高周波電圧計

はじめに(04/05/06)
高周波電圧を測定するためのセンサー部分とデジタルテスターを組み合わせます。高周波電圧を倍電圧整流した場合、出力電圧は理論的に2√2ですが、実際はダイオードの内部抵抗などの影響により、これより若干少なめの電圧が現れます。この出力電圧を半固定抵抗によって絞り、高周波電圧を絶対値で計測しようとするものです。
回路は下のようになり、10Pを通して得られた高周波電圧をショットキーバリヤダイオード1SS99を2個使った倍電圧回路で整流して直流電圧とし、その電圧をデジタルテスタで読みます。


製作

万能基板を使って回路を組み、部品保護のため熱収縮チューブで覆いました。入力および出力はミノムシクリップを使っています。

  
        センサー部              熱収縮チューブで覆う


調整

私は21MHzのトランシーバとQRPパワー計(FCZ研)を使いました。QRPパワー計には50Ωのダミーロードが入っており、送信機からの出力に対し、抵抗の両端には高周波電圧が発生します。V=SQRT(P*R) の式ですね。例えば送信出力0.1W(100mW)の場合には2.24Vが現れます。従って送信出力を0.1Wに設定し、高周波電圧計の半固定抵抗を調整してデジタルテスタの読みを2.24Vにすればよい訳です。実際に調整してみると、どこか1箇所で合わせてみても、全ての値が下の表のようになるわけでは無く誤差を含んでいます。それでも目安にはなるので、これで良しとしています。

送信機出力(W) 高周波電圧計(V)
0.01 0.71
0.05 1.58
0.1 2.24
0.2 3.16
0.5 5