2002/9/23
ある投稿(疑問)に対するJin&Macの見解
wrote : by kazu   
はじめまして!
いきなりのメール失礼します。

主に自転車の記事を見ましたがすごく勉強になりました。
1つ質問があるのですが、自転車のフレーム素材についてですが
webの内容で、鉄のフレームがアルミに比べて良いという風に
自分は理解しましたが、お乗りになってるロードやMTBは
アルミ製のものがほとんどに思いますが、それには何か理由があるのでしょうか?
例えば、理想は鉄だが錆びる、とか、手に入りにくいとか…
私としては、そこがすごく気になるポイントなのです。
Jin
Web サーチありがとうございます。

まず、私の自転車ですが、ロードはスチール。MTBはアルミです。
トマシーニプレステージはパイプはコロンバスSLXという、その昔は名パイプとされていた素材です。
かのキヨ宮沢をして、「なんでSLXみたいなパイプがなくなっちゃうんだろうね。」
といわしめた粘りのあるパイプでした。しかし重い!最重量級パイプです。
90年くらいまではSLXのロードも、まだツールで走っていたように思いますが、
レースの一線から消え去るのも時間の問題でした。
より軽い、アルミへ。そしてカーボン。
私が購入した92年頃は、市販自転車はスチール、アルミ半々くらいで、アルミ優勢になりつつある頃でした。
長く乗ることを考え、当時は鉄をチョイスしましたが、今現在、またロードを購入するとしたらどうでしょう?
鉄でよい自転車があるか?
コルナゴマスターxライトはよさそうですが、さほど値段のかわらないドリーム(アルミ)もあり、こちらのほうが軽い。
鉄の選択肢は、各社ともあまりないというのが現状でしょう。
鉄の良さ、優位性などはフレームビルダーもわかっており、認めてはいるものの、アルミ中心の製品群の中、
スチール開発に力を入れられない現状のジレンマがあります。
従って現在、スチールをわざわざ買う人も、更に少数派になってしまうものと思われます。
今年になって、カレラが新たなスチールフレームを市場に投入しました。今後、このようなメーカー、フレームビルダーが増えてくれば、
スチールの復権の兆しになるかもしれません。


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次にMTB=クラインファーバー。
コレの前にはスチールに乗ってました。プジョーのスチール。
通勤からレースまで。かつリアキャリアダボのついたMTBとして秀逸な選択。(殆ど選択肢なし)
実際、MTBレースにも出場。スチールノーマルパイプ、オーバーサイズではないMTBなど、今では殆ど見られない。
見かけだけではなく、かなり柔らかめ、乗り心地はいいけどレーシーではない。

数年おちのプジョーを知人に適価で売却、と、同時に友人からクラインを適価にて購入という3者会談の成立によりクラインオーナーに。
クラインはがっしり固いフレーム。(トマより進むかもしれない。)

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いいスチール素材がでてくることを望みますが、今はsc61.10aとかアルテック2プラスとかアルミ素材がものすごい。
そして私のひとつのあこがれとしてはやはりコルナゴc40(カーボン)があります。
(ロードのりなら誰しもの・・・)

いろいろ乗ってみないとわからない部分です。
でも一般的にはそんなに乗り換えられるモノでもない。
どれにホレるかですかね。

/Jin

Mac
Macです

おおむねいいんでないでしょうか。

私の見解をつけくわえてみます。

鉄はまだ終わってません。
無茶ではないいい鉄はまだけっこうあります。
無茶な鉄とは、たとえばデダチャイEOMなんとかとかの鉄フレームは
正直むちゃだとおもいます。
鉄は軽さでアルミに張り合ってはいけません。
それでは、鉄の良さは失われます。
そんなのでは長持ちしないし、アルミ的に硬すぎにゃなりませんかね。

鉄フレームが良いのはそのしなやかさです。
それにはもちろん鉄の素材の素性の良さもありますが、
それによって結果的につくりだされるフレーム設計もその一助を担っています。
鉄フレームは細いです。細く薄いです。
細いフレームは太いフレームに比べしなります。
アルミでも細く作ればしなります。
ただ、しなった時曲がってしまうか戻るかが鉄とアルミの違いです。
アルミパイプは太くて(比強度に対しては)薄いのですが、
それはしなると曲がってしまうため、しならないようにしてあるんでしょうね。

それが、鉄がそれに倣ってアルミと同じような作りにしてしまうのでは
丈夫で長持ち、しなやかな鉄のよさはいっぺんに失われてしまうのでは?
たとえ、最初は良くても。
Jin氏のトマ君が曲がりなりにも乗れているのは、
重量級パイプをラグで組んであるからかもしれませんね。

Colnago、DeRosaがスチールバイクの作りで極端な路線に走らないのは
その辺のことがよくわかっているからなのでしょうかね。
一方、InterMaxのスチールMTBなんかは非常にモダンな作りになっています。
今中氏は商才がありますから、今売れる物みんながほしがる物を作りますね。
チネリなんかは名車SupercorsaとモダンなNouvoSupercorsaの
両方ラインナップしているのが「誇り」だと思ってます個人的には。
私ですか?迷わずStarshipですよ(ナンチャッテ)

現実に、ワタシ的に「いい」鉄はJamisなんかからまだ出てます。
Greg Lemondなんかもいい線いってます。
悲観する前に、よくさがしてみませんか?
意外なところで、パナソニックのセミオーダークロモリMTBは非常にいいそうです。
定番ですが、BSネオコットは極めて名車です。

もうフレームは造っていませんが、鬼才Keith Bontragerはこう言いました。
「Steel is Real!」

参考:⇒最近の自転車事情:2)アルミ・メガチューブ軽量ロードの場合  by Mac

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