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2005年11月11日 〜 2005年11月20日



2005年11月20日

 タイ・ラック・タイ党のシター報道官は昨日、ソンティ氏の一連のタ
クシン首相批判の背後で政権転覆をたくらむ野党が糸を引いていると発
言、更に「我々は国王の為に闘う」と書かれたTシャツをソンティ氏が
販売している事に関して、国民の誰よりも国王に対する忠誠心が欠けて
いるような人物がやることではないとまで発言していました。
 また、ソンティ氏の公開録画に対抗して本日よりタイ・ラック・タイ
党が始めた公開演説会の席上でも同様な論を展開していたようです。
 因みに、金曜夜に行われたソンティ氏の公開録画の場にマハーチョン
党のサナン党首や軍の保守派に近いとされる元ネーオナー紙のコラムニ
ストのプラッソン空軍少将が声援の為に駆けつけていました。
 

 昨日未明1時頃、新ぺーチャブリー通り沿いにあるカラオケ店”カー
オ・トム”の前付近で、非番の51歳の警察官が男二人に暴行を振るわれ
死亡するという事件が発生しています。
 なんでも、暴行を振るった男の内の一人で、カラオケ店のオーナーの
息子でもある35歳の男がカラバオのティアリー・メーカワッタナー氏に
そっくりで、タクシーで通り過ぎた際にてっきり本物のティアリーだと
思いこんでしまったカラバオファンの警察官が、急いでタクシーから降
りて握手を求めにきた事が気にくわなくて、店の従業員の男と一緒になっ
て袋だたきにしてしまったようです。
 

「南部問題に関してマレーシアと理解を共有」

 タクシン首相は昨日放送された国民向け定例政見放送の中で、APEC首脳会議の際に
マレーシアのアブドゥラ首相と南部問題及びマレーシアに避難した住民131人に関す
る問題について話し合う機会を持ち、一味側の一方的な喧伝によりマレーシア側にあっ
た南部問題に関する多少の誤解をとき問題の真相について両者理解を共有する事がで
きた事を明らかにした。

 また、来週予定されているマハティール元首相の来タイの際に、あらためて南部問
題がタイの国内問題であることが確認される見通しになった事を明らかにした。

 尚、マレーシア国内のメディアによると、今回の首脳会談の際にアブドゥラ首相側
から南部問題に関して強い懸念が表明された上で、機会の公平性の創世及びイスラム
の非暴力の教えを広く地域に伝播させることが問題解決の鍵を握るとの認識が示され
たという。

 また、タクシン首相は放送の中で、南部正常化推進計画に則り、一連の不穏な動き
の影響を直接受け困窮している住民2,300人及び一般住民20,000人の雇用創世に向け
た必要な作業を開始し、また今後宗教一辺倒ではない教育体制の構築と将来の雇用機
会創世の為に地域住民が職業訓練や大学課程の教育を受ける機会の創世に取り組む方
針であることを明らかにした。
 

「プーヂャッガーン紙チァン・マイ支局で爆破事件」

 一昨日23時過ぎ頃、チァン・マイ県県都内メーピン地区にあるプーヂャッガーン紙
のチァン・マイ支局正面付近で爆発が発生し、爆発の衝撃で飛散した破片若しくは爆
発物に仕掛けられていたと見られる小石状の物により付近に駐車してあった車輌に僅
かな損傷を与えたが、幸い人的な被害は確認されなかった。

 爆発が発生した場所は、約2時間前まで同紙社主のソンティ・リムトーングン氏が
強烈な首相批判を展開する番組”ムァン・タイ・ラーイ・サプダー”の公開放送の場
面を地域住民向けに中継で放映していた場所で、爆発が発生した当時はスタッフが会
場の後片付けを行っている最中だった。

 尚、警察側は、今後の番組の中継放映を中止させる為に圧力をかける目的で爆発物
を仕掛けたとの見方を示している。

 また、今回の爆発事件では、警察側の到着が通報から著しく遅れるなど、警察側の
対応に「躊躇」が見られたという。

 一方、先にタクシン首相側から総額10億バーツの損害賠償を請求する民事訴訟を新
たに提訴されたソンティ・リムトーングン氏は昨日までに、11月21日に民事裁判所か
ら下された批判的言動等の禁止措置の取り消しを求める訴訟を提訴すると共に、行政
裁判所に対して政府の権限を乱用し地方のケーブル放送局に圧力をかけムァン・タイ
・ラーイ・サプダーの放映を中止させたとしてスラナン首相府大臣、政府広報局局長
及びルゥーイ県の電力発電現業の責任者を訴える意向を明らかにしている。

 それに対して、タクシン首相の顧問弁護士のタナー・ベーンヂャーティグン氏は、
番組内に於いてソンティ氏が首相が権限を乱用しC-130を私用で使用していた等の新
たな疑惑を指摘した事に関してタイ・ラック・タイ党の法務関連部門と今後の対応に
ついて協議を行う方針を明らかにしている。

 一方、ニューヨークに本部があるアメリカ系タイ人協会は、昨日までにタクシン政
権がマスコミを弾圧し正しい報道を規制する事により国民を誤った方向に導こうとし
ているとして、アメリカ上院議員のヒラリー・クリントン女史を初めとする主要な上
下院議員に問題を議会で取り上げ、警告決議に持ち込むよう要請する動きを見せてい
る。また、ジャーナリスト保護委員会は、委員会のサイト上にソンティ氏に対する政
府側の弾圧に対して強い懸念を表明する文章を掲載している。



2005年11月19日

「臨界点に向かいつつあるソンティ vs タクシン」

 国軍最高司令長官が最終手段発動の可能性を示唆するなかで、ソンティ氏は約3万
人の市民を集めて昨日行われた番組の公開録画の場で新たな爆弾を投下した。

 昨日朝民事裁判所から正式に首相及び一族・関係者が関係するビジネスに関する疑
惑の指摘を含む首相に対する批判的な言動の一時禁止措置を講じる旨伝えられたプー
ヂャッガーン紙社主のソンティ・リムトーングン氏は、多くの支援者・市民を集めル
ンピニ講演内で行われた番組"ムゥアン・タイ・ラーイ・サプダー "の公開録画の場
で、新たに首相の実妹が自身の誕生日に参加する友人等へ便宜を図るために国民の財
産たる軍所属のC-130輸送機を個人的に使用していた疑惑及びタクシン首相と謎の中
国人との関係を指摘した上で、本来国民のものであるべき国内にある全てのものが全
て特定個人のものになっていると指摘した。

 発言の中で、ソンティ氏は、主催者が客人を迎えるためにC-130を使用するという
旨が記された軍部のレターヘッド付き指示書のコピーを証拠として提示した上で、タ
クシン首相の実妹のモンタティップ・ゴーウィットヂャルゥングン・チンナワット女
史(M-Link社幹部等)が新築した豪邸のお披露目をかねて11月14日にチァン・マイ県内
で開催した自身の誕生パーティーに出席する友人の便宜を図るためにC-130輸送機を
使用したと指摘した上で、軍用機を私的に使用したケースはタノーム軍事独裁政権以
来見られていなかったと指摘、また、この誕生日の式典に出席する為にチァン・マイ
の県知事を初めとする県の幹部が重要な会議への欠席を余儀なくされたと指摘した。

 また、タクシン首相と謎の中国人との関係に関しては、タイ国籍の取得経緯に不審
点が指摘できるイアン・ピンなる人物が自らを中国に於けるタクシン首相の顧問で、
共産党以外の政党の結党が禁止されている中国国内にあってタイ・ラック・タイ党北
京支部のヘッドであると名乗っており、またタクシン首相が中国を訪問した際にはイ
アン・ピンある人物が経営するゴルフコースに訪問していたと指摘した上で、何らか
の形で中国とタクシン首相との間にコネクションが存在している疑惑を指摘した。

 一方、"国王陛下の為に闘う"(ラオ・ヂャ・スー・プゥア・ナイルワン)をスロー
ガンに掲げタクシン首相に対する批判を強めているソンティ氏側の動きに対して国軍
最高司令長官のルゥアンロート・マハーサーノン大将は、国王陛下への思いを表現す
る方法は個人個人による異なる事は理解していると断った上で、しかしその表現手段
にも限界があり、現在はその限界に達しつつあるとし、国民に自重を呼びかけると共
に、今後も同様な動きが継続されるような事があれば国家の安泰維持の任務を帯びて
いる立場として何らかの措置を講じざるを得ないと発言し、ソンティ氏側に対して最
終手段を講じる可能性を強く示唆した。



2005年11月18日

 アルコール類の販売を規制する新たな法律の発効に伴い、来年1月1日
からこれまで深夜2時まで認められていたアルコール類(ナイトスポッ
ト等も含む)の販売可能時間が深夜0時までに短縮され、11時から14時
及び17時から深夜0時までに販売可能時間が限定される事になります。
 また、ガソリンスタンド内や学校・宗教施設付近に於けるアルコール
類の販売も厳格に禁じられる事になるようです。
 ということで、今年の年末年始のカウントダウンは、新年を迎えると
共に行われる乾杯も禁止されちゃうんでしょうかね?
 

 タクシン首相が不敬罪で告発されたニュースですが、予想通りタクシ
ン首相系のiTVはこの話題には一切触れず、どこかの軍事独裁政権の翼
賛放送局の様に、先日ソンティ氏に要求書を突きつけたプルゥン少将の
元を多くの住民が激励する為に訪れ花を差し出したという話題だけを映
像つきで報じていました。
 一方、非地上波系のネーション・チャンネルは告発に関するニュース
を大きく扱うと共に、タクシン首相の顧問弁護士に対する電話インタビュ
ーも行っていました。
 

「都民の多くがソンティ氏の番組放映中止措置に反対を表明」

 アッサムチャン大学が行った意識調査で、61.7%がプーヂャッガーン紙社主のソン
ティ・リムトーングン氏がコメンテーターを務めるムァン・タイ・ラーイ・サプダー
(Thailand Weekly)がオーソーモートー社(英語社名MCOT社、旧タイマスコミ公社)に
よって放映打ち切りになった事に関して反対を表明していた事が明らかになった。

 同大学が行う世論調査エーべーク・ポールが都民1,282人を対象に11月12日から16
日にかけて行った報道に関する意識調査で、現在地方のケーブルテレビ局を通して配
信されているムゥアン・タイ・ラーイ・サプダーについて、オーソーモートー社側の
放映中止措置に反対であると回答した者が61.1%いた一方で、放映中止措置に賛成で
あると回答した者は僅かに12.4%だった。また、同番組に対する評価に関しては、
79.7%が有益であると回答、また、タクシン首相が同番組のコメンテーターを名誉毀
損で告訴した事については48.9%の回答者が、国民全てに国の指導者を批評する権利
があるとして不適切であると回答していた。

 一方、マスコミによる政治関連の報道に関しては、政府を激賛しすぎていると
回答した者が30.0%、政府に対する批判が多すぎると回答した者が22.9%いた一方で、
国民の困難に関するニュースが少なすぎると回答した者が59.3%、野党関連のニュー
スが少なすぎると回答した者が47.3% いた。

 また、政府の報道の自由に対する保障状況に関しては、34.9%の回答者が、政府側
に報道に干渉する権限がありすぎる、また政府の報道の自由に対する意識が希薄であ
るとの理由を掲げた上で、保障されていないと回答、充分に報道の自由が保障されて
いると回答した者は僅かに15.1%だった。

 一方、今回の意識調査と同時に行われた支持率動向調査では、タクシン首相を支持
すると回答した者が44.7%おり、その多くが国の発展に寄与していること、確信を持っ
て職務に取り組んでいる事を支持理由に掲げていた一方で、不支持と表明した者は僅
かに19.4%で、その多くが贔屓体質、不透明性、重要な問題が解決されていない事を
不支持理由として掲げていた。

 尚、政党別の支持率動向は、上位からタイ・ラック・タイ党(44.3%)、民主党
(36.5%)、チャート・タイ党(23.5%)と続く結果となった。
 

「タクシン首相を不敬罪で告発、首相側は言論封殺に奔走」

 昨日昼過ぎ、王室警備部隊幹部等を歴任したギッティサック・ラッタナプラッスゥ
ト大将及びイギリス国内でオリエンタルマート・グループを経営するエーカユット・
アンチャンナブット氏が顧問弁護士ののチュムポン・サントーン氏を伴い首都圏警察
本部プラッラーチャワン署を訪問し、タイ王国の首相であるタクシン・チンナワット
警察中佐及び同副首相であるウィサヌ・クルゥアンガーム氏を不敬罪で告発した。一
方、民事裁判所は昨日夕方までにタクシン・チンナワット警察中佐の顧問弁護士から
の要請に基づき、プーヂャッガーン紙の社主であるソンティ・リムトーングン氏に対
して、タクシン・チンナワット警察中佐を批判する言動及びWEBサイト上への掲載及
び氏がコメンテーターを務める番組を録画したVCDの配布を禁止する命令を下した。

 今回の不敬罪の告発は、4月10日にワット・プラッゲーオ内にある国王陛下及び王
族にしか座すことが許されていないワット・プラッシリーラタナサートダーラーム内
に於いて行われた国家の平穏を祈念する為の奉納式典の際に、国王陛下の事前承諾無
しにタクシン首相が極めて不適切な装いで座すことが許されていない場所に座して式
典を取り仕切っていた事に対してプーヂャッガーン紙社主のソンティ氏が国王陛下の
権威への挑戦であると指摘していた事を受けたもので、4月11日付けのクルンテープ
・トゥラギット紙に掲載された式典の模様を撮影した写真を証拠として提出したギッ
ティサック大将は、先に王室警備部隊の現役幹部であるプルゥン・スワンナタット少
将が代理人を立ててソンティ氏に対して首相批判に国王陛下の権威を引用する事をや
めるよう要請する要求書を提出した事により社会に誤解が広まるおそれがあるため、
敢えてタクシン首相による王室の権威を汚した行為の告発に踏み切ったと説明してい
る。

 また、ギッティサック大将等を支援するために警察前に集まった旧電力系公社・現
業系及び水道関連公社・現業系の組合員等が今回の告発を支持する国民2万人の署名
を集めた台帳を警察に提出した。

 一方、タクシン首相の顧問弁護士のタナー・ベーンヂャティグン氏は昨日夕方まで
に、民事裁判所に対してソンティ氏を初めとする10人に対して総額10億バーツの損害
賠償の支払いを要求する名誉毀損訴訟を新たに提訴すると共に、ソンティ氏に対して
タクシン首相を批判する言動、タクシン首相を批判した言動が見られる番組”ムゥア
ン・タイ・ラーイ・サプダー”を録画したVCDやそのスクリプトのWEBサイト上への掲
載、及び首相を批判する記事のWEBサイト上への掲載の一時差し止めを要求し、民事
裁判所は協議の上、根拠に基づく要求であるとしてソンティ氏側に対して上記行動を
裁判所からの解除命令があるまで一時禁止する決定を下した。

 今回の民事裁判所による一時禁止の決定を受けたソンティ氏側は、”最後の言論”
として、首相がこれまで無視してきた国民の力の威力を明日(11/18)目の当たりにす
る事になるだろうとの不気味な言葉を残した。

 また、政府が関係していると見られるソンティ氏の言論封殺の動きも次々に明らか
になっており、スラナン首相府大臣が昨日までにムゥアン・タイ・ラーイ・サプダー
が地方ケーブルテレビ局を通して配信されている事に関して、その契約の適法性の調
査を命じている他、既に権力に近い筋からの圧力により配信を打ち切りにしたケーブ
ル・テレビ局が複数確認されており、またソンティ氏が主催するプーヂャッガーン紙
のWEBサイトが権力筋からの圧力により本日(11/18)中に閉鎖措置が講じられるとの噂
も広まっている。
* 因みにエーカユット氏は、過去にタイ国内でマルチ商法(セール・ル
  ークソール)まがいの商売絡みで、摘発逃れの為に国外に逃亡してい
  た人物で、昨年突然帰国し、ネーオナー紙のコラムニストで陸軍保守
  派に極めて近い事でも知られるプラッソン大尉等と民主党を訪問し、
  結局断られたものの多額の支援金の支払いを申し出た事でも知られ、
  またその後の反政府的言動からタクシン首相をして所詮犯罪者の戯れ
  言と言わしめた事でも知られていました。
   尚、プーヂャッガーン紙のWEBサイトが閉鎖されるとの噂に関して
  ゴーソートー・トーラコムマナーコム社(CAT Telecom、旧タイ通信公
  社)側は、その様な指示は受けていないとして噂を否定しています。
(11月17日 タイ時間22:00掲載)



2005年11月17日

 本日昼過ぎ、元王室警備隊幹部のギッティサック・ラッタナプラッスゥ
ト大将及びエーカユット・アンチャンナブット氏がプラッラーチャワン
署を訪れ、タクシン首相及びウィサヌ副首相を不敬罪で告発、両名の逮
逮を要求しました。
 これは、プーヂャッガーン紙社主のソンティ氏が紙上及び番組の中で、
ワット・プラゲーオで行われた奉納式典で国王陛下及び王族しか座すこ
とが出来ない場所に事前承諾無しにタクシン首相が座し王室の権威を汚
したと告発した事を受けたもの。(15:30)
 

 英字二紙等によると、チァン・マイのナイト・サファリ内のレストラ
ンでライオンさんや象さん、キリンさんといった動物さんの肉を提供す
る"Exotic Buffet"(一人4,500バーツ)を企画している事が明らかにな
り、動物保護団体がお怒りになっているようです。
 ただ、所詮は大中華なDNAを濃く引き継いでいるタクシン首相以下の
お偉方には、保護団体側のセンチメントが”本能”的に理解できないの
かもしれません。
 

 水星の位置的に運気が悪いと言ってマスコミの取材拒否姿勢を示し2
日目に入ったタクシン首相は、本日開かれる予定になっていた定例記者
会見についても、依然水星の位置が悪いし、また偏向した報道が蔓延っ
ている状況の中で、なんか発言しようものなら、また間違いなくゆがめ
られて報道されるからという理由で中止にする方針を明らかにしていた
ようです。
 

  昨日、国王陛下の権威に挑戦するタクシン首相に対する批判を強めて
いるプーヂャッガーン紙(英語系メディアではManager紙と表現する事
もあります)社主のソンティ・リムトーングン氏に対して、陸軍王室警
備部隊(タイ語ではチュット・ラクサー・プラッオンですが、もしかす
ると別の呼称があるかもしれません)幹部の陸軍少将が国王陛下を引用
した反政府的な言動を即刻中止する旨を軍部のレターヘッドに記した要
求書を突きつけています。
 前日の段階では件の陸軍少将(一部報道によるとタクシン首相の計ら
いにより現在軍部内で主流を占めているタクシン首相と同期の士官学校
第10期卒業組らしい)が直々に手渡すと宣言していたらしいのですが、
結局仕事で手が回らないという定番な理由をつけて配下の陸軍関係者を
代理にたてて手渡すというちょっと間抜けな風景が展開された為に、逆
にソンティ氏側を勢いづかせる結果になってしまったようです。
 因みにソンティ氏が首相批判する際にトレードマーク的に着用してい
る黄色地に”我々は国王陛下の為に闘う”(ラオ・ヂャ・スー・プゥア
・ナイ・ルワン)と記されたTシャツをEGATのIPOに反対する勢力や、教
育改革に反対する勢力等も着用する動きを見せ始めているのですが、も
しかする政権側は”我々は国王陛下の為に闘う”というスローガンの元
に反政府勢力が結集する事を危惧しているのかもしれません。尚、陸軍
側は今回の要求書は個人の考えに基づくもので陸軍は一切関知していな
いとしています。
 全然話はかわりますが、約10年くらい前にソンティ氏が金持ちの道楽
的にManagerという名前の英字新聞を発行すると宣言していたのですが、
結局発行されたんでしたっけ?
 

 ウィサヌ副首相は昨日、先の定例閣議で今年の年末年始休みを12月31
日から1月3日までにする事で決定された事を明らかにしています。
 また、中央選挙委員会側の要請に基づいて上院議員選出選挙が行われ
る予定になっている4月19日(水)を選挙日程がフィックスされ次第特別
休暇にすることも確認されているようです。
 

 警察当局は外国人旅行者に対して、舌の下に睡眠薬を隠し、キスした
際に相手に気づかれずにそれを飲ませ、相手が寝込んだ隙に金品を失敬
し逃走するという手口で犯行を重ねている”おかま”のギャング団に警
戒するよう警告しています。
 これは、同様な手口でバングラデッシュ人男性から金品を失敬したお
かま三人組が摘発され明るみになったもの。
 

「イスラム系住民一家9人が射殺、一石二鳥を狙った犯行」

 ナラーティワート県のプラッチャー県知事は、昨日未明に県内で発生したイスラム
系住民一家9人全員が射殺された事件について、地域内の政府側を指示する住民に脅
威を与えると共に、その犯行を当局側になすりつけ地域住民の反政府感情を煽るため
に行われた犯行であると非難した。

 問題となった事件は昨日未明1時前頃、ナラーティワート県ラッンゲ郡内ボーンゴ
ー地区グラットーン村内で発生し、少なくとも20人以上いたと見られる一味が村内に
ある住宅三ヶ所を急襲、銃を乱射し40歳と42歳の夫婦を筆頭に、その8歳になる息子
を含む家族9人全員が射殺され、8人(重傷2人、軽傷6人、報道により合計9人が負傷
を負ったとするものも)が負傷を負ったというもので、一味側が犯行後に当局側の仕
業であると喧伝して回った事も手伝い、住民が約4時間に渡って村内へ通じる道路を
封鎖し当局側の捜査の為の入村を拒む事態にまで発展したが、最終的にプラッチャー
県知事が直接住民と話し合い当局側の捜査が可能になった。

 また、捜査過程で別の家屋付近に捜査の為に現れた当局者を狙って仕掛けたと見ら
れる、電線による遠隔起爆式の爆発物が発見され安全処理されている。

 今回の事件について、プラッチャー県知事は、事件は海軍関係者2人が惨殺された
タンヨンリモーの事件を真似、政府側を支持する無実のイスラム系住民に恐怖心を植
え付けると共に、犯行を当局側になすりつけ、地域住民の反政府感情を煽る目的で引
き起こした犯行であると強い口調で非難した。

 また、コンサック国務大臣は、今回の犯行は一味側の潜在力を誇示すると目的で行
われたものであるとした上で、当局関係施設に対する警戒態勢の強化を受け、一味側
が戦略を従来の無実の住民を殺害し当局側に罪をなすりつける戦略に戻し始めた兆し
を表すものであるとして関係当局に対して警戒態勢の引き締め強化を指示している。
 

「国民の多くが第二次タクシン政権の情報隠蔽体質を認識」

 バンコク大学がこのほど行った意識調査で、国民の多くが政府は重要な事項に関し
て最低限の情報しか公開していないと認識している事が明らかになった。

 バンコク大学行う世論調査クルンテープ・ポールが11月10日から14日にかけて都内
及び近郊在住の1,185人を対象に行った、第二次タクシン政権化に於ける国民の知る
権利の状況をキーにした意識調査で、60.05%の回答者が政府は重要な事項に関しては
最低限の情報しか公開していないと回答、39.5%が充分に情報を公開していると回答
した。

 また、国民に情報を公開するべき重要な案件に関しては、南部問題関連(11.9%)及
び汚職疑惑が指摘されている国家プロジェクトに関する予算の配分状況関連(11.6%)
を挙げた者が一番多く、以下会計監査院院長人事関連(8.4%)、ゴーフォーポー社(旧
タイ電力発電公社)の新規株式公開公募関連(4.4%)、メガプロジェクトの進捗関連
(4.2%)、教育改革及び教育行政の地方行政機構への移管関連(2.7%)等と続いた。

 一方、政府の職務遂行状況に関する情報の公開に関しては、38.1%が実際に基づい
て公開されていないと回答、ありのまま公開されていると回答した者が13.2%、どち
らともいえないと回答した者が48.7%いた。

 また、政府が公開する情報に対する信頼度に関しては、52.0%があまり信じられな
いと回答、41.3%が概ね信用できると回答、5.1%が全く信用できない、1.6%が完璧に
信用できると回答していた。

 一方、マスコミの報道・言論の自由の制限状況に関しては、33.4%の回答者が、国
民による選挙により誕生した歴代政権に比して制限されていると回答、歴代政権より
もましであると回答した者が29.7%、現政権も歴代政権も殆ど変わりがないと回答し
た者が20.0%いた。



2005年11月16日

 最高行政裁判所は昨日、ゴーフォーポー社(英語名EGAT社、旧タイ電
力発電公社)が11月16日にから開始を計画していた株式の新規公募の一
時延期(裁判所側は明確な期限を定めていないので、事実上無期限延期)
を命じる判決を下しています。
 この裁判は、国内の消費者団体等がIPOの差し止めを求め提訴してい
たもので、一部ではタクシン首相系のシン社がIPOで一番美味しい思い
をするのではないかとも指摘されていました(当然シン社側は否定)。
 また、今回の差し止め決定により、ティーオーティー社(旧タイ電話
公社)やゴーソートー・トーラコムマナーコム社(英語名CAT Telecom、
旧タイ通信公社)の株式公開時期の見直しも必至となるとの見方もされ
ているようですが、タノン財務大臣は今回の判決が将来の株式公開計画
の障害には為り得ないと認識を示していました。
 

 高等刑事裁判所は昨日、パッターニー統一解放機構(PULO)の元リーダ
ーを初めとする幹部クラスに対する控訴審判決で、2002年12月15日の一
審判決で死刑判決が下されていた元リーダーのハジーダーオ・ターナム
被告(48)、元委員長のハジー・ブゥーオー被告(68)及び軍事部門の元責
任者とされるサマッエー・ターナム被告(54)の三人に対して、一審判決
を破棄した上で、審理過程に於いて罪状を認め裁判の進行を助けた事を
情状酌量し終身刑に減刑する判決を下しています。
 また、一審判決で無罪とされていた元メンバーのアブドゥロマーン・
ビン・アブドゥラガーデー被告(57)に対しては、一審判決を破棄し終身
刑を言い渡した上で、審理過程で罪状を認めた事を情状酌量し懲役50年
に減刑する判決を下しています。(尚、報道によっては原判決の終身刑
を破棄し、情状酌量の上で50年の判決を下したとするものもあります)
 今回判決を下された四人はいずれもヤッラー県、ナラーティワート県、
パッターニー県、サトゥーン県及びソンクラー県の一部地域の独立を標
榜しPULOの結成に参画し、1969年から1998年までの間に県庁舎を初めと
する当局施設や駅、列車、ホテル等に対する破壊活動や当局関係者や住
民の殺害に関係していた他、外国のイスラム教国の支援を得て武器の調
達費用に充当する為に商人や事業家、ゴム農園主、建設会社オーナー等
を脅迫し金銭や資産を強請り取っていたとされ、一審ではいずれも黙秘
を通していたようですが、控訴審では一転して罪状を認める証言をして
いたようです。
 

 バンコクの交通運輸事務所は昨日、特別急行バス(BRT、最近はスマー
ト・ウェーと称することも)二路線建設の為の公開入札を行い、ナワミ
ンガセート通り〜モーチット間に関してはイタリア・タイ社が7億500万
バーツの最低価格を、またチョンノンシー〜クルンテープ橋間はユニー
ク社が6億8,100万バーツの最低価格を提示するという結果になったよう
です。
 

 南部国境三県で行われていたプリペイド携帯用のシム・カードの使用
者登録が昨日をもって締め切られ、本日0時をもって未登録のシム・カ
ード所有者に対して三県内に於ける受発信の停止措置が講じられました。
 今回受付が行われた三県内にはプリペイド携帯用のシム・カードの所
有者が約47万人居ると見られており、一昨日までに内の65%が登録を完
了させており、最終的に70%-80%の所有者が登録を完了させたものと見
られているようです。
 尚、登録が間に合わなかった所有者に対しては向こう30日間以内に登
録を行えば、再度使用可能になるそうです。


2005年11月15日

 バンコク都内で初めての鳥インフルエンザのヒトへの感染が確認され
た事を受け、アピラック都知事は昨日、都内で最も養鶏農家が多い11の
区の区長及び畜産局関係者を緊急招集し、今後の鳥インフルエンザ対策
に関して協議を行い、地域コミュニティーの役員10,800人、ボランティ
ア保健員18,600人の協力を仰ぎ他県と同様な密接な監視体制を敷く方針
を決定しています。
 因みに、都内で養鶏農家の多い区は、ノーン・ヂョーク区、ミンブリ
ー区、ノーン・ケーム区、ラート・グラッバン区と続き、また、先に1
歳6ヶ月の男児に感染が確認されたクローン・サームワー区は7番目に多
い区になるようです。
 一方、バンコクの保健当局は昨日までに、スワンルワン区内にあるシ
ンガポール人宅でメイドとして働いており、連鎖死した鳩の回収作業に
あたった後にインフルエンザの症状を見せ11月11日から病院で治療を受
けている23歳のミャンマー人女性を鳥インフルエンザ感染疑い患者とし
て監視対象に置いたことを明らかにしています。
 

 11月7日に警察当局によって逮捕されたマレーシア人三人組に関して、
バンコク都内で何らかの破壊活動を計画していた疑惑が持ち上がってい
るようです。
 問題が問題だけに具体的には報じられていませんが、三人はバンコク
都内でタクシーをチャーターしスワン・サヤーム(遊園地)周辺を丹念
に偵察していた他、都内34ヶ所の主要地点の偵察を行っていたとされ、
また押収されたカバンから加配活動を計画していた事を疑わせる機材等
が確認されているようです。
 尚、本件に関してタクシン首相は、具体的な情報を得ておらずコメン
トのしようがないとしてコメントを拒否しています。
 

 コンサック国務大臣は、13日にナラーティワート県内21ヶ所で行われ
た一斉摘発により麻薬ギャングが摘発され115億バーツ相当の資産が押
収された事に関して、摘発された麻薬ギャングが一連の不穏な動きに関
係している一味を資金面で支援していた疑いがあることを明らかにして
います。
 タクシン首相が先に11月15日から新戦略に基づく急進的な対策に乗り
出すと宣言していましたが、今回行われた摘発がその対策の前哨戦だっ
た可能性も指摘できるかもしれません。



2005年11月14日

 タイ国内のメディアでは一切報じられていませんが、タクシン首相は、
トルコ訪問中に行われた首脳会談の席上でキプロス問題に関して、トル
コ系住民が分離独立を主張している北キプロス・トルコ共和国
(Turkish Republic of Northern Cypru)の独立を支持しているトルコ
側の方針を支持すると表明した上で、同席していたガンタティー外務大
臣に対して同共和国の分離独立に向けた最善の解決策を模索する様指示
していたそうです。
 

 11月9日、インドネシア国内でインドネシア警察の精鋭部隊との銃撃
戦の末爆死した、バリ島爆破事件やジャカルタのマリオットホテル爆破
事件、オーストラリア大使館爆破事件等を首謀したとされるアザハリ・
ビン・フシン容疑者が、2002年にバンコク都内でその後タイ国内で潜伏
中に逮捕されたハムバリとバリ島爆破に関する謀議を行っていた疑惑が
指摘されているようです。
 

「タクシン首相、アピシット氏の大衆政策病発言を痛烈に批判」

 タクシン首相は、民主党党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏が政権の大衆
主義体質を批判した事に対して、あたかも民主党が政権を奪取したら30バーツ一律診
療政策を廃止することを宣言するに等しいナンセンスな発言であると批判した。

 この発言は、先にバンコク都内の学校で行われた講演の席上でアピシット氏が現在
の政権は国民を大衆主義病(ローク・プラッチャーニヨム)に陥れモラルハザードを
引き起こし社会問題を深刻化させている一方で、大衆主義を隠れ蓑に国家を民間企業
の様に扱い、異なる意見に耳を傾けない強権主義的な政権運用を志していると指摘し
た事を受けたもので、タクシン首相は、アピシット氏を初め多くの批評家が大衆主義
を題材にして政権を批判する傾向があると指摘した上で、物事を悲観的にとらえるこ
となく、まず30バーツ一律診療政策や一タムボン一製品政策によって国民の生活が向
上したという事実を見極めた上で批判するべきであると指摘した。



2005年11月13日

 公共保健省病害対策局は10月12日、都内ミンブリーに近いクローン・
サームワー区内在住の1歳6ヶ月の男児が国内21人目(今年4人目)の鳥
インフルエンザ感染者として確認された事を明らかにしています。尚、
様態は重篤ではなく13日現在ほぼ健常者と同様な迄に快方に向かってい
るようです。また、軽い風邪の症状を見せている60代の男児の祖母も感
染疑い患者として観察対象になっています。
 同局によると男児の自宅で飼育されていた闘鶏用の鶏や地鶏が連鎖死
していた事が確認されているようですが、一部専門家の間では男児と鶏
との接触機会が無かった可能性も指摘されているようです。
 尚、この件に関して日本語に訳して報じられたロイター電が見出しで
「男児が死亡」と報じていましたが、これは完璧な間違いです。(おそ
らく内容を全部読まずに見出しのvictimを意訳したか、または元記事の
段階でガーンヂャナブリー県内で死亡した感染疑い患者の1歳の男児か
らは鳥インフルエンザの感染は確認されなかったと同日に国内で報じら
れていた事と混同して報じられていたのではないかと思われます。)
 

 先にエンターテイメント施設への入場禁止命令を破ってパブに入場し
たとして48時間の社会奉仕を命じられていたワン・ユーバムルン氏は一
昨日、スワン・ゲーオ寺の住職であるプラッパヨーム師の元を訪れ、師
から子供向けの仏教関係書の仕分け・配布作業を行うこと、また寺院で
預かっている26人の孤児の父親役としてフットボール等の活動の支援・
監督をするよう指示されていたようです。
 プラッパヨーム師は若手の高僧として、エンジンオイルの宣伝に説話
の一部が引用されたり、携帯電話の待ち受けメッセージ向けに説話を提
供した事でも知られていますが、最近ではタクシン首相が末娘のインウ
イちゃん(といっても大学一年だけど)の誕生日にタムブンの為に訪問
していた事でも知られています。
 

 本日(10/13)15:30頃、10月12日にBITECで開催されたイベントで行わ
れたゲームの最中に上から落下してきた遊具が頭部を直撃し意識不明の
重体に陥っていたGMMからリリースされたファースト・ステージ2に参加
していた(すみません。最近タイのポップス系は全く聞かないので詳細
は不明です)パイ・ファーストステージことワイグーン・ブンタノーム
さんが入院先の病院でお亡くなりになっています。
 なんでも、エー・タイム・メディア社が主催したイーFM93.5MHzのファ
ン感謝イベントで行われたアメリカの人気番組フェアー・ファクター
(確かiTV系で放映されていたと思いました)を模したドラム缶状の物に
しがみついたままクレーンで高いところにつり上げられるというゲーム
で無事に着地に成功したところで、つり下がっていたドラム缶状の物が
頭部を直撃し意識不明の重体に陥っていたようです。
 尚、警察側はドラム缶状の物をつり下げていたクレーン車等を押収す
ると共に業務上過失致死の疑いで主催者側に聞き込みを行っているよう
です。(一部報道によると主催者に対する逮捕状を申請中)
 

「三ヶ月以内にゲームに終止符を打つ  他」

 タクシン首相は、ケニア・トルコ歴訪を終えバンコクへ向かうタイ国際航空便の機
内にある電話設備を使用して中継放送された国民向け定例政見放送の中で、南部問題
に触れ、攻勢を強めている一味側に対して当局側が後手に周りがちだった事を認めた
上で、しかし最近では容疑者の逮捕に結びつく重要な情報を寄せる住民の数も増え始
めており、また既に地域に展開している当局側の体制立て直しを図り、まもなく最善
の体制でより厳格且つ急進的な対策に乗り出す予定になっていることから、向こう三
ヶ月以内に南部国境三県域内で展開されている”ゲーム”に終止符を打つことが出来
るとの認識を示した。

 また、南部国境三県域内に於ける住民、寺院及び僧侶の人身保護強化の一環として、
対策に必要な予算の迅速配分を期すために、一部の決定権を県知事に委譲する方針を
決定したこと、また住民に情勢に関する迅速な情報提供を期すために域内の主要な寺
院に警報システム及び照明設備を設置する為に必要な予算の支出を決定したことを明
らかにしている。

 一方、教育改革の一環として教育行政を地方の行政組織に移管する方針を政府が決
定した事に対して、各地の教師団体が過激な反対運動を展開している事に関しては、
先の決定は法律の主旨及び権限の分散という政府目標に基づいて為されたものであり、
法律を己側に有利になるように偏向解釈して反対する行為は、教育行政そのものの独
立性をも侵害するおそれがあるとして早急に抗議活動をやめるべきであると訴えた。

 更にタクシン首相は、今回の方針は政府側から押しつけるのではなく、受け入れ態
勢が整った地方行政組織に対して順次移管されるものであり、また地方行政組織の管
轄下に置かれることを好まない教師には従来通り教育省直属の管轄下に残ることも可
能であるという事実を充分に認識するべきで、表層だけをみて批判したり、不必要に
不安を抱くべきではないと指摘した。



2005年11月12日

「首相顧問弁護士、新たな訴訟提訴を示唆」

 タクシン首相の顧問弁護士のタナー・ベーンヂャティグン氏は昨日、プーヂャッガ
ーン紙社主のソンティ・リムトーングン氏が番組ムァアン・タイ・ラーイ・サプダー
(Thailand Weekly)の中でタクシン首相があたかも国王陛下の権威に挑戦していると
もとれる発言を繰り返していたとして、同氏の放送や新聞紙上に於けるタクシン首相
に対する批判的な言動を禁止する事を求めるために来週中にも新たな訴訟を提訴する
可能性があることを示唆した。一方、この動きに関して民主党のアピシット党首は、
意見を異にする者の口を塞ぐ為の脅迫行為に等しいものであり、社会に新たな対立を
呼び起こす事に為り得ると警告した。

 この動きは、嘗てタクシン首相の熱心な支持者としても知られていたソンティ氏が
プーヂャッガーン紙上で、4月10日に行われたワット・プラッゲーオに於ける奉納式
典に、本来王族が努めるべき式の主催者としてタクシン首相が列席したとした上で、
これは王室の権威をも超えることを究極の目的としているタクシン首相の卑しい野望
が如実に出た好例であると指摘し、更に各地のケーブルテレビ局に配信されている
ASTV News1で放映された番組の中でも同様な発言を繰り替えしていたことを受けたも
ので、先にタイ・ラック・タイ党所属の下院議員2人が警察に対して番組に出演して
いたソンティ氏と司会進行役のサローチャー・ポンウドムサック女史を不敬罪で告発
していた。

 尚、タクシン首相が主催者として列席していたとされる問題に関して、政府側は事
前に王室管理局経由で国王陛下から承認をもらっていたと説明していたが、その後実
際に国王陛下から裁可がなされたのは式典が終了した後だった事が明らかになってお
り、ウィサヌ副首相も式典が行われた時点では裁可を受けていなかった事実を追認す
る発言をしている。
* 因みにソンティ氏は金曜日にルンピニ公園で行われた番組の公開録画
  の席上で、「お金で全てを解決できると信じている人物にとって、金
  で言うことを聞かない者に対して取れる手段は一つしかない。つまり、
  もし自分の身に何かがあったら、それを指図した人物は一人しかいな
  いということである。」と発言していました。
   また、先の国王陛下の権威云々に関する発言が為されていこう、コ
  ラート中心部にある歩道橋上やチァン・マイ県中心部の普段はタイ・
  ラック・タイ党関係のスローガンが掲げられている広告塔に組織名な
  しでソンティ氏を批判する文言が記載された垂れ幕が掲げられていた
  りしているようです。



2005年11月11日

 チャイヤナン運輸副大臣は昨日、ミニバス全廃計画の一環として11月
15日から現在1,118台あるミニバス車輌について、一日85台を目処に車
輌の整備状況の検査を行い、不合格になった車輌に対しては向こう15日
以内に再整備を行わせ再検査を行い、それでも不合格になった車輌に関
しては使用禁止措置を講じる方針を明らかにしています。
 尚、いずれの場合であっても来年5月末に切れる委託運行契約の更新
は行い方針を明らかにしています。
 

 昨日(10/10)、訪問地のケニアでチァン・マイ・サファリ・パーク向
けの動物の引き渡しに関する協定書に署名したタクシン首相は、回の協
定が動物保護団体等から批判されている事について、これまでにも他の
国から動物を輸入し、動物保護に関するノウハウも確立しているという
事実に触れることなく動物保護に関する国際法規に則って締結された今
回の協定に対して批判されるのは心外であると強い口調で語っていまし
た。
 尚、今回提供される動物に関してケニア政府側は、サイ等の国際保護
動物は一切含まれていないと説明しています。
 

 新国会議事堂ビル建設候補地選定委員会は昨日までに、現在政府が創
立に向け検討を進めているスワンナプーム新都市圏内のバーンナー〜タ
ラート通り沿いにある700ライの土地に建設する方向で調査検討を進め
ていく方針を明らかにしています。
 尚、これまでに候補にあがったノンタブリー県とパトゥムターニー県
内の候補地は、それぞれ法律上の制限や大気汚染問題がネックとなり建
設予定地候補からはずされています。
 

 プーケット県の県当局は、旅行者及び地域住民の安全保障の一環とし
て政府から監視カメラ設置に必要な予算3,600万バーツの支給が決定さ
れた事を受け、最初に観光客が多く集まるソーイ・バーンラー及びパー
・トーン・ビーチに設置し、以降タラーン郡内の船着き場を初め県内全
域の主要ヶ所に設置を進める方針を明らかにしています。


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