| カール フォン フリッシュ (Karl von Frish)の足跡をたずねて |
■ はじめに1973年10月12日の新聞は、その年のノーベル医学生理学賞がフリッシュ、ロレンツ、ティンベルゲンに授けられることが決まったと報じました。ミツバチがダンスで仲間に花のありかを知らせること、ミツバチに色覚があること、人が知覚できない紫外線を知覚する能力があることを発見したことがフリッシュの受賞理由としてあげられていました。以前からこの人たちの研究成果に興味を持って学んでいた私にとって、この受賞のニュースは驚きと喜びが交錯するものでした。
あれから30年、私がニホンミツバチと出会って10年、もうすぐ60歳を迎える機会にフリッシュが何処で生活し、何を感じ、何を見、ミツバチの研究をしていたのか知りたく思いました。
英語はもとより、ドイツ語は全く出来ない状態で大きな夢を描いています。唯一、私が参考にできるのはフリッシュの自伝である「ミツバチを追ってーある生物学者の回想―」(法政大学出版)だけです。とにかくこの本を頼りに始めてみます。もし、フリッシュに関する情報をお持ちでしたら提供ください。