直且つ都知事と
して適切な人物で、政府とも一緒にやっていける人物を11人に絞り選定
作業を行ってきたようです。
 尚、タクシン首相は先に、ヂャムローン少将等の動きは、あくまで個人的
な動きであり党とは一切関係ないとの立場を強調していました。

不穏な情勢が続く南部三県の内の一つであるパッターニー県内で、昨日
朝発生した警察官がバイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負うという事
件に絡み、現役のイスラム教学校の教師が実行犯として逮捕されていま
す。
 報道によると、逮捕されたのはパッターニー県ノーン・ヂック郡内にある
私立イスラム教学校でイスラム教の教義を教えていたサーパーリット・ロ
ンセーン容疑者(28)で、パッターニー県県都警察署所属の48歳の警察官
を他の1人と共に襲撃した際に、警察官側が応戦の為に撃った銃弾があ
たり現場に取り残され逃げ遅れたところを逮捕されたようです。
 尚、実行犯の内もう一人はバイクを乗り捨て逃走中でまだ逮捕には至っ
ていないようです。

「FTA締結は特定の電気通信事業者を利する為のもの」
民主党報道官のオンアート・クラームパイブーン氏は、タクシン首相がオーストラ
リアとの自由貿易圏協定締結に向けた最終協議を兼ねて同国及びニュージーラ
ンド訪問の途についた事に絡み、現在政府が締結を急いでいるオーストラリアと
の自由貿易圏協定はタイ国内の特定の営利事業者に利益をもたらすものの、巨
視的には締結によりオーストラリア側が得られる利益に比べるとタイ側が得られ
る利益が少ないという不透明な部分が多くあると指摘した。
 同氏は発言の中で、締結によりタイ国内の農業及び畜産関連部門が受ける影
響に対する対策方針が明確にされていない一方で、タイ国内の電気通信事業関
連事業者のオーストラリア国内参入を認められるなど、タクシン首相一族が関係
する最大手の電気通信事業会社を始め特定の民間企業が利益を受ける機会を
得るなど、不透明な部分が多く、政府は社会に対する説明義務を放棄したまま
協定締結に臨もうとしていると批判している。
 今回のオンアート氏の発言に先立ちタクシン首相は、オーストラリア政府との間
では、自由貿易圏締結交渉を核に教育、農業、投資、情報通信技術等に於ける
協力関係構築の為の協議を行う意向を示した上で、同国との自由貿易圏協定締
結に反対する意見が多いことに関しては、締結によりもたらされる国内への影響
に関して綿密な調査を行った上で締結するものであり、またタイ料理レストランの
進出機会をもたらし、またタイ人に対する査証発行条件の緩和により職業技術の
向上機会増のみならず青少年の学校の休み期間を利用した旅行、留学機会増を
もたらし、結果として国内のサービス関連部門に多大な恩恵をもたらす物で、決し
てタイ側が不利益を被る協定では無いことを強調した上で、締結への反対意見に
関しては、理解していないだけでなく、理解しようと努力さえしない者の意見にしか
過ぎないと切り捨てた。
 しかし、最も懸念されている農業関連部門への影響及び高次元な汚職と指摘さ
れている特定民間企業への利益供与疑惑に関する見解に関しては、タクシン首
相の口から語られる事は無かった。
 一方、ニュージーランド訪問に関しては、オーストラリア訪問時と同様に共同閣僚
会議を開催し将来の自由貿易圏協定締結に向けた協議の他に、現在同国が議長
国を勤める太平洋諸島フォーラム(PIF)加盟国との間の通商機会増に関する協議
を行う意向を明らかにしている。



2004年07月04日  

昨日、本当に開業した地下鉄に乗車する際には、一回切りの乗車券に
相当するSingle-journey-token(リヤン・ドーイサーン)若しくは数次券に
相当するStored-value-ticket(バット・ドーイサーン・チャニット・トゥム・
ングゥン)の何れかを使用することになるようです。
 使用方法は何れも香港やシンガのMRTAと同様にトークンないしは
カード型のチケットを所定の場所にかざすだけなんですが、それにして
もSingle-journey-tokenの場合、降車の際にどの様に回収されるのか少
し疑問。(もしかするとシンガ方式で、一回切りでもデポジットを取られて、
いやでも券売機でデポジットの返金を受けなきゃいけない方式とか。。)

因みに、国王陛下ご臨席の元で開かれた開業式の模様はch5系の
TGNを通じて、全世界に同時生中継で放送されました。(見るためには
当該国の衛星放送会社との間で別契約若しくは交渉が必要です。)

タイを代表する超大物灰色政治家として知られるラサドン党のワッタ
ナー・アサワヘーム党首は、現在サナン・カチョンプラサート少将を中心
に新党結成に動いている絡みで、既存のラサドン党をマハチョン党に
党名変更させて正式に新党を発足させると報じられていることに関し
て、事実であることを認めた上で、自身を含めたラサドン党のメンバー
も新党結成に参画する意向を明らかにしています。
 同氏によると、新党では新世代の台頭を進めることに注力したいとの
ことで、自身を含めた古い世代の政治家は党顧問という形で背後から
党を支援する形になるらしいです。
 因みにワッタナー氏は灰色政治家が一同に会すれば最強の政党が
できるとばかりに、前回の総選挙の際にネーウィン・チットチョープ氏(現
農業・協同組合副大臣)やチャルゥム・ユーバムルン氏(次期都知事候
補)等のタイを代表するクラスの灰色政治家に声をかけ独自に新党結
党に動いたことが有りました。

映画アイ・ファックに出演したタック・ボンゴットの無修正の裸の画像が
インターネットに流出し、広く流布した事件に絡み、pantip.com内の掲示
板に当該画像を掲載した容疑でノンタブリー県在住の男性に対し逮捕
状及び家宅捜索令状が執行されています。 
 尚、男性は既に逮捕状の事を察知していたのか現在行方不明になっ
ていたようですが、その後警察に出頭、容疑を認めた上で、個人の名誉
を傷つける意志は無かったと証言しているようです。
 因みに今回の逮捕・家宅捜索令状の執行は、pantip.comのサーバー
に残されていたアクセス記録から追跡調査を行った結果実現したもの
だったようです。

「これまでに1万通の投書が寄せられる」
タクシン首相は昨日放送された国民向け定例政見放送の中で、国民から広く意
見を聞くために首相官邸前に目安箱を設置して以来これまでに一日平均300件、
最も多い日で600件の投書が寄せられ、合計で1万件以上の投書が寄せられた
事を明らかにした。
 タクシン首相によると、寄せられた投書の中で最も多かった案件は当局者によ
る汚職及び官権による不公正な取り扱いに関するもので、依然当局者の多くが
遵法精神をおざなりにしているとして、既に各省を責任者として管下の職員の行
動を監視し、不正行為に身を染めている者の更迭を含めて対策を講じ、今後も
改善が見られないようで有れば大臣及び次官何れも連帯して責任を負って貰う
方針で臨む意向であるという。
 また、タクシン首相は、プラヂュアップ・キーリーカン県内で環境活動家が暗殺
された事件に絡み、あらためて政府が進める大物殲滅政策の本旨に則り、土地
の不正収容や不正伐採等に裏で関わっている大物に対して厳しい態度で法の
執行に臨むよう命じた事を明らかにした上で、引き続き大物に関する情報の目
安箱への通報を要請した。
 一方、タクシン首相は放送の中で、国王陛下をお迎えし地下鉄線チャルゥム・
ラチャモンコン線が正式開業する事に触れ、今後も自動車の利用者に新たな選
択肢をもたらし以て交通渋滞解決の一助にすべく、引き続きBTS線及び地下鉄
線の郊外への延伸計画を推進させる意向を明らかにしている。



2004年07月03日  

タクシン首相は、南部問題の背景に関して、2001年9月11日に発生した
同時多発テロで、世界中のイスラム教徒が刺激された状況を巧く利用し、
南部に於ける就労問題をネタに煽る動きがあったと、これまでと微妙に
異なる見解を示しています。

そのタクシン首相は、ナラーティワート県の教師が授業を一時休止した
事に関して、南部の教師で、政府の対策に信用を置くことが出来ず、他
地区への移動を希望する者に対しては、希望にかなうよう政府が配慮
するから、間違っても授業を中止したりストライキを起こすような事は二
度としないでねと訴えています。
 一方、教師達が首相自身が南部で指示に当たるべきだと訴えている
ことに関しては、「行くのは怖くないけど、治安当局者が行くのを許してく
れないのよね〜」と語ってました。

ポーキン国務大臣は昨日までに、南部に於ける一連の不穏な動きに関
わったとしてこれまでに逮捕された容疑者の取り扱いに関して、最高検
察庁と協議の上で第四地区国軍本部内に設置された軍法会議(サーン・
タハーン)にて裁く方針を決定した事を明らかにしています。
 尚、対象となるのは社会に対し有害且つ危険な犯罪行為に関わった
者のみに限定されるようです。

「新党結党を認める」
民主党元幹事長のサナン・カチョンプラサート少将は昨日、国民に第三の選択肢
をもたらすべく新党の結党に動いていると報じられて以来初めて記者団の取材
に応じ、報道されていることは事実であることを認めた。
 サナン少将によると、新党には民主党内の一部党員の他に、他党内で不満を
持っている議員や新世代の政治家、学識経験者、実業家党が合流する予定で、
結党後に関しては、(現在議員や内閣のポストに就くことが禁じられている)自身
は党の顧問に就く考えで、党首に関しては個人的な見解として現民主党副党首
のエーノック・ラウォタムマタット氏若しくは現同党副幹事長アカポン・スラスチャー
ト氏が適任であろうとの認識を示した。
 また、タイ・ラック・タイ党から結党後に同党の支党となることを条件に、新党結
党の為に50億バーツの資金が提供されたと一部で報道されている事に関しては、
きっぱりと否定した。
 一方、早々から新党への合流を表明していたアカポン・スラスチャート氏は、新
党の党名はマハチョン党(大衆党)になる予定で、党結党に関する正式なアナウ
ンスは向こう二週間以内に党首を含む党執行部の顔ぶれ及び次期総選挙に向
けた政策方針の発表を兼ねて行う見込みで有ることを明らかにした上で、党首に
関しては社会的によく知られた人物が就くことになるであろうとの見通しを明らか
にしている。
 また、同氏もタイ・ラック・タイ党から資金援助を受けていたとされる報道を否定
した上で、新党結党後も民主党との良好な関係を維持していく意向を明らかにし
ている。
 今回の新党結党の動きに関して民主党最高顧問のチュワン・リークパイ氏(前
首相)は、まだ詳細に関しては承知していないと断った上で、党内に多少の動揺
をもたらすことになるとは思うが、党内に対立をもたらす事には成り得ないとの認
識を示している。
 一方、今回の動きに関してタクシン首相は、新党の支持層がほぼ民主党と一致
することから、少なくともタイ・ラック・タイ党に大きな影響を与えるものには成り得
ないとの認識を示した上で、次期総選挙後にタイ・ラック・タイ党の支党として迎え
入れる方向で打診を行っているとされていることに関しては、有り得ないこととし
て否定し、あくまで政策で競争を展開する関係になるでろうとの認識を示している。
* もしかすると報道を聞き間違えているかもしれませんが、新党は現存
するラサドン党にメンバーが合流し、同党の党名をマハチョン党に変更
登記する形で始動させるみたいです。

「他国に於ける鳥インフルエンザ再発に混乱するべからず」
農業・協同組合省のアムポン・ギッティアムポン副次官は、ヴェトナムやインドネ
シアで鳥インフルエンザの再発が確認され、感染が拡大していることを受け、タイ
国内の関係者の間で、タイ国内にまで感染が広がるのではないかとの不安を抱
く声が聞かれることに関して、先の国内に於ける感染拡大の際に築き上げた体
制をもってして早急な対応が可能であることから、いたずらに不安を抱く必要は
無いとの認識を示した。
 同氏によると、各県の畜産当局に裁量権を与えることにより、感染地区の指定
及び殺処理の迅速化を図ることが出来、また既に検査体制も整っていることから
万が一の事態に対しても被害の拡大を最小限に留めることが可能であるという。
 一方、同省畜産局は、国内への感染拡大を阻止するために、家禽類の異常な
死亡が確認された場合には遅滞なく地元当局に連絡する様各養鶏農家や関連
団体等に要請すると共に、特に国境域に於いては家禽類の移動に対し特別な監
視体制を敷くよう要請している。

「特別行政域は単なる例えにしか過ぎない」
チャワリット副首相は、不穏な情勢が続く南部国境三県に於ける、地元住民の自
治権を強化するために、現在プーゲット地区等で施行されている、民選首長によ
り統治される特別行政域(マハーナコン・パッターニー)構想を提唱したと伝えら
れていたことに関して、これは住民から自決権の強化を要求する声が多かった事
に対して、政府が進めているCEO型統治機構の中で、住民自身の行政への参加
強化の重要性を説き、政府の政策方針に理解を求める為に例示したに過ぎない
として、「提案」したとの報道を否定した。
 同副首相によると、現在取り組んでいる開発計画を推進させ、地域及び住民の
潜在力を高めることにより、20年くらいのサイトで住民を中心に於いた強固な行政
機構が自ずと生成される事になるという。



2004年07月02日  

消息筋からの情報として民主党の大物党員であるサナン・カチョンプラ
サート氏が新党立ち上げに動いていると報じられている事に関してタク
シン首相は、まずタイ・ラック・タイ党、民主党に次ぐ「第三の選択肢」を
国民にもたらすと各紙が報じたことは、実際に第三の政党であるチャー
ト・タイ党や小政党ながら頑張っている社会行動党等に失礼ではない
かと軽く茶々を入れた上で、大物政治家が新党結党に動くのは政治の
政界では普通の事で、良い話なんじゃないのと語っています。
 一方、タイ・ラック・タイ党の有力党員が新党結党に合流するという噂
が有ることに関しては、次期総選挙で擁立候補から外れた党員の中
にはそういう者が出てくる可能性は否定しないが、少なくとも下院議員
や閣僚メンバーが合流することが有り得ないと語っています。
 尚、サナン氏が進めているとされる新党に関してですが、党首に関し
ては「第三者」(ムゥー・ティー・サーム)がつくとの噂がまことしやかに
語られており、その候補者として現副首相でもあるプラッチャイ・ピヤム
ソムブーン氏の名前も挙がっているようです。

一方、この新党結党話ですっかり影が薄くなった感があるタクシン9こ
と第9次タクシン内閣ですが、昨日記した無いようで一昨日付で正式に
国王陛下の認可がおり、昨日17:30から認証式が開かれ、正式に発足
しています。
 尚、チャート・パッタナー党のスワット・リプタパンロップ党首は副党首
として、主に外事、スポーツ、文化関連を掌握する事になるようです。
 また、今回の人事で閣外に出ることが決定したプラムワン・ルヂャナ
セーリー前国務副大臣は、北部地区開発関連担当首相顧問、シリコン・
マニーリン前公共保健副大臣は図書館普及、国民の知識強化関連担
当首相顧問に就任する事になったようです。
 一方、チャート・パッタナー党のタイ・ラック・タイ党への吸収合併の可
能性に関しては、傾向としてはYESの方向で動いているが、いずれにし
ても結果が出るまで後1-2ヶ月待って欲しいとタクシン首相は語ってい
ます。

民主党の下院議員を金とポストで引き込もうとしていると批判されてい
るタイ・ラック・タイ党のスラナン報道官は、その様なことはしていない
と強く否定した上で、民主党の主要なスポンサーとして知られチュワン
前首相の出身地であるトラン県内で実業家として知られるシヤ・プム
プイ(おデブさんタイクーン)ことスリン・トータップティヤン氏の26歳に
なる息子のグライシン・トータップティヤン氏@イケメン系がタイ・ラッ
ク・タイ党後任候補として次期下院選で同県内選挙区から立候補する
意向を示している事を明らかにしています。
 尚、立候補予定の選挙区に関しては7月14日の党結党6周年記念
党大会で明らかにする予定になっているそうです。
 また、アピシット・ウェーッチャーチーワ民主党副党首と親戚関係(確
か従兄弟?)に有ることでも知られるスラナン氏によると党大会で発表
する予定の次期下院選挙擁立候補者リストに現職の民主党議員の名
前が載っているかもしれないらしいです。

首相が、ナラーティワート県の教師組合が安全の保証に確信が持てる
まで授業を一時休止する方針を決定した事を受け、「だいたい政府が、
危険手当を支給してまで教師のおかれている状況に理解を示し、安
全確保にも勤めているのに、死ぬのが怖くて授業を一時中止するとは
何事だ! その様な教師は死ぬことを畏れない教師といつでも入れ替
わりに更迭できる」と発言したことに関して、民主党最高顧問のチュワ
ン前首相は、「いい加減、不穏な情勢の根元に政府の失政が有ること
を素直に認めなさい」とした上で、教師が自分の命を大切にするのはあ
たりまえのことで、彼らは政府の対策に信頼を置くことができないから
強硬な行動に出たという事を真摯に受け止め、政府の対策に対する
信頼の醸成に努めるのが本筋じゃないのですか?と苦言を呈していま
す。

タイ全土に於ける恒久的な交通安全対策の徹底及びエネルギー節約
政策の一環として、昨日から自動車の制限最高時速を90Km/hにする
規則が施行されています。
 どうも各社の報道を見ると一般道だけでなく、トール・ウェーやモー
ター・ウェー等でも同様な規則が施行されているようです。
 因みに、違反者には1,000バーツの過料と30点の減点の2点セットで
処罰が下されることになっているようです。

GMM製作、パンタム・トーンサン監督で製作が進められていた映画ア
イ・ファックの一シーンで主演女優である”タック”・ボンゴット・コンマライ
が裸でアップナームを浴びているシーンが、無修正のままでWEBサイト
やメールで広く流布しているとして、監督とタックが警察に訴え出てい
ます。
 実際の映画では光線の具合で絶妙に裸体の全てが見えないように
編集してあるらしいのですが、その編集前の写真が外部に流出したと
いうことは、内部の人間が関わっていた可能性が高いとして、捜査を
進めているようです。



2004年07月01日  

トー・ソートー(TOT)社は本日より国際通話回線を持つゴー・ソー・トー(CAT)
社のラインを使用した国際電話サービスの提供を見切り発車的に開始して
います。
 このサービスは、頭に001等の国際通話に使用されていた番号のかわりに
007をつけることで、日本の他中国、台湾、シンガポール、ドイツ、イギリス、
オーストラリア、香港、アメリカの9ヶ国(地域)への国際通話が可能になるも
ので、本日より12月31日まで全ての地域に関して一分間9バーツの通話料
で提供されているようです。
 試しにAISと契約している携帯電話から架けてみましたが、「こんな番号は
存在していないよ」とタイ語で怒られてしまいました。

本日付のThe Nation誌で、先に新党立ち上げの可能性は絶対有り得ないと
否定していた民主党の大物党員であるサナン・カチョンプラサート氏が今月
末にも党を離脱し新党結党に動くと報じています。
 この動きは、先に行われた内閣不信任決議案審議の際にタイ・ラック・タイ
党のスリヤ幹事長等の審議対象からの抹消を求め党内に圧力をかけたに
も関わらず受け入れられなかったことから、選挙対策委員長のポストを降り
ると発言していた時点で噂されていました。
 尚、この動きに関してThe Nation誌は、タクシン政権上層部内の人物のみ
ならず新旧顔の政治家た学識経験者を取り込むことになる新政党が、タイ
にタイ・ラック・タイ党と民主党という二大政党以外の新たな選択肢をもたら
す事になるだろうと記しています。

一方、本日付のBangkok Post誌では、タイ・ラック・タイ党幹部筋からの情
報として、タクシン首相が次期都知事選挙に於いてパウィナー陣営を支持
するよう党員に命じると共に、現在ヂャムローン氏を中心に党都議連等が
選定を進めている候補者への支持を禁止する様命じたと報じています。
 消息筋によるとパウィナー陣営支持の一環として、党側からソムキット副
党首(財務大臣)を長とするチームが政策立案面で後方支援する事になる
ようです。

未確認情報ですが、タクシン首相は昨日までにプラッムワン・ルヂャナセー
リー国務副大臣(通称マハータイ・3)及びシリコン・マニーリン公共保健副大
臣を閣外に更迭し、チャート・パッタナー党のスワット・リプタパンロップ氏を
副首相(分掌は未定)、同党推薦のシノ・タイ社系のアヌティン・チャーナ
ウィーラグン氏を公共保健副大臣に据える内閣改造人事を決定、既に国王
陛下による認可の手続きに入っているようです。
 尚、タクシン首相は昨日、次期内閣改造に於いてはチャート・パッタナー党
に二つのポストを与えるための入れ替え人事が中心になるとしたうえで、何
れにしてもこの人事で閣外に出された人も、今後は首相顧問として行政に携
わって貰う予定なので「不満も有るかもしれないけど、恨みっこ無しよ」と語っ
ていました。

そのタクシンさんは、自身が提唱したコアラさん呼び込み計画に関して、来
週中にもオーストラリアを訪問した際に自らかけ合う意向を示しています。

こんなタイ語ポータルサイトがオープンしてました。一応Mozilla Firefox 0.9.1
(20040626 Nightly版)でもチャンと表示できました。(笑)
 因みに上のポータルはMSNのタイ語サイトのことです。

バンコク南地区裁判所刑事部は、BTS車内で目をつけた女子学生のスカー
トに刃物で切れ目を入れるなど、合計5人に対して猥褻な行為を行っていた、
とってもローク・ヂットな30歳の男性に対する判決公判を開き、5人に対する
猥褻行為全てについて有罪と認定し、累計で禁固5年(1件につき1年)、科料
20,000バーツ(1件につき4,000バーツ)の判決を下しています。
 尚、裁判所側は最終的に、上記判決に対し被告が訴追事実を認めている
ことを情状酌量し、それぞれ1件について禁固6ヶ月、科料2,000バーツを減じ
30ヶ月の禁固、10,000バーツの科料を申し渡した上で、過去に犯歴が無いこ
とから3年間の執行猶予期間を与える決定を下していますが、被告に対する
精神分析で、性行為に異常な興味を持つ一方で、そのはけ口に異常な性的
行動に及ぶ性向が認められるなど性倒錯症(ローク・ターン・ヂット・ウェート
を意訳しましたが、他の言い方が有るかもしれません)の傾向が認められて
いた事から向こう1年間は公共保健省精神衛生局傘下の機関で治療を1年
間受けることを義務づけ、その後1年間は定期出頭を要件とする保護観察
期間とする決定を下しています。

昨日シンガポールからバンコクへ向かう予定だったシンガポール航空SQ62
便(10:40発)で、機内搭乗中に乗客の一人が座席の下に「この飛行機に爆弾
を仕掛けた」と書かれた紙切れが有るのを発見した事から、急遽当局側によ
る安全チェックが入り、乗客209人が5時間強足止めを喰らうという事があった
ようです。

「特別行政域構想への取り組みは開発計画完了以降」
タクシン首相は昨日、チャワリット副首相は南部国境三県訪問中に南部国境三
県を一大都市に見立て、住民による直接選挙によって選ばれた特別行政域
(ケート・ポクローン・ピセート)に指定し、地域住民の自決権を強化する、所謂マ
ハーナコン・パッターニー構想を提唱し、地元から一定の賛意が得られた事に関
して、チャワリット副首相自身が考えている構想の詳細に関してはまだ直接聞い
ていないと断った上で、構想を実現させるためには、解決しなければいけない懸
案事項が数多くあり、全てを解決するまでに三年近くの準備期間が必要になると
想定されることから、いずれにしてもトップ・プライオリティーで政府が進めている
南部開発計画が完了してから取り組むべきであるとの認識を示した。
 また、タクシン首相は、一昨日の移動閣議の席上で南部国境三県の観光事業
開発に関心を示す内外の投資家に向こう99年間無償で公共用地を提供するア
イデアを提案した事に関して、提供可能な土地はビジネス上将来性のある土地
であることから、多くの投資家の関心を集める自身があるとした上で、今後環境
問題に最大限の配慮をするとともに、新たな就労機会を地元にもたらす形で検討
を進め実現させたいとの意向を示した。

「活動家暗殺事件で実行犯一人を逮捕」
プラヂュワップ・キーリーカン県内で計画されていた石炭火力発電所建設計画に
対する反対運動で指導者的な役目を果たしていた事で知られていた同県ボー・
ノーク郡在住のヂャルゥン・ワットアクソン氏が同郡内で計画されていたリゾート
建設に絡み、地元の大物が当局と癒着し公共用地を不正に収容した疑惑に関し
て上院専門委員会で証言をした当日に、暗殺された事件に絡み捜査当局は昨
日までに同郡在住でヂャルゥン氏とも面識があったセーナ・レックルワン容疑者
を実行犯として逮捕した。
 尚、同容疑者は、警察によって容疑を擦り付けられた(トゥーク・サイ・ラーイ・
パーイ・シー)として逮捕容疑を否定している。
 一方、暗殺事件の背景に地元で影響力を持っている大物が関わっていると指
摘されていることに関してタクシン首相は、関係当局に対して何者からも影響を
受ける事無く正義に則った公正な捜査を行うよう指示したことを強調したものの、
大物へ捜査が及ぶ可能性に関しては、全てが証拠に依存するべきとする法律上
の制限により、一朝一夕でできる者ではないが、いずれにしても大物殲滅政策を
進める政府の方針に則り、疑わしい者に対しては継続的に緊密な動向調査を行っ
ていると述べるに留めている。


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