| ミュンヘン(ドイツ南部、バイエルン地方の大都市) |
まだ大学を卒業して間もないころ、ヨーロッツパ観光の途中初めてミュンヘンを訪れました。大都市なのに町並みが美しいこと、ドイツ博物館のような、科学教育にかかわる者としては必見の物があること、美術館がすばらしいこと、さらに私の生涯の趣味と位置づけているオペラ鑑賞ができる劇場があるなどの点から、もうこれまで数回来たことになります。
フリッシュは、生涯の大部分をミュンヘンで生活しています。大学生時代(1908−9)、動物学研究所助手・講師(1910−1920)、 動物学研究教授(1925−1945)、再び動物学研究教授・死亡(1950−1982)。生まれはウイーンですが、研究者になってからミュンヘンを離れたのは10年ほどです。全くミュンヘンの人と言えます。2004年6月またミュンヘンを訪れました。今回は「カール フォン フリッシュ(Karl von Frish)の足跡をたずねる」と発意して最初の旅でした。今回立てた目標は以下のようなものです。
★ ミュンヘンの空気をいっぱい吸い込み、美味しい料理を食べ、好きなビールを飲む
★ フリッシュが最初に住んだ家を訪ね、フリッシュが散歩したと思われる家のすぐ近くのイギリス庭園を散策する
★ 自伝にある植物学研究所(植物園)を訪問する
★ オペラを鑑賞する
★ この時期ミツバチはどんな生活をしているかを知るため、ミュンヘンの田舎を訪ねミツバチを観察すること■楽しいミュンヘン
清潔で、美しく緑に溢れている街、美味しい肉料理、いろんな種類のビールを堪能しました。
■最初に住んだ5階建てのアパート
ミュンヘン、schwabing gisela strasse 6 。戦災でミュンヘンの町は全滅したとされます。同じ場所に5階建てのアパートがありました。直ぐ近くに広大なイギリス庭園があります。
■ニンフェンベルク城にある植物園(植物学研究所)
ミュンヘンの中心部より少し離れたニンフェンベルク城の中に植物園はありました。我が家の近くに花博を記念した「咲くやこの花館」と言う植物園がありますが、広さ設備では及びもしません。多くの温室には世界中の植物が集められていました。植物の研究をするのなら、日本では出来ないと感じました。
■ミュンヘンの田舎(エアバルト、列車で1時間30分)のミツバチの生活
教員をしていたら、気候のいい時期に旅行は出来ません。牧草地が広がるヨーロッパでミツバチが飼育されているなんて想像できませんでした。今回はじめて訪れた、エアバルトは、草原が花盛り、多くの花にミツバチが訪花して吸蜜していました。草原の片隅に巣箱が置かれていました。巣箱の入口の板がミツバチに自分の巣が解りやすくするため、色分けされているのにはびっくりしました。まさにフリッシュの研究の成果を利用しているのでした。