ブルンビンクル、フリシュ家の別荘
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 フリシュ家には、母の希望で購入(1882年)した別荘があった。もともと、水車小屋(製粉所)として使われていた建物で購入した時点で築300年、9室もあった。今(2005年)では建築されて400年以上にもなる。この別荘は、フリシュ自身が「瞑想や保養のために、そして静かな仕事と憩いの場として大いに役立った。」と言うように、フリシュの人間形成に、そして後には、研究の場として彼の人生で大変大きな位置を占めている。ここには、夏の休暇になると、母の兄弟にあたる学者やその友人が集まり、お互い生活には干渉せず保養し、歓談した。場所は、St.ギルゲンに近い、ウォルフガング湖岸にあると自伝には記載されている。

 2005年6月に別荘を訪問した。St.ギルゲンに宿を取り歩いて出かけた。St.ギルゲンの家並みがとだえ、湖岸を歩くこと15分、St.ギルゲンの中心から30分で別荘に出会えた。

 自伝には、1884年頃に描かれた絵の写真が載っているが、全く同じ建物が目の前にあった。この別荘に至る道路の隅に、ここがフリシュの別荘であることを示す案内のプレートが大きな石に設置されていた。

   元水車小屋(製粉所)の別荘全景     道路の隅に見られた標識

 離れて別荘全体を見ると、木立と湖岸に挟まれSt.ギルゲンの街の騒がしさから隔離された様子が見て取れた。

  湖岸に位置し木々に囲まれた別荘、周りの建物もフリシュ家の所有

 宿を取った、St.ギルゲンはこじんまりとした観光地です。中央に市庁舎があり、その正面にバイオリンを弾くモーツアルトの像があります。モーツアルトのお姉さん(ナンネル)が住んだ場所としても有名です。市庁舎の裏手に小さな博物館がありました。博物館の一角に地元の名士を紹介するコーナーがあり、そこにフリシュが紹介されていました。フリシュはブルンビンクルの別荘の一室を自分の収集した標本を展示する博物館にしていたと自伝には書いてあります。その標本の中には化石もあったと書かれています。このSt.ギルゲンの博物館にはフリシュが集めた化石の一部が展示されていました。

    St.ギルゲンの博物館    フリシュが集めた化石


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