過去記事
2006年01月11日 〜 2006年01月20日
本日付のネーション紙が、昨日シンガポールのテマセク社のトップで
あるホー・チン女史(リー首相夫人)が日帰りでバンコクを訪問し、シ
ン社との間でタクシン首相一族の持ち株のテマセクへの売却に関して最
後の詰めの協議を行い、一株あたり51バーツでテマセク側に売却される
事が確認され、本日中にSETに株式売却の経緯が報告され、来週月曜日に
同女史同席の元で正式にメディア発表が行われる見通しになっていると
報じています。
また、一部報道は、テマセク側はシン社の持つ携帯事業ポーション以
上に通信衛星ビジネスポーションに最大限の関心を示しているようだと
報じていました。
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尚、シン社側は本日朝、大株主(タクシン一族)側から株式が売却に
関する話は一切伝えられていないとし報道を否定した上で、大株主から
何らかの意向が伝えられ次第遅滞なく証券取引所に報告すると認めた書
状をSET宛に提出しています。
また、本件について聞かれたタクシン首相は、自分はあずかり知らな
い話であり、大株主である自分の子供達に直接質問するべきであると発
言、また、先週金曜日にシン社のブンクリーCEO等を私邸に招待し売却
の経緯について説明したとの報道に関しても事実ではないと否定してい
ました。 (10:50 追記)
本日付のネーション紙等によると、昨夜都内ラーマ9世通り沿いにあ
るマッサージパーラー"ラ・ディフェンス"で抜き打ち査察が行われ、未
成年者及び違法就労外国人をマッサージ師として雇用していたとして同
所に対して30日間の休業命令が下され、所轄のワントーンラーン署の幹
部3人が、関与の有無に関する調査及び綱紀委員会の査問に付すために
一時閑職に更迭されているうようです。
また、同所のオーナーが人身売買に関わっていた容疑でも捜査が行わ
れているようです。
刑事裁判所は昨日、法務省特別捜査局が提出したバンコクのサマート
副都知事及び都庁幹部3人に対する逮捕状申請に対して、事件の捜査に
政治的な意図を絡める事は不適切であるとの異例のコメントを付した上
で申請を却下する決定を下しています。
今回の申請は、都内で計画されているメガプロジェクトに絡んで、特
定の業者に有利になるような仕様決めが入札前に行われていた疑惑解明
のために為されたもので、裁判所側は逃走するおそれが無く、任意の事
情聴取で十分対応できる事を直接の却下理由としてあげています。
また、この疑惑に対する特別捜査局側の"異常に早い対応"の背景に、
民主党都政の信用失墜がねらいにあるのではないかとも指摘されていま
す。
因みに、徳熱捜査局は、爆発物検知システム調達汚職疑惑や新空港駐
車場ビル建設計画に絡む利益供与疑惑等の政府内の大物や首相関係者が
関係しているとされる汚職疑惑に対しては、一向に動く気配すら見せて
いません。
本日最終日を迎えるローイ・エット県アート・サマート郡内でのタク
シン首相による貧困対策視察に外務省から招待を受けた大使館関係者が
同行する事が決まっているようです。
これまでのところ、アメリカ大使館が派遣できる関係者がいないとし
て丁重に断った以外は、オーストラリア大使館やシンガポール大使館等
が関係者を現地に派遣する方針を明らかにしているようです。(日本大
使館の動向は不明)
なんか、つい最近日本でも似たような事があった気がしますが、大使
館関係者を現地に呼んで内外メディアの関心をローイ・エット県にいる
タクシン首相に引きつけておいて、こっそりとシン社の持ち株のテマセ
クへの売却の正式発表を行ったり、政府転覆を煽動した容疑で政府に対
して批判的な言動を繰り返している大物に対して逮捕状を執行するなん
て算段もありなんでしょうかね?
因みに、本日夕方過ぎ頃から行われるソンティ・リムトーングン氏の
第15回公開放送にあわせ大規模な妨害工作が行われるとの噂があるみた
いです。
なんでも、元首相秘書官のヨンユット天然資源・環境大臣の息がかかっ
た職員や森林局や国立公園局の関係者等約1,800人が"森林警備関連の訓
練"の為にナコン・ラーチャシマー県パーク・チョーン郡内にあるカオ
・ヤイ国立公園に集合をかけられており、現在上部からの出動命令待ち
な状態なんだそうです。
また、本日付のネーション紙によると、公開放送の場が市民煽動の場
として利用されていないか監視する為に、警察及びタイ・ラック・タイ
党の関係者が現場に派遣され監視活動に当たるようです。
一方 首相官邸への不法侵入容疑で逮捕された市民団体の代表のサマー
ン・シーンガーム氏は、首相に議会の解散・辞任要求を突きつける為に
今夜直接ヂャランサニットウォンのタクシン首相の私邸前に向かい平穏
を旨にデモ活動を行う可能性を示唆しているようです。
(9:10 追記)
スパンブリー県内で一昨日発生した訓練機接墜落触事故でパイロット
が死亡したことに絡んで、タクシン首相とスダーラット農業・協同組合
大臣との間で、「きっとバンハーン夫妻のポスターに見とれていたから
だね」とか「きっと(通称バンハーン・タワーと呼ばれる同県内を地盤
とするバンハーン氏の金権政治の象徴とされている)タワーに見とれて
注意力散漫になっていたからだね」などと、不謹慎な会話が交わされて
いた事に対して、スパンブリー県選出チャート・タイ党所属下院議員が
昨日首相宛に、一国の指導者として極めて不適切な言動を取り消すと共
に、死亡したパイロット及び遺族に対して謝罪するよう要求する書簡を
提出しています。
尚、この不謹慎な会話に対する報道に対してタクシン首相は昨日の朝
食の席上で、"うなずき軍団"を相手に「どいつも、こいつも内輪話をこ
とさら大きく取り上げ問題を提議しようとしている」と不快感を示し、
更に、この会話が行われていたシーンを何回もCh9の番組の中で放送し
たソラーユット・スゥタサナヂンダー氏やガノック・ラクウォンサグン
氏に対する中傷発言まで飛び出していたようですが、謝罪や反省の声は
一切語られなかったようです。
国民の模範たる首相が自ら法律を犯しノーヘルでバイク走行するとは
何事だと、チャート・タイ党副党首のニゴン・ヂャムノン氏(第一次タ
クシン政権時代は運輸副大臣)等が指摘している事に関してタクシン首
相は、「ニゴン氏が副大臣だった時代に改定された法律で支線や集落内
の路上ではヘルメット着用が義務づけられていないと規定されているに
もかかわらず、法律を調べずに批判するとは何事だ」と語り怒ってまし
た。
どうも、タクシン首相は、批判の根本に国民の注目を集めている場で
こそ、国民の指導者らしくヘルメットを着用し、正しい交通安全知識を
国民に訴えるべきだという思いが込められていることに気づいていない
ようですが、首相自身がこんな発言をしているから、いつまでたっても
タイ社会に「責任」と「義務」という概念が根付かないんでしょうね。
とりあえず6月末までに開業する予定だったはずのスワンナプーム新
国際空港ですが、昨日までにメイン滑走路の手抜き工事に伴う再工事及
び調達汚職疑惑で揺れた爆発物検知システムの制御用ソフトの不具合の
調整で、更に開業時期が遅れる見通しになっています。
尚、新空港担当のチャイナン運輸副大臣は、工事自体は95%完了して
おり、計画通り開業が可能であるとの認識を示していますが、大嫌いな
中間層がいないSpiritual Home Townでサンタ気取りで住民と対峙し気
分を良くしているタクシン首相は、ちゃっかり10月までに開業できれば
いいんじゃないのと呑気な事を言っていました。
ところが、タクシン首相が呑気な発言をしていた後で、更にだめ押し
をするように昨日16時過ぎ頃、タイ国際航空系の機内食工場ビルから火
災が発生し約2時間にわたり延焼し、少なくとも作業関係者3人が負傷を
追っています。
関係当局によると、火災が発生したビルは既に90%近くまで工事が完
了していたもので、火災原因は溶接の火が油等に燃え移ったと見られて
いるようです。
因みに、本日付のネーション紙によると、昨日スパンブリー県内で発
生した、エンジントラブルが発生した軽飛行機が商業ビルの屋根に接触
墜落しパイロットが死亡したというニュースを聞いたタクシン首相は
「きっと県内中に張り出されているバンハーン(チャート・タイ党党首
の)夫妻の写真付きポスターに見とれていたんだろうと、不謹慎なギャ
グを飛ばしていたらしいのですが、もしかすると最近やたらと仏陀の教
えを引用したがるタクシン首相に仏罰が下されたのかもしれませんね。
>スワンナプーム
サムイ島で発生したイギリス人女子学生レイプ殺害事件で逮捕された
2人の漁船乗組員の男に対する判決公判が昨日スラーッターニー県の裁
判所で開かれ、裁判所側は2人に対して死刑の判決を下しました。
逮捕されてから実に9日後に極刑判決が下されるという異例のスピー
ド判決の背景には、国際的に大きく報じられていた事による観光イメー
ジへの懸念と、外国人旅行者に対する犯罪への確固たる姿勢を国際社会
に見せたいとの思惑があったと見られています。(勿論為政者の殆どが
大中華のDNAを濃く引き継いでいるというのもあるかもしれませんが。。)
尚、この事件に関しては、タクシン首相が極刑に処すべきであると発
言する一方で、被害者の実母が極刑をのぞまない発言をしていたことで
も国際的に話題になっていました。
タクシン首相一族のシン社の持ち株がシンガポールのテマセクへ売却
されると噂されている事に絡んで、今週の金曜日にもシン社から株式の
売却の経緯に関してSETに報告書が提出されるとの噂が広がっているよ
うです。
また、サイアムセメント社の元社長であるチュムポン・ナ・ラムリヤ
ン氏にシン社の社長に就任するようテマセク側から打診があったとの噂
もあるようです。
ローイ・エット県アート・サマート郡を訪問中のタクシン首相は、昨
日朝コムチャットルックの記者を呼び、訪問団が起居する場所付近での
販売行為が禁じられていたとの報道は事実に反する極めて非建設的で非
倫理的であると非難した上で、記者団に批判は構わんが、事実に基づい
て記事を書くよう要請した際に多少不機嫌な顔を見せただけで、時に疲
れた表情を顔に浮かべる事はあるものの終始にこやかに二日目の"診察"
活動を行っていたようです。
また、ここやその他の報道によると、朝の診察を終えたタクシン首相
は、うなづきトリオならぬ"うなづき軍団"を引き連れ、村民が用意した
バイクでYazawa仕様の暴走族よろしく一般道路を横広がりに、しかもノ
ーヘルで走行するという狼藉をはたらきながら郡内の模範エビ養殖場に
到着。そこで焼きエビの試食を行ったものの、"想定外"に不味かったの
か、エビには一切触れずにひたすら付けだれ(ナム・チン)について長
時間に渡って賞賛していたりしてました。
一方、午後の診察活動を終え、夜に行われたタクシン首相のレクチャ
ーでは、少なくともGoogle Earthが15日単位で更新されているというタ
クシン首相のお言葉だけは参加者の心に残ったようですが、一体その
Google Earthの更新がどの様に貧困対策の為に役立つのかについてはタ
クシン首相しか分からない話だったようです。(ネーションWEBより)
また、夜のセッションでは、明晰な解説が出来る空軍少将のシター・
タイ・ラック・タイ党報道官と、準備されたレポートをそのまま読むこ
としかできない空軍大将のコンサック国務大臣との能力差をも鮮明にす
る場になっていたようです。
タクシン首相は昨日、国王陛下の適度な経済思想を旨に直接現場に根
を下ろし問題に取り組めば、貧困問題の解決も決して難しいものではな
いとの認識を示していました。
因みに、昨日のタクシン首相は、窮状を訴える村民に対して、ある物
には息子が借金してかったタクシー車輌の未払い残高を全部負担したり、
ある物には都内で診察を受けるための交通費3,000バーツ+αを、ある物
には耕作の為の土地の面倒を見ると約束したりと、ひたすら"診察"内容
に応じたばらまき行為に終始していたのですが、清貧思想にも通じる国
王陛下の適度な経済思想を旨にしているというよりは、むしろ大衆に適
度な貧困状態を維持させながら自分に対してロイヤルな大衆を増やそう
としているようにも見受けられました。
一方、タクシン首相が模範とする貧困対策は単なるばらまき政策では
ないのかと指摘されている事に関しては、確かに予算を多く投下してい
るが、貧困の実態を直接学ぶ為の学習料としては安い物であるとの認識
を示していました。
政府は昨日の閣議で、来期経済成長率見込み5%-5.5%及び来期インフ
レ率見込み3.5%をベースにし、更にメガプロジェクト等の投資案件を加
味した上で、今期予算より116億バーツ、8.5%増の1兆4,760億バーツを
来期予算に計上する事を正式に決定しました。
因みに来期(2007年度)の会計年度は今年の10月1日からはじまります。
中央選挙委員会は昨日、これまでに寄せられた告発等に基づき4人の
下院議員の選挙違反疑惑に関する調査を既に終え、早くて今週中に、遅
くても2月5日までにイエローカード若しくはレッドカード発行の是非に
関して協議を行い、結果を国民に報告する予定になっている事を明らか
にしました。
尚、該当者には、学歴詐称疑惑が指摘されているサムット・プラーガ
ーン県選出タイ・ラック・タイ党所属のソンクラーム議員の他、バンコ
クやナコン・パトム県選出タイ・ラック・タイ党所属議員の名前が取り
ざたされているようです。
タクシン首相は昨日開かれた定例閣議の席上で、政府の転覆を狙う批判勢力に対し
て厳しい措置を講じるよう指示した。
訪問先のローイ・エット県アート・サマート郡と首相官邸をビデオ会議システムで
繋いで行われた昨日の定例閣議の席上でタクシン首相は、一昨日ローイ・エット県の
到着した際に直面した抗議住民団体と政府官邸前に集まった市民団体を対比させ、ロ
ーイ・エット県の団体は首相との直接対話で活動を中止するような寛容性のある団体
であったのに対して、首相官邸前に集まった市民団体は、政府を転覆させることしか
考えず、話し合いには一切応じない所謂人間の言葉すら理解できない無法集団である
と断じた上で、株式絡みのトラブルから逃れ政府から仕事を得たいと欲し、更に国民
・国家を騙しているような人物に煽動されるなり雇われているような集団は徹底的に
取締り社会から一掃するべきであると語った。
一方、首都圏警察本部副本部長のチャチャワーン・スックソムヂット警察中将は、
市民団体による首相官邸不法侵入事件に関して、首謀者の割り出しを急いでいる最中
で、おそらく今週中に2-3人に対して逮捕状請求の手続きを行う見通しである事を明
らかにしている。
尚、首相官邸不法侵入事件に関しては、市民団体を"無法者"にし、弾圧の大義名分
にする為の当局側の罠だったとの疑念は依然払拭されていない。
* タクシン首相が例に挙げた、ローイ・エット訪問初日に出没した抗議
住民団体ですが、テレビを見た人なら恐らく違和感を抱いたと思いま
すが、ほぼ99.99%の確率で、市民団体側を悪者にする為に仕込まれた
ものだったと思われます。
だいたい、VIP訪問に備え当局側が厳重な警戒態勢を敷くような、
安全保障の要でもある空港前の道路を塞いで堂々と抗議活動をしてい
たこと自体おかしな話です。
昨日一日のタクシン首相の動向をここやその後の報道に基づき私の主
観を加味してまとめると、5日間の長丁場に備えいつも以上にかつらチッ
クな素敵な髪型でローイ・エット県入りした「妖術が衰えた魔術師」は、
早速やらせ臭プンプンな根性にかけた抗議住民団体の出向かいを受けま
したが、自ら団体の代表を説得し道を空けさせることにより依然妖術が
衰えていないタクシン首相ぶりをアピール。その後最初の目的地への道
すがらで「道路が綺麗に整備されているね?」「そりゃ〜旦那が到着す
る前に住民総出で道路整備にあたりましたからね〜」という、リアリティ
ー・ショーはインチキだと思っている皆様までをも喜ばせるような会話
まで住民とかわしサービス精神の旺盛ぶりを見せながら、到着後は気が
利かないUBCのカメラマンの元で一生懸命貧困病を直すお医者様ぶりを
延々と演じていたようです。
更に、その後に開かれた当局関係者等とのブリーフィングでは、タイ
語の発音すら怪しいタクシン首相が魔術師ぶりをアピールし自身に対し
てとってもロイヤルな皆様を幻惑しようとしたのか、ひたすら訳の分か
らない英単語を多用したワンマンショーを展開したものの、一生懸命首
相の発言を理解しようとしていたネーウィン首相府大臣を疲弊させ、更
にその模様を見ていたリアリティー・ショーの視聴者の皆様にチャンネ
ルを変えるタイミングを与えるだけで終わってしまったようです。
また、訪問地のアート・サマート郡は毎年水害に悩まされ、農閑期に
都心にタクシー運転手を初めとした出稼ぎにでる住民が多いところらし
いのですが、自身にノーを突きつけた都心の中間層に憎しみを抱いてい
るタクシン首相は、水害問題に対して決定的な対策を講じることが出来
ないことを誤魔化し、更に都心の票田を確保することができるという一
石二鳥作戦を思いついたのか、住民の皆様に、「これからは水害に悩ま
されながら農作業に励む必要はない。皆にバンコクで働く機会を与えて
あげよう。」なんて発言をしていたりしていました。
先にアピラック都知事が、都心部内で計画されているメガプロジェク
トの多くが、入札前に特定の企業に有利になるような仕様決めが行われ
ていた疑惑を指摘していましたが、その疑惑に最近超高級ドイツ製乗用
車を購入したらしいサマート副都知事の存在が浮かび上がり、タイ・ラッ
ク・タイ党都議連の皆様が大暴れしていたのですが、昨日政府関係者が
関与した汚職疑惑に対しては重い腰を上げない法務省特別捜査局が"情
報収集"の為にアピラック都知事と会談を行っています。
尚、このあまりにも迅速な特別捜査局の対応に関して、チットチャイ
副首相兼法務大臣は政治的な思惑は一切無いと発言していますが、誰も
文字通りには受け止めていないようです。
ソムキット副首相兼商務大臣は昨日、日本との自由貿易協定に関して
1-2ヶ月以内に基本合意にいたる見通しになった事を明らかにしていま
す。
同副首相によると、交渉は既に95%まで完了しており、今月末に自ら
日本を訪問し最後の詰めの協議を行い基本合意を取り付け、年内に協定
を締結させた意向なんだそうです。
また、先にアメリカ側交渉代表が交渉を打ち切る可能性を示唆してい
たアメリカとの自由貿易協定締結に向けた基本合意に関しては、アメリ
カ側の回答待ちであるとして時期関係に関しては話せる状況ではないと
語っていました。
一方、アメリカ等の普通の国のようにタイでも国会の審議・承認を経
てから自由貿易協定を締結するべきであるとの声が噴出している事に関
してポーキン下院議長は、現行の法規では議長側から政府に対して協定
内容を国会審議に付すよう要求する事が出来ないため、最低でも議会内
の議決に基づき政府側に審議に付すよう要求する必要があるとの認識を
示していました。
また、多くの国が国際協定の締結に国会承認を必要としている事に関
しては、タイ国内には、仮に何らかの不正があれば責任を追及できる牽
制システムが存在しており、是非を論じるのは難しいとの認識を示しま
した。
結局、この牽制システムが正常に機能していないことが問題の根本に
ある訳ですが、泰米自由貿易協定に反対する団体側は、最終的に憲法裁
判所の判断を仰ぐ方向で動き始めているようです。
タクシン首相は、先にティーラユット教授がローイエット県への視察
訪問を批判した事に関して、知識がある者は、時に怒りや嫉妬、執着等
の押さえられない感情により無知蒙昧になるとの仏陀の教えを引用しな
がら、不安内な事柄について気分だけで話す傾向がある同教授の発言は
一切自分に訴えかけるものは無く、とにかく自分がやるべき事は貧困救
済に邁進するのみであると語っていました。
一方、学生運動家や民主活動家が大嫌い事でも知られるサマック・ス
ンタラウェート元都知事は昨日朝放映されたCh5の番組内で、ティーラ
ユット教授が身内・取り巻き優先主義若しくはクロニズムを意味する造
語"コートラーヌワット"を使用してタクシン首相の汚職体質を指摘した
事に関して、「むしろ学生連合優先主義(コートラーニシットという造
語を意訳してます)を唱え、騙して集めた寄付金を持って山間部に逃走
したのは一体誰だったっか?」と語り同教授を批判していました。
尚、タイ・ラック・タイ党副幹事長のプミタム・ウェーッチャラチャ
イ氏(運輸副大臣)なんかも10月14日の動乱後に一緒にナーン県内の山
間部に逃走した仲間だったりします。
因みに、昨日ローイ・エット県アート・サマート郡内に入ったタクシ
ン首相は、貧困病治療の専門家のタクシン先生になって住民等からの問
診で得られた高利貸しからの借金問題に関する実態に基づき処方箋作成
作業に精をお出し遊ばされていたようです。
で、この模様は予想通り冗長で内容に起伏がない"リアリティー・ショ
ー"でも延々と映し出されていたようですが、とりあえず映像をみるよ
り、主観が心地よく混じったこちらの文字レポートの方がライブ感があっ
てよろしいかと思います。
ローイ・エット県の県都内で抗議活動を展開していた教師団体は昨日
昼前、県都警察署に訪問し12月25日に開かれたタクシー運転手との会合
の席上でのタクシン首相の発言は不敬罪に当たるとして告発手続きを行
いました。(内容は先のネーオ・ナー紙記者の告発と同じ)
一方、同県訪問に先立ち都内で開かれた教師の日を記念した行事に参
加したタクシン首相は、教師や生徒の参加を得た教育改革を推進させる
事を再確認すると共に、社会参加型教育を推進させる方針を明らかにし
ていました。
ヨンユット天然資源・環境大臣は昨日、先に公開放送の妨害工作を行
うために管下の森林保護局等の職員に指示し人を集めさせたとソンティ
氏が指摘した事に関して、事実無根であると否定したうえで、ソンティ
氏の言われ無き中傷を国会の場で取り上げる意向を明らかにしていまし
た。
尚、12月最終の公開放送の際に同様な指摘を受けた際には、妨害工作
に来た森林保護局関係者は都内で開かれた当局者会議に出席する為にバ
ンコクに来ていたと説明していたヨンユット大臣は、今回は「きっと子
供の日のイベントに出席する為にバンコクに来ていたんじゃないかな?」
と語っていました。
一方、上院天然資源・環境委員会筋は昨日までに、ヨンユット大臣が
背後で糸を引いていた疑惑を解明する為に同大臣を証人喚問する方向で
調整に入った事を明らかにしていました。
本日の教師の日を期して、政府側の教育改革案に抗議する為にローイ
エット県県都内で抗議活動を展開している教師団体に、政府の政策に反
対する農民団体や市民団体、自然保護関連団体等が合流の動きを見せて
おり、本日13:30から県都内で行われるソンティ・リムトーングン氏の
ムァン・タイ・ラーイ・サプダーの公開放送が開始される頃には約10万
人にまで膨らむのではないかと見られているようです。
尚、本日行われる公開放送では教師団体代表をゲストに迎え教育とタ
イ政治及びタクシノミックス時代をキーに討論を行う予定になっている
ようです。
また、教師団体側は、抗議活動はタクシン首相の訪問地であるアート
・サマート郡から離れた県都内で法律に則り秩序と平穏を旨に展開する
方針を明らかにしていますが、仮に官権側が第三者を使って煽動する等
の暴挙にでた場合は、場を首相の訪問地であるアート・サマート郡に移
し首相との面会要求も辞さない方針で臨むとしているようです。
昨日のch3の朝のニュース・ショー番組の中で、タイ語を流暢に話せ
るファランでお馴染みのアンドリュー・ビッグス氏(この本とかを出し
ているオーストラリア人)が首相のリアリティー・ショー絡みで「タク
シン首相はシン社の持ち株の売却益で国内貧困層を救済するべきだよね」
と発言しているのを聞いて腹を抱えて笑ってしまいましたが、昨日付の
ネーション紙によると、タクシン首相は一昨日夜にシン社の幹部を私邸
に招き持ち株売却に関する説明を兼ねた"お別れ会"を催していたらしい
です。(コンファームされている情報という訳ではありません)
また、株式売却の詳細に関しては1-2週間以内に公にされる見通しに
なっているようです。
「国民の税金を垂れ流し地方に逃げ場を求める政治的ファンタジア」
タンマサート大学社会人文科学部教授のティーラユット・ブンミー氏は昨日、タク
シン首相が貧困撲滅政策の進捗状況視察の為に訪れるローイ・エット県内で、首相の
一挙手一投足をカメラで追うリアリティー・ショーを放映する事に関して、既に危機
的な部分を抱え始めているタイの政治を、昨年末に己の身に降りかかった不運の厄払
いの為の安っぽい人生ドラマの場にしようとしているものであると指摘した上で、関
係当局者の時間を浪費させるだけでなく国民の税金までをも浪費する"コメディー"番
組を放映することよりも、むしろ己の女主人や関係する大物・小物婦人等に自宅内で
静かに戦士の舞を踊らせて厄払いの願掛けをしたほうが遙かに経済性にかなっている
と皮肉った。
嘗ての学生活動家にしてタクシン首相の最も嫌いな評論家の一人としても知られる
ティーラユット氏は昨日、1月20日に行われる年次政治座談会に先駆けて開かれた記
者会見の席上で、リアリティー・ショーに関して、政府側はまずタイが依然貧困国家
であるという認識の上にたって、このような下らない番組の為に国民の税金を無駄遣
いする事が無いよう慎重に国家予算を運用するべきであると指摘した上で、このリア
リティー・ショーは、地方層が政府を支持し、首都圏の住民や中間層が政府不支持に
動くという二重構造の中で、首相の近親者による汚職疑惑や政府によるマスコミ弾圧
により政府に対する不満が膨らみ首相辞任の声を上げ始めた首都圏の住民や中間層に
対して憎しみを抱いたタクシン首相が、仕返しの為に国内に中央政府に代わる地方・
県政府を樹立しようとしている行為に等しいと皮肉った。
一方、ソンティ・リムトーングン氏の呼びかけに応じた市民が首相官邸前で首相辞
任を求めるデモ活動を展開した事に関しては、国王陛下の権限云々をもってして辞任
要求を突きつけるだけでは決定打にかけ、また時期尚早だったとの感も否めず、むし
ろ充分な資料に基づく汚職問題を全面に出して辞任要求をするべきであったと指摘し
たが、一方で、今回のデモに参加した層が王室を敬愛する者や信仰心が強い者、愛国
者等の全ての階層を包括したグループと汚職問題やメディア弾圧問題に関心を寄せ政
府に対する不満を膨らませてきた中間層で構成されるグループの二つのグループで構
成されていることは無視できず、政府側は現在の状況は氷山の一角(ヨート・プーカ
オ・ナム・ケン)でしかなく、今後の政府の出方次第では辞任要求を突きつけている
少数の者の活動が誘発剤となって過激な辞任要求運動に発展する可能性を秘めている
ことを政府側は充分に認識しておくべきであると指摘した。
更にティーラユット氏は、現在の汚職は閣僚3-5人が牢屋に入れられてもおかしく
ない位にまで深刻化した取り巻き・縁故型の汚職(氏はタイ語のコートラーヌワット
をもじったKotranization Of Corruptionという言葉を使用)と化していると指摘した
上で、首相がこのような状況を放置している限り"1,900万人の国民から支持を得た"
首相としての正当性を欠いていると言わざるを得ず、またこの問題が辞任要求の過激
化の引き金に為り得ると指摘した。
* 因みに本日から5日間UBCで放映されるリアリティーショー"Backstage
Show:The Prime Minister"は、ここから視聴する事も出来るらしいで
す。
辞任を求めるために首相官邸前に集まった市民グループの代表で、一昨日夜釈放さ
れたサマーン・シーンガーム氏は昨日、タクシン首相が辞任を表明するまでルムピニ
ー公園正門前で活動を継続する方針を明らかにした。
また、警察側の対応に関しては、憲法の精神に則り秩序と平穏を旨に活動を行って
いた市民に対して、あたかも暴徒に対峙するかの様な過剰な対応がとられていたと非
難したものの、警察側が制圧に動いた際に市民側に負傷者が出たとの報じられていた
事に関しては否定した。
一方、昨日7時過ぎ、民主活動家の言論の場として知られ、またこれまでにも度々
警察による強制捜索を受け官権側からの圧力に晒されていたコミュニティーFM局
92.25MHzの事務所にタイ政府広報局副局長に率いられた警察犯罪制圧局所属の警察官
約20人が押しかけ強制家宅捜索が行われた。
同局は、これまでに民主党のゴーン副幹事長やチャート・タイ党のチューウィット
副党首が進行役を務める聴取者参加番組を放送していたことで知られている他、先に
首相辞任要求デモが発生した際にはデモ参加者の声を放送で流していたとされる。
今回の強制家宅捜索に対して同局側は令状に基づかない不当家宅捜索であるとして
訴訟をも辞さない構えを見せているが、政府広報局を管掌するスラナン首相府大臣側
は、家宅捜索は安全保障に脅威をもたらす煽動行為を立件する為に裁判所の令状に基
づいて行われた正当なものであると主張している。
* 一方、本日ローイ・エット県入りするタクシン首相を迎え撃つために、
昨日から同県内で抗議活動を行っている教師団体を取材していた、や
はりデモの詳細を報じていたFM局のINNやルゥアム・ドゥアイ・チュ
アイ・ガンで知られるINNネットワークの記者の車が何者かに襲撃さ
れ記者が軽傷を負うという事件も発生しています。
タクシン首相は昨日放送された国民向け定例政見放送の中で、一昨日夜半から昨日
早朝にかけて首相官邸前で退陣要求デモが発生した事に関して、退陣する意向は一切
無いとした上で、官邸の敷地内にまで入った"暴徒"に対して厳格に法的な責任問う方
針を明らかにした。
放送開始以来度々姑息な発言の場として利用されてきた定例政見放送の中で、タク
シン首相は、首相官邸の敷地内にまで侵入した暴徒の指導者の中に元警察局長のプラ
ティン・サンティプラッポップ警察大将がいたことは極めて憂慮するべき問題である
と指摘した上で、民主主義を隠れ蓑に国で最も重要な施設を冒涜し国の対外イメージ
をも傷つけるという容認できない行為に走った無法者に対しては厳しく法的責任を追
及するよう警察に指示した事を明らかにした。
今回のタクシン首相の発言に先立って、一昨日夜半にソンティ・リムトーングーン
の呼びかけに応え首相官邸前で退陣要求のシュプレヒコールをあげていた市民の内、
朝8時前頃まで残っていた約100人の市民が警察に包囲され、内リーダークラスと見ら
れる市民40人(国家警察報道官の言に基づく)が建造物不法侵入の容疑で逮捕され、
非合法集会の容疑を立件する為に嘗て政治犯罪の容疑者の収容に使用されていたバー
ン・ケーン区内にある警察学校に併設された警察クラブに収監されていた。
尚、警察が制圧に動いた時点でソンティ氏や首相官邸前のデモに参加していたプラ
ティン警察大将等は既に現場を離れていた。
警察側は、今後逮捕状請求を視野にプラティン警察大将を初めとすデモで指導者的
役割を果たしていた人物約10人の特定を急ぎ法的責任を追及する姿勢を見せている。
尚、デモに参加した市民の一部が一時的に首相官邸の敷地内に侵入しシュプレヒコ
ールをあげていたと首相・警察側が主張している事に対して、デモに参加した市民の
間からは、デモに参加した市民を"無法者"にし今後の活動を抑え込むために警察側が
意図的に門を開け市民の官邸内への侵入を許していたと指摘する声が上がっている。
一方、タクシン首相はデモに参加した市民等が退陣を要求している事に関しては、
「その答えを聞きたかったら彼らは私の来世(チャートナー・サーイサーイ)まで待
つ必要がある」と語り退陣要求する意向が無いことを明らかにした上で、更に「IMF
からの借金を再生し、経済再生を果たし、また依然国民から支持を受けている私が何
故やめなければいけないのか」と訴えた。
また、タクシン首相は、泰米自由貿易協定に対する抗議活動が展開されていた事に
も触れ、協定締結に向けた事前協議は全て道理をわきまえた教育的バックグランドが
ある者が"国の利益を最優先"に取り組んでおり、具体的なデータを持たずに反対だけ
を唱えている"無法者"とは取り組み方のレベルが違うとかたり、抗議活動に対して不
快感を示した。
* 奇しくも市民デモが発生した日は、嘗て軍事政権に対峙した市民等に
バイパスされていない貴重な情報を提供していたBBCのタイ語放送の
最終回が放送された日でもありました。
因みに、最終回ではタイ語放送64年間を振り返るという企画の中で、
タノーム大将やタノーム政権に対峙した学生リーダーの一人で現タン
マサート大学教授のティーラユット・ブンミー氏への当時のインタビュ
ー音声や、ヂャムローン少将と一緒に国王陛下に拝謁した直後に行わ
れたスヂンダー大将に対するインタビュー等が放送されていました。
(今でもサイト内で聞くことが出来ます)
尚、逮捕されたデモ参加者40人は、昨日20時過ぎまでに全員釈放さ
れているようです。
先に1人に対して有罪、残り4人に対しては無罪の判決がくだされやソ
ムチャーイ弁護士失踪事件に関して、タクシン首相は昨日、同弁護士が
少なくとも4人以上の当局関係者により殺害されているとの認識を持っ
ている事を明らかにしていました。
タクシン首相によると、既に法務省特別捜査局に対して、これまでに
集められた状況証拠に基づき立件を進め、2月までに殺害に関与した当
局関係者に対して法的責任を問うための手続きを進めるよう指示してい
るようです。
尚、本件に関しては、以前タイ弁護士協会の関係者が、通話記録等の
資料から首相官邸内の大物が関与している事が明らかになっているが、
その大物が官邸内で権勢を保っている限りは事件の根本的な解決は不可
能と指摘していました。
タクシン首相は昨日、先にシン社の株式をテマセクに売却する事が本
決まりになったとの報道を事実ではないと否定していました。
タクシン首相によるとシンガポールでは、スーパーマーケットでのお
買い物やマクドナルドに行ったりと普通の観光をしていただけなんだそ
うです。
また、シン社側も昨日、"大株主"から持ち株を売却するという話は聞
いていないとして、報道を否定しています。
まぁ、帳簿上の"大株主様"がスーパーマーケットでのお買い物やマク
ドナルドに行ったりしていたことは信じることができる話ですが。。。
「国を食い物にする輩を追い出すために官邸に向かおう」とのソンティ・リムトー
ングン氏の呼びかけに応じた市民約3,000人が、昨日夜半ソンティ氏や元警察局長、
元国家汚職制圧委員会事務局長等を中心に隊列を組み首相官邸に向かい、官邸前でシュ
プレヒコールを挙げた。
都心部の中間層からの支持を失いつつあることを浮き彫りにした今回のデモの発生
により、今後ローイエット県での"貧困撲滅政策の進捗状況の視察"を手始めに、より
地方部を中心にした衆愚政治色を強めた政策をタクシン首相が推進させる可能性も指
摘できる。
今回のデモは、昨日ルムピニー公園で行われた今年最初のムゥアン・タイ・ラーイ
・サプダーの公開放送の直前に、公開放送を妨害する為に同公園に集まった"政府の
息がかかった集団"と視聴の為に集まった市民との間で小競り合いが発生した事が引
き金となったもので、公開放送の中でソンティ氏は、独自に撮影した証拠ビデオを提
示しながら妨害工作の為に集まった者達が、元首相秘書官で国務大臣のポストを狙っ
ているヨンユット天然資源環境大臣から指示を受けた森林局や国立公園局の関係者が
チァン・マイやチァン・ラーイ、トラート等で一日300バーツで雇い入れた者達で、
またこの工作に関しては首相の実妹のヤオワパー・ウォンサワット女史や同県内を地
盤とする下院議員も承知していると指摘した上で、「我々が首相が言うルムピニー公
園で吠えている犬であるなら、喜んで国を害する者を寄せ付けない為に吠える"誠実
な犬"になって場所を首相官邸前に移し替えて吠えてやろうじゃないか。皆でチァン
・マイから送り届けられた政府からの贈り物(妨害工作の為に集まった者達のこと)
に対する返礼を送り届ける為に首相官邸に向かおうじゃないか。」と集まった市民等
に呼びかけた。
一方、昨日の放送の中でソンティ氏は、政権について5年間の間に子供の日に正直
者になろうと子供達に呼びかけた事が一回しかないようなタクシン首相が総指揮者に
なって汚職撲滅に取り組む方針を発表している事は、下級役人がスケープゴートにさ
れるのが関の山で、国民のお金の無駄遣いの実態までは解明出来ないことを意味する
と皮肉った上で、首相の地元であるチァン・マイで計画されているタバコ工場の建設
計画に絡む汚職疑惑を明らかにした。
ソンティ氏によると、この計画に絡んで中国の会社幹部が同県内に出先企業を設立
し、県内の大物女性(報道により首相の実妹)に2億バーツの現金が手付け金としこ
の中国人から渡されたことにより、計画遂行の為の予算が当初の90億バーツから一気
に160億バーツに増額されたという。また、この中国人は、この贈賄に絡んで中国国
内で実刑判決を受け現在服役中であるという。
また、ソンティ氏は公開放送の中で、オーストラリアや中国と自由貿易協定を締結
した事により、タイ国内の農業部門に深刻な打撃を与えた一方で、首相系の通信衛星
ビジネスに巨万の富をもたらしたと指摘した。
* 因みに、地上派各局はこのデモに関して非常に及び腰な報道姿勢を見
せており殆どの局が5w1hを伝えるだけにとどめ、また首相系のiTVは
子供の日の前にこのような事をやるとはけしからんという言質で女性
アナウンサーが"笑顔"で語っていたりしてました。私が確認できた限
りでは唯一ケーブル系のネーション・チャンネルが状況のアップデー
トに努める報道体制を敷いていました。
また、首相官邸前に集まった市民は、その後ネット等で情報を知っ
て駆けつけた市民等で当初の倍近くまで一時膨らんだようです。因み
にその中には、実は護憲活動家としても知られる、あのリーナー・
ヂャンヂャンヂャー女史の姿も見られました。
尚、デモに参加した市民約40人が本日一網打尽にされたことや、首相
官邸への侵入が実は警察側が仕掛けた罠だったとの疑惑が指摘されて
いること、タクシン首相の発言等々に関しては1月15日分(15日AM1:00
頃更新予定)でカバーする予定です。
ある意味では既に織り込み済みになっている話ですが、チンナワット
一族系の旗艦企業であるシン社の帳簿上の大株主である子供3人を含む
タクシン首相一家がシンガポールを訪問した際に、シンガポール・テレ
コム社(SingTel、トップはリー首相の実弟)をコントロールしている政
府系ホールディング会社のテマセク社(トップはリー首相夫人)との間
で一族が所有するシン社の株式を売却する方向で基本合意にいたり、1
月6日に20億アメリカ米ドルで売却する事で両者間でLOIが交わされたと
ネーション紙が一面で報じています。(正式にコンファームされた情報
という訳ではありません)
政治的な圧力を交わことと、既に電気通信関連が飽和状態にあり、目
新しものが3Gしか存在していないという事が今回の売却の背景にあるよ
うですが、一方でテマセク・SingTel連合はシン社の携帯電話関連にの
みうま味を見いだしており、シン社がコントロールするテレビ局や格安
航空会社関連等のその他のポーションに関しては別途一族側に買い戻し
オプションが提示される見込みになっているようです。
また、一族側が金のなる木であるAISのポーション全てをたやすく手
放すとは考えにくく、政治資金の手当の為にAISの利益を受け入れる会
社を設立ないしはアザインするのではないかとの見方もされているよう
です。
一方、シン社のブーンクリーCEOに関しては、本年中に政府内で何ら
かのポストが与えられるのではないかとの見方もされているようです。
2004年3月12日に発生したイスラム教弁護士協会のソムチャーイ・ニ
ーラパイヂット氏の失踪事件に絡んで逮捕された警察中佐クラスを含む
5人の警察官に対する判決公判が昨日開かれ、裁判所側はソムチャーイ
弁護士が失踪する直前に車を押し込めているところが目撃されていたン
グゥン・トーンスック警察少佐に対してのみ3年の刑を下し、残りの4人
に対しては、証拠として提出された携帯電話の通話記録だけでは関与を
立証できないとして無罪の判決を下しています。
この判決に対して、ソムチャーイ弁護士の夫人であるアンカナー女史
側は不当判決であるとして控訴する意向を表明しています。
自らが結党したトン・トラグーン党からチャート・タイ党に移籍した
日から選挙の日までの期間が90日間に満たないのではないかと指摘され
ているチューウィット・ガモンウィシット氏の議員適格性に関する憲法
裁判所側の判断が3月26日に下される事が明らかになっています。
これまで度々先延ばしになってきた憲法裁判所判断に関して、チュー
ウィット氏側は、何れの結果であれ憲法裁判所の判断を受け入れる意向
であるとした上で、仮に失格と判断された場合は新党の幹事長就任若し
くは上院選出場の方向で動き、また問題なしと判断された場合は、学歴
詐称疑惑が濃厚である自党所属ののソンクラーム・ギットルゥトパイロ
ート氏(サムット・プラーガンーン県)等を提訴せず自身を提訴したタ
イ・ラック・タイ党のウィチット・プランシーサグン氏に対する警告を
兼ねた報復及びタイ・ラック・タイ党に対する攻撃を強化すると共に、
政府関係者による不正行為の告発を継続して行う意向を明らかにしてい
ました。
尚、ソンクラーム氏の学歴詐称疑惑に関しては、マハーチョン党のサ
ナン党首が中央選管に対して調査を要求しています。
一方、新党設立を計画しているチャルゥム・ユーバムルン警察大尉か
ら党合流の打診があったとの噂に関しては、まだ自分の運命が決まった
わけでないし、また政治の世界がどう移り変わるか不透明な現状ではコ
メントのしようが無いと語っていました。
殆ど信じる人はいないと思いますが、タクシン首相はリアリティーTV
に関して、自身のイメージ向上を図るために行うものではなく、また仕
込みややらせも使うつもりもなく、むしろ、あるがままを映し出して国
民が抱えている問題の解決の為の取り組みに対するお手本を当局者に見
せるための意味合いが強いものであると説明していました。
タクシン首相によると24時間放映するつもりはなく、あくまで任務の
遂行過程の放映に限定するつもりなんだそうな。
一方、タクシン首相の訪問に備え、地元当局者が舞台準備に動いてい
ると指摘されている事に関しては、己の失敗を誤魔化すための工作にし
かすぎず、容認できるものではないとした上で、あくまで、あるがまま
を見聞する事が重要であると発言していました。
奇しくも昨日、巧妙に焦るワッタナー社会開発・人間の安全保障大臣
が不適切な写真や映像を使用している番組の規制を強化する方針を明ら
かにしていましたが、このインチキくさい番組も不適切なものであると
して規制対象にしてくれるんでしょうかね?
一方、子供の時から洗脳しようとしているのか、それとも私の様に金
持ちになろうねと言おうとしているのかは不明ですが、1月14日の子供
の日を記念して、タクシン首相の顔写真がプリントされた、とってもチャ
ーミングな缶詰型貯金箱が子供達に配られことになっちゃったらしいで
す。
タクシン首相は昨日、タイ青少年の潜在能力向上策の一環として、青少年にアニメ
ーション製作技術に接する機会をもたらすために、各コミュニティー内にソフトウェ
アー・アニメーション・センターを設置する方針を明らかにした。
これは、国立シリキット会議場で開催されているThailand Animation
and
Multimedia 2006の記念スピーチの中で明らかにされたもので、タクシン首相は、ブ
ラジルが世界レベルのフットボール選手を各コミュニティー内から育て上げてきた例
を出した上でように、事実上青少年があつまる中心地になっているゲーム・センター
(多くの場合はインターネット・カフェもどきの店)をゲームだけでなく、漫画キャ
ラクターの創作や動画・映画制作等に関する知識を得ることができる場として活用し、
アニメーション制作分野で東南アジアの中心地を目指せるレベルにまで青少年の潜在
能力を高めるべきであると指摘した上で、既に既に情報通信技術省及び旧公社のタイ
通信社に対して各コミュニティー内のゲームセンターの建設的活用に向けた検討を重
ねるよう指示した事を明らかにした。
また、タクシン首相によると、将来的にアニメーション制作技術を教育課程に組み
込む事も検討しているという。
* 息子のパーントーンテー君に利益を供与するための長期的な視野に立っ
た構想なんでしょうかね? > アニメなんとか構想
民主党所属下院議員のグリヤンサック・ヂャルゥンウォンサック氏は昨日、自由貿
易協定の締結前に、国会での審議を義務づける規定を設ける方向で法律の改正案を提
出する方針を明らかにした。
これは、国会内には自由貿易協定の内容について検討できるような専門化が存在し
ていないとして国会の審議にかける必要は無いとするタクシン首相の侮蔑的な発言を
受けたもので、グリヤンサック氏は、日頃から国会を重視していない今回のタクシン
首相の発言は、上下院議員の能力を馬鹿にしているだけでなく、国民の知る権利をお
ろそかにし、より過激な抗議活動を誘発するものであると非難した上で、自由貿易協
定締結前に慎重な検討を行う為にも、国会内での審議を義務づける法律の規定が必要
であると指摘した。
グリヤンサック氏によると、改正案には専門委員会の設立や公聴会の実施、自由貿
易協定締結により影響を受ける業界・関係者に対する政府補償の検討を義務づける条
項を盛り込む予定であるという。
一方、同党所属下院議員で元公共保健省次官のワンロップ・タイヌゥア氏は、タイ
側にとてつもない損害をもたらすおそれがあるとして、現在行われている泰米自由貿
易協定締結に向けた事前協議の議題の一つとして上がっている、医薬品に絡む特許権
問題に関する協議は慎重を旨に進めるべきであると警告した。
同氏によると、仮に政府側がアメリカ側の条件をのんだ場合、依然多くを輸入に依
存しているHIV治療関連薬等の薬剤価格の高騰を招き国民の医薬品負担に反映するこ
とになるという。
ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校が行った意識調査で、首都圏に在住する
過半数の住民が、政府が取り組む汚職撲滅の成果に懐疑的であることが明らかになっ
た。
同大学が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが、タクシン首相を総責任者に
全土に於ける汚職の撲滅に取り組む方針を政府が発表している事に関して都内及び近
郊在住の1,131人を対象に行った今回の調査で、59.31%の回答者が汚職撲滅の成果を
上げることができないと回答し、成功すると回答した者は僅かに10.98%だった。
また、汚職撲滅を推進する上で首相に望む事に関しては、党関係者や近親者を擁護
する事無く、まず自身の周辺の汚職問題を解決してから、その他の汚職案件の摘発を
図るべきであると回答した者が26.58%と一番多く、以下とにかく真摯な姿勢で撲滅に
臨んで欲しいと回答した者が26.19%、汚職に手を染めた者に対しては厳罰で臨んで欲
しいと回答した者が18.78%いるという結果になった。
* こんな結果を発表していると、いつぞやのアサンプション大学のよう
にラーチャパットに対しても官権による不当捜査やらで圧力がかけら
れちゃうかもですね。
チァン・マイで開かれている泰米自由貿易協定締結に向けた事前協議
に会わせ、同地で過激な抗議活動を展開していた11のグループで組織さ
れた協定締結に反対するグループは昨日午後、政府側がタイ側に不利に
なるような条件をのむことが無いことを約束した事を受け、勝利宣言を
行うと共に一時的に抗議活動を中止する方針を明らかにしました。
尚、グループ側の代表によると、今後も交渉の成り行きの監視を続け、
国家の利益に反する方向で政府側が条件をのむ動きが見られ次第、いつ
でも戻り抗議活動を展開できる体制で臨む方針だそうです。
一方、タクシン首相は、昨日官邸内で開かれた財界との会合の席上で、
世界最大の市場であるアメリカとのFTA締結は国の貿易赤字額を削減さ
せ、国の信頼度を高める上でも必須なものであるとの認識を示していま
した。
大衆の皆様の為に一生懸命働く我らがタクシン首相の姿を見て貰おう
と、1月16日に貧困撲滅政策推進の指揮をとるためにローイ・エット県
内を訪問するのに会わせ、その模様をリアリティーTVとしてお茶の間に
届けるという話は以前ここでも書きましたが、昨日UBC16で放映される
番組のタイトルが"バックステージ・ショー"なる名前で、総勢100人の
スタッフ、合計40台のカメラを投入し24時間体制でタクシン首相の一挙
手一投足を放映する事が明らかにされています。
過去に移動閣議の際に放映されたみたいに、右手にアラミスだったか
エスティローダーだったかのグルーミングキットを持って、腰巻き一丁
でアープナムに向かうタクシン首相のとっても素敵なセクシーショット
なんかも期待できそうですね。
タイを代表する超大物灰色政治家として知られるワッタナー・アサワ
ヘーム氏(元ラサドン党党首、元マハーチョン党顧問)が次期総選挙に
向け新党を結党する方針を明らかにしています。
ワッタナー氏と言えば前々回の2001年の総選挙の前に、チァン・マイ
とかブリラムあたりで何らかの怪しいwin-win計画があるのか最近では
すっかりタクシン首相のポチになってお利口さんを演じている、やはり
超大物灰色政治家として知られるネーウィン・チットチョープ氏や調達
汚職で有罪となり現在服役中のラキアット・スッタナ氏(当時は社会行
動党所属)とで大物灰色政治家政党を作ろうと動いた事もありました。
(確か言い出しっぺは、当時受け入れてくれる政党が無かったネーウィ
ン氏だったと記憶してます)
タクシン首相は昨日、前年度の国内総生産成長率に関しては4.7%、今期に関しては
5%の成長率の達成が可能との見通しを示した。
これは、昨日官邸内でタイ工業会議所、タイ商業会議所、タイ銀行協会、大手
民間企業幹部等の関係者350人を招待し行われた今期の経済政策の方向性に関する説
明会の席上で語られたもので、タクシン首相は、昨年度に関しては津波による観光事
業への影響や南部情勢、政府側に90億米ドルの余計な支出を強いる結果になった原油
高問題等の負の要因に晒されてきたが、堅実な経済がこれらの負の要因を吸収し4.7%
の成長率を達成する見通しであるとし、また今期に関しては、各県内の資源・人材を
最大限に生かした産業の育成を初めとする産業構造改革や国王陛下の思し召しに則っ
たバイオ・ディーゼルの普及や水力発電能力の強化、更には公社の民営化により経営
効率化を期すことにより5%の成長率の達成が可能であるとの見通しを示した。
「アピラック都知事、汚職まみれの政府プロジェクトの一時凍結を要求」
バンコクのアピラック都知事は、政府が都内で計画しているメガプロジェクトに関
して、指摘されている不正疑惑が解明されるまで施工を一時凍結するべきであると指
摘した。
同都知事によると、政府が計画してる200億バーツ規模の16件のメガプロジェクト
の内、タークシン通りとラチャダー通りとを結ぶ地下迂回道等の10件、総額にして約
100億バーツ規模のプロジェクトに関しては、既に電子入札が行われているにもかか
わらず、依然ゴーサインが出されておらず、また、これらのプロジェクトの多くに関
して、少数の特定業者に有利な仕様に基づき入札が行われており、公平性・透明性に
疑問があるとの苦情が関係者の間から寄せられているという。
また、同都知事によると、都庁副次官のラッタポン・ミータナーターウォン氏を委員長
とする専門調査委員会を設け、都庁独自に疑惑の解明を行う方針であるという。
尚、電子入札に関しては、先にタクシン首相が依然汚職が介在するおそれがある不
完全なものであるとして一時凍結を命じていた。
自らを総責任者に汚職の徹底撲滅を目指す方針を明らかにしているタクシン首相は
昨日、通常の取締体制では長年タイ社会に巣くい、日々複雑化している汚職問題の摘
発が困難になっているとした上で、特別に編成されたチームで効率的に汚職撲滅に取
り組む方針を明らかにした。
タクシン首相によると、今後情報収集と調査に特化した二つのチームを組織し、効
率的に寄せられた告発の分析・調査を行い、汚職に関与した者の責任を問うに必要な
証拠を迅速にそろえる体制を築き上げ、日に日に姿を変え続けている汚職に対応して
いく方針であるという。
昨日ラームカムヘーン大学の博士課程を修了しドクター・チャルゥム
になったチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は、次期総選挙では自ら立
ち上げた新党"ターン・ルゥアック・マイ(New
Alternative)党"から、
件の息子3人をサコン・ナコン県内の選挙区から立候補させる方針を明
らかにしていました。
まぁ、選挙や政界入りを犯罪をロンダリングする為の手段として利用
するというのはタイだけの話ではないですが。。。
とりあえず、チャルゥムさんの新党の話よりも、憲法で二期連続して
就任する事が禁じられている上院議員の皆様、特に名前を聞くだけでタ
クシン首相が卒倒してしまいそうな皆様の任期切れ後の動向が気になり
ます。(在野指向が強く国民からの求心力もあるグライサック・チュン
ハワン氏あたりが次期下院選を視野に新党若しくは父親が創設したチャ
ート・パッタナー党を復活させ、次期総選挙に旋風を巻き込みなんて事
もあるかもしれませんね)
警察監察官のセーリーピスット・テミヤウェート警察大将は昨日、大
物が関係する闇経済行為の全土からの一掃を期すために、特別チームを
編成し摘発に乗り出す方針を明らかにしています。
同警察大将によると、主なターゲットはマッサージ・パーラーを中心
としたエンターテイメント関連及び闇賭博関連で、摘発された場合は地
域を管轄する警察に対しても厳しく責任を問う方針で臨むようです。
泰米自由貿易協定締結に向けた協議が開かれていたチァン・マイのシェ
ラトン・ホテル前で昨日14時過ぎ頃、協定締結に反対するグループが抗
議文を直接協議会場に持って行くために(一部の報道では協議を妨害す
る為に)ホテル正面前に設けられた警察の警戒線を突破し、ホテル玄関
前で警察側と対峙する場面が見られたようです。
また、一部の抗議グループは、ホテルの裏手を流れるピン川の対岸か
ら泳いで侵入を試みたようですが、岸にたどり着いたところで警察側に
一網打尽にされてしまったようです。その際に1人(報道により人数が
異なる)のHIV感染者団体の男性が警察の棍棒で殴られ頭部に裂傷を負っ
たようです。
ルゥーイ県内で昨日開かれた移動閣議の席上でタクシン首相は、各大臣に対して各
大臣に対して向こう30日以内に省内に汚職撲滅に向けた専門チーム結成し管轄下に置
ける汚職撲滅に取り組み年何に成果を出すよう指示した。
また、国家プロジェクトを初めとする経済関連、社会関連及び官僚・政治関連の重
要案件に関しては別途汚職撲滅に向けたフォーメーションを一両日中に明らかにする
方針であることを明らかにした。
一方、昨日の閣議で現法務省次官で首相の実妹のヤオワパー・ウォンサワット女史
の夫でもあるソムチャーイ・ウォンサワット氏を労働省次官に据え、入れ替えに現労
働省次官のヂャールポン・ルゥアンスワン氏を法務省次官に据える人事が決定された
事に関しては、タクシン首相は「マスコミは仮にソムチャーイ氏の任期を延長させれ
ば非難し、またソムチャーイ氏を別のポストに据えても、やはり別の理由をつけて非
難する」と語り、何か事あるごとに自分の思惑が関係していると指摘しがちなマスコ
ミに対して不快感を示した上で、今回の人事はそれぞれの適格性に基づいて行われた
ものであると語り、何らかの思惑が介在しているとの憶測を否定した。
尚、今回の人事について政府筋は、過去に労働裁判所を監督した経験があり、また
複数の労働関連法規の改正が急務になっていることがソムチャーイ氏の異動を決定さ
せる要因になったとし、ヂャルポン氏に関しても法務関係の知識が抱負であることが
異動の要因になったと説明している。また、法務省科学技術研究所臨時所長のポンティッ
プ・ローヂャナスナン女史(副所長)との対立が今回の人事の背景にあると指摘され
ている事に関しては、チットチャイ副首相兼法務大臣が否定している。
また、今回の閣議では4年の任期を満了する資金洗浄委員会事務局長のピーラパン
・プレームプート警察少佐を首相顧問官に据える人事も決定されている。尚、後任は
発表されていない。
この人事に関して政府筋は、あくまで任期満了に伴うもので、懲戒人事ではないと
説明している。
* 資金洗浄委員会の事務局長ポストに関しては2-3年前にタクシン首相
の義弟(夫人の実弟)であるプリヤオパン・ダマポン警察中将(現国
家警察本部長補)を据え、実体験を通して資金洗浄の裏表を知り尽く
したタクシン首相と強力なタッグを組むという噂が流れた事がありま
した。
因みに、このプリヤオパン君は、血筋なのか、それともタクシン首
相に指示されたのか、果ては首相の大衆幻惑手法を見習ったのかは知
りませんが、先日漁船乗組員の男2人が実行犯として逮捕された国際
的な関心を呼んだイギリス人女性レイプ殺人事件では、あたかも自分
が全てを指揮し解決した事を強調するかのように必要以上にメディア
に露出し、実際に捜査に当たっていた第八地区警察本部の管下や観光
警察局の手柄を独り占めしようとしていたりしています。
昨日ルゥーイ県内で開かれた移動閣議の席上で政府は、ルゥーイ、ノーン・カーイ、
ノーン・ブワラムプー、ウドン・ターニーの四県の開発推進の為に4億8,900万バーツ
の予算を投下する方針を決定した。
今回決定された予算は、域内に於ける住環境の改善や天然資源開発、農産品の品質
保証システムの構築、ノーン・カーイ県内での免税域の設立、隣国からの麻薬流入阻
止を視野に入れた国境域のコミュニティーの体質強化等に投資される予定になってい
る。
また、ルゥーイ県内のプー・グラドゥン国立公園内に建設が計画されているロープ
ウェーに関しては、自然保護及び開発推進の両面から検討を進めることが確認されて
いる。
一方、貧困撲滅政策立て直しの為に1月16日からローイエット県内で行われる、対
策の施行状況の視察に関しては、地域住民と身近に接することを旨とするために極力
少人数の組織で行われる事が確認されると共に、視察訪問中の17日には訪問地と首相
官邸をビデオ会議システムで繋ぎ閣議を開き、今後の貧困撲滅政策の方針を決定し、
1月26日に貧困への宣戦布告を行うことが決定されている。
* 次回の移動閣議は2月6日-7日の日程でチァン・マイ県内で開かれるそ
うです。