2001/11/10〜11 小川山
11/9  今日は昼真っから天気調べに忙しい。どうも明日以降の天気が芳しくない。特に土曜日は完璧に雨という予報になってしまったのだ。
 こりゃ今晩出発は見合わせかな?
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 7時過ぎにウチに帰着。金氏に電話すると・・・
 「行きましょう!!」と、チカラ強いおことば。小川山の天気は行かねばわからない部分はあれど、かつ、M岡さんのナベ用意もあり、
よっしゃ、いくべいくべ。どーせナベ喰いに行くんだし、ワシの大テントあるし。(でもあしたの朝出でいいんじゃないか?)
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 9時半ころ金氏車迎えに来た。わしの荷物はテント一式、コッヘル、EPIセットと大荷物である。殆どキャンパーモードなので。
今回は金氏、M岡さんと、N氏、Miさんの5人構成。
 車中、小川山の天気は明日は絶望的観測であることがさまざまな角度から証左されることとなる。かつ、冷え込むらしい。
 乗り気の金氏は、実は天気予報ぜんぜん見てないのだった!

 1時半頃小川山着。そぼ降る雨のなかさくっと設営。天場はさすがにがらがら。
 さて、軽く飲みますか・・と、2時過ぎに飲みはじめる我々なのであった。(”じゃあ、二時半には寝ましょう”だって?誰が????)
 結局金曜夜出は二晩飲むことになるのだ。前回の苦い経験(=小川山記2 5/26-27参考)から初日の激飲みは警戒する我らなのだが、一旦酒が入るともう、止め処ないのだった。 
  3時半。隣のテントのヒトがそろそろと苦情言いに来た。
 「すいません、少し静かにしてくださあい。」
 そりゃそうだ。寝るべ寝るべ。
 外から見ると、これだけ空いてる天場なのに、なんで隣にこんなに近い場所に張っちまったんだ??5mと離れてない。そりゃうるさかったろうに。
 客観的に見るととなりのテント衆、とっても不幸かも・・・  金氏はツワモノなので、苦情に対しても殆ど臆することないのだが、彼らにしてみれば、これだけ広い天場で、夜中に到着し、あっちこっち探しまわった挙句がこの至近距離に設営。設営終わって静かに寝るかと思えば、
かんぱーい、だって。酒、入るにつれ声でかくなるヤツいるし・・・

11/10  明るくなっても雨の降る音。寝よ寝よ。9時近くまで寝てた。
 
 ゆうっくり起きて、朝食べてテントの中でうだうだ。佐久の人工壁へ行くでもなく、みんなごろごろ。オトナ五人が横になってくつろげるヨーレイカテントであった。

 昼は計画先倒しでテントの中できりたんぽナベを始めてしまう。ワシはビール、金氏は(朝から)ワイン。
 しかし、流石にまるまる1日中食いどおしというワケにもいかず、3時頃から雨も上がったので軽く散歩がてらボルダーへ。
 まずはキャンプ場ボルダーにみんなで取り付く。クツは当然アプローチシューズやジョギングシューズ。スラビーな課題にけっこう熱くなってくる。金氏思わずクラインミングシューズをとりに走る。それで結局みんなクツを履き替えることに・・
 その後、ビクターへ遠征。サブウェイのトラバースで遊ぶ。裏側のコンケーブはびしょびしょであった。
11/11 朝からドピーカン。冷え込みで霜柱ばりばり。廻りは真っ白。
 主稜線方面は霧氷でこれまた真っ白である。冬山の様相を呈しておる。なかなか感動的風景だ。
 今日はとりあえずマルチピッチねらいで出発する。3峰南稜神奈川に取り付くべく出発。パノラマコースから分岐し、ソラマメスラブ方面へ。
ここで金氏、急遽目標変更。2峰南面セレクションへ。2峰南面もだれもいない。金氏リードで取り付く。5人オーダーなのだがロープを減らしたため3本しかない。1ピッチ目は30m以上あったので少々困ったことに・・・セカンドミッテルで登ってもらったM岡さんに、途中のテラスで区切ってもらい、セカンドのjinもそこまで上がる。ここからならシングル50mで足りるだろうとの目論見。再びミッテルでM岡さんに登り始めてもらい、その末端を自分に結び直す。金氏のいるテラスまで、あと8m、5m、4m。ん?ロープがいっぱいに。しょうがねえ、、ちょっと登り始めるか、、、
コールかけて登り始める。1本のロープに二人とはちょっと掟破りだが、寝たスラブだからなんとかなるだろう。しかし落ちられない。よな、、M岡さん、引っ張っちゃうからな。しかし、上からなにやらコールしてきてるゾ。「ちょっと待って、登らないでくださあ〜い。」だって?
もうのぼってるよ〜っと、返すもののどうやって待てととと。寝てるから簡単だけどとどまってるのははっきり言ってつらい!調度へんなところで止まってるので耐えられない、、、やべ、やべ、・・・隣のバックロープにつかまりつつ、(これも引っ張ったらイケナイのだろうな)ちょっと上のボルトまでこらえて上がる。これで漸く一息つけた。しばらくしてやっと、登っていいよおコールがかかる。
 2ピッチ目以降は長いピッチはなかった。3本のロープで問題なし。
 セレクション実に気持ちの良いルートだ。初見だとルートファインディングも要求されるし、先が見えないのでどうなってるかわからないまま突っ込むスリルもある。最終ピッチはやさしいクラックだ。4人既に集まってるテラスはもう足の踏み場もない。ギアを受け取りとっととリードに送り出される。みんなの頭の上に立ち上がってフレンズを決める。やさしいけどホントに落ちられない。ガバフレークが浮いていてボゴンボゴンとヘンな音がする。気持ち悪い。ロックス決めてがしがしとレイバック。かんたんかんたん、抜けて向こう側はすっかり傾斜も落ちる。しかしオフィズスだ。歩いていけそうな傾斜だが、もうノープロね、、はは。抜けるとそこは2峰の頂上だ。


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 この時期の小川山は初めてだった。朝晩の冷え込みは厳しいが、シュラフと防寒具さえ良質のものがあればさほど苦にはならない。
なにより静かでいい。お盆の頃の喧騒がうそのようだ。岩のフリクションも最高だ。静かな森に、今日もボルダラーの雄たけびが響いていた。

 

   
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