グラーツ大学
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 2005年6月、二度目のグラーツ訪問を果たしました。今回は強力な助っ人である、Elsasser Hermann さんと幸子さんご夫婦のおかげでの成就でした。
 フリシュは、60歳になった1946年から1950年まで第二次大戦で廃墟になったミュンヘンを離れ、グラーツ大学教授として勤務しています。1944年に8の字ダンスの意味を解析したフリシュにとって、研究の放棄は考えられなかったのでしょう。彼は、この地でミツバチに偏光を弁別する能力があることを予見し、夏季休暇にはブルンビンクルの別荘でダンスの解析に励みました。広い中庭を持つ建物には、彫刻された像までもはめ込まれていました。

   グラーツ大学 動物学研究所

 ヘルマンさんの案内と幸子さんの通訳で、動物学研究所の2人の教授「カストベルガー(Gerald Kastberger)、クライスハイム(Crailsheim)」と面会し、クライスハイム教授にフリシュが生活した(当時グラーツでは、住宅事情が悪くフリシュは、研究室の一部を生活空間にあてていた)研究室を案内していただきました。フリシュが講義をした階段教室、講義で使用した掛図も、今も大切に使われていました。

フリシュの伝統を引き継ぎ、カストベルガー(Gerald Kastberger)教授は、ヒマラヤオオミツバチの捕食者(スズメバチ)に対する防衛行動の研究を、クライスハイム(Crailsheim)教授は、ミツバチの巣内の恒常性維持機能の仕組みを研究されています。

  クライスハイム教授と階段教室で   今も使われている掛け図

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