我が家の果樹園は、陣平(じんだいら)農園といいます。よくお客さんから「じんぺい農園かい?」と呼ばれ、人の名前かと誤解されます。しかし本当の「陣平」の名の由来は地名で、ここがかつて戦国時代の古戦場だったからなのです。およそ450年前に武田信玄方と上杉謙信方との戦いがあったのです。
そのために地域の人から、嵩山を北方に望む、この小高い山平らの地が、古くから陣平と呼ばれていたのです。
戦国時代、右の写真に見られる嵩山には、上杉謙信方の斉藤氏を城主とする嵩山城がありました。その陣城(城攻めの際に築かれた臨時の城、本城外の要所に設けた小規模の要塞・出城のこと)が、この地に築かれていたというのです。
永禄8年(1565)に、武田信玄方の真田氏率いる軍勢と、上杉謙信方の斉藤氏との嵩山合戦がありました。結果斉藤氏は真田氏に攻め滅ぼされ、時に永禄8年11月17日ついに嵩山城は落城しました。斉藤氏一族は次々と岩の上より飛び降り、1人残らず集団自決をしたという悲話が残っています。
実際、この陣平の地を開墾したときには多くの矢などが発見されたそうです。自宅が果樹園の近くにありますが、小学生の頃私も自宅付近で矢を発見したことがあります。
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| 果樹園から霊峰嵩山を望む |
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