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2005年09月21日 〜 2005年09月30日



2005年09月30日

 タクシン首相等VIP御一行様約60人を載せ昨日8:39にドーン・ムァン
国際空港を飛び立ったタイ国際航空所属のワタナーナコン号(A340-600)
は、無事9:19にスワンナプーム新国際空港の滑走路に着陸したようです
が、今回の試験飛行に招待されていた元首相や野党関係者の内、実際に
搭乗したのは現チャート・タイ党党首のバンハーン・シルパアーチャー
氏だけだったようです。(また、新空港の上空では航空機のエンジンが
鳥を吸い込まないよう、別の航空機が上空を常時旋回し鳥を蹴散らして
いたようです)
 飛行機から降り立ち、空港の安全対策対策、入出国検査体制、貨物検
査体制、管制体制等の視察を行ったタクシン首相は、今年12月31日に行
われる新年へのカウントダウンイベントを新空港内で行う方針を明らか
にしていました。
 参考までに黄金の大地(公式英文訳に依拠)空港の公式ページはこちら
です。
 

「リンゴの固まりがミキサーの中で大きな音を立てている状況」

 タクシン首相は昨日、南部国境三県域に於ける状況をリンゴジュースをつくる課程
に喩え、現在の状況はリンゴの固まりがミキサーの中で不快な大きな音を立てている
状況であるが、政府・当局側の法に基づいた断固たる対策によってリンゴの固まりが
ジュースになって静かになるように、早晩正常化の実現が可能であると語った。

 スワンナプーム新国際空港内で行われた第四回定例記者会見の中でタクシン首相は、
南部国境三県域問題に関して、法の精神を尊重した上で、より断固たる態度で対策に
臨むことを再確認、更に早期正常化実現の為に展開する当局者に対して、地域の住民
を白・灰・黒に分類し、既に一連の不穏な動きに関係しているとして逮捕状が発行さ
れている黒グループに対しては、草の根をかき分けてでも全力を挙げて身柄を拘束、
また、灰グループに関しては、容疑を固めるために収集を急ぎ、更に一切関係してい
ない無実の住民が属する白グループに関しては、一味側がヤーウィー語で放送されて
いるコミュニティー・ラジオ等を利用して煽動の対象に陥らないよう必用な措置を講
じると共に、住民との理解共有に努める様に指示、また10月1日には陸海空三軍高官
と体制引き締めに関して協議を行い、より効率的且つ決断力のある組織の創生を目指
すと語った。

 また、南部国境三県域への再訪予定に関しては、10月1日に行われる軍高官との協
議終了以降になるとの見通しを示したが、具体的な日程に関しては明らかにしなかっ
た。

 一方、タクシン首相の強硬策への転換とも取れる発言に対して強い懸念を表明して
いる国家調和委員会との間に対立があると伝えられていることに関しては、タクシン
首相は否定している。
 

「首相、スワンナプーム新国際空港の2006年6月商業供与開始を確信」

 スワンナプーム新国際空港への試験飛行機に搭乗したタクシン首相は、着陸後記者
団に対して、試験飛行の結果に満足したとした上で、今回の飛行により目標として掲
げている2006年6月度の商業供与開始に自信を深めることが出来、いまやタイは内外
に向かって域内のハブ空港の開港準備を完了したことを高らかに宣言できると語った。

 更に、タクシン首相は、新空港の開港及び周辺のインフラ整備が、海外からの継続
的な投資を呼び込むための重要なファクターになるとした上で、今後空港の開港に対
して疑念を表明している国際航空運送協会の関係者を招待し視察及び意見交換を行い
理解の共有を図ると共に、空港に繋がる鉄道網の整備を向こう一年以内に完了させる
方針であると語った。

 先に、,国際航空運送協会は、スワンナプーム新国際空港が供与開始当初はドーン
・ムゥアン国際空港より5つ少ない51のゲートしかなく、現在の国際線の運行状況か
ら既に満杯状態にあり、域内のハブを目指すような国際レベルの空港を目指すために
は、少なくとも完成までに10年間を要する事が予想される現在の倍以上のゲート数を
確保する必用があること、及び急遽国内線の同居を決定した事を受けた設計変更によ
り予想される工事遅延を例に挙げ、早期開業に疑問を呈していた。

 また、ゲートの少なさだけでなく、所要時間がかかる機内預け手荷物検査システム、
都心への距離、更に都心への移動手段が未整備である事を挙げ、開業後のビジネスへ
の影響を懸念する声を挙げる航空会社も少なくないと言う。

 一方、民主党報道官のオンアート・クラームパイブーン氏は、試験飛行成功に歓迎
の意を表明、更に安全、便利で快適な空港の完成に期待をよせた上で、今後設備だけ
でなく、旅行者を呼び寄せる上でマイナスなイメージと成り得る空港に関係する警察
官や職員の体質改善及び悪徳タクシー等の問題解決に努めるよう要請した。また、空
港建設に絡む汚職疑惑に関しては今後も引き続き追求を続けるとした。



2005年09月29日

 EU・ロシア歴訪後に南部国境三県域へ再訪する意向を表明していたタ
クシン首相は、一昨日開かれた定例閣議の席上で住民等が当局側の入村
を拒んでいるような分離主義を標榜する一味側のシンパが多いとされる
村や軍側が独自に赤色地区として分類している村に宿泊する意向を表明
していたらしいです。
 また、その際チットチャイ副首相が、当局者の入村を拒むような村は
存在していないと受け答えしていたようです。
 尚、タクシン首相の再訪日程に関しては、歴訪後の10月19日以降では
遅きに失するおそれがあると懸念する声もあり、10月3日から4日の日程
でガーラシン県内で開かれる移動閣議が終了した5日から歴訪に出かけ
る9日の間に再訪するスケジュールを組む動きもあるらしいです。
 

 帰宅途上で聞いたラジオニュースによると、タクシン首相等を乗せた
一番機が本日9:15にスワンナプーム新国際空港の滑走路に着陸する予定
になっているようですが、本日予定されている第四回定例記者会見も午
後から新空港内で行われることになったようです。
 

 ワッタナー社会開発・人間の安全保障大臣は、暴走族対策の一環とし
てレース場を開放し政府主催でドラッグレースを開催したことに対して
首相が再検討を命じたと伝えられ、更に一部のタイ字誌が首相が中止を
指示したと大見出しで伝えていたことに関して、首相からはレース場で
競走に参加した若者達と路上で暴走行為を行っている若者達は性質が同
じ者達なのかという質問を受けただけで、中止を指示したり首相が反対
意見を述べるような事はなかったと語り、報道を否定しています。
 また、ワッタナー大臣は、その際首相から暴走族問題だけでなくゲー
ムに熱中する青少年の問題に対する対策も忘れないようにと指示された
事を明らかにしています。
 

 与野党何れに組するか明確な態度を表明していなかったマハーチョン
党所属の2人の議員の内、ナコン・ラーチャシマー県選出のタサニヤー
・ラタナセート女史は、昨日までに政府に対する監視機能を強化する為
に党の方針に従い野党側の動きに同調する方針を明らかにした上で、10
月30日に4選挙区で行われる再選挙でも野党側の応援に協力する方針を
明らかにしています。
 あと2議席確保できれば下院内に内閣不信任決議審議案を提出し内閣
の罷免を要求する事ができる125議席に達することができる野党連合は、
再選挙が行われる選挙区には、それぞれ地盤とする党が候補をたて野党
他党から対立候補をたてないことで合意に至っいてました。因みにサトゥ
ーン県では民主党、シンブリー県及びウタイターニー県ではチャート・
タイ党、ピヂット県ではマハーチョン党も候補者が立候補する事が確認
されています。



2005年09月28日

 タクシン首相を出し抜いて一番機と二番機がスワンナプーム新国際空
港に着陸してしまったというお話(本当は試験飛行)。
 開港イベント当日は台風の影響が心配されているようですね。
 これとは全く関係なく、たまたまMCOTの糞重たいページを見てたら
見つけただけなんですが、鬼畜な義父が9歳になる妻の連れ子に陵辱の
限りを尽くしていたというお話
 何でも、まわりに知られることをおそれ、実母もそれを了解していた
可能性もあるんだそうな。
 

 タクシン首相は昨日、首都圏に於ける暴走族対策の一環としてレース
場を開放し政府主催でドラッグレースを開催した事に対して批判が噴出
しているワッタナー社会開発・人間の安全保障大臣に対して、バイクに
よる暴走行為とバイクによるレースが果たして根が同じなのか充分に検
討した上で、今後の方針について再検討するよう指示した事を明らかに
しています。
 

 先週土曜日夜半にドーンムァン区内で行われた違法賭博場摘発の際に
違法賭博開帳の容疑で逮捕された29歳の女性が、捜査員が現場にあった
5万バーツの現金をネコババした疑惑を指摘したことから、急遽捜査責
任者を閑職に更迭した上で首都圏警察本部内に真相解明委員会を結成す
る騒ぎになっていたりしてます。
 

「Power PatのPatに50年の刑が下る」

 麻薬を販売目的で所持していた容疑で逮捕され刑事起訴されていた元人気ロックグ
ループのPower PatのPatことウォラヨット・ブントーンヌム被告(22)に対する判決公
判が昨日開かれ、裁判所は情状酌量の上で懲役50年、罰金100万バーツの支払いを命
じる判決を下した。

 ウォラヨット容疑者は昨年5月5日に警察による囮捜査により麻薬密売及び販売目的
で麻薬を所持していた容疑で主犯格の香港出身の中国人チュン・キン・プ被告(38)と
共に逮捕されていたもので、裁判所側は主犯格のチュン容疑者に対して麻薬密売及び
販売目的所持何れに対しても終身刑を言い渡した上で、被告側が起訴事実を認めた事
を情状酌量し、それぞれ50年に減刑したものの、両方を合算し最終的に終身刑及び
150万バーツの罰金の支払いを命じる判決を、また従犯のウォラヨット容疑者に対し
ては、麻薬密売及び販売目的所持何れに対しても終身刑を言い渡した上で、被告が起
訴事実を認めた事を情状酌量し、それぞれ25年の懲役刑に減刑し、最終的に合算して
懲役50年及び100万バーツの罰金の支払いを命じる判決を下した。

 一方、ウォラユット被告の恋人で、共犯として逮捕され刑事起訴されていたヂャー
ルワン・チョーティチャルゥムサック被告(33)に対しては、家宅捜索を行う直前に部
屋から飛び出すところが目撃されていること、及びウォラユット被告の部屋に頻繁に
出入りしていたという理由以外に起訴事実を裏付ける証拠が無いことを理由に無罪判
決を下している。

 尚、ウォラユット被告の父親は量刑不服で控訴する意向を示している。
 

「銃乱射により軍関係者4人が死亡」

 南部国境三県域内で昨日15時頃、ヤッラー県ラーマン郡内で路上脇に爆発物と見ら
れる不審物があるとの通報を受けバイク二台に分乗し現場に向かっていた軍関係者4
人が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味の銃の乱射を受け死亡するという事件が発
生した。

 警察は、教師や生徒が帰宅する時刻を見計らって予め段ボールでつくった不審物を
路上脇に置き、4人をおびき寄せた上で銃を乱射したものとみており、また、背後に
は事件現場付近に生家がある、現在500万バーツの懸賞金をかけ身柄を追われている
首領格のアブドゥンハーレン・ヤーマーサガー容疑者と繋がりがある者が関係してい
るとの見方を示している。

 一方、昨日朝7:40頃には、パッターニー県ヤッラン郡内で乗用車で出勤途上だった
29歳の学校教師が、路上脇で待ち伏せしていたと見られる人数不明(報道により二人
組)の一味に銃撃され死亡するという事件が発生している。



2005年09月27日

 タクシン首相は昨日、10月9日から19日の日程でEU・ロシア5ヶ国を歴
訪する事を明らかにしています。
 今回の歴訪ではイギリスのブレア首相やシラク大統領との間で首脳会
談がもたれる他、ロシアではプーチン大統領との首脳会談の他に、タイ
への導入を視野に同国の地下鉄網の視察も行う予定になっているようで
す。
 また、EU議長との間ではタイ産エビに特恵関税が適用された事に対す
る感謝の意を伝えると共に、自由貿易協定、投資関連、友好関係の推進
等に関して協議が行われる他、経済協力開発機構との間では原油高問題
及び代替え燃料問題に関して意見交換が、更にユネスコ主催の
Education for allの席上では貧困撲滅の為の教育システムに関して講
演を行う予定になっているようです。
 

 商業供与開始はまだ先の話しですが、9月29日に行われるスワンナプ
ーム新国際空港の開港イベントの目玉行事になっているドーン・ムァン
空港からの一番機の搭乗メンバーとして第二次チュワン政権時代に運輸
大臣、同副大臣だった民主党幹事長のステープ・トゥアックスパン氏と
同元幹事長でペニンスラ・バンコクやノボテル・バン・ナーのオーナー
としても知られるプラッディット・パトラプラシット氏を招待している
事をタクシン首相が明らかにしています。
 尚、このイベントの模様はテレビ各局で放映されるものと思いますが、
きっと東南アジアのハブ空港を目指すにふさわしい周到に準備された、
段取りもしっかりした寸分の隙もない素晴らしいイベントの模様を見せ
てくれるものと思います。いや、そう思いたいです。
 一方、当日はタクシン首相の第四回定例記者会見が行われる予定になっ
ているのですが、タクシン首相は、いずれにしてもキャンセルすること
は無いとした上で、もしかすると新空港内でやるかもしれないよと語っ
ていました。
 

 マハーチョン党党首のサナン・カチョンプラサート少将は、中央選管
がタイ・ラック・タイ党のナーウィン・ブンサレート議員にイエローカ
ードを発行した事に伴いピヂット県第三選挙区で行われる再選挙に息子
であるシリワット・カチョンプラサート氏(元民主党所属下院議員)を
擁立することに絡んで、政府に対してタイ・ラック・タイ党への票を確
保する為に政府予算、県知事予算、洪水・渇水対策予算を急遽同選挙区
に割り当てようとしていると批判しています。
 一方、イエローカードが発行されることを見越して既に事前活動を行っ
ていたと指摘されていることに関しては 同選挙区を地盤に何度も立候
補してきた人物に取っては日頃から選挙区内で住民との繋が強化を目指
した活動をする事は普通のことであるとぁたり指摘を否定しています。
 

 プリーチャー財務副大臣は、昨日までにペットボトル入り緑茶飲料が
適正価格以上の価格で販売されている疑いがあるとして、各メーカーに
対してコストの詳細をまとめ報告するよう要請した事を明らかにしてい
ます。
 同副大臣はこの件に関して、運輸コストや諸経費等が価格に反映して
いるとのメーカー側の説明は説得力に欠け、本来であればペットボトル
1本あたり20バーツを超えない価格で販売されるべきであると指摘して
いました。
 

 チァン・マイ県の警察当局は9月25日夜半、県都内ブンユー市場付近
にあるパブの強制捜索を行い、麻薬密売容疑で30歳のタイ人オーナーを
逮捕し、ガンチャーや麻薬類を押収しています。
 警察によると、今回の捜索は通報に基づいた内偵結果に基づき行われ
たもので、押収されたガンチャーや麻薬類は外国人客を店に呼び寄せる
ために無料で店を訪れた外国人客に振る舞われていたそうです。



2005年09月26日

「スマート・カード交付、マレーシアとの協調が重要」

 民主党党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏は、政府が南部国境三県に於け
る二重国籍問題解決の為にスマート・カードの交付を急ぎ、該当する住民に対してタ
イかマレーシア何れかの国籍を選択させる方針を明らかにしている事に関して、地域
住民に関する情報を細分化し、より明確に情報を管理できる点では支持できるとした
上で、しかし今回の公布がマレーシアとの二重国籍問題が絡む問題であるだけに、今
後生計の為にマレーシアとの間の往復を繰り返さなければならない住民に不便を強い
る事に繋がる等のしこりがマレーシア政府との間に残ることが無いように両国間で理
解を共有し協調関係を築き上げた上で施行するべきであると指摘した。

 また、南部国境三県域問題に関しては、あくまでタイ国内の問題であり、決して外
国が問題解決の為に介入してくるような国際問題にまで発展させるべきではないと指
摘した上で、今後国際会議等の場を利用して国際社会に問題の真相に関して理解を求
めるよう努力していく必用があると指摘した。

 アピシット氏によると、特にガンタティー外務大臣が出席を拒否しているイスラム
諸国会議機構の会合が国際社会に理解を求める絶好の場であるという。
 

「あたかも政府が一味をかくまっているとの印象を与えるもの」

 チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット氏は、先に発生した
海兵隊員惨殺事件の際に、当局側が南部国境三県域に於ける一連の不穏な情勢に関係
した容疑で逮捕状が執行され現在仮釈放中の元タイ・ラック・タイ党所属下院議員の
ナヂャムディン・ウマー氏に交渉にあたらせ、また事件に関する概要説明の席上に同
席させていたことに関して、一連の不穏な動きに関係する事件の報告の席上に一連の
不穏な動きに関係した容疑者を同席させる極めて無神経な行動であり、これにより、
あたかも政府が一連の不穏な動きに関係している一味をかくまっているとの印象を国
民に与え誰も政府を信用しなくなると指摘した。

 更にチューウィット氏は、先に問題調査の為に派遣されていたタイ・ラック・タイ
党所属下院議員25人の代表であるウィチャイ・チャイヤヂットワニチャッグン氏が私
立イスラム教学校の閉鎖を提案したりするなど、南部問題の真相を見極めていないタ
イ・ラック・タイ党関係者のアドバイスに頼って対策を講じてきた事が、問題を深刻
化させる原因の一つとなったと指摘した。

 一方、ワッタナー社会開発・人間の安全保障大臣が、都心部に於ける暴走族対策の
一環として政府主導でレース場を開放した事に関しては、安全面に対する配慮が欠け
ているだけでなく、若者達の暴走熱を増長させ学業をおろそかにさせる極めて短絡的
な判断に基づく物であると批判した。



2005年09月25日

 本日付のネーション誌によると、タイのスラギアット・サティヤンラ
タイ副首相、スリランカの元国連大使のジャヤンタ・ターナパーラー氏
に次ぐ第三の次期国連事務総長候補として韓国が外務大臣のバン・キ・
ムン氏(潘基文)を推す方向で動いているという話しがあるようです
 

 同じく本日付のネーション誌によると、あのドタキャンで知られる中
国の呉儀副首相が、訪問先のチァン・マイで、同地から車で30分と離れ
ていないOTOP観光村で予定されていた歓迎式典を疲労を理由にドタキャ
ンし関係者をがっかりさせてしまっていたようです。
 

「政治生命をかけ断固たる態度で南部問題解決に臨む」

 タクシン首相は、昨日放送された国民向け定例政見放送の中で、先に2人の海兵隊
員が惨殺される事件が発生した南部国境三県域問題に触れ、自らの政治生命をかけ、
結果に全責任を持つという気概を持って、喩えどんな小さな出来事さえも見逃すこと
なく情勢の掌握に努め、問題対策を監督し、非常事態令を含む全ての法規を適用し断
固たる態度で対策にあたる決意を明らかにした。

 タクシン首相は放送の中で、無実の海兵隊員2人が10時間にも渡って拷問された上
で殺害された事件は、より断固たる対策を講じる必要性を呼び覚ますものだったとし
た上で、決して人民裁判的手法(タクシン首相はサーン・ティヤと表現)で不公正な
裁判で容疑者をつるし上げるような事を行うことなく、法の正義の元に自ら正常化早
期実現に向け先頭に立って対策に取り組むとし、また(政権満期を迎える)三年以内
に自身の結果に満足できなかった場合は次回の総選挙で自身を政権の座から追い出し
て貰って構わないと語った。

 タクシン首相によると、早期正常化への取り組みの一環として、より効率的で且つ
決断力のある組織の創生を目指し、10月1日に陸海空の軍高官等を交え協議を行う予
定であるという。

 また、10月1日から南部国境三県域の住民に対して新型身分証明書であるスマート
・カードの配布を始めることに関しては、二重国籍問題解決の為に必用且つ緊急性を
要する措置だったとして理解を求めると共に、二重国籍を持つ住民に対してはタイ若
しくはマレーシア何れか一つの国籍の選択を要請する物であると語った。



2005年09月24日

 タイ語が不自由な”タイ人”が高確率で栄冠に輝く事でも知られてい
るミス・タイランド・ワールドのオーストラリア人の父親とタイ人の母
親との間に生まれた優勝者が「まさか優勝するとは思わずにタイ国内の
親戚から進められて気楽な気持ちでコンテストに参加したけど、タイ語
も不自由な状態で一年間もミスとしてタイ国内に止まり各種行事に参加
していく自身がないし、それにニューヨークでのモデルの仕事の契約も
残っているからね」と言って栄冠を辞退した事に絡んで、実は欧米のグ
ラビア雑誌にヌード写真が掲載されていたことがばれて大沙汰になるこ
とを避けるために辞退していたのではないかとの噂が広がっていたので
すが、先日ポスト・トゥデー誌にその「噂」を裏付ける写真が掲載され
ちょっとした話題になっていたりしてます。
 そういえば、二年くらい前にはミス・タイランド・ワールドの優勝者
が実は既婚者で子供までいたことがばれて栄冠が剥奪されるなんて事も
ありましたね。
 

「南部で爆破襲撃が相次ぐ」

 海兵隊員2人が惨殺される事件が発生した南部国境三県域で昨日8時頃、ナラーティ
ワート県スンガイ・パーディー郡内で教師の警護作業にあたっていた当局関係者を乗
せた車輌の通過を見計らって、路上脇に仕掛けられていた携帯電話起爆式の爆発物が
爆発し車輌に乗っていた当局関係者2人が死亡し、1人が負傷を負った。

 また、11:50過ぎ、同じくスンガイ・パーディー郡内で、付近のパトロール作業に
あたっていた当局車輌を狙って路上脇に仕掛けられていた携帯電話起爆式の爆発物が
爆発し当局関係者3人が負傷を負っている。

 一方、パッターニー県内では、昨日6:30過ぎ頃、コークポー郡内でバイクで建設現
場に向かっていた45歳の建設作業員が保険事務所前付近でバイクに乗った二人組に銃
撃され死亡、また14:30頃にはマイケーン郡内で軍関係者が運転する乗用車を狙った
銃撃事件が発生したが、幸い軽傷ですんでいる。

 また、ヤッラー県内では、昼過ぎに現首相顧問ワンムーハマッドノー・マッター
氏(元国務大臣)に近い人物所有の小型トラックに仕掛けられた爆発物が爆発する等、
合計二ヶ所で動じ爆発が発生したが、幸い人的な被害は確認されていない。

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 非公然分離主義組織のパッターニー統一解放機構の暫定リーダーとされるルークマ
ン・リーマー氏が、政府側の対応次第では今後外国のイスラム戦士がパッターニー国
の独立闘争に参加する事になるだろうと警告している事が明らかになった。

 現在スウェーデンに滞在中だとされるルークマン氏は警告の中で、今後も政府が住
民の殺害を続けるなら、インドネシアやアラブ諸国から多くのイスラム戦士が独立の
為の闘争に参加することになるだろうとし、また政府が私立イスラム教学校に介入す
る事は、イスラム系青年の歯止めを失わせ戦火がバンコクにまで及ぶことになると警
告しているという。



2005年09月23日

 タクシン首相は昨日行われた第三回記者会見で、GMMグラムミー社系
のGMMメディア社がマティチョン社及びポスト社の買収に動いている事
とは一切関係していないし、第三者をたててマスコミを買収しようと思っ
たことも無いと発言しています。因みに元優秀な独立系報道専門局の
iTV社はタクシン首相系の企業傘下に入り、すっかりch3化してしまって
ますね。
 この、問題に関しては知識層を中心に言論を金で買う行為であるとし
てGMM関係商品の不買運動にまで発展する気配を見せていましたが、マ
ティチョン社との間では同社のオーナーがGMMが取得した株式をGMMの持
ち分が20%になるまで買い戻すことで合意に至っており、またポスト社
側はGMMに対抗する為にマレー系チャイニーズで東南アジア一の資産家
として知られるロバート・クオーク氏の息子で香港の英字紙サウスチャ
イナ・モーニング・ポスト氏のオーナーであるクーン氏に資本参加を持
ちかけほぼ合意に至っていると報じられています。
 また、タクシン首相はch9のオーソーモートー社(旧タイマスコミ公
社)が、プーヂャッガーン誌の社主であるソンティ・リムトーングン氏
が政府に対して痛烈な批判を展開するムァン・タイ・ラーイ・サプダー
の放映を打ち切った事に関しても一切関与していないと発言していまし
た。
 尚、放映打ち切りになったことに対してソンティ氏側はオーソーモー
トー社に対して1バーツ、日本円にして約2.7円の侵害賠償を請求する訴
訟を提訴しています。
 

 昨日、シリーフールのトーことナタポン・プッタパーワナー氏の実弟
のティーことナティー・プッタパーワナー容疑者(23)が、囮捜査によ
り販売目的でヤー・アイスを所持していた容疑でスッティサーン署に逮
捕されています。
 今回の逮捕は都内ラチャダーピセーク通り等で麻薬を密売していると
の通報に基づく内偵により実現したようです。
 

「海兵隊員惨殺事件は仕掛けられたもの」

 タンマラック防衛大臣は9月21日に発生した海兵隊員2人が惨殺された事件に関して、
これまでの捜査によマレーシアとの国境線で麻薬取引に関与していた少なくとも3人
の容疑者を特定した事を明らかにした上で、事件は入念に計画された犯行だった可能
性が高いものであったことを明らかにした。

 タンマラック防衛大臣によると、犠牲になった何れもヤーウィー語を流ちょうに話
すことが出来る海兵隊員2人は、兼ねてから事件が発生した村内では知られた顔で、
人質に取られる直前に村内の住民に電話で呼び出され、現場に到着したところを見計
らって茶店内に居る住民銃撃事件を引き起こし、逃げられないように車のエンジンル
ームに砂を入れた上で2人に濡れ衣を着せ、住民等を煽動して当局と住民の対立を煽っ
た上で、救出直前に口封じの為に殺害した可能性が高いという。

 一方、タクシン首相は昨日開かれた第三回定例記者会見の席上で、あらためて当局
側に報復行動に走ることなく外柔内剛な体制で実行犯を追い法的責任を追及する様指
示したことを確認すると共に、当局側に行き過ぎた行動があった場合は自らが全責任
を負う意向であると語っている。また、今回の事件が最悪の結果で終わった背景にタ
ーク・バイ暴動の二の前を踏みたくないとの当局側の思惑が救出活動を躊躇する事に
繋がったとの認識を示した上で、今後何等かの形で武力に頼らない救出ミッションに
関する訓練を行う必用があるとの認識を示している。

 また、一連の不穏な行動に関係している一味の多くが、事件を仕掛けた後に容易に
国外に逃走潜伏できるマレーシアとの二重国籍を持っている事に鑑み、情報通信技術
省及び国務省に対して住民の国籍を明確化する為に10月初めまでに南部国境三県域の
住民1,200万人に対して国籍・宗教・住民登録情報等の記録がICチップに埋め込まれ
た新型ID”スマート・カード”の公布を開始し10月末までに終了する様に厳命したタ
クシン首相は、今回の事件はあくまで国内問題であるが、今後マレーシアの指導者と
の間で一味のマレーシア領内への入国拒否及び一味のタイ国内への再入国拒否措置を
講じる様要請する方針であると語っている。



2005年09月22日

 学校の正面に立地するマッサージパーラーに対して開業許可証が発行
されたことが問題になったことを受け、タクシン首相の命によりエンタ
ーテイメント施設の新規出店の規制強化策の検討を進めているスラナン
首相府大臣は、今後新規出店を押さえ込むためにゾーニング化及び学校
や寺院との距離の明確化を図ると共に、既存の施設に関しては、営業許
可の年次更新料を料率上げや更新手続きを煩雑化させることにより、更
新を困難にさせ淘汰させる方向で検討を進めていることを明らかにして
います。
 一方、チャート・タイ党副党首のチューウィット・ガモンウィシット
氏は、マッサージパーラーが賭博やミャンマー人。山岳少数民族の人身
売買の場になっているとして、非合法化し5年以内に全ての施設を閉鎖
させるべきであると訴えています。
 同氏によると、施設で働いているミャンマー人や山岳少数民族の多く
が偽造の身分証明書を持っており、また逮捕されても同日中に賄賂です
ぐに釈放されおり、特にラチャダーピセーク通り沿いにあるグワイッティ
ヤウォ屋なんかに行こうものなら、店内で交わされている会話の多くが
訳の解らないタイ語以外の言語なんだそうです。
 因みに、今回のチューウィット氏の発言は、エーライナーのオーナー
であるグンプラスット氏に嘗て経営していた施設の多くがミヤノーイや
元部下だった人物に売却されていたことが暴露されてしまったチューウィッ
ト氏が、エーライナーへの開業許可が取り消された事によるグンプラスッ
ト氏側から報復的暴露に晒されるのを牽制するために、敢えて外国人雇
用問題を強調したともとることができるかも知れません。(実際討論番
組の中でグンプラスット氏の施設では外国人を雇用していたが、摘発を
免れてきたと暴露していました)
 

「18時間に及ぶ人質ドラマ、最悪の結果に」

 タクシン首相は、昨日ナラーティワート県ラッンゲ郡内で人質に取られていた海兵
隊員2人が当局側の説得も虚しく惨殺された事件が発生した事を受け、全ての関係当
局に対して実行犯を草の根を分けてでも逮捕し法に基づいた厳正な裁きに付すよう指
示した事を明らかにした。

 今回のタクシン首相の発言は、一昨日20:30過ぎ頃にナラーティワート県ラッンゲ
郡タンヨン・リーモー村内で発生した住民2人が死亡し4人が負傷を負った茶店への銃
乱射事件に絡んで、たまたま別件の事件の捜査の為に付近を通りかかった三等海尉と
一海曹の海軍関係者2人が事件の関与を疑われ地元住民に身柄を拘束され、当局側の
強行突破を阻止するために村内の女性や子供数百人を盾にして身柄の解放を拒否する
と共に、解放条件として政府側による事件の真相解明及びマレーシアのメディアによ
る取材を要求し当局側と膠着状態が約18時間に及んでいた中で、2人が刃物や棍棒等
により惨殺された事を受けたもので、タクシン首相は、人質の生命を最大限に尊重し
要求通りマレーシアのメディアを現場に急行させたにも拘わらず無実の2人を惨殺す
るとは人道にももとる行為であると強い口調で非難した上で、彼らの死を無駄にしな
い(首相はターイ・フリーと発言)為にも、住民等を煽動し最悪の結果をもたらした
実行犯は必ず法廷の場に引きずり出し厳正な裁きに付してみせると決意を語っている。

 また、今回の事件では、住民側が独立性・信頼性に欠けるイスラム国家を弾圧する
超大国の軍門に下ったタイ国内のマスコミではなく隣国マレーシアのマスコミによる
取材を要求、当局側が住民側の要求をのみ手配したマレーシアの記者が到着する20分
前に2人が殺害されたと見られており、また、殺害される直前に当局側が強行突破を
試みていたと報じる報道もある。

 当地ではマレー語系のヤーウィー語が広く通じており、ターク・バイ暴動の発生以
来、地元住民にとってはより公正な報道を行っている当地で視聴できるマレーシアの
メディアに対する住民の信頼が向上していたとも言われる。
* 尚、タイ国内のメディアでは一切報じられていませんが、一部国外報
  道は軍関係の消息筋からの情報として殺害された2人の海軍関係者は
  地域内で諜報の任務にあたっていたと報じていました。(実際2人は
  仏教徒であるにも拘わらずイスラム系住民と同様にあごにヒゲを生や
  し、またヤーウィー語を流ちょうに話すことができたようです)



2005年09月21日

「選管、1人にレッドカード、3人にイエローカード」

 中央選挙委員会は昨日、サトゥーン県第二選挙区選出民主党所属下院議員のターニ
ン・ヂャイサムット氏に対して、選挙運動期間中にターク・バイ暴動の模様を収めた
ビデオを使用する事により有権者に誤解を植えつけ票の動向に影響を与えたとして、
一定期間被選挙権を剥奪される最も厳しいレッドカードを、またピヂット県ピヂット
県第三選挙区選出タイ・ラック・タイ党所属下院議員のナーウィン・ブンサレート氏、
シンブリー県第三選挙区選出タイ・ラック・タイ党所属下院議員のパーヤップ・パン
ゲート氏及びウタイターニー県第一選挙区選出タイ・ラック・タイ党所属下院議員の
プラッセーン・モンコンシリー氏に対しては、再選挙に於いて再出馬が認められるイ
エローカードを発行した事を明らかにした。尚、今回の措置に伴い行われる再選挙に
関しては10月末頃に行われる見通しとなっている。

 また、先にレッドカードが発行されると見られていたウボン・ラーチャターニー県
第11選挙区から当選したマハーチョン党所属のトゥン・ヂンタウェート氏及びパッタ
ーニー県第4選挙区から当選した民主党所属のサーター・アウェーグゥーヂ氏の2人に
関しては、審査委員会からレッドカードに付する理由には成り得ないとして選挙委員
会側に対して差し戻し審議に付されたことを受け、最終的に発行を免れることになっ
た。

 一方、先の総選挙で息子が今回イエローカードが発行されたナーウィン氏と同じ選
挙区から出馬し落選したマハーチョン党党首のサナン・カチョンプラサート少将は、
選挙委員会側に何等かの影響力を行使したこと、また、再選挙を見越して一票あたり
500バーツで票の買収に動いていたとの噂を否定している。
 

「泰米首脳会談、自由貿易協定締結推進を再確認」

 アメリカのブッシュ大統領との首脳会談に臨んだタクシン首相は、今回の会談で既
に締結に向けた作業が開始されていた自由貿易協定の可及的速やかな締結を目指し必
用な作業を両国共同で積極的に推進させることが再確認された事を明らかにした。

 自由貿易協議の締結に向けた両国協議に関しては、2004年7月24日から開始されて
いたものの、これまでに僅か4回の協議しか持たれていなかったという経緯があり、
今回の首脳会談を受け第5回目の協議が9月末の週にホノルルで行われることが確認さ
れている。また、アメリカ側通商代表のロブ・ポートマン氏は来年初旬の締結を目指
す意向を明らかにしていたとも伝えられている。

 しかし、両国自由貿易協定に関しては、タイ側が金融関連を協定から除外するべき
であると主張する一方で、アメリカ側は輸出機会の増大をもたらす物として歓迎する
声があるものの、国内の砂糖関連団体からは大量の砂糖が輸入されることに繋がり強
硬に反対を主張、また自動車関連団体もタイから輸入されるトラックに適用されてい
る関税率25%を維持させるべきであるとの主張やタイ国内に於ける知的財産権の保護
状況に懸念を示す声も聞かれている。

 一方、ミャンマー関連に関しては、同国の民主化に向けた国内の和解推進を支援す
ること、及び11月から再開する憲法改正の為の国民会議の開催を支持することで両国
間で意見の一致を見た。


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