2002/10/19 有笠山
 先週5回もトライして登れなかった緋牡丹博徒をかたずけたい。
ムーブは解決しているので、元気なうちにやれば大丈夫だろう。核心ワンムーブのボルダーライクだ。

五氏は、「え、初12がそれ?さいとーさん、やめたほうがいいですよ。」なんて言ってた。
「有笠、ほかにもいい12がいっぱいあるのに・・」
って言われてもねえ。確かに初12は「デザートソング」って言いたかったなあ。
ちなみに五氏は”スパイダーマン”だそうだ。やはりかっこいい。(格段に・・・・)

 さて、M岡さんを拾って関越で一路渋川伊香保へ。天気予報は午後〜夕刻より雨模様となっている。
予報はどんどん悪い方へ傾いており、雲行きも怪しい。関越に乗ると、ぽつぽつと雨が落ちてきている。ま、マズい。
しかし、渋川あたりまで来ると、薄日もさしてきて一安心。
9時には林道終点到着。早い。林道には我々のクルマだけであった。

 フェアリーで10時前には登り始める。
 まずは先週オンサイトした夢見る頃でアップと・・・
軽い気持ちで取りついたらスゴイ傾斜。どんどんすわれる。これはまずいと、すぐテンションをかける。ここで頑張っちゃうと
水の泡。ホールドさがして思い出す。そうかそうか。テンションかけながら〜過ぎてもまで伸ばす。ストレニで、最後がちょっと悪い。
大汗かいて降りてくる。
 M岡さんもトライするが、どっかぶり系は気が進まない様子。テンション混じりで抜けると、すぐ回収してしまった。
 さて、ヌンチャクがけモードで緋牡丹博徒へ。最初はやはり動きが堅い。ヌンチャクをかけてぶら下がり、ムーブのおさらい。
核心のホールドはしっかり乾いている。なんの問題もなし。しっかりブラッシングして降りてくる。
 次にM岡さんはパスファインダーにトライ。中間部にちょっとしたポイントと、最後を左からのっこす場合は、その手前のレストポイントに
入る手前が核心になるらしい。この5、6本目間に苦労していた。
 M岡さんが降りてくると、もうわしの出番か。二人だと激しく順番が回ってくる。
 さて、緋牡丹にトライである。
 
緋牡丹博徒 ムーブ書いてるからオンサイトのヒト読まないでね。
 本気モードのズリッパーを着装。1っぽんめにクリップしてからスタート。がばアンダーで左足ステミングして先に2本目クリップ。
ガバとって次の左奥ガバ。から右手ポケット。三本目クリップ。左手並んでる左側ポケット。から右手出しちょっと甘め大穴。
右足決め遠い左手小ポケット取り。かっちり掛かる。腰を左くの字曲げイン入れ、右手甘〜いくぼみへ。ここをカチ固め、右足上げ、
左手デッド気味にスローパーへ。ここで核心、ガンバの右手デッド。ガバをつかんで終了!
やはり元気なら問題ない。
さて、M岡さんパスファインダーにもう1トライ。核心まで到達するも尽きフォール。しかしこれは完登できそうだ。
M岡さんの初イレブンは何になるか?
南国エリアへ
 まだ12時ちょっと過ぎである。南国エリアへ移動する。こっちも誰もいない。
結局東口のクライマーは終日我々二人だけであった。天気がリスキーだったせいだろう。しかし岩場は終日ノープロブレムなのであった。
なんてラッキーな。
 南国エリア左端に着く。先週、ポケットホールドから蛇が顔を出していたというが、今日も取りつきの岩陰にかさこさと蛇が動いていた。
尻尾しか見えなかった。小さな蛇だ。
 
出前一丁
 南国エリアはスケール感がある。岩が大きく浮いている感じの部分も多く、逆層のハング帯と合まって緊張感が増す。
出前一丁は、最上部ハング下まではなんとか順調に着いたものの、ハング越えのムーブが全くわからずじまいだった。
地上15mでのボルダリングはあんまり気分のいいものではない。登れる気がしないので即やめ。
白と黒
M岡さんトライ。長いルートで、上部核心かと思ったが、意外にも2本目の上が悪いようだ。
M岡さん、自分のムーブで解決していったが、三本目のクリップポイントでクリップできずに、一度フォール。その直ぐ後、今度は
クリップせずにランナウトでマントル返してから三本目クリップ!
心臓に悪い・・・・

後は「谷川の岩場ですよ」だって・・・恐怖とパンプとの戦い・・・

 Jinもやってみることにする。
2本目上の核心は、じかにとりに行こうとしてやはりムリがあった。
ちょっとひねってオリジナルムーブで解決。
三本目はヌンチャクかかってるから安心してクリップできた。これクリップせずにここマントルしたの・・・おっかねえ・・・
あとはがしがし。最後のハング帯は、ガバガバだけどそれなりにムーブもあるし、張ってくるから結構面白いよ。
フラッシュ。
番犬秘密の鍵穴
 M岡さん番犬トライ。Jin鍵穴トライ。
二人ともボロボロもーど。そろって出だせない・・・
鍵穴は即回収。Mさん番犬再トライ。出だし核心だな。ここらへんの数本は。
Jin代わってやってみる。なんだかおもしろそうなボルダーチックムーブだ。いいカチ発見してガバがとれた。2本目クリップ。
そのまま上まで行ってみる。三本目の上がこれまた悪かった・・・・ギリギリだった。落ちるとかなりコワそうな形状で、(ハング角に当たりそうで、
かつ、下の寝たスラブに着地すること必至・・・)落ちちゃおうかな、、とちょろっと弱気がかすめるが、必死こいて足上げムーブする。こええええ。
悪いポッケで耐えカチ取れた。ほっ。4本目クリップ。ここでテラスで思いっきり休めるのがタマに傷だ。
最後のちょっとしたハング状越えをこなして終了。最後も意外と悪い。筋カチが泥でうまってるのを掘りおこしながら完登。フラッシュじゃないか。
 
M岡さん、トップロープトライ。
出だしボルダームーブ、Jinムーブでできた。
「そこ、ひきつけない!」
ガバ持ってひきつけてるから手が離せなかったらしい。ぶら下がる感じで肩落とし回転で右手だし。
「あ、ホントだ」
出来てしまうと、「ムーブですねえ。」としみじみしておられた。
あたりはすっかり暗くなってしまった。
先ほどからなんかスゴイ異臭がただよってきていた。トイレの刺激臭っぽいにおいといおうか。
M岡さんは、「何か凄く獣くさい」という。そうか、野生獣のにおいか。そういえば時々背後の樹林の中になにやら生き物がいる気配がするのである。
M岡さんはさらに、「”関東周辺の岩場”によると、有笠はクマ等の野生動物がいるのでキャンプは薦められない。と書いてあった。」という。
先週はカモシカに会ったとも。
 クマ。ですか。そういえばキツネやタヌキ程度のニオイとは違う。青森でオリに入れられた月の輪熊のニオイを思い出した・・・・
思わず背筋に冷たいものが走った。そそくさと荷物をまとめて、暗くなった山道を下った。二人とも手をたたいたり、声を出したり、口笛吹いたりしながら・・・

今日は二人とも9便ずつだ。珍しくまじめ。
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