こんな本を読んでいます もどる
自作をするには色々な知識や知恵を吸収する必要がありますが、それには先輩諸氏が書かれた本を読むのが第一歩と思います。この頁では私が読んでいる本を紹介します。ただし既に絶版になってしまった本も多々あり、最近では自作関係の本を見たら迷わず買う、買っておかないと、もう出ないのではないかと思う日々です。
月刊誌・季刊誌
◆CQ CQ出版社 700円位
無線雑誌の老舗といっていいでしょうね。1946年に発行されて以来アマチュア無線の総合雑誌として数々の貢献をしてきました。私が最初に買ったのは1963年ですが、中学1年生の頭では内容が理解できず、随分難しい本だなと思ったものです。しかし読書百編、何度も眺めているうちに隅っこから少しずつ理解をして行く事ができました。当時のアマチュアはHFのCWかAMという時代で、CQとしても扱う対象は現代に比べれば随分焦点を絞り易かったと思います。しかし現在では周波数範囲、モード、運用方法も多くなり、何処に焦点を絞っていいものか、総合雑誌としてのジレンマも感じられます。本というメディアの果たす意義は大きいですが、今の日本におけるアマチュア無線関係の月刊誌はCQしか無くなってしまった現在、CQに頑張ってもらわないと、アマチュア無線の行き先さえ案じられてしまいます。
◆ハムジャーナル CQ出版社
アマチュア無線関係の中でも高度な製作や記事があり、なかなか読み応えのある本として存在しましたが、無線人口そして自作派の減少とともに月刊から季刊本に変わりました。
◆トランジスタ技術 CQ出版社
CQは置いてなくてもトラ技を置いている店はあるので、電子関係者に広く読まれているのでしょう。
◆Fancy Crazy Zippy FCZ研究所
JH1FCZ大久保OMの編集するミニコミ誌で、50号から169号まで購読しましたが、子育てでQRT状態になり以来購読を止めてしまいました。大久保OMの知的好奇心と未知の世界へのアプローチの仕方は多くのファンを生み、自作界に大きな影響を与え、FCZ誌で育った人達が新しい自作の世界を広げています。もう20年も前にFCZ誌に投稿した見知らぬ人達と、今になってアイボールできるのは、ミニコミ誌とはいえ紙として、文字として残る出版の威力を感じるものです。創刊より25年、300号となる2001年1月号を最後に終刊となりましたが、今はFCZ研究所のホームページに続いています。
◆CirQ (03/08/31)
JH1FCZ大久保OMがWebで発行予定の自作電子回路雑誌です。これからが楽しみです。
◆大人の工作読本 誠文堂新光社 1500円 (04/09/22)
模型少年、ラジオ少年が読んだ「初歩のラジオ」の現代復刻版です。No.7の特集はアマチュア無線で、21MHzSSBトランシーバの製作記事はJE1AHW内田さん、50MHz超再生受信機はJH1FCZ大久保さんと、おなじみの名前が連ねています。また私にとっては40年近く前の「初歩のラジオ」復刻版の活字がとても懐かしい思いでした。この本が昔のラジオ少年だけでなく、今の少年たちの入門書になり、ものづくりを楽しむきっかけになってくれればと思います。
製作本
◆ビギナーのためのトランシーバの製作入門 千葉秀明 著 1992年 CQ出版社 1700円
著者の自作に関するポリシーが伝わって来て、共感できる本です。製作の基礎やノウハウがあちこちに散りばめられていて、とてもためになります。FMのトランシーバを作るまでのステップが書かれています。
◆ビギナーのためのトランシーバ製作入門 AM/SSB編 千葉秀明 著 1994年 CQ出版社 1700円
上記ハンドブックのAM/SSB編で、これも著者のノウハウが詰め込まれています。
◆AYO’Sハム機器の製作 丹羽一夫 著 1996年 CQ出版社 2500円
楽しく作るハム・アクセサリ教室というのが副題で、半田付けやプリント基板の作り方からスタートして、各種のアクセサリ機器や、トランシーバの作り方などが載っています。CQに連載された記事の集約版ですが、丹羽さんの記事では見なれた手書きの回路や文字がとても懐かしい思いです。
◆やさしい電子工作教室 CQ4月号臨時増刊号 2000年 CQ出版社 1200円
電子工作を初めてやってみようと思いついた人に丁度良い本です。自作の先輩、高田・中山OMの著書
◆リニアアンプスタイルブック 1992年 CQ出版社 1800円
HF〜UHFまでリニアアンプの製作が紹介されています。
◆アマチュア無線自作電子回路 大久保忠 著 2003年 CQ出版社 2200円
FCZ寺子屋シリーズの内、無線装置に関係する回路の紹介と解説がされています。
◆無線機の設計と製作入門 鈴木憲次 著 2006年 CQ出版社 2400円
電子回路の基本から、AM,SSB,FMトランシーバの設計と製作方法を紹介しています。CQ誌に連載されたものの集大成。
解説本
◆SSBハンドブック CQ出版社 昭和44年 650円
SSBの原理が知りたくて買ったものの、当時はなかなか読みこなすことが出来ませんでした。以来30年過ぎた今でも時々開いては読み返しています。回路図は殆ど真空管の記事ですが、ICがまだ世に出ていなかった時代でもあり、かえって回路の動作は分かり易く思います。昔のハンドブックというのは動作原理から各種データなどが結構詳しく書いてありましたね。
◆QRPハンドブック JARL QRPクラブ編 1996年 CQ出版社 1800円
QRPの歴史、製作、運用、調整、アンテナなど、日本のQRPを引っ張って来た人達の記事で満載。記事を書いた皆さんとは最近になってアイボールする機会が増えました。多士済々、凄い人達の集まりです。
◆アマチュアのV,UHF技術 CQ編集部編 昭和52年 CQ出版社 1300円
使っている素子は古くなりましたが、ノウハウは今も昔も変わりません。何度も読み返してぼろぼろになっています。DBMというのを世に知らしめた最初の本の様な気がします。
◆改訂 高周波回路設計ノウハウ 吉田 武 著 1997年改6 CQ出版社 2816円
現場技術者実戦シリーズという副題が付くとおり、高周波に関するノウハウの集積。
◆高周波回路の設計と製作 鈴木憲次 著 1992年 CQ出版社 2100円
目にみえない高周波をどうやって自分の物にするか、実験をして疑問が出たらこの本に戻ると良いでしょうね。
◆トロイダル・コアの活用百科 山村英穂 著 1983年 CQ出版社 1960円
ちょっと高いけど不要な結合が少なく、必要なインダクタンスのコイルを作れるトロイダルコアについての詳しい解説本です。自作好きの方はたいてい持っているのではないでしょうか。
◆定本 トランジスタ回路の設計 鈴木雅臣 著 1991年 CQ出版社 2136円
トランジスタの動作原理や増幅回路の動作が、やさしく、詳しく書いてあります。
◆定本 続・トランジスタ回路の設計 鈴木雅臣 著 1992年 CQ出版社 2621円
FETの動作原理や増幅回路、パワーFETの動作が書いてあります。 しかしデュアルゲートFETの記述はありません。
◆抵抗&コンデンサの適材適所 三宅和司 著 2000年 CQ出版社 1800円
回路図では同じ記号の抵抗やコンデンサもその種類は様々。どうやって使い分けるかが書いてあります。
◆波形で学ぶ電子回路の特性と実力 CQ出版社
◆新トランジスタ実用百科 時田元昭著 1968年 CQ出版社 350円
受験勉強を終え、大学生になってトランジスタを少し勉強してみようかと買った本です。ゲルマニウムトランジスタの動作が紹介されています。
◆シリコントランジスタ活用事典 時田元昭著 1969年 CQ出版社 500円
2SAは高周波、2SBは低周波と使い分けていた頃、2SC371を代表とするシリコンエピタキシャルトランジスタが出始め、高周波も低周波も1つの石でどちらでも使えるようになり、「便利になったなー」と思った頃の本です。
◆実用電子回路ハンドブック トランジスタ技術編集部編 1971年 CQ出版社 1200円
色々な回路が紹介されていますが、アマチュアが参考になる回路は少ないように思います。
◆新・低周波/高周波回路設計マニュアル 鈴木雅臣 著 1988年 CQ出版社 1903円
アンテナ関係
◆アンテナハンドブック 昭和51年 CQ出版社 900円
◆ワイヤーアンテナ 1996年 CQ出版社 2200円
◆アンテナ製作マニュアル 電波新聞社 1750円
◆アンテナ調整ハンドブック 1996年 CQ出版社 2200円
◆パソコンによるアンテナ設計 1998年 CQ出版社 2400円 CD−ROM付
◆わかるアンテナ設置のノウハウ 1993年 CQ出版社 1700円
◆アマチュアのアンテナ設計 岡本次雄 著 昭和50年 CQ出版社 1000円
◆新・手作りアンテナ入門 田中宏著 2001年 CQ出版 1429円
◆アンテナ工学ハンドブック 電子通信学会編 昭和55年 (社)電子通信学会 12000円
なぜかヘンテナが載っています。
◆ヘンテナT FCZ研究所 1978年10月27日 600円
ヘンテナを世に知らしめた本ですね。シリアルナンバー1059が打ってあります。
規格表
◆最新トランジスタ規格表 1985年 CQ出版社 900円
古いトランジスタの規格を調べるのに重宝です。最新版を買っても、古い規格表はちゃんと残しておきましょう。
◆高周波デバイス規格表 CQ出版社 1999年 CQ出版社 1350円
◆FET規格表 CQ出版社 2001年 CQ出版社 1500円
◆ダイオード規格表 CQ出版社 2000年 CQ出版社 1450円
その他
◆電子通信ハンドブック 電子通信学会編 昭和42年 (社)電子通信学会 12000円
◆DXハンドブック 1994年 CQ出版社 1950円
◆上級ハムになる本 1976年 CQ出版社 900円
元々は1級、2級を目指すための受験本ですが、アマチュア無線に関する解説本としても良くまとまっており、なかなかの利用価値があります。
◆解説・無線工学 2003年 CQ出版社 2800円
上級ハムになる本は真空管の回路説明が多かったため、最近の試験問題はどうなっているかと思い買いなおしました。ところが記事やブロックダイヤグラムが多くて回路の説明が余りありません。今のハムには必要ないのでしょうかね。
◆電波法令抄録 1998年 CQ出版社 950円
一家に一冊 hi
◆アパマン・ハムハンドブック 2000年 CQ出版社 1429円
小型アンテナ設置ノウハウとインターフェア対策に関する解説は、時代が求めるものですね。