過去記事
2004年11月01日 〜 2004年11月10日
「政府報道官、40人行方不明説を否定」
ヂャカラポップ政府報道官は、一昨日一部誌面でターク・バイ暴動で少なくとも40
人が当局者による拉致等により行方不明となっていると報じられていた事に関して、
その様な事実は無いとして報道を否定した上で、おそらく死亡した住民の中で親族が
遺体を引き取りに来ていない等で身元不明となっている死亡者の数と混同しているの
では無いかとの認識を示した。
一方、10月25日に発生したターク・バイ暴動以降エスカレートしている一般住民を
狙った襲撃は止むこと無く、昨日朝にはナラーティワート県ヂャネッ郡内にあるゴム
農園内の作業小屋内で60歳の農園従業員の首を切断された死体が発見されている。
切断された首は顔の見分けがつかないくらいに刃物で切りつけられた跡があり、ま
た遺体のそばにはターク・バイ暴動に対する報復であるとした上で、今後も仏教徒を
狙った襲撃を行うと記された紙が於いてあった。
1月4日に武器庫襲撃強奪事件が発生して以来首を切断し殺害されたケースは3件を
数え、またターク・バイ暴動発生以降では2件目のケースとなる。
一方、ヤッラー件バンナンサター郡内では、昨日朝54歳と52歳の夫婦がバイクの二
人乗りで勤務先に向かう途上でバイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件
も発生している。
「タイ・ラオス国境橋付近で爆破事件」
ノーン・カーイ県の当局によると、10月8日夕方頃に同県とラオス間を結ぶ友好橋
のラオス側免税店付近で小規模な爆発音が二回確認された。
ラオスでは11月29日からアセアン首脳会談が開かれる予定になっており、先にアメ
リカ政府が反政府組織による破壊行動が起こり得ると警告していた。
ノーン・カーイ圏の当局によると、爆破音の確認後昨日までにラオス自由民主政府
を名乗る団体からファックスで犯行を認める声明と共に今後も主要な場所で爆破行動
を計画しているとし、アセアン会議に出席を予定している者に対して安全上の理由か
ら出席を見合わせる様にと警告する文書が送られているというが、ラオス政府側は爆
発音は11月末頃に行われる仏教関連の催事に向け準備されていた花火が誤って爆発し
たものでテロとは関係ないとしている。
シンガポールのリー・シェン・ローン首相が、首相就任後の顔
見せを兼ねたASEAN諸国歴訪の一環として11月11日から12日までタ
イを公式訪問する予定になっています。
本日8:30から開催される定例閣議は、現在政権4年間の成果報告
展示会の会場となっているインパクト内のホールを使用し、報道
関係者及び先着で受け付けた一般人を招待した公開形式で行われ
る予定になっているそうです。
またch11等でも生放送される予定になっているらしいです。
今年の6月頃にも「公開閣議」と銘打って首相官邸内で行われた
定例閣議を生中継した事がありましたが、その際に当時防衛大臣
だったタムマラック・イサラングーン・ナ・アユッタヤー大将が
南部情勢に絡んで機密事項になっていた事を話してしまうという
場面も見られました。
「二週間以内に情勢を掌握する」
タクシン首相は昨日、ターク・バイ暴動以来連日の様に仏教徒系一般住民や当局者
を狙った襲撃事件が発生している事に関して、現状に合致した対策方針の策定を行い
向こう2週間以内に悪化の一途を辿っている情勢の抑え込みを図る意向を明らかにし
た。
タクシン首相によると、現在検討中の対策方針は、一連の不穏な動きの背後関係を
解明し大物の逮捕に結びつける為の捜査面の強化と地域で求心力を持つ人物との共同
作業による意志の統一化を核とし、中央から捜査関係者を補充派遣すると共に、ナラ
ーティワート県ではアーリーペン・ウタラシン下院議員、パッターニー県ではデーン
・トミーナー上院議員及びヤッラー県ではワンムーハマッドノー・マッター農業・協
同組合大臣をそれぞれ仲介人に指名し、三氏を通して各県・各郡内の宗教指導者層の
協力の元で地域住民に政府の方針への理解・協力を要請すると共に、政府と地域住民
との間の意思の統一化を図っていきたいという。
また、タクシン首相は昨日、今後の南部対策に生かす為に11月14日に学識経験者や
専門家等144人を首相官邸に招待し南部情勢に関する各界からの見解のヒアリングを
行う方針を明らかにしている。
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タイ・マレーシア連絡会議の関係者は昨日までに両国国境付近に潜伏する3つの分
離主義組織関係者が合同し新たに青年ブゥーサートゥーなる組織を設立したとの情報
を得ていることを明らかにした。
同筋によると、組織には中東にある国で武器の使用方法やテロに関する訓練を受け
た者を幹部に約30人が名を連ね、最近マレーシアとの国境に近いナラーティワート県
スンガイ・ゴーロック郡内のある村にあるパーム農場で国境三県域に於ける宗教対立
を煽る為の心理戦を織り交ぜた新たな破壊活動に関して謀議を行ったという。
一方、ヤッラー県ベートン郡の警察当局は昨日までにジェマー・イスラミアと関係
している疑いがある31歳のタイ人男性を拳銃不法所持の容疑で逮捕した事を明らかに
している。
同警察当局によると、男性は、同郡アイユゥーウェーン地区内でイスラム教教師の
団体がジェマー・イスラミアと関係すると見られるインドネシア人2人を交え不穏な
動きに関する謀議を行っていたとの情報に基づき、捜査の為に管下の当局者50人を同
地区に派遣した際に逮捕されたもので、事情聴取に対してインドネシア国内の大学で
イスラム教学を修め現在は27歳になるインドネシア人の妻と一緒に友人が大勢住んで
いる同地区内に居所を構え生活していると証言しているものの、一連の不穏な動きや
ジェマー・イスラミアとの関係に関しては否認しているという。
ナラーティワート県の警察当局は、県内で3-4インチの釘を大量に買い付ける不審
な動きがあり、これら買い付けた釘を路上にばらまき交通障害を引き起こした上で一
般住民や当局者を狙った襲撃や爆発物に仕込む等の不穏な動きに使用される畏れがあ
るとして、購入者に関する情報を収集し、動向を監視するよう管下に指図した事を明
らかにしている。
* タクシン首相は、南部情勢に鑑みAPEC首脳会議出席の為のチリ
行きを断念したと報道されていた事に関して、「あくまでキャ
ンセルもあり得ると発言しただけで最終決定ではない、現状で
は南部情勢も当局の掌握下にありキャンセルする理由が見あた
らない。いずれにしても状況を見極め最終的な決断を行う」と
語っています。
「ヘロイン密売の容疑で長距離バス運転手2人を逮捕」
首都圏警察本部第二分署は昨日までに、バンコク〜メー・サーイ間の長距離バスの
50歳と53歳の運転手2人を密売目的でヘロイン714g、時価28万バーツ相当を所持して
いたとして逮捕した事を明らかにした。
逮捕された2人はコンソン社(略称ボー・コー・ソー)所属の長距離バス運転手で、
兼ねてからの内偵結果に基づいた囮捜査で、ヘロインの購入を持ちかけ、引き渡し場
所として指定されたドーン・ムゥアン国際空港前のバス停に長距離バスで現れヘロイ
ンの現物を囮捜査官に見せたところで逮捕された。
逮捕された2人は、業務でチァン・ラーイ県メー・サーイへ向かった際に同地でヘ
ロイン等の麻薬を仕入れバンコク都内の依頼主に転売していたといい、また運転手と
いう立場が隠れ蓑となり検問所で検査される事も無かったという。
iTVのニュースでしか確認出来ていませんが、歌手のターター・
ヤンの御母堂が一昨日ガンでお亡くなりになったことに絡んで、
日本訪問のスケジュールが無期限で延期された模様です。
過日PoliceのComplete
Setを通して聞いて、あらためてAndy
Summersのコーディングのセンスと言おうかハーモニーのセンスの
素晴らしさに酔いしれていたりしていたのですが、そのPoliceの
代表的なメンバーで個人的にはプレイヤーと言うよりは優秀なメ
ロディーメイカーだと思っているStingが1月12日にバンコクでコ
ンサートをするらしいです。(Ch3のコマーシャルで見た、因みに
シンガポールは1月10日)
今頃知ったけどRobert
FrippとだけじゃなくJohn Etheridgeと
のコラボなんかもやってたのね
> Andy Summers
「新時代の票買収工作」
民主党報道官のオンアート・クラームパイブーン氏は昨日、政府が政権誕生4年間
成果を発表する為の展示会を開催している事に関して、明らかに選挙法の精神をねじ
曲げ次期総選挙を意識した政権の真実を隠す為の策動であると批判した。
オンアート氏は、展覧会は汚職問題、国民の借金増問題、鳥インフルエンザ、更に
は南部国境三県問題等の政府の施政面に於ける失策や現在抱えている問題を包み隠し、
良いところだけを見せようとする人気取りイベントにしか過ぎないと指摘した上で、
漫画と風刺画を駆使し解りやすく政権の真実を国民に説明する事を意図したイーシッ
プ・ティースット・ラタバーン・タクシン(Best 20 of Thaksin's Government)と題
された本を50万部印刷紙11月10日より配布を開始する方針を明らかにしている。
一方、バンコク隣県のムゥアン・トーン・ターニー県のインパクト・アリーナを会
場に開催されている「過去から未来へ、根本から主幹へ」(リヤウォ・ラーン・レッ
・ナー/ヂャーク・ラーク・ヤー・スー・ラーク・ゲーウォ)と名付けられた政権4年
間の集大成を発表する為の展示会は、教育水準面で劣る地方の大衆層を取り込む一方
で特定層への利益供与に奔走した、"fairness"という単語を辞書に持たない現政権の
体質を集大成した場ともなったようだ。
この展覧会は、国民に解りやすいように政権が取り組んできた政策をパネル展示を
行うと共に各政策に付随する登録受付の場を提供すると共に、格安航空会社等政策で
恩恵を受けた企業等にPRをする機会を与える場となっており、初日の訪問者の大半を
占めた地方の住民の多くが訳が解らないまま、ある者は地元の有力者やタイ・ラック
・タイ党所属議員が仕立てたバスに乗せられ、またある者は旅費とお小遣い銭を渡さ
れ会場に連れて来られた者で、中には地元有力一族系の人物を政権内に送り込んでい
るブリラム県の様に県の行政機構が住民に訪問する為の金銭を支給していたケースも
見られたという。
更に、国務省の消息筋によると、多くの県知事がバスを仕立て住民を会場に訪問さ
せるよう厳命されていたという。
また、この展示会は政府や協賛企業から提供される"Giveaway
Gift"や特別価格品
も大きな目玉となっており、二日目となった昨日に会場を訪問した多くの者が、初日
に訪れた来場者が政府からの「おみやげ」を手に会場を後にする光景を見て訪問した
者だったと言われる。
尚、展示会の開所式に出席したタクシン首相は、この4年間は危機からの脱出と再
生への道筋作りだったとした上で、来る4年間で貧困の存在しないタイがこれまで経
験したことがない発展した社会を築き上げる事に注力すると、タクシン首相の発言と
しては既に月並みとなってしまった発言に終始し、特に目新しい目標の発表等は見ら
れなかった。
* この展示会の最終日に、エンターテイメント業界関係者が閉店
時間2時までの延長を求める為の署名活動を場外で行うらしいで
す。
「分離主義的な動きには妥協しない」
タクシン首相は昨日放送された国民向け定例政見放送の中で、南部国境三県域にお
ける一般住民や当局者を狙った襲撃がエスカレートしている事に憂慮を表明した上で、
正常化には宗教の教義だけではなく、法の厳格な執行と政府の政策をキーとした地道
且つ根気強い神経戦略で臨む必要がある事に理解を求めた。
更にタクシン首相は宗教指導者層がイスラム系住民に対して持つ権威を活用した分
離主義的な動きに対する対策の有用性は認めたものの、根本的に国の支配とそれに付
随する権益を手中に収めるために「分離主義」の名をかたる者に対しては無力なもの
であるとし、あらためて分離主義的な動きに対しては妥協しない厳格な態度で臨む方
針を明らかにしている。
タクシン首相は、先に上院でタイ語を話さず、また中央政府に敬意を表しない南部
のイスラム教徒に対して自治権を認めるつもりはなく、また自分の目が黒いうち寸分
たりともタイの土地を手放すような事はしないと語っていた。
また、タクシン首相は昨日の放送の中で、武器庫や採石場等から強奪された銃器や
爆発物、更には大量の爆発物の製作が可能なアンモニア・ナイトレートの殆どが依然
回収されていない事に強い懸念を表明した上で、銃器や爆発物等を不法に所持してい
る者に対しては死刑をも辞さない厳しい方針で集中摘発を行う方針を明らかにしてい
る。
「首相、APEC首脳会議への出席を急遽キャンセル」
タクシン首相は昨日、11月18日から予定されていたAPEC首脳会議出席の為のチリへ
の渡航をキャンセルし、かわりに首相経験があるチャワリット副首相を代行として派
遣する意向を明らかにした。
今回のキャンセルは、ターク・バイ暴動以降の南部国境三県に於ける不穏な情勢が
日々過激化している事を受けた措置で、タクシン首相は11月7日にも暴動が発生した
ナラーティワート県ターク・バイ郡に赴き、地元の仏教徒が襲撃を畏れ参加を忌諱し
ている重要な仏教の宗教行事に参加し、地元仏教徒に安全への確信を訴えると共に、
南部情勢についてあらためて関係当局と協議を行い、国内に身を置いて正常化に取り
組んでいきたい意向であるという。
一方、一昨日には僧侶が殺害されるなど仏教系一般住民や当局者を狙った襲撃が日
々エスカレートしている事に関してタクシン首相は、当局側を煽ってより当局による
過激な行動を引き出させ、地域のイスラム社会や国際社会の同情をひき、自分たちの
行動への支持を得ようとする姑息な動きにしか過ぎず、決して彼らの術中には填らな
いと発言している。
タクシン首相によると、不穏な一味が何者で、何を行い、また何をたくらんでいる
か全て把握しており、正常化は時間の問題なのだという。
「依然蔓延る警察官の汚職」
最も市民の身近なところにいる末端の警察官から幹部クラスの警察官まで汚辱漬け
になっている事がこの程行われた調査で明らかになった。
これは、国家経済社会諮問会議主催のセミナーの席上で報告されたもので、首都圏
警察本部管轄下の88の警察署に対して行った聞き込み調査で、警察の下層から上層ま
で、また交通、捜査、犯罪抑止、管理・事務部門を問わずあらゆるセクションで汚職
が浸透している事が明らかになったという。
報告によると、例えば犯罪抑止部門では、時間外営業や売春、賭博を行っているエ
ンターテイメント関連業者や海賊版業者などの法律的に極めてグレーな産業につけ込
み共存共栄を図っているケースや、交通関連部門では非正規の検問所を設けドライバ
ーから交通違反名目で賄賂を徴収していたケース、更にはエンターテイメント関連施
設への許可証の発行業務を行う際に業者からキックバックを要求していた内勤・事務
部門など、あらゆる階層で汚職が蔓延っているとし、これらの汚職行為は家族を養う
には不十分な給与・福利体系や、必ずしも実力主義に基づかない不公正な昇格人事体
制が改善されていない事が主要な原因となっていると結論づけている。
「イスラム教指導者層に積極参加を呼びかける」
タクシン首相は昨日首相官邸内で開催されたイスラム教のラマダンを記念した式典
の席上で、出席したイスラム教指導者層に対して南部国境三県正常化の為の政府の取
り組みに積極参加するよう呼びかけた。
タクシン首相は発言の中で、政府は信仰の自由及び各宗教の尊厳を最大限に尊重し
ている事を再確認した上で、全ての宗教は信仰する者に対して善良たるべき事の重要
性を説いており宗教の教義が平和へと導く基本になるとの認識を示し、参加した指導
者等にイスラム教の教えを基本においた南部問題解決への協力を呼びかけた。
一方、スラギアット外務大臣は昨日、国連が在タイの職員に対して首都圏に於ける
報復攻撃の可能性があるとして警戒を呼びかけるe-mailを配信していた事に関して、
過去にバクダッドの本部が爆破されるなどテロの犠牲になった職員がいる立場として、
想定される危険に対して警告を発する事は普通の事であるとの認識を示したものの、
首都圏が破壊活動のターゲットになると指摘している事に関しては、非常にマイナー
なレベルの脅迫に対する過剰反応であり、首都圏がターゲットになることは有り得な
いとの認識を示している。
また、国連がe-mailの中でタイ当局の安全確保体制に疑問を呈する文言があったと
される事に関しては、国際機関の職員や外交官の身の安全を保証する上で充分な体制
を整えているとし、国連側の指摘を一蹴した。
ターク・バイで発生した暴動に絡んで国連が、バンコクをター
ゲットにした報復があるとの(PULOの)警告は無視できるもので
はないとした上で、バンコク都内のソフト・ターゲットを狙った
何等かの報復攻撃がある畏れがあるとして警戒を呼びかける
E-Mailを昨日までにタイ国内に駐在する職員に配信していた事が
明らかになっています。
また一部報道によると、国連側のMailの中にバンコク都内に於
けるショッピングセンターや大量輸送機関に於ける安全確保体制
がテロ等の攻撃に対処する上では極めて不十分であると指摘する
記述もあったようです。
一方、公安警察局は昨日、バンコク都内を狙うとするPULO等の
脅迫は単なる脅迫文でしかないとの認識を示したものの、当局者
を増員し主要な場所の警戒を強化していると発言していました。
次期総選挙を強く意識したのか、来月開かれる移動閣議(もし
かすると現政権任期中最後?)がチュワン前首相の出身地で強固
な民主党の地盤でもあるトラン県内で開催される事が明らかになっ
ています。
「上院議会が一瞬台湾の議会状態に」
昨日開かれた上院議会に於いてメーホーンソーン県選出のアドゥン・ワンチャイヤ
タナウォン氏が発した汚い言葉に切れたバンコク選出のプラッティン・サンティプラッ
ポップ警察大将がパンチを食らわし一時険悪な雰囲気になった。
今回の事件を受けアドゥン氏は所轄のドゥシット署に暴行及び名誉毀損で被害届を
提出した。
パンチを食らわし事件が発生した当時、上院議会ではリベラル派の上院議員として
知られ、また最近ベストセラーとなったタクシン首相の批判本を発行した事でも知ら
れるバンコク選出のヂュムサック・ピントーン氏が南部で発生したターク・バイ暴動
に関する視察調査結果に関する報告を行っていた最中で、同氏が各上院議員に配布し
た「ターク・バイの真実」と題された報告書に記載された内容はタクシン首相に対す
る嫌悪感が反映した極めて主観的な内容で、安全保障に脅威をもたらすと批判したア
ドゥン氏を初めとする数名の上院議員と、ヂュムサック氏の報告内容は正しいと反論
するプラッティン警察大将との間で苛烈な言葉の応酬が展開され両者の間が険悪な雰
囲気になったところでプラッティン警察大将が「誰が(麻薬密造・密売の大物の)ク
ンサーと協力して利益を得ていたか知っている」と語った上で麻薬防止取締委員会に
於ける調査を要求すると語ったことを受け、アドゥン氏が極めて不適切な汚い言葉で
ののしりながら発言の取り消しを求める為プラッティン警察大将の席に向かってきた
ところで、プラッティン警察大将がパンチで迎え撃つ結果となった。
尚、パンチを喰らわした事に関してプラッティン警察大将は、アドゥン氏を名指し
して麻薬に関する発言をしたわけではないとし、また起きてしまったことに関しては
全ての責任を負うとしたものの、アドゥン氏に関しては嘗てから上院議員として不適
切な行動が見られることからパンチを喰らわした事は間違った行動では無かったと確
信していると発言している。
「不良化の防止が若者のエイズ感染の抑止に繋がる」
下院青少年・女性・高齢者関連事項委員会副委員長のマユラー・マナシガーン女史
は昨日、若者のエイズ感染者が増加傾向にあることに憂慮を表明した上で、若者の不
良化の防止がエイズ感染の抑止に繋がるとの認識を示した。
同女史は発言の中で、初体験年齢の若年化と複数者との性的な交渉が普通になりつ
つあるなど若者の性に関する意識が急速な変化をとげており危険な状況にあるとし、
また初体験時のコンドームの使用率が低いなどセーフ・セックスに関する意識が低く、
結果として中絶や性病、特にエイズ感染は増加する元凶となっていると指摘した上で、
若者層のエイズ感染を抑止する為に教育省が中心となり学生が校外の若者グループと
合流し不良行為に走る事を防止する為に、教師及び学生の代表を指導者としたスポー
ツ等の校外活動を重要であるとの認識を示している。
今回のマユラー女史の発言に先立ちスダーラット公共保健大臣が、年間平均で
19,000人のエイズ感染者がでており、このままで行くと2006年までに111万近い水準
の感染者を国内で抱えることになると指摘した上で、特に14歳から24歳迄の若者層、
特に女性の感染者が増加傾向にあることに憂慮を表明していた。
「南部の襲撃止まず」
南部国境三県に於ける襲撃は止むことを知らず、昨日7:45頃にはパッターニー県ノ
ーン・ヂック郡で公共事業に関係する45歳の男性が出勤の為にバイクで路上を走行中
にバイクに乗った二人組に銃撃され搬送先の病院で死亡、また8:30頃にはナラーティ
ワート県スンガイ・パーディー郡内でバイクに乗った二人組がゴミ収集作業員を荷台
に載せ路上を走行していた6輪トラックに向かって銃を発射し荷台にいた54歳のゴミ
収集作業員に負傷を負わせた上で、運転手に向かって「今すぐゴミの収集作業を中止
しろ」と叫んで逃走する事件が発生している。
一方、ヤッラー県ターントー郡内では一昨日深夜から未明にかけバイクに分乗した
7-8人が果樹園内の樹木に傷をつけたり果樹を死滅させる為に除草剤とディーゼルを
混ぜた液体を周囲にぶちまけ、約100本の樹木に被害を及ぼす事件が発生、また同県
ベートン郡内では62歳のゴム販売業者がゴム農園前で何者かに刃物で切りつけられる
事件も発生している。
昨日、ターク・バイ暴動に関する独立調査委員会のメンバーの
名前が公表されましたが、先にタクシン首相が委員に据える意向
を表明していたヂャムローン・シームゥアン少将の名前は見あた
りませんでした。
尚、ヂャムローン少将が委員就任の打診を固辞したかに関して
は明らかにされていません。
ターク・バイ暴動に絡み80人近い拘束者が移送途上で窒息死し
た事に絡んでプラウィット陸軍司令官が昨日までに第四地区国軍
本部のピサーン本部長の更迭を決定したようです。
尚、先にタクシン首相はピサーン本部長を更迭する必要は無い
と発言していました。
「ターク・バイ暴動への報復と思われる襲撃が相次ぐ」
不穏な情勢が続き南部国境三県の内の一つのナラーティワート県スキーリン郡内で
昨日朝8:30頃人間の頭部が胴体から切断された状態で肥料用の袋に入れられ路上に放
置されているのが発見され、現場には実行犯が残したと見られる「ターク・バイ暴動
で無実の者が死んだ報復である」と記された紙切れが置かれていた。
発見された頭部は同郡マーモーン地区アイシー・ムン村の58歳の仏教徒だった副村
長のもので、その後現場から2Kmくらい離れたゴム農園内で発見された胴体部分には
銃で撃たれた跡があった。
また、ナラーティワート県内では昨日12:10頃に、子供を含めた三人乗りでバイク
に乗っていた夫婦が後ろから追ってきたバイクに乗った二人組に銃撃され、幸い30歳
の妻と5歳の男児は難を逃れたものの、38歳の夫が銃弾が命中し重傷を追うという事
件が発生している。
一方、ヤッラー県内では一昨日、ゴム園や果樹園数カ所で新樹が切り倒されたり、
傷を付けられたりする事件が発生し、不穏な一味による犯行と見て警察が捜査に乗り
出している。
「大物女性麻薬密売人を逮捕」
チァン・マイ県の県都内でフゥアン・ラッタナーという名の有名レストランを経営
する女性が昨日までに麻薬密売の容疑で逮捕、ヘロイン10Kg、ヤー・バー7,000錠を
押収し、また同容疑者のレストランの他にメー・テーン郡内にある自宅・車等の資産
総額3,500万バーツを差し押さえた。
逮捕された女性はサムット・プラーガーン県出身のヂェー・ムーことウィラーワン
・ガンタッウォン容疑者で、同容疑者から麻薬を仕入れチァン・マイ県ハーンドン郡
内のグワイティヤウォ食堂を舞台に麻薬の密売を行っていたスパトラ・ポンシン容疑者
(女性)で、サムット・プラーガーン県内で逮捕された末端の密売人に対する捜査か
ら不自然に裕福だったウィラーワン容疑者の名前が浮かび上がっていた。
警察では、ウィラワーン容疑者がミャンマーとの国境地帯で仕入れた麻薬類を北部
地方を中心にタイ全土に卸していた大物エージェントの一人であるとみて、入手経路
や卸先の割り出しを急ぎたいとしている。
「外国人に暴行した上で現金を強奪しようとした男を逮捕」
首都圏警察本部チャナッ・ソンクラーム署は昨日未明1:30頃に、一人で歩いていた
22歳のイギリス人男性に暴行を振るったうえで、現金を強奪しようとしたとしてバー
ン・スー区内のスラムに居住する32歳の男を現行犯で逮捕した事を明らかにした。
逮捕された男によると、プラッナコン区内で友人と二人で飲酒し持ち金が無くなっ
てしまい、家まで徒歩で帰ろうとした際に、たまたま一人で通りかかったイギリス人
男性に友人がお金を無心したところ、にべもなく断られてしまった為に酔った勢いも
あって友人と二人でイギリス人男性に暴行を振るい現金を強奪しようとしていたとこ
ろで、現場を目撃した市民からの通報で駆けつけた警察官に現行犯逮捕されてしまっ
たという。尚、30歳くらいの友人は逃走している。
警察によると、逮捕された男性にはシンナーの吸引や両親への暴行、更には空き巣
や窃盗で逮捕された経歴があり、チャナッソンクラーム署管内だけでも空き巣及び賭
博で逮捕された事があったという。
タクシン首相は昨日、ターク・バイ暴動に関する独立調査委員
会の委員の一人に無給の首相顧問であるヂャムローン・シームゥ
アン少将を据える意向を明らかにしています。
ヂャムローン少将と言えば、先の都知事選の際に首相を政界に
導いたのは私の過ちだったとまで発言し首相への批判を強めてい
た事で知られており、今回のタクシン首相の方針に何等かの深謀
遠慮が窺えそうな話でもありますが、今回の任命をヂャムローン
少将が受け入れるかは明らかになっていません。
チャワリット副首相は12月3日に第二次麻薬撲滅戦争に対する勝
利宣言を行う方針を明らかにしています。
因みに翌日には12月5日の御誕生に先立って定例となっている国
王陛下の誕生日記念スピーチが行われる予定になっています。
「本当のお金持ちが政治をダメにしている?」
次期総選挙に向けた講演の為にターク県内のメー・ソート郡及びポップラッ郡を訪
問中だった民主党副党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏は昨日行われた講演
で、タクシン首相が利益誘導型政治との批判に対して「既にお金持ちになった人は、
人を騙す必要も無いし、また人から搾取する必要も無い」と語ったことに関して、大
企業の利益を代表するような人物が名を連ねているようなタイ・ラック・タイ党政権
が政治をダメにしている現況を見る限りは、果たして本当のお金持ちが人を騙すこと
が無いという発言が正しいものだったのかいささか疑問であると語り、現政権の体質
を皮肉った。
タクシン首相は折り有る毎に、自分は既に金持ちになりお金が有り余っていること
を強調した上で、あえて政治的なゲームを仕掛けてまで己に利益を供与する必要は無
いし、またその様な事を考えた事も無いと語っていたと言われる。
更にアピシット氏は昨日の講演の中で、タクシン首相は、これまでにセーリー・タ
ム党、新希望党、チャート・パッタナー党を吸収、同様にチャート・タイ党のチョン
ブリー・グループ及びブリラム・グループに所属する議員までも吸収し、更に「言う
ことを聞かない奴は党内では生きていけない」との論理を党内で推し進め党員を押さ
え込み、政治的な道具として利用することにより政治・経済・財政に関する一切の権
限を自身の手中に収め、事実上の独裁体制の構築に奔走していると指摘した。
「国王陛下、寛容を旨に平和的な手段で解決されることをご希望」
タクシン首相は昨日、一昨日夜国王陛下に謁見し南部情勢に関して陛下に説明申し
上げる機会を得、その場で陛下から現在の南部の於ける情勢に強い憂慮を表明された
上で、正常化させる上で、決して過激な手段に訴えることなく、寛容さを旨に平和的
な手段で解決に取り組む事をご希望された事を明らかにした。
また、タクシン首相によると、陛下は長引いている不穏な情勢を効率的に解決する
上で地域の住民の参加が不可欠であるとの御認識を示され、首相に対して南部に於け
る政策、意志の決定、更には地域単位の開発計画何れに於いても住民を中心において
進めるべきであるとの御認識を示されていたという。
一方、国王陛下の諮問機関である枢密院の評議員のスラユット・ヂュラノン大将
(元国軍最高司令長官、元陸軍最高司令官)がターク・バイ暴動に於ける軍関係者に
よる住民に対する暴力的な行動が撮影された写真がマスコミ等で公表されている事に
より、地元住民の感情に大きな影響を与えており、将来の正常化への取り組みに大き
な障害をもたらしていると懸念を表明している事に関して、タクシン首相は下級当局
者の中に依然誤った考えを持った者が居ることを認めた上で、今後この様な事が無い
よう当局者の引き締め・改善を図る意向を明らかにしている。
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一方、ターク・バイ暴動以降激化している一般人を狙った襲撃事件が依然続いてお
り、昨日6:30頃にナラーティワート県ルーソッ郡内でバイクに乗って付近の集落に行
商に向かう途上だった60歳代の行商人が、バイクに乗った二人組に銃撃され
死亡 す
る事件が発生した他、7:30頃には同県ヂュッアイローン郡ヂュワップ地区内の市場で
不穏な一味が二手に分かれ市場内で商う商人等に向け拳銃を乱射し3人が重傷を負い、
犯行一味がターク・バイ暴動で無実な者が犠牲になったことに対する報復を今後も実
行するという内容を記した紙切れを現場に残し逃走するという事件が発生している。
また、16:10頃には同県ヂャネッ郡内で授業を終えバイクで帰宅の途についた学校
教師がバイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件も発生している。
「NESDB、経済成長見通しを修正せず」
国家経済社会開発委員会のタノーン・ピッタヤ委員長は、先にタイ中央銀行が今期
の国内総生産成長率見通しを5.5%-6.5%に下方修正した事に関して、同委員会として
は現在の経済のファンダメンタルが堅調であることから、依然6%以上の成長率を達成
できる状況にあるとして、当面成長率見通しを修正する方針が無いことを明らかにし
ている。
タクシン首相の盟友としても知られるタノーン氏によると、原油高及び鳥インフル
エンザという負の要因が存在しているものの、依然好調な輸出が負の要因をカバーで
きる状況にあることから見通しを修正する必要は無いのだという。
「総選挙向け一時支給金について調査を要求」
民主党報道官のオンアート・クラームパイブーン氏は、タイ・ラック・タイ党の次
期総選挙に向けたキック・オフ・キャンペーンの演説でタクシン首相が民主党の政策
は国民を中心に据えておらず、むしろ他の党の信用を傷つけることに腐心していると
批判した事について、キック・オフ・キャンペーンの場を利用して他党を批判してい
るタイ・ラック・タイ党こそ他党の信用を傷つける事に腐心している政党に他ならな
いと批判した上で、総選挙に向け多額の予算を投下し新時代の手法で票の買収を計画
することなく己を強く戒めるべきであると皮肉った。
更にオンアート氏は、タイ・ラック・タイ党が次期総選挙に向け200万バーツを各
党所属下院議員へ支給する事を決定した事に関して、選挙委員会は規定する100万バ
ーツを遙かに超える支給額であり、またチラシの配布等の為の運動員を雇う費として
も異常に高額な支給額でることから、何等かの形で票を買収する為の資金として使用
される畏れがあるとして選挙委員会に対して同委員会の方針に反する支給額に該当す
るか否か調査すると共に、票の買収に使用されないよう使い道を監視するよう要求し
た事を明らかにした。
また、公正な選挙を確保する為に、選挙直前になって多額の国家予算を投下し各種
地域開発プロジェクトの施行を決定したこと、及び地域に密着した宝くじの発行計画
に絡んで、タイ・ラック・タイ党が絶対必勝を掲げている地区を中心に各宝くじ運営
委員に同党選出下院議員を割り当てたことが選挙法の精神に違反しないか調査を要求
した事を明らかにしている。
「南部情勢、建設労働者を載せたトラックに対して銃を乱射」
連日当局者や一般住民を狙った襲撃事件が発生している南部国境三県の内の一つで
あるナラーティワート県ヂョッアイローン郡内で、建設労働者を荷台に載せ車道を走
行中だった6輪トラックに向け、待ち伏せをしていた不穏な一味が拳銃を乱射し、荷
台に載っていた地元在住の38歳の男性が死亡した。
襲撃を受けたトラックは近県のパッタルン県内の建設会社所有の6輪トラックで、
ナラーティワート県内で雇用した日雇建設労働者等を荷台に載せ建設現場に向かう途
上で、道路に撒かれてた多数の鋲によりタイヤがパンクし走行不能になったところを
見計らい、バイクに乗った二人組が現れ荷台にいた労働者等に向け銃を乱射した。