シャーフ山、ウォルフガング湖
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 St.ギルゲンの港からウオルフガング湖を周遊する船に乗ると、途中2つに停泊し3つ目にシャーフ山の登山鉄道が出る駅前に停泊します。フリシュにとってのシャーフ山は、ブルンビンクルの別荘から続く鍛錬の場であると同時に、ミュンヘン動物学研究所の遠足に学生と一緒に何回も登った場所でもあります。さらに、ミツバチは、巣箱から餌場の方向と距離を仲間に8の字ダンスで示すことができますが、餌場が高い位置にあることは伝えられません。シャーフ山の北側の切り立った場所に、フリシュは、餌場を設置しこのことを証明する実験をおこないました。

    シャーフ山の登山鉄道   モント湖を背景に北側の切り立った場所

 登山列車はゆっくりした速度で、頂上を目指します。頂上に近づくと木が無くなり高山植物が生育する草原になっています。大きなホテルがあり、戸外でビールを美味しくいただきました。頂上から見渡すと北にアッター湖、西にモント湖、真下にはウォルフガング湖が見られました。6月だというのに標高1783mの頂上は快晴で暑いほどでした。
 ウォルフガング湖の中心は、St.ウォルフガング。ホテルやペンション、おみやげ店が多くある観光地である。St.ウォルフガングの中心部から少し西に歩くと、湖が一番くびれて対岸との距離が短くなっています。フリシュは、この場所で、対岸に餌場を設け、ハチが目印のない湖の上を巣から通うことができるかどうか確かめる実験を行っています。ハチは、風が横から吹く条件を問題にせず、対岸に設けられた餌場に通うことができました。

    高山植物 Gentiana の一種    St.ウォルフガング

 この最短距離を渡し舟が対岸へ人を運んでいます。距離は約1キロ、料金は2.10ユーロ(300円)でした。当時は今ほど観光客が多くなく、実験が可能であったのでしょう。今、同じことを行えば、観光客の人だかりができてしまうことでしょう。

    ウォルフガング湖岸    ウォルフガング湖の渡し舟

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