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さて、ここまで来たならばせっかくだからゲゲルを肯定してみよう。
何故グロンギは、リント/現代人にとって、排除しなければならない存在だったのか? それは、彼らのゲゲルが、自分達を害するからだ。直接に命を奪うからだ。
もし彼らのゲゲルが「殺人」でなかったら。 例えばあくまで戦うのはグロンギ同士(ホントにランキングバトルだ・・・)、リント側の被害は運悪く巻き込まれたり、余波で建築物を破壊されるぐらいだったら。
もし、運良くその戦いを観戦できたら・・・・すっごい面白くないか!?
想像してくれたまえ。 例えば夜半、不夜城・歌舞伎町あたりが良いだろうか。 終電に間に合うように駅へと向かう人の流れに、逆らうように掠める影。 幾人かがハッと振り向くその先で、ドンと鈍い音と、爆発。 事故か、火事かとざわめく人々の中で、気付いた一人が空を指差す。 かたや、毒々しいネオンを背にして。かたや、誇らしく街の名を掲げる看板の上に。普通の人間ならば、とうてい無理なそんな場所に、何でもない事のように佇む影ふたつ。眼下に騒ぐ群衆など気にも留めずに、未知の言語がその唇を裂く。音も意味も判らぬそれが、何故か戦士の名乗りであると、数ならぬ観客たちは本能で知る。 そして、音もなく、一瞬にして変貌するその姿。 二つの異形が同時に跳ぶ。不夜の街のまばゆい夜空に、異形の影が交差する。
や、たぶんグロンギさん達はやっぱ周囲に遠慮会釈なんかしないから、ビルなんかあっちゃこっちゃブッ壊されるだろうし、火事なんざ起きれば大惨事なのは現実の通りなんですけど。
もし、もうそれが「何だかわからん連中がお互い戦ってるだけ」という認識が浸透していたら。 ・・・・・見に、行っちゃうだろうなぁ、私は。 こんな繁華街だったら、混乱で人死には(相当)出るかもしれないけれど、それだって人間の自業自得っぽい。
何とかカメラに収めようと追っかけるマスコミ、出現を予測しようと盛り上がるネット、対応が追いつかずに翻弄される警察、捕獲して研究を叫ぶ科学者、コミュニケートを訴える一派・・・「勝ち進んで」いく強い奴には、ファンがついてしまったり。きっと裏で賭けも山ほど。 何かなー、どっちかってーと正統派「怪獣」モノになりそうだね。 サイズが人間サイズってなだけで。
更に更に、もし一方的にでも、グロンギが最初に「我々はこれからこーゆーゲゲルをする」って人間に宣告しといたら。 でもって。
「場所決めてプレゼンして入場料取ったら、ギャラクシアンウォーズだね♪」 ・・・・・ぐはぁっ(吐血)
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