2003/5/2〜5/5   小川山〜佐久の岩場
5/2 前夜発廻り目入り 

21:30。M岡さんをPickUpして出発。J氏は仕事終るのが遅いためあとから追っかけ単独入山となる。
関越が既に渋滞していて藤岡JC近辺からかなり混む。降りても下道がまた混んでいるだろうと、そのままガマン。1:00前に到着という理想は到達できそうもない。一刻も早く着きたいから今日は佐久まで高速に乗る。
 廻り目到着1:30。天場は意外にもけっこう空いている。駐車場広場廻りのサイトもけっこう空きがあるではないか。手っ取り早く張れる場所に陣取り、2張り設営を済ませる。今回テントは大中小を持参した。大はご存知ヨーレイカオールシーズン6〜7人用。(巨大宴会テント)中はICIスタードーム2〜3人用。小はミニエスパース。(1〜2人用)
 明日、J氏と金氏が合流して宴会するから大は必須。M岡さん用に小を張るつもりであったが・・・なんとミニエスはポールが折れてた。んでスタードームを設営。
ポールが多くてチョットめんどい。2:00過ぎに設営完了。
 そのまま即寝る我々ではない。軽く飲まなくてはやはり落ち着かない。ま、かる〜くしときましょう。(夜が明けちゃうという失態:経験済みなもんで・・)
それでも就寝は2:30〜3:00頃??

5/3  J氏合流 水晶スラブ、ダンナ岩石の魂 (金氏合流)

 明け方寒くって起きてダウンを着こんだが、7時前頃には日が高く上ってテントを照らす。途端にテント内気温急上昇。蒸されてシュラフから飛び出し、ダウンを脱ぎ捨てる。でも再眠・・・・・ファミリーキャンプの子供達は早くから全開で遊び始めるのでおちおち寝ていられない。ウチもそうだったし、何処のキャンプ場でもそうだ。
  7時ころ、「おはようございま〜す」と、来訪者来る。おっ、やっとJ氏ご到着ね!とテントから顔を出し、来訪者と顔を尽き合わせる。「んっ??」
 お互いたっぷり3秒はお見合いする。(れ?J氏ちゃうやん。)先方もとまどいぎみに、J氏の所在を聞いてくる。
 彼はJ氏の後輩であり、廻り目に4人で入山しているのであった。廻り目にJ氏が入るのを知ってここで落ち合うつもりだったとのこと。そう、わしのテントにはA3サイズの看板が下げてあるのだった。  ”K・Jさん、ここです。/Jin”  これみれば一目瞭然・・・・ 場所は最も目立つ駐車場のトイレ脇。
 J氏はしかし早朝に到着して既に我々のテント後ろに設営済みで寝ていたのだった。朝8:00には無事に合流したのだった。
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  さて、空は紺に近いような青を呈する絶ピーカン。
 今日は水晶スラブからスタートとする。迷いながらもほぼ最短距離で到着する。
右端のツイストとあばたもえくぼはふさがっていたので、Jin、懸案のノイズへヌンチャク掛けに行く。
 ダイレクトにスタートしようとすると危ないので、左からトラバース気味に取りつく。2本目までは順調。
しかし3本目、安定したレッジから1歩でなくてはクリップできない。腹を決めて右へ1歩でる。まだあと一歩届かない!ぎょえ〜っ、
さらに微妙な足上げスラブへの立ち込みを強要する一歩である。キビシイ一歩を立ちこみ、RCCボルトにつかみかかる。
必死の3本目クリップ。
 ここからが核心である。何度もフォールしながらトライを重ね、敗退の弱気が何度もよぎる。が、がんばって4本目クリップ。
(ホッ!)何とか抜けられた・・・ここからはダイク沿いにカチひろい、あとは溝状を延々と終了点へ歩く。
 次はJ氏トライ。果敢にリード挑戦である。出だしから苦労しているものの、なんとか抜けた。キビシイ小川山スラブの洗礼を受けたのだった。
 M岡さんもリードトライ。おっ、スラブの立ちこみ安定してる。核心まですんなり到達してしまったではないか。
核心ムーブはいろいろ探って自分なりのムーブを発見したようだ。
 みんなのムーブ見てたら自分のやったムーブとほぼほぼ同じに固まってきたようだ。イメージグがしっかりできたみたい。
2便目出して見ると・・・
 出だしもすんなり。3本目はヌンチャク2本に伸ばしたから、安定したレッジから余裕のクリップ。あらラクチン。
核心ムーブも固めた手順どおりに完了!やった、RP。
さて、続いてM岡さんも3撃。すばらしい。3本目の11Getですね。J氏も続け・・・とばかりに3便4便トライする。
が、惜しくもRP逃し。(ほとんど寝てないからっすよ。元気ならモンダイなし。)
Jinはあばたもえくぼでちょろっと遊ぶが2本目敗退・・・・どスラブはできない。
 さて、エリアを移しましょう。近いところでそらまめスラブ方面へ行くことにする。
以前5峰へ行ったときに前を通った草溝直上が気になっていたのでダンナ岩の前に直行。カチガバカンテ系フェースか。なかなか面白そう。
Jin早速取り付く。1本目がかなり遠く、NPを使うようだが今日は持ってきていない。ガバガバだから慎重に行けばモンダイない。
ムーブを探りながら行く。タテホールドの振り、届かせ、アンダークリング、いろいろ出てきて楽しいぞ。最後は右に出ていいのかな?
一応OS。
 J氏も先ほどとは打って変わって華麗な動き。カチガバ系はJ氏の世界。あっさり一撃。(11初フラッシュ。パチパチ。)
 M岡さんはTRトライ。
 さて、時間はまだ早めだけれどみんなもうへろへろ。ボルダーでも見学しながらかえりましょ。
 パノラマコースへと降りていくと、石の魂でボルダラーが4,5人遊んでる。いっしょに混ぜてもらってトライしてみる。
なかなか親切かつフレンドリーな方々で、M岡さんに4級課題を教えてくれている。ムーブも教わってM岡さん完登。Jinは5撃くらい。(けっこうムズい・・)
Jin2級にも混ぜてもらう。2便目にランジ発射してリップを掴んだが、握りこんでとめられなかった。惜しい!(すっかりみんなとセッションしてしまった。)
あとはカンテの4級にM岡さんと二人盛り上がる。J氏は指の具合を見て見学モード。
(ボルダー楽しくってついついやりすぎてしまう。後悔先に立たず・・・・)
 さて、まだ明るいけど天場に帰ってきて、着くなりいきなりビールをぷしゅっとあけるのであった。ぷはー、うめ〜。
夜は恒例の特製M岡ナベ。きょうのはなんと「タコ焼きなべ」(不思議でしょ?)
これまたうまかった。今日は3人ともそれぞれに成果あって大満足なのでした。
夜も更けつつある10時。金氏到着する。三国越えはやはり渋滞もなく早いようだ。
宴会はさらに本格モード化してゆく。しかしほとんど寝てないJ氏がまもなく沈没し、M岡さんも早め(といっても12時くらい・・)に就寝。
Jin&金ははたして何時に寝たのか??

5/4  妹岩(左上) マラ岩 リバーサイド そして佐久へ

 今日も快晴。やや薄雲あるが一日天気はモンダイないようである。
 金氏がマラ岩方面希望なので妹岩経由マラ岩コースで行くことに。今日は佐久へ移動するのでテント撤収してからスタート。
途中、ビール&ワイン&保冷剤を渡渉点で冷やして行くことは忘れない。急登しばしで妹岩到着。本日は彩花からスタート。
金氏するりとヌンチャク掛け。続いてM岡さんトライ。その間にJinマンズマグナム。昔やってあまりよからぬ印象のルート。
やはりキビシイ。10d敗退。金氏に交代してもらうと流石、するりと抜けてゆく。M岡さんも
「やっぱ立ちこみうまいですねー」
と感心することしきりである。
 J氏彩花トライ。核心でテンション。ムーブを探る。Jinはなんとか再RP。動きがかなりギコチなかった。
 金氏、対面の11aも軽くOS。TRにして「M岡さん、こっちも面白いよ。」と軽い調子で誘う。
当のM岡さんは彩花の2便目3便目に失敗し、それどころではないのである。(それどころじゃありません!って金さん・・・)
が、M岡さん、続いてJ氏もRPに成功!(よかったよかった・・)
 ころあいも良く、マラ岩へ移動。金氏、スペシャリストに触ってみていました。「いや、勉強になった。」そうな。
 Jinはホリデー、M岡&J氏で屋根の上のタジヤン。
 Jin、ギアをそろえて登りだす。5mくらい登って溝状に到着。ここでやっと一本目のフレンズがとれるぞっとととと??げげ、フレンズ取り付きに忘れてきてる!く、クライムダウンか?金氏、「ロープで上げたら?」
そそ、そうしよう。溝にへばりつく姿勢のままロープを手繰った・・・はあ・・ フレンズが取れればGoだ。ボルトの上は快適フレークレイバック。☆☆☆5.9+。
 
 さて、マラ岩もひと段落。まだ3時くらいだし、ここからリバーサイドでも行ってみましょうかということになる。
妹岩の前を経由してリバーサイド方面へ。妹岩にだれもいない休日というのも見たことがない。どこのエリアもおおむね空いている気配だ。5月連休はやはりボルダラー中心なのだろう。一旦天気崩れれば降雪をみる廻り目ならば、昨日今日のようにまる二日間Tシャツ&短パンクライムというのは例年にないことではある。そんな小川山にいる我々はなんてラッキーなの。
 リバーサイドに着いてみてもクライマーは誰もいない。あんなに人気のブンブンも人っ子一人いない。まるで平日・・・・
「まさか今日、平日じゃないでしょうね。」
 ちょっと不安になったりして・・・
 金&J氏はBunBunへ。Jin&M岡ブラックシープへ。
 リバーサイドがこんなに横に広いエリアだとは・・・・・何度か来ているのだけどね。
 ブラックシープも確か10年くらい前に登って、とっても好印象のあるルートだったのだ。(その時はフォローだったかな?)
 見栄えのいいルートである。しかし出だしがスラビーボルダーちっくなのがちょっと蛇足ぎみ。2本目がやたら遠い・・・
ガバ地帯だから慎重にいけば大丈夫だろう。が、ボルト手前の一歩が緊張する。
と、思って後からトポ見たらピトンマークが。ははあ、抜けたのね。ここはクラック状のリスがたくさんある逆層ガバ地帯だからNPで取れるぞ。M岡さんがリードするときはNPを持ってってもらおう。
 ルートは溝状クラック、フレーク、カンテ、クラックのレイバックと次々に息つかせぬムーブのデパート。実にすばらしい。☆☆の5.9+。
M岡さんもリードトライ。2箇所のNPを教唆しておく。特に2本目手前は必須。M岡さん、自分でエイリアンを決めていった。フラッシュ。
NPは決めていくだけでも充実感が違うからなあ。
 BunBunの金&J氏はもう終ってこちらに見学に来ていた。もう時間も5時近いのだ。6時前に出ないと一泊料金がかかるという廻り目の最近の悪幣により気がせく。
 登り終わった我々はそそくさと下りの準備にかかるのであった。特にビールやワインの回収が控えてるわしは余裕がない。
「回収あるんでちょっと先行ってます。」 
 と、下り始める。すぐ先行3人組みに追いつく。女性混じりなのでどうしても下りの悪場でもたつく。時間に余裕がないので、
 「すいません、お先に。」
 と、なかば強引に右から先を行かせてもらう。来た時の渡渉点を強引なランジで解決。デポ地点にて酒類の回収。
まだ後続はこない。一足先に天場帰着5:23。まだ30分強の余裕があった。もう大丈夫だ。
 続いてみんなぞろぞろと帰ってきた。金氏車、J氏車、Jin車3台連ねて佐久へ向けて出発。

 ナナーズにて買い出しをする。ここで金氏、明日仕事なので、佐久のI氏邸に後ろ髪ひかれつつやはり帰ることとする。お疲れさま〜。
さて、J氏車とJin車2台で一路佐久へ。佐久平の駅から電話すればI氏が迎えにきてくれることになっているのだ。
I氏の別荘がすぐ近くなのだ。別荘=古い一軒屋を借りてるらしいが我々の期待と想像はきのうから膨らみっぱなしなのであった。
 まあ、城ガ崎あたりでクライマーにはよくあったアパートの共同賃貸。I氏の場合古い一軒屋らしいが・・・
 はてさて・・・・
 (続く・・・・)

 予定よりすっかりおそくなってしまった。佐久平から電話すると、I井氏、
「高級乗用車で行きます。」とのことだと。
ははあ、I井さんの軽自動車のことだなとおもったら自転車だった・・・・
「いや、もうだいぶ飲んじゃってるから・・」
だって。どーもすいませんねえ、おくつろぎのところ。
 そこからわずかの道のりでI井氏別宅到着。築○十年の、畠の中の一軒屋。思ってたよりずっと大きい。
2階を居住区にしていらっしゃるようだが、2階だけで4部屋もある。広い!
 この日はI井さんの佐久のクライマー仲間二名が訪れていた。
「いつもは一人なんですけどね。」とはI井さん。GWは大賑わいである。
その中のI田さんを、M岡さんは既に存知あげているとのこと。有名人らしい。ここではいえないけど○○I田という別名もお持ちなほどらしい。
皆さんクライム歴が長く、昔話に花が咲く。小川山にゲートなし、テントはりっぱなしくらいまではわしも知ってるけど、旧山荘にいたっては??
こうして賑々しく夜は更けてゆくのであった。明日は佐久の岩場だ。新しいエリアに連れて行ってもらえるらしい。楽しみ。

 

5/5  佐久 I井邸から佐久の岩場

 最終日。今日も晴れている。北側がちょっともやっているため、北向きの窓からいっぱいに望まれるという浅間の姿はおがめない。
佐久市で熱気球大会が開催されていて、色とりどりの熱気球が浮かんでいるのが望まれる。あれでも競技なのだそうだ。

 ゆっくり出発しても岩場までは20分程度である。なんて恵まれたシチュエーションなのだろう。
 牧歌的風景の広がる佐久の道を岩場へと向かう。五月の明るい光あふれる緑の中、途中で牧場横を通る。まるで那須のような景観。ホントいいところだ。

 今日行くNewエリアはちょっと歩く。20分〜25分くらいか?
 到着してみるとそこはスケールの大きな岩がずらりと並び、奥のほうまでずーっと続いているぞ。ロープスケールも長めのルートが多い。ボルト7-9本中心か。
 手始めにI井氏と5.9、ボルト7本くらいのルートでアップ。佐久の岩場独特の垂壁、形状。
まだあまり登られていない為、ところどころざらざらしていたり、チョーク跡もあまりない為ワイルド感あふれる。
 小川山はまだ新芽が芽吹いていないが、ここの森は一転して新緑がまぶしい。明るい森に囲まれた清々しいクライミング。小川山もいいが、ここはまたここで夢のようなひと時。
 人が少ない分、鳥たちのほうがかまびすしく、I井氏が登るバックではぎゃぎゃぎゃ、かかかか、くるる、くるる、などとまるで岩に張り付く人間を見て鳥たちが会話しているかのようだ。
「ききき、見ろよ見ろよ、あんなとこに人がいるぞ。」
「けけけけ、へんなの!」
「くわっくわっ、こっちにもあっちにも。くわくわくわっ。」

 2本目は10a。ボルト8本くらいの長いフェースだ。とても10aには見えない風格とスケール。
J氏が既にOSしたらしい。佐久地元クライマーI出氏、S原氏らともご一緒させていただき、ヌンチャクをお借りしてJinもOS。すごい高度感。上部がもろくなるのがちょっと惜しい。降りてきたら50mロープがほとんど出てしまった。20m強のロープスケールである。
 
 さて、次にI井氏が登ったカンテライン11aにトライしよう。I田氏をビレーした後でトライする。
 核心は最上部で、I井ラインとI田ラインができた。どっちで行くか??
 とりあえず垂直のカンテをわしわし登る。けっこうガバ続きであまり難しい部分はでてこない。最後のボルトにクリップしてからが核心だ。さて、右か左か??右にでてムーブを探る・・・あら?悪いゾ・・やばいやばい・・・必死にこらえて一旦戻る。やっぱ左から行くか?左側はホールドありそうだが傾斜が強い。ホールドをカンテ裏に求めて探ると・・・ちょっとかかりのいいアンダーを発見。それで伸び上がり、こらえて最後のホールドへデッド!ほっ!なんとかFLだ。
 
 広場に戻るとJ氏、M岡さん集まってた。J氏、さっきの10aとなりの11aをFLしたらしい。
おお、11初一撃。なんかJ氏、がぜん元気でたみたい。佐久は相性バッチリみたいですね。
 かれこれもう一時だという。はやあがりのお時間となってしまいました。後ろ髪引かれる思いで、一足先に帰路につくことにする。みなさんどうもお世話になりました。またごやっかいになると思いますのでその節はよろしく!

 今回は3日間とも順番待ちというものと無縁のクライミングだった。快晴続きというのも珍しいが、
ほとんど岩場貸切状態ばかりというのも贅沢の極みであった。またいくぞ、佐久の岩場。

小川山/佐久写真館  追加  6/1

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