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若狭の岩牡蠣(イワガキ)生食用を平成17年6月から販売

 JF福井漁連小浜支所では、当市場に殺菌冷海水装置とイワガキ備蓄洗浄装置が3月に完成したことから、イワガキ(イワガキ)が旬となる6月から生食用イワガキを販売することになった。

 イワガキは、陸奥湾以南から九州までの潮間帯下の水深5メートル前後の外海の岩礁域に生息していて、殻長10cm、殻高20cm以上にもなり、殻の表面は檜皮葺(ひわだぶき)状の天然ガキで、夏に美味なところから冬の「養殖マガキ」に対し、「夏ガキ」との呼ばれ、重宝さている。

 乳白色のおおぶりの身で、特製の酢味噌を付けて一口食べるとクリーミーで濃厚な身が口の中でとろける。きれいな若狭の海で育った磯の香りあふれる身の良くしまった鮮度抜群のイワガキは、他では味わえない、まさに採りたての味です。

 カキは海のミルクとも呼ばれ、昔からその栄養価の高さと独特の食味が評価されており、食品としての歴史の長さは縄文時代の貝塚からも証明されている。カキにはアミノ酸20種類、ビタミン10数種類、ミネラル10数種類、その他、グリコーゲンや不飽和脂肪酸などが含まれており、このあたりが海のミルクと称される由縁となっている。

 また、カキには亜鉛も多く含まれており、この亜鉛は各種ホルモンの分泌に必要なミネラルで、目や肝臓などにも良く、皮膚の新陳代謝を活発にして女性の美肌作りにも効果がある。

 イワガキは、春から夏にかけて旬になることから、JF福井漁連小浜支所の市場では、6月1日から生食用イワガキの販売をスタートさせた。

 食品に対する安全・安心については、病原性大腸菌(O-157等)による食中毒事故を契機として、消費者の関心が高まっており、生食用魚介類についても、腸炎ビブリオによる食中毒防止等の衛生管理が求められている。

 当該市場では、このたびの生食用イワガキの販売にあたり、消費者に安全で安心できるイワガキを提供するため、徹底した衛生管理に取り組むこととしている。

 まずイワガキの採取海域については、海水のサンプリング調査を行い、大腸菌など有害雑菌の発生を監視するとともに、生産者はイワガキを採取したら殻についた海藻などを丁寧に取り除き、腸炎ビブリオ菌のリスクを減らし、生臭いニオイの発生を防ぐこととしている。

 JF福井漁連小浜支所では、生産者からイワガキを検品・荷受したら、イワガキ備蓄洗浄処理施設の装置に収容して、殺菌洗浄処理する。

 このイワガキ備蓄洗浄処理施設は、イワガキ自体の排泄機能を利用し、腸内に取り込まれている小型球体ウイスル(SRSV)等を自然に排泄させるというもので、備蓄水槽には紫外線殺菌装置により殺菌した洗浄海水を供給し、この洗浄海水でもってイワガキを約20時間かけて洗浄し、イワガキの排泄物は水槽の底面に堆積させるシステムとなっている。

 翌日、この殺菌洗浄されたイワガキを水槽から取り出し、サイズを選別して専用魚箱に詰め替えて、殺菌洗浄処理済みのラベルを貼付し、セリにかけてようやく出荷・販売となる。

 おいしいだけでなく、安心・安全、そして健康にも良い若狭のイワガキを、生食で食べてみて下さい。

福井県漁連「荒海倶楽部」 「岩がき」のページ