ノイズブランカ

はじめに(09/08/08)
受信中にパリパリと入るパルス性のノイズは耳障りなもので、それをカットする回路として「ノイズブランカ」があります。パルスノイズが入った瞬間だけ次段への信号伝達を遮断し、ノイズを抑圧するものです。50/144機に内蔵させようと思いますが、実際どの程度のものなのか、手持ちのピコ2(MX-2)で調べてみました。ノイズ発生源として模型用のモーターを使い、アンテナの近くで回してみると、すごいノイズです。次にNBスイッチを入れると、ゼロにはなりませんが確かにノイズは軽減されました。次にガスコンロの近くに持っていき、点火時のパルスを受信すると、パチパチという尖った音がスイッチONで消えました。雷とか車のイグニッションノイズのようなものには使えそうに感じました。

 

実際の回路は(09/08/08)
ミズホ通信のピコ2(MX−2)の回路を参考にしました。ノイズブランカは出来るだけ初段に近い所に入れる方が良いと言われています。フィルタを通すとパルスの波形が鈍り、鋭い動作が出来なくなるようです。

動作としては、MIX段2SK241のドレイン出力を取り、Q1でパルスを増幅し、D1、D2で倍電圧検波をします。その電圧でQ2をON/OFFさせますが、10KΩでバイアスをかけたD3により動作点を0.6Vほど上げています。通常はD4のアノード側(三角形の方)電圧が高いため、カソード側に直流電流が流れ、高周波の信号もOUT側に流れています。パルスが入るとQ2のコレクタ電流が流れ、15KΩの損失によりコレクタ電圧が下がるため、D4のアノード側電圧も下がり、カソード側に直流電流が流れなくなります。その瞬間だけ高周波信号もOUT側に流れなくなり、パルスノイズを抑圧することが出来ます。Q3はAGCとしてQ1のゲイン調整をしているものと思います。

ラグ板に組んでの実験(09/08/09)
10Pの平ラグ板に回路を組み、50/144SSBトランシーバの50MHzトランスバータ部でテストしてみました。模型モータによるノイズ発生では、NBのスイッチONで、ピコと同じようにノイズを軽減することが出来ました。