マイクアンプ
回路の役割(05/03/12)
マイクからの音を増幅し、バラモジ部に加えるためのもので、SSBトランシーバの音声信号の入り口にあたります。
回路の動作(05/02/12)
下の回路はコンデンサマイクの使用を前提としており、R1を通じてマイク用の電源としています。回路は基本的な1石のアンプで、マイクと電源をつなぎ、OUT部のクリスタルイヤホンを接続してマイクにしゃべり、素直な音が聞こえれば動作はOKです。音量が足らないと思う場合はR4と並列に電解コンデンサをつなぐことでゲインを増加することが出来、実験では1000Hzにおいて、4.7μ(3dB),10μ(5dB),100μ(6dB)のゲインの向上がありました。
高周波の回り込み対策(05/02/12)
トランシーバの製作に高周波の回りこみはつきもので、1つ1つをいかに対策するかがポイントです。上の回路ではR2、C1、C2によるデカップリング回路で電源側からの高周波の回り込みを阻止しています。144MHzのSSBトランシーバを作り始めていた当初はこの回路なしで進めていたのですが、高周波の回り込みで苦労し、たまたま入れてみたらピタリと止まったので、以来は欠かせないものとなりました。送信機の出力や周波数によっては不要な場合もありますが、安全を見込んで入れておくべきものと思います。
またマイクのコードに高周波が回り込む場合は、アンプの入力部に1mHほどのRFCか、フェライトビーズFB101を数個入れる回路を見かけることがあります。数WまでのQRP機ではそのような回り込みを経験したことはありませんが、1つの手段として覚えておきましょう。
周波数特性(05/02/12)
周波数特性は200Hz〜20kHzまではフラットな特性で、アンプとしては申し分ありません。SSB機のマイクアンプは300Hz〜3000Hzまでの特性で十分ですが、このままの回路でも最終的には水晶フィルタでカットされるため、特に問題はありません。
入出力インピーダンスの測定(05/02/13)
「定本 トランジスタ回路の設計 鈴木雅臣著 CQ出版」のP45に入出力インピーダンスの測定方法が載っており、詳しい説明は本を読んでいただくとして、とりあえず試行してみます。

入力インピーダンスの測定(05/02/13)
入力端子にAF発振機をつなぎ1000Hz、1Vの交流電圧を加えます。電圧はデジタルテスタのACレンジを使い、0.1μを介して測定します。SW1=1V、SW2=0.5VになるようVR1と入力電圧を調整し、次にVR1の抵抗値を計ると、それが入力インピーダンスになり、結果は4.7kΩになりました。
出力インピーダンスの測定(05/02/13)
出力端子に交流電圧計をつなぎ、SW2をOFFの状態で1Vになるよう入力電圧を調整します。次にSW2をONにして0.5VになるようVR2を調整すると、そのときのVR2の抵抗値が出力インピーダンスで、4.7kΩになりました。