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 ”ただ今大工修行中”はこのような内容です。

さしがねのお話しです。(メールマガジン 第18号より抜粋)



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「さしがね」を使えば30度、45度、60度といった三角定規に使われている角度を簡単に出すことが出来ます。30度、45度、60度の角度を出す方法なのですが、この方法は大工さんが使う技術のひとつ、

「規矩術」(きくじゅつ、と読みます)

といわれるものです。
この「規矩術」(きくじゅつ)、さしがねを扱う大工さんたちがずっと昔から使い続け、そして現代に生き残っている伝統的なさしがねの使い方です。



昔の大工さん達は、こう(勾)、こ(殳)、げん(玄)の法を見つけて、
親方から弟子へ、そして大工さんから大工さんへと技は伝わっていきました。

そして現在でも、きちんと通用する“技術”として「規矩術」は生き残っています。



さしがねに関してはとても奥が深く、一言で説明がつかない事がたくさんあります。



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たいてい大工さんは必ず、お得意の道具屋さんに通っています。

そこの道具屋さんで売っている「さしがね」には、尺で描かれたものと、cmで描かれたものが売っています。

新しいさしがねが欲しいとき、道具屋さんで、たいていの大工さんは、尺の目盛りが描かれているさしがねを買っていきます。



なぜcm単位のさしがねを使いたがらないのか?
その理由を大工さんに聞いてみると、

「cmのさしがねは目盛りが細かくて墨付けがしずらい」

さらにもうひとつ重要なことがあります。それは、

「cmのさしがねだと“裏目”がないから使いずらい」

ということをよく口にします。



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「さしがねの“裏目”って何なの?」と思われた方に説明します。

通常尺目盛りのさしがねには、表と裏があります。

さしがねの表側には“表目”といわれる、通常の“尺”で表されている目盛りが描かれています。

そして裏側は、“裏目”といわれ、尺目盛りの1.414倍=√2倍で目盛りが描かれています。


ここでひとつ、疑問に思われた方もいるでしょう。

「何でわざわざ“尺目盛り”があるのに、1.414倍=√2倍の目盛りが必要になるの?」

そのように感じる方もいるはずです。

さしがねの“裏目”といわれる、この1.414倍=√2倍の目盛りが、実はとても重要で肝心な役目をするのです。



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世の中であまりお目にかからない”特殊な領域”である大工さんの世界、建築の世界について、お話しをしています。

どうやって自分の仕事について知ってもらおうかと考えました。

自分が大工として得た知識や、自分が感じた事を伝えていこうと思い、メールマガジンを配信しています。

 
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発行者 M・KAI(エム・カイ)



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