ニホンミツバチの自然巣の一年
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 四条畷市内の神社に作られたミツバチの巣を1年以上継続して観察しました。すぐ裏がスギ林になり木が繁っている御机神社と、住宅地の中にカシからなる寺社林で囲まれた忍陵神社です。二つの巣とも六年以上引き続いてハチが見られました。
 春から初夏にかけて二つの巣ともハチの出入りが活発で巣に蜜や花粉が運ばれます。7月になるとすぐ裏が山地である御机神社の巣ではキイロスズメバチが飛来します。キイロスズメバチは入口近くでホバリングし、巣に出入りするハチを捕らえます。ミツバチは入口に出て集団になり羽音を揃えスズメバチを威嚇します。8月になるとハチの出入りがめっきり少なくなります。気温が高く、蜜源が少なくなるせいだと思われます。9月も中旬になり気温が低くなるとミツバチの活動も活発になります。10月から11月はミツバチにとって受難の時期です。オオスズメバチがミツバチの巣を襲います。
 1997年は暖冬で御机神社の巣では12月になってもオオスズメバチを見ることができました。ミツバチは巣の中に入り込み外には出てきませんでした。オオスズメバチによって巣が全滅させられたのではないかと思ったほどです。オオスズメバチが飛来しない巣ではセイタカアワダチソウの花粉と蜜を巣に運ぶ時期なのに。真冬でも暖かい日にはミツバチは活動します。ウメやビワやヒサカキを訪花します。
 残念ながら2000年になって二つの巣とも消滅しました。御机神社の巣は入口が大きくなり、オオスズメバチがいつでも出入りできるようになったため、忍陵神社の巣は人の手で駆除されました。


月日
四条畷市 忍陵神社四条畷市 御机神社
97
4.24  
忍陵神社本殿床下にニホンミツバチの巣を発見。ハチの出入りはそれほど多くない。6年前から存在するという。
4.25
ミツバチの巣を発見する。宮司さんによると数年前から存在するという。ハチの出入りが多い。(9:30)
7.23
キイロスズメバチ飛来、ミツバチは入口から紐状につながり応戦している。(13:00)
8.1ハチが入口に200匹ほど出ている。オオスズメバチを近くの木で一匹捕まえる。ハチがオオスズメバチに応戦していたかどうかは不明。(60匹/1分 13:00)キイロスズメバチ飛来、入口からミツバチが10数匹外に出ている。ミツバチの出入りは少ない。(4匹/1分 12:00)
8.11 ハチが入口の周りにべったり付いていた。その数200匹、巣内の温度が高いと思われる。(40匹/1分 11:00)キイロスズメバチ見られず。ミツバチの出入りは少ない。(4匹/1分 10:40)
8.2250匹ほどのハチが入口の周りに出ている。(50匹/1分 14:30)キイロスズメバチ1匹巣に来ている。ミツバチがスズメバチを威嚇。(7匹/1分 14:15)
8.30ハチが入口の周辺に出ている。スズメバチが来ている様子はうかがえず。巣内の温度が高いのだろう。(17匹/1分 14:30)
9.10スズメバチ見られず。ハチは入口に出ていない。(40匹/1分 14:20)キイロスズメバチ2匹巣に来ている。入口の近くに2つのハチの集団が出来ている。 (56匹/1分 13:40)
9.18コガタスズメバチがミツバチを捕まえている。巣の入り口に近づくことなく、帰ってくるハチを空中で捕まえている。ハチの出入りたいへん多い。(180匹以上/1分 12:45)キイロスズメバチ2匹巣に来ている。ミツバチは入口の下に集まり、ぶらさがっている。(75匹/1分 12:15)
10. 1オオスズメバチが10匹ほど入口に群がる。ミツバチの死骸が100以上入口の下に落ちている。スズメバチの死骸1見られる。ハチの出入りほとんどなし。(14:00)キイロスズメバチ2匹巣に来ている。ホバリングしているスズメバチを集団になってミツバチが威嚇。(13:30)
10. 310匹のオオスズメバチがミツバチを咬みつぶしていた。途中ミツバチが応戦、スズメバチが地上に落ちる様子も見られる。スズメバチを取り除くとミツバチが入口周辺を飛び回る。(16:00)
10. 8オオスズメバチ2匹巣の入り口で探索している様子。ミツバチの姿は全く見えず。全滅したのか逃亡したのか?(14:15)オオスズメバチの飛来を初めて確認、ミツバチの死骸が50、スズメバチの死骸2。ミツバチは巣の中に入ってほとんど見られず。(13:40)
10.31ミツバチ復活。オオスズメバチは見当たらず。死骸が一つ入口の下に転がっていた。ミツバチの死骸は8。(40匹/1分 14:30)オオスズメバチ4匹(20分間)屋根裏の内部からも出入りする。ミツバチ全く見られず。(14:00)
11. 9オオスズメバチ見当たらず。ミツバチの出入り盛ん、黄色とかき色の花粉を運んでいる。(74匹/1分 11:45)オオスズメバチが3匹入口から出入りしている(10分間)。ミツバチの姿は見られず。 (11:20)
11.19ミツバチの出入り盛ん、白色の花粉を運んでいる。入口の下にオオスズメバチ1、ミツバチ10の死骸が見られた。(85匹/1分 14:00)ミツバチの出入り見られず。オオスズメバチが30分に4匹現れる。2匹捕獲、2匹殺す。(13:30)
12. 1入口の下にオオスズメバチの死骸もミツバチの死骸も見られず。白い色の花粉を運ぶ。 (46匹/1分 11:30)30分に4匹のオオスズメバチを見る。3匹は巣から出てきたもの、1匹は巣に飛来したもの(1匹捕獲する)。地面にはミツバチ、オオスズメバチいずれの死骸も見られず。 (10:45)
12.16地上にミツバチが落下(20匹)まだ動いているものもあり。なぜ落ちているか不明。 ちょうど時騒ぎ、20匹程が入口の周辺を飛ぶ。白い花粉を持ち帰る。(60匹/1分 14:00)ミツバチ復活。2ヶ月間ミツバチが見られなかったのに、どうして生存していたのか全く不思議。オオスズメバチの死骸が一つ地面に落ちている。(26匹/1分 13:30)
98
1.17
入口の下に10匹ほどの死骸が見られた。白とかき色の花粉を運ぶ。ちょうど時騒ぎ、数匹のハチが入口付近を飛ぶ。気温10度。(44匹/1分 12:08)気温が低いためか出入りは少ない。気温9℃。(2匹/1分 11:50)
2.13たいへん暖かくなる(18℃)。入口の下に20匹ほどの死骸が見られた。かき色の花粉を運ぶ。(44匹/1分 12:30)巣の入口近くをうろうろ飛ぶハチが目に付く。気温18℃。(14匹/1分 12:15)
4. 5ハチの出入り盛ん(114匹/1分 9:15)。くすんだ褐色の花粉を運ぶ。入口の下にオオスズメバチ(大きさからみて働きバチと思える)の死骸が4あり。ハチの出入りがみられた(71匹/1分 9:40)。
5.21スズメバチも来ていない(116匹/1分 1:15)。気温31℃だという。多くのハチが出入りしていた(126匹/1分 1:40)。反対側からもハチが出入りしていた。分蜂群が住みついたと思われる。出入りするハチの数は元の巣と同じくらい。雄バチの数が多い。入口が小さいので列をなして入っていく。
7.13ハチの出入りが多くない(36匹/1分 3:36)。25匹ほど入口で扇風行動をする。スズメバチ飛来の様子見られず入口から多くのハチが出て威嚇行動をする。多くのハチが入口の周辺を飛ぶので出入りを測定できず。キイロスズメバチがホバリングする。反対側−10匹ほど入口の周囲に出て威嚇行動。キイロスズメバチがホバリング。
8.16100匹ほどのハチが外に出ている。スズメバチの飛来なし。(22匹/1分 9:15)スズメバチ見られず。4、5匹のハチが外に出て警戒。(32匹/1分 9:50)
8.2950匹ほど外に出る。スズメバチ見られず。(72匹/1分 1:36)キイロスズメバチ飛来。(42匹/1分 2:03)
11.29カキ色と白い花粉を持ち帰る。(59匹/1分 11:00)少数の出入りあり。
99
3.2
入口の下に数十匹のハチの死骸あり。(10匹/1分 3:00)ハチの出入りが見られず。気温が低いのが原因か。
5.23カキ色と白色の花粉を運ぶ。(76匹/1分  1:23)多くのハチが出入り。(52匹/1分 2:01)


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