オートスキャン

はじめに(08/05/02)
バリキャップによる電子同調で周波数のコントロールを電圧で制御できるようになると、次にやってみたいのはオートスキャンです。ボリュームによる電圧制御をノコギリ波発振回路に置き換え、バンド内を自動でスキャンさせるものです。


まずは実験から(08/05/02)
トリオのTR1300という50MHzSSBトランシーバに使われていたスキャン回路を参考にしました。ここで使う2SH21というUJT(ユニジャンクショントランジスタ)はすでに生産中止で入手も難しく、ここで回路を紹介するのは気が引けますが、いずれ他の回路に置き換えることを前提に実験を進めます。要はノコギリ波が得られれば良いのです。

回路1 

実験に使った50MHzSSBトランシーバのVXOはバリキャップにて同調を行うもので、出力周波数は50.130〜50.270MHzに調整されています。回路1の出力にはノコギリ波が現れ、バリキャップに電圧を加えることで約6秒で100kHzほどを上から下へスキャンします。スキャン周波数は50.150〜50.250MHzで、上下20kHzほどはスキャンできません。これはノコギリ波の上下端が0〜9Vよりも狭くなっているためです。

この回路でスキャンさせてみると、誰かが出ていれば一瞬ビート音のような感じに聞こえます。またバリキャップにかかる電圧をメータで測っていれば、おおよその位置が判るため、スイッチをTUNE側に切り替えヘリポットを回してその位置まで持っていけば、出ている局にすばやく周波数を合わせることが出来ます。


タイマー用ICのNE555によるノコギリ波(09/02/20)
UJTは入手難であるため、タイマー用ICのNE555によるノコギリ波発生回路を実験しました。6ピンの出力はスイング幅が狭く、電圧がプラス側にシフトしているため、出力をPNPトランジスタで受け出力電圧を0〜9V近くまで振らせるようにしました。ノコギリ波のサイクルはR1とC1によって決まり、この回路では約5秒になりました。また出力電圧の幅はR2によって調整することが出来ます。電源ON後出力電圧は一旦上がり、C1への充電が終わると、その後電圧が上下するため、バリキャップにこの電圧を加えることでバンド内を自動ワッチすることが出来ます。

回路2