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2005年03月01日 〜 2005年03月10日



2005年03月10日

 昨日朝、首相指名の為の下院議会が494人の下院議員の出席を得て開
かれ、タイ・ラック・タイ党のサノ・ティヤントーン氏が推挙した同党
党首のタクシン・チンナワット警察中佐(比例代表区名簿順位一位)が
370票の賛成票を得て首相に指名されています。
 尚、今回の指名で民主党全員及びチャート・タイ党の一部党員が投票
を棄権していますが、出席下院議員中で唯一反対票を投じたのがチュー
ウィット・ガモンウィシット氏だったりしてます。
 また、タイ・ラック・タイ党への合流が噂されているマハーチョン党
の2人はいずれも賛成票を投じています。

 一方、首相指名の際に「議会規則の改革に意欲を見せている」ポーキ
ン・パラグン下院議長自らが賛成票を投じた事に関して、前下院副議長
のソムサック・プリサナーナンタグン氏(チャート・タイ党)は、議長
として議事の進行に関わっている限りは議長は投票を棄権する事が議会
内で習わしとなっているとした上で、今回のポーキン議長の行動は自ら
が中立でないことを示す事に等しく、今後の立法府としての公正な審議
に不安をのこす事になると批判しています。
 

 昨日の下院議会で正式に続投が決まったタクシン首相は、第二次タク
シン政権最初の内閣の陣容に関して国王陛下認証手続きの関係で本日中
にも明らかに出来るとの見通しを示しています。
 また、タクシン首相は、組閣にあたっては適材適所・透明性を重視し
て行った事を強調した上で、権限の一ヶ所集中を避け分散を志す為に副
首相の役割を強化した事を明らかにしています。
 更に、タクシン首相は、次期内閣では外部から6人の者を招致した事
を明らかにした上で、警察士官学校時代の同窓でもあるチットチャイ・
ワンナサティット警察大将(国家警察本部副本部長)をチャワリット・
ヨンヂャイユット大将の後任として安全保障・貧困問題対策担当副大臣
に、またソムキット・ヂャートゥシピタック前財務大臣を財務省関連統
括副首相に指名、他に教育省関連、エネルギー関連、商務関連に外部の
者を据える方針を明らかにしています。
 一方、経済関連のポストに就くと噂されているタクシン首相の盟友と
して知られるタノーン・ピッタヤ氏(元財務大臣@横浜国立大学留学経
験組)が閣僚就任準備の為に昨日付でタイ国際航空の会長を辞職してい
る事が確認されています。

 また、タクシン首相は首相に正式に就任後に行われた首相官邸内での
スピーチで、今後人権をより重視し、マスコミに対する理解に努め批判
的な意見にも耳を傾けるよう努力すると発言していたらしいです。
 

 南部国境三県内に展開する国軍筋は昨日までに、一連の南部に於ける
不穏な動きに関わった重要容疑者として100万バーツの懸賞金が掛けら
れ身柄を追われていた新PULOの首領と目されるサガーリムことマナーセ
ー・ヂェロッ容疑者をソンクラー県ナータウィー郡内からタイ領内に密
入国を図ったところで身柄を拘束した事を明らかにしています
------------------------------------
 その後、逮捕された人物が別人だったことが判明しているようです。
 

 一方、南部に於ける不穏な情勢激化の原因の一つと指摘されているイ
スラム系弁護士のソムチャーイ・ニーラパイヂット氏失踪事件に関して、
国家人権委員会の消息筋が、これまでの調査で、これまでに逮捕された
5人の警察官の内の1人がソムチャーイ氏失踪直前に携帯電話で首相官邸
内の超大物とコンタクトを取っていた事が明らかになったことを明らか
にしています。
 また、同消息筋は、その他にも首相官邸内の超大物が失踪事件に背後
で関わっていることを証明できる証拠があるものの、超大物の官邸内に
於ける影響力が有効である限りは、立件する事は難しいとの見通しを示
しています。



2005年03月09日

 昨日開かれた第一次タクシン政権としては最後となる定例閣議の終了
を持って政界から引退するチャワリッ ト・ヨンヂャイユット大将(元
首相)は引退後にインターナショナル・スクールを開設し軍の士官学校
の方式で後進となる若者を鍛え育て上げる意向を明らかにしています。
 尚、噂されている上院議員転出の可能性に関しては「国民が望むなら
ね・・・」と語り否定はしませんでした。
 

「野党及び民間共同で汚職を監視」

 民主党副党首のアロンゴン・パラブトラ氏は昨日、チャート・タイ党暫定副党首の
チューウィット・ガモンウィシット氏及び大衆ネットワークのウィラッ・ソムクワー
ムキット氏と共同で記者会見を開き、今後野党連合及び大衆ネットワークを初めとす
る非政府系民間組織と共同で汚職撲滅に全力を傾ける方針を明らかにした。

 会見でアロンゴン氏は、政党関係者だけで無く民間組織を交える事により、より政
治的な思惑が介在しない汚職の監視・摘発が可能になることを強調した上で、今後草
の根レベルから政策レベルまでの汚職の監視を強化すると共に、週に一回ペースで会
合を開き情報交換を行い連携関係を密にし、汚職に関する情報に関しては共同で国民
に開示すると共に政府及び関係当局機関に通報する方針で望むとし、その一環として
3月10日に開かれる第一回の会合ではナコンサワン県選出上院議員のプラッシット・
ピトゥーンギット氏及びバンコク選出上院議員のプラッティン・サンティプラッポッ
プ氏等を交え具体的な行動方針の策定を行う意向であると語った。

 また、アロンゴン氏によると、今回の動きの一環として野党連合及び民間団体を交
えた影の内閣を組織する事も検討課題に含まれているという。

 一方、チューウィット氏は、第一次タクシン政権に於いて依然未解決のままになっ
ている汚職問題が山積みになっていると指摘した上で、第二次タクシン政権の組閣が
終了次第、果たして首相が国民に約束した「透き通ったきれいな人物」のみを閣内に
据えるという言葉が本当だったか否かを国民に問うため、第一次タクシン政権最後の
内閣(タクシン1-10)が絡むスワンナプーム国際空港関連、”ス”がつく華人系婦人
が絡む公共保健省内に於けるコンピュータ調達に絡む疑惑等合計10の汚職疑惑案件を
国民に開示する方針を明らかにしている。
 

「不当解雇訴訟 - iTV側の上告を棄却」

 最高裁判所は昨日、iTVが2001年初頭に主に報道局に所属する労働組合員21人を解
した事に関して、不当解雇に相当すると判断した二審判決を支持しiTV側に対して
不当に解雇された21人を職場に復帰させると共に、職場復帰後は解雇当時の給与水準
を下回らない給与の支給を保証し、更に解雇された日から職場復帰の日までの分の未
払い給与を合理的な日当計算に基づき補償するよう命じた。

 iTVから解雇された21人はニュース・キャスターを含む報道関係の部門に所属して
いた職員で、いずれもタクシン首相系のシン社がiTVの経営参入及び特定の個人や政
党を利する報道を優先するよう報道に介入してきた事に対して抗議活動を展開したと
して2001年2月7日付けで解雇されていた。
* 今回の判決で勝利を勝ち取った21人の職員の内の一部が職部復帰の意
  思表示の為に本日9時までにチナワット3ビル内にあるiTV本部に出頭
  する意向を示していますが、依然多くの不当に解雇された職員の間に
  は既に”独立”放送局ではないかわってしまったiTVや政府の有形・
  無形な圧力下に晒されているマスコミに復帰する事に対する不安感が
  漂っているようです。
 

「マッサージ・パーラー界の大物が襲撃される」

 一昨日21時過ぎ、都内ワントーンラーン区内でコーン・ゲーン県チュム・ぺー郡の
行政評議会議長だったチーウィン・チャイシーウィットリキット氏(62)運転の車が自
宅付近にさしかかったところで、待ち受けていたヘルメットで顔を覆い隠した二人組
に銃撃され重傷を負った。

 警察では、重傷を負ったチーウィン氏が元行政評議会議長だった他に、チョーン・
エリセーを初めとするラチャダーピセーク通り界隈の有名マッサージ・パーラーの有
力株主(オーナーとする報道もある)としても知られ、また他に都内・東北地方を中
心に幅広くビジネスを手がけていた一方で、更に私生活に於いては夫人を複数人持ち、
更に夫人及びそれぞれの間に出来た子供同士の間に対立があったとの情報もある事か
ら、地方政治、ビジネス及び私生活何れかの係争事が襲撃の背景にあると見て慎重に
捜査を進めているとしている。
* 因みにこの事件について聞かれた”元”マッサージ・パーラー界の大
  物のチューウィット氏は、チーウィン氏の名前を業界内で聞いたこと
  も無いし、面識もないと語っていました。



2005年03月08日

 昨日都内の交通警察官4,475人に対して交通法規に関する知識を確か
める試験が行われ、内14%に相当する665人が交通違反を摘発し過料徴収
等の法律を執行する上で充分な知識を持っていないとして不合格になり、
交通違反キップの発行等の現場業務から除外される事になったそうです。
 そういえば、警察官の採用試験で筆記試験で通ってもその後に行われ
る運転能力試験で交通規則に関する知識を持っていないとして不合格に
なる受験者が多いという話しをタイ人の方から聞いたことがありました。
 因みに不合格になっても、然るべき偉い人に一握り掴ませると何故か
その後に再試験が行われ合格するというシステムも存在しているらしい
です。
 

 プラッウィット陸軍司令官は昨日までにターク・バイ暴動に関する真
相解明委員会の調査報告結果を受け当時第四地区国軍本部長だったピサ
ーン・ワッタナウォンキーリー中将を含む三人の軍関係者を陸軍本部付
きに更迭した事を明らかにしています。
 

 チャート・タイ党暫定副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏
は3月9日に開かれる首相指名の為の国会の際に、タイ・ラック・タイ党
党首のタクシン・チンナワット警察中佐の首相指名を支持するとするバ
ンハーン党首の方針に従わず、指名投票を棄権する意向を明らかにして
います。
 

 民主党党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏は、政府に対する
牽制・監視機能強化の為に新内閣の組閣後に党内に影の内閣(カナッラッ
タモントリー・ンガウォ)を組織する方針を明らかにしています。
 まあ、国会内に於いては野党としてチャート・タイ党と共同歩調を取
る方針を再確認しています。
 

 ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で昨日10時頃、郡内の
タムボン行政機構の女性評議員(37)がバイクで移動中に後から着けてき
たバイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生していま
す。
 

 昨日付のThe Nation誌にアメリカの東南アジアに於けるテロ専門家と
知られるザッカリー・アブザ氏が、ソ連占領時代にアフガニスタン独立
の為に戦ったイスラム教徒等で構成された小規模分離主義組織"GMIP"(
パッタニー・イスラム・ムジャヒディン運動)がジェマー・イスラミア
と密接な関係にあり、更に南部で発生している一連の爆破行動がバンコ
クにも飛び火する事は避けられないと警告しているとの記事が掲載され
ていましたが、タイ国内でイスラム系学識経験者として知られるウィッ
タヤー・ウィスゥートラット氏は昨日までに、先にスンガイ・ゴーロッ
クで発生した自動車爆弾による爆破事件の背後関係に関して政府は既に
充分に承知しているはずであると指摘した上で、背後に外国のテロ組織
が資金面ないしは技術指導面で関わっている可能性を指摘しています。
 更に同氏は、ソ連占領時代のアフガニスタンで独立の為に戦ったイス
ラム戦士の多くが東南アジア、特にマレーシア国内に腰を下ろしイスラ
ム過激思想を伝播させてきたと指摘した上で、南部に於ける一連の不穏
な動きに関しても外国のテロ組織が資金及び訓練の両面で援助を提供し
ている事は明白であると指摘しています。
 

「ポーキン氏を下院議長に選任」

 下院議会は昨日、下院議員最高齢のマールット・ブンナーク氏(民主党比例代表区
選出)を臨時議長に議長及び副議長の選出を行い、議会内で最大勢力を確保したタイ
・ラック・タイ党が推挙したポーキン・パラグン氏(前国務大臣)を下院議長に、ス
チャート・タンヂャルゥン氏を第一副議長に、 ラリター・ルゥクサムラーン女史を
第二副議長にそれぞれ選出した。

 下院議長に選出されたポーキン・パラグン氏は、国民に利益をもたらし、議会に変
革と効率性をもたらすために議会運営上の諸規則の見直しを進める意向を明らかにし
ている。

 一方、民主党副党首のヂュリン・ラクサナウィシット氏(野党連合国会対策委員長)
は、今回の選出で国家史上初の女性副議長が誕生した事を評価した上で新たに選出さ
れた議長及び副議長に対して、喩え出自が政権党であろうと議会運営に於いては常に
中立的な立場に身を置くことが重要であると指摘すると共に、野党及び与党のそれぞ
れの議会に於ける役割を最大限に引き出す事が使命である事を肝に銘じ議会運営にあ
たるよう要請した。



2005年03月07日

 昨日開かれたタイ・ラック・タイ党下院議員総会2日目の席上で、次
期首相に再度同党党首のタクシン・チンナワット警察中佐を、また下院
議長にタクシン党首曰く法律面・議会運用面のみならず国際社会との橋
渡し役を演じる上でも最も適任なポーキン・パラグン氏(現国務大臣)、
同第一副議長にスチャート・トンヂャルゥン氏(現第一副議長)、同第
二副議長にラリータ・・ルゥクサムラーン女史(バンコク地区選挙区選
出下院議員)を推すことで合意に至っています。 ラリータ女史の就任
が決定的になった場合、タイの憲政史上初の国会副議長の誕生という事
になるようです。
 尚、第二副議長の擁立候補に関してはタクシン党首が推すラリータ女
史の他に、国務副大臣のスタム・セーンプラットゥン氏を推す声も党内
にあった様ですが最終的にタクシン党首の意向を尊重した決定になって
います。
 また、スリヤ・ヂュンルンルゥアンギット幹事長によると、ラリータ
女史との間で2年間に渡り第二副議長の職に就き、残りの2年間は別の党
員に職を譲ることで合意にいたっているようですが、後任にはベテラン
党員のピニット・ヂャントラスリン氏を据える方向で既に党内で合意に
至っているという話しもあるようです。

 また昨日の会合の席上で、下院議員377人を抱える大所帯となったタ
イ・ラック・タイ党の全ての議員が一ヶ所で職務を遂行する事を可能に
する為に、都内ウィパワディー・ランシット通り沿いにあるラクシー・
プラザ正面の空き地に党本部事務所を建設する方針が明らかにされてい
ます。
 

 依然不穏な情勢が続く南部国境三県内の一つであるナラーティワート
県ルゥーソ郡内で昨日15時過ぎ頃、バイク3台に分乗した不穏な6人組が
同郡内にある鉄道駅の警戒作業にあたっていた警察官4人めがけて銃撃、
その後応戦した警察側と約10分間に渡り銃撃戦が展開され、その際に士
官学校を卒業し昨年地元警察署に配属されたばかりの24歳の幹部候補警
察官二人及び犯行グループ側一人が死亡、犯行グループ側一人が重傷を
負うという事件が発生しています。
 また、この事件に関しては重傷を負った者の証言から、6人組はいず
れも国家警察本部の肝いりで村単位の警備強化の為に組織された同県ラッ
ンゲッ郡内の村自警警察組織に所属していた事が明らかになっているよ
うです。

 また、同県内では昨日朝8:20頃スキリン郡内で、村自警警察組織に所
属する21歳と25歳の二人組が任務を終えバイクで帰宅途中に、後ろから
つけてきたバイクに乗った二人組の銃撃を受け死亡するという事件も発
生しています。

 一方、ヤッラー県県都内では昨日15:30頃、地元の有名私立宗教学校
の制服を着用し学生に扮した不穏な二人組が同校の校長に近づきを拳銃
を発射し重傷を負わせるという事件も発生しているようです。
 

 「首相と異なり、自ら現地に出かけ困窮している住民と一緒になって
直接問題点を見極める」をモットーに専門の陳情用私書箱(PO Box
11,Din Deang,Bangkok)を設けたチャート・タイ党暫定副党首のチュー
ウィット・ガモンウィシット氏は、市場関係者を公園にする為との理由
で強制的に立ち退かさせ、整地完了後に住宅局から民間企業に土地が払
い下げられていたとする陳情に基づき都内の住宅局経営の団地の視察を
行い住民から直接陳情のヒアリングを行いましたが、その際に払い下げ
を受けたとされる民間企業の関係者と名乗る人物が会場に抗議に現れ、
逆に住民達から追い出されるという一幕も有ったようです。
 

 120億バーツのソフトローンの提供要求を三回にわたって行いながら
未だになしのつぶてな状況に業を煮やしたプーゲット・ファンタジーを
運営するプーゲット・ファンタジー社のオーナーは昨日、政府が津波被
災企業に提供を約束しているソフトローンの提供を向こう7日間の間に
認めなかった場合、施設は閉鎖・廃業せざるを得ず、結果として2,000
人の従業員が路頭に迷うことになると語り、政府側に圧力をかけていま
す。



2005年03月06日

「民主党、アピシット氏を党首に正式指名」

 民主党は、昨日都内で開かれた党大会で対立候補がいなかったアピシット・ウェーッ
チャーチーワ氏(暫定党首)を無投票で党首に指名するとともに、アピシット新党首
の指名に基づきステープ・トゥアクスパン氏を幹事長に指名する人事を行った。

 民主党第七代党首に就任するアピシット・ウェーッチャーチーワ氏は1964年8月3日
生まれの40歳で、オックスフォード大学で政治・経済学の学士号を取得後、同大学で
経済学、ラームカムヘン大学で法律学の修士号を取得、その後一時士官学校で教師の
職に就いた後に政界入りし、首相府付き報道官、下院教育専門委員会委員長、首相府
大臣等を歴任してきた。
 一方、私生活ではピムペーン夫人との間に男女一人ずつの子供をもうけている。
 また、先の総選挙で民主党擁立候補として立候補し当選を決めた元ジェーピー・モ
ルガン社最高経営責任者のゴーン・ヂャティグワニット氏とはオックスフォード大学
時代に同期だったことで知られ、また現在タイ・ラック・タイ党内で報道官の職に就
くスラナン・ウェーッチャーチーワ氏とは従兄弟の間柄で有ることでも知られる。

 昨日の民主党大会で決定した新党執行部の主な顔ぶれは以下の通り。

    党首       アピシット・ウェーッチャーチーワ氏
    幹事長     ステープ・トゥアクスパン氏
    副党首     アピラック・ゴーサーヨティン氏、ウィトゥーン・ナームブトラ氏、
               ヂュリン・ラクサナウィシット氏、ニポン・プロームパン氏、チャ
               イウット・バンナワット氏、トライロン・スワンナキーリー氏、ウィ
               タヤー・ゲーウォパラーダイ氏、アロンゴン・パラブトラ氏、スリ
               ン・ピッスワン氏
    報道官     オンアート・クラームパイブーン氏
 

「三年間に渡り実娘を性的に虐待した容疑で父親を逮捕」

 チョンブリー県シーラーチャー郡の警察当局は昨日までにソムマーイ(37)容疑者を
18歳の実娘を三年間に渡り性的に虐待した容疑で逮捕した事を明らかにした。

 今回の逮捕は、ソムマーイ容疑者の35歳になる妻からの通報に基づくもので、保護
された18歳の娘は警察に対して、15歳の頃から母親の目を盗むように父親から性的な
虐待を受け始め、その際父親から他人に告げ口したら母親もろとも殺害すると脅かさ
れていた為、これまで誰にも相談できずにいたが、3月4日に虐待を受けた際に遂に我
慢の限界を超え親戚に相談、親戚の口から母親に伝えられ、今回の通報に結びついた
と証言しているという。

 尚、逮捕されたソムマーイ容疑者は警察の調べに対して、性的虐待について妻から
詰問された際に妻に暴行を振るったことは認めているが、娘に対する虐待容疑に関し
ては逆に妻と娘が共謀して嘘を言いふらしているとうそぶいているという。



2005年03月05日

 昨日の党会議で党首辞任の意向を表明し受理されたマハーチョン党前
党首のアネーク・タウォタンマタット氏は、その後開かれた記者会見で
党執行部内で党首に就任して欲しいという声が多かった前党最高顧問の
サナン・カチョンプラサート少将に道を譲るために辞職の意向を固めた
事を明らかにした上で、今後も党に席を置き政治の世界に関わっていき
たいと語っています。
 尚、噂されていたサナン少将との対立に関しては否定、また将来に関
しては喩え他党かた選挙に出馬することがあってもサナン少将と争う意
向は無いと語っていました。
 また、昨日の党会議では同党報道官のアピチャート・トーンユー氏を
始め合計10人の執行部員が党へ離党届を提出しているようです。
 尚、次期党首及び党執行部の指名は3月14日に開かれる党大会の際に
おこなわれる予定になっているようです。
 

 タイ政府観光庁は昨日までに、津波被害を受けたアンダマン海沿岸6
県の観光推進キャンペーンの一環として専門のサイトを開設した事を明
らかにしています。
 尚、このページでは各被災地の現状が確認できるらしいのですが、な
んかビーチの写真ばかりで、その周辺の復興状況まではカバーしていな
いような気がします。
 

「閣僚欠格者リストを7日に首相宛に提出」

 民主党政府汚職調査委員会委員長のアロンゴン・パラブトラ氏は昨日、閣僚として
不適切な人物の名前を記したリストを3月7日にタクシン首相宛に提出する予定である
事を明らかにした。

 アロンゴン氏によると、このリストは閣僚として不適切な人物が閣僚に登用される
ことを未然に防ぐために提出するもので、リストには具体的な人名と不適切であるこ
とを説明するに十分な経歴等の情報が記されており、また、該当者の多くが元閣僚経
験者、現職の閣僚及び政府に近い実業家で、いずれも首相自身が充分に承知している
事実が記載されているという。

 一方、下院議会に於いてアロンゴン氏と共に汚職追及の急先鋒をかってでているチャ
ート・タイ党暫定副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は、タクシン首相が
検討中の次期内閣の組閣に関して、現在具体的な人物名の公開を待っているところで
あると断った上で、いずれにしても首相自身が口で約束した通り特定の派閥の利益に
こだわらない組閣が行われるものと信じていると皮肉混じりに語っている。
 

「モーテル内で殺人事件、年の離れたカップルの別れ話のもつれか?」

 昨日未明5時頃、都内ワッタナー区エーカマイ通り沿いにあるモーテル”トーン・
ガウォ・ホテル”の客室内で24歳の男性がベッド上で喉を果物ナイフで突き刺され死
亡しているのが発見され、同じく果物ナイフを首に突き刺したものの死にきれずホテ
ルの従業員に助けを求めていた44歳の女性を殺人容疑で逮捕した。

 警察では、二人が年の離れた恋人同士だったことから、男性側から持ちかけられて
いた別れ話のもつれが犯行の背景にある可能性が高いものの、現在病院で治療中の44
歳の女性の回復を待って事情聴取を行い結論づけたいとしている。



2005年03月04日

 南部国境三県問題対策の為の首相諮問機関である国家調和委員会委員
長の就任が決定しているアーナン・パンヤーラチュン氏は、委員会の構
成メンバーに基本的に地元の子供、女性を含む住民の代表、宗教関係者、
法律の専門家、歴史研究家等といった民間関係者を多く据え、その他に
地元の行政関係者や野党関係者を含める方針を明らかにしています。
 一方、野党関係者代表に民主党最高顧問のチュワン・リークパイ氏が
含まれると噂されている事に関しては、直接的な回答を避けています。
 

 先の総選挙で二議席しか確保できなかったマハーチョン党のアネーク
・ラウォタンマタット党首は昨日、本日10時より開催される党会議の席
上で党首の辞任を表明する意向を明らかにしています。
 尚、次期党首に関しては、前最高顧問で一端は政界引退を表明してい
たサナン・カチョンプラサート少将が党の変革を期す上でも最も適切な
人物であるとし、党の解体や他党への合流に関しては可能性を否定して
います。
 

 タクシン首相は昨日までに、第二次タクシン政権第一次内閣の組閣
(新聞等ではタクシン2/1と表現することも)に関して、ほぼ終了して
いる事を明らかにしています。
 また、詳細には触れなかったものの、「この仕事は、この人にしか任
せられない」と思われる人物一人を外部から招致し社会関連の担当に据
える事を明らかにしてます。
 

 チァンマイ県県都の地区評議会議長は、これまでに32席のエアコン付
きバス車輌26台を購入し、向こう2ヶ月以内子供5バーツ、大人10バーツ
の料金で二つの幹線上でサービスを開始する意向を明らかにしています。
 同議長によると、県都内の住民の84%がバスのサービスの復活を望ん
でおり、またバスの復活により自家用車の使用を自粛することを表明し
ている住民も多くいるものの、ソーンテーウォ等の乗り合い四輪車輌
2,000台強を統括する協会が共存は不可能であるとして強力にバスサー
ビスの開始に反対している事から、近々協会の代表者等を交えバスの復
活が公共交通機関そのものの発展に寄与することを訴え、理解を求めて
いく必要があるそうです。
 

「チューウィット氏に事実上の口封じ(?)判決」

 バンコク南地区刑事裁判所は昨日、チューウィット・ガモンウィシット氏が関わる
名誉毀損訴訟の判決公判を開き、同氏に対して18ヶ月の禁固、執行猶予4年及び30万
バーツの科料の支払いを命じる判決を言い渡すと共に、執行猶予期間中2年間は喩え
遠回しであっても他人を中傷したり名誉を傷つける発言を行うことを禁止する命令を
下した。

 この裁判は、チューウィット氏がマッサージ・パーラーの経営を巡る警察官による
みかじめ料徴収を告発していた際に、当時国家警察本部本部長だったサン・サルータ
ノン警察大将がマッサージ・パーラーの経営と深く関係しているエメラルド・ホテル
の大株主の一人で、当人もマッサージ・パーラー経営に関わっていたと発言した事を
巡り、サン警察大将が名誉毀損であるとして訴えていたもの。

 チューウィット氏のモットーである歯に衣を着せぬ物言いを封じるとも取れる今回
の判決について、同氏は記者団の前でボールペンを横にくわえ口封じのポーズを取っ
ておどけてみせた上で、「謹んで判決を受け入れ、喜んで裁判所の仰せの通りに行動
します」と発言し皮肉って見せたものの、判決で禁止された遠回し発言に関しては何
が該当するのか明確な判断基準が無く、実行は不可能であり、しかも政治家として他
の者と同様に時には皮肉を言わなければならない立場にあり、実行は不可能であると
して控訴する意向を示している。

 尚、チューウィット氏によると、今回の判決があったからと言って心変わりをする
事は無く、今後も自身のスタイルを堅持しながら野党の一員として汚職の追及に全力
を挙げる意向であるという。



2005年03月03日

 これまで約2ヶ月間に渡りパッタヤー線を運行してきたシンガポール
を拠点にする第三番目の格安航空会社であるカンタス航空系(テマセク
の資本も入っている)のJetstar Asia社は、3月23日より一日二便のペ
ースでバンコク線に就航する方針を明らかにしています。
 また、本日付新聞各紙に掲載された広告によると3月16日から27日ま
での間7,000席限定で720バーツの特別料金を提供しているようです。
 

「南部情勢 - 23人が投降」

 南部国境三県域正常化推進委員会筋は昨日夕方までに南部国境三県域内に於ける一
連の不穏な動きに関わった23人の容疑者が当局宛に出頭し、現在軍関連施設内で事情
聴取を受けている事を明らかにした。

 今回の発表に先立ちポーキン国務大臣は昨日朝、同委員会筋からの情報として、ヤッ
ラー県ラーマン郡内で発生してきた一連の不穏な動きに関わったと見られる23人の容
疑者が当局宛に投降を打診していることを明らかにしていた。

 同大臣によると今回の投降打診は、重要容疑者の一人として50万バーツがかけられ
指名手配されていたマッサガリー・ドーロ容疑者が先にマレーシア領内から帰国し当
局宛に投降し、後に当局への全面協力と引き換えに検察による起訴猶予を得ることが
出来たことが大きく働いたものと見られるという。
 

「イギリス人旅行者、タクシー運転手に殺害される」

 チョンブリー県の警察当局は昨日までに53歳のイギリス人旅行者を殺害した容疑で
タクシー運転手を逮捕した事を明らかにした。

 死亡したイギリス人旅行者は、3月2日未明同県パッタヤー地区に近いサタヒップ地
区内の路上脇の草むらで喉をかききられた惨殺死体で発見されていたもので、警察で
は同旅行者が所持していたカメラやビデオカメラ等が無くなっていた事から物取りの
線で捜査を進めていたところ、同旅行者が死亡する直前に空港へ行くためにパッタヤ
ー地区内でタクシーを捕まえていた事が確認できた事が今回の逮捕に繋がった。

 タクシー運転手には賭博絡みで多額の借金があった。

 死亡したイギリス人は、2月24日にタイ国内に入国、事件当日の早朝のフライトで
本国に帰国する予定になっていた。(同人のイギリス国内の近親者の発言として伝え
た一部報道では6年間タイ国内に在住していたとなっている)



2005年03月02日

 バンコク都庁はエンターテイメント施設集中地帯に於ける交通量削減
政策の一環として、ワッナナー区及びBTS社と共同でトーンローやエー
カマイ地区のエンターテイメント施設間を巡回するRED Limoと名付けら
れた電気自動車を運行する方針を明らかにしています。
 都庁によるとRed LimoはH1、J Avenue、Booze Santika、トーンロー
駅間を巡回運行させる予定で、月曜から土曜の20時から1時までの間無
料で提供する予定だそうです。
 

 先にスワンナプーム国際空港の商業供与開始が2006年3月までずれ込
む可能性があると報じられていましたが、スリヤ運輸大臣は昨日までに
空港自体の完成は当初計画通り9月28日であると確認した上で、正式な
商業供与開始に関してはICAOによる査察の状況次第で遅くとも2006年3
月末までになる可能性があることを再確認する発言をしています。
 

 チューウィット・ガモンウイシット氏が野党汚職調査委員会のメンバ
ーとして活動する事を希望している事に関して野党汚職調査委員会委員
長のアロンゴン・パラブトラ氏(ペーチャブリー県選出)は、大歓迎す
る意向を示しています。
 

「民主党、調和委員会参加に意欲」

 民主党副党首のヂュリン・ラクサナウィシット氏は、タクシン首相が結成する意向
を表明した南部問題対策の為の首相諮問機関”国家調和委員会”の委員長に就任予定
になっているアーナン・パンヤーラチュン元首相が同委員会に野党側の参加を要請す
る意向を表明していることに関して、南部の恒久的な正常化を実現する為にも党とし
て全面的に同委員会に協力する意向があると語り参加に意欲を見せたが、一方で、同
委員会が首相に対する諮問機関として充分に機能させる上では、政府がこれまでの政
策や対策の過ちを率直に認め諮問機関の意見に耳を傾ける姿勢が必要であるとの認識
を示した。

 また、民主党のアピシット・ウェーッチャーチーワ暫定党首を初めとする幹部党員
や南部国境三県選出の下院議員らが南部国境三県内で解明の為の実地調査を開始して
いる事に関しては、これまでに有用な情報が得られた事を明らかにした上で、首相の
所信表明国会若しくは3月30日-31日に予定されている上下院合同議会の場で報告する
意向を明らかにしている。

 一方、2月28日から南部国境三県に足をおろし実地調査を開始しているウドンター
ニー県選出タイ・ラック・タイ党所属下院議員のスラチャート・チャムナーンヤシン
氏は、これまでの調査で地元住民から地元に展開する当局者に関する不満や苦情が多
く寄せられている事を明らかにしている。

 同氏によると苦情の多くが荒っぽい家宅捜索等の当局者の不適切な行動に由来する
もので、しかも当局者の多くが政府からの指示に基づく行動であると住民に説明して
いる事が政府に対する不信感に繋がり、結果としてタイ・ラック・タイ党の地域内に
於ける人気低下にも繋がっており、まず例えば地元の事情に熟知し公正な職務遂行を
旨にしている様な人物を据えるなど地元当局者の人的な改革が急務であるという。
 

「鳥インフルエンザ感染状況」

 鳥インフルエンザ対策本部は昨日、2月1日から2月28日までの間に10県内27ヶ所で
鳥インフルエンザの感染拡大が確認された事を明らかにした。

 同本部によると、感染拡大が確認された県はノンタブリー県、スパンブリー県、ナ
コン・ラーチャシーマー県、ノーンカーイ県、ガムペーンペート県、ナコンサワン県、
ピヂット県、ピッサヌローク県、スコータイ県及びウタラディット県の10県で、感染
が確認された地点の多くが過去にも感染の拡大が確認された場所だったという。

 尚、これまでに感染拡大が確認された地点に関しては既に対策基準に基づく処理作
業を終了し現在は監視対象地域に指定されているという。



2005年03月01日

 アナン・パンヤーラチュン氏(元暫定首相)とスリチャイ・フワンゲ
ーウォ氏を首相官邸に招き南部問題に関する意見交換を行ったタクシン
首相は、席上で南部問題に関する幅広い層からの意見を聴取し首相に諮
問する為の”国家調和委員会”を設立する意向を明らかにしています。
 委員長に就任する予定のアーナン氏によると、30人から35人のメンバ
ーで構成される委員会は政策及び政策施行の二部門に分科され、メンバ
ーには野党関係者や地元関係者、学識経験者等幅広い層で構成される予
定になっているようです。
 また、アーナン氏によると、政府が計画している色分けゾーニング化
政策についてタクシン首相が席上で元もと軍部主導のアイデアだったゾ
ーニング化政策を政府として推進させると発言してしまった立場として
の苦悩を見せる場面も見られたそうです。
 

 次期国会の日程が昨日明らかにされています。
 それによると、3月4日17:30日に国王陛下による下院議会の開会宣言
が行われ、3月7日に下院議長及び下院副議長選出の為の下院議会が招集、
その後3月9日に首相選出の為の下院議会が招集される事になっています。
 また、首相指名後、3月11日に内閣35人の陣容を報告する為の下院議
会が招集され、3月14日に行われる国王陛下による首相及び内閣就任の
認証を経て3月23日から25日の間に新政府の所信表明国会が開催される
予定になっています。
 

「所詮お笑い批評家の戯れ言」

 タイ・ラック・タイ党報道官のスラナン・ウェーッチャーチーワ氏は、先にタムマ
サート大学社会人文学部のティーラユット教授がタクシン政権を批判した事に関して、
まず自身の気分で批判を繰り返す傾向があるティーラユット教授自らが首相の発言と
比べどちらが明瞭で説得力があるか反芻し己の批判のスタイルを見直さなければ、単
なるお笑い批評家のままで終わってしまうだろうと皮肉った。

 一方、同党副党首のスダーラット・ゲーユラパン女史(公共保健大臣)は、ティー
ラユット教授がタクシン首相の独裁傾向を批判している事に関して、政権に関して悪
い印象を流布させる目的で批判を繰り返しているに過ぎないと断じた上で、まず野党
に迎合し政権の批判を繰り返す前に、現在の政権の権力が強硬手段により他人から奪
取したものではなく、あくまで国民からの絶大な支持を得て政権を委ねられていると
いう事を認識するべきであると応じた。

 尚、ティーラユット教授は先の発言の中で、タクシン政権に関して「独裁」という
単語を使用する事は、政権の誕生背景から不適切で、むしろ国民からの票の上での支
持を背景に「権限を一手に収めた指導者」という言葉で説明するのが適切であると皮
肉混じりに語っていた。

 また、ティーラユット教授が権力奪取の手段として大衆主義を巧みに利用している
と指摘している事に関しては、国家の基幹をなす草の根を無視しろと言う言いぐさに
等しいとし、更に現政権が批判的な意見に耳を閉ざしていると指摘している事に関し
ては、有用な資料や情報に基づいたものである限り党はあらゆる階層からの意見を歓
迎しているとした。
 

「酒類の未成年者販売行為摘発を強化」

 スダーラット公共保健大臣は昨日、ショッピングセンター内の飲食店で18歳未満の
未成年者にアルコール飲料を販売していた事が発覚し、更にアルコール飲料を販売し
ている学校に隣接している商店が依然散見されている事を明らかにした上で、今後特
に学校に隣接している商店のアルコール飲料販売行為に関して指導・摘発を強化する
方針を明らかにした。

 また、同大臣によると、政府側の未成年者に対するアルコール飲料販売行為に対す
る姿勢を明確にするために、同省アルコール消費量抑制小委員会に命じかかる行為に
対する罰則規定を強化する方向で検討を行うよう命じているという。
 

「チューウィット氏、官僚の汚職行為の告発を継続」

 チャート・タイ党暫定副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は昨日、スコッ
チ・ブライトが封入された封筒とハンカチが封入された封筒を見せ、今後も警察幹部
を初めとする高級官僚の汚職行為の告発を続けていく意向を明らかにした。

 会見の中でチューウィット氏は、第一次タクシン政権に於いて汚職撲滅を標榜して
いながら実際には殆どが摘発されないまま放置され、また摘発されても多くの場合本
当の悪ではない下級官僚に責任転嫁されているケースが殆どでであったと指摘した上
で、汚職にまみれ国民から搾取している本物の悪である高級官僚の不正の追及に全力
を挙げると語った。

 更に、チューウィット氏は、先週行われた営業許可を申請中とされる学校に近接し
た場所に立地するマッサージ・パーラーと警察の癒着関係疑惑の提示は、当地を管轄
する警察署が首都圏警察本部に営業許可の伺いをまわしたとの善良な下級クラスの警
察関係者からの告発に基づき明確な証拠を収集した上で行ったもので、いざ「不味い
事実」が明るみにでるや急遽予定されていた営業許可の決定を先延ばしにしたばかり
か、首都圏警察本部本部長や同本部に所属する報道官が癒着はおろか営業許可の申請
すらされていないと否定に走るくらい堕落しきっていると指弾、まず手始めに警察幹
部が否定しているエンターテイメント施設からの賄賂・みかじめ料徴収疑惑の告発を
進めていきたいとした。

 同氏によると、殆どの警察署がエンターテイメント施設から賄賂やみかじめ料を徴
収している事を証拠づけるための現金収受場面を録音したテープを証拠として確保し
ており、警察幹部への攻撃開始の挨拶代わりにスコッチ・ブライト入りの封筒をこれ
で分厚い面の皮を擦ってはがして待っていろという意味合いを込めて国家警察本部長
に、またハンカチ入りの封筒を垂れ流しのよだれをこれで拭いて待っていろという意
味合いを込めて首都圏警察本部長に進呈申し上げる意向なのだという。


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