コイルの結合度
10Kコイルには4つの巻き溝があり、その溝に0.1〜0.2mmのウレタン線を巻きます。この溝があるために巻き方が一定し、特性の揃ったコイルを作ることが出来るのです。しかしどう巻くかによって、コイルの特性には差が出るようです。ここでは1次コイルと2次コイルを重ねて巻くか、離して巻くかの差を調べてみましょう。
重ね巻きと、隣溝巻き(07/07/22)
10Kコイルの巻き溝 重ね巻き 隣溝巻き
サトー電気の通販で10Kボビンを買い、上のようなコイル(T1)を2種類作り、下の回路で出力を測定しました。(ウレタン線は0.2mmのものを使用)
信号源としてはFT817を50MHzのCWモードにし、0.5Wの出力を30dBのアッテネータを通し、0.5mWの出力を得ます。それを2SC1906のアンプで増幅し、その出力をQRPパワー計で測定します。コアの位置によって2箇所の同調点がありますが、コアを押し込んだ位置で測定した結果、T1コイルの巻き方で出力に2倍の差が出ました。出力を大きく取りたい送信機では重ね巻きが有効のように思われますが、密になる分、次回路の影響を受けやすくなるため、この点は了解しておくことが必要でしょう。

測定風景:増幅回路を2つ組んで、出力を比較中。