寄稿・外から見た考える会
国際結婚を考る会会報98.3
国際結婚を考える会HP
http://www.nnc.or.jp/~aikawa
ちょうど「目に見えて」海外出身の人々の姿が増えてきた90年代初頭が学生時代。当時から民間グループの外国人向け生活相談員をしたり、国際カップル向けの小さな雑誌編集に携わってもいます。そんな僕が、半年ぐらい前から国際結婚を考える会の例会にも少しづつ出席させていただくようになり、2月の関東総会の後を利用して「外から見た考える会」なるテーマでお時間をいただきましたがその一部を会報にも書かせていただきます。
関東、とくに東京は外国籍の住民に関連したグループが数多くあります。僕がベースにしているのは埼玉県南ですが、そこそこ他のグループと連絡を取り合ってきたつもりなのです。ところが考える会、とくに「東京」の方々とはなかなか出合う機会がなく、やはり僕の関心が、欧米以外を出身地とする人々に向いているからだろうか、あるいはメンバーの「世代」がちがうからだろうかと思ってきたわけです。
どんなグループにもかならず、5年10年と経つうちに創立メンバーとやや遅れて加入したメンバーとの調和は難しいものです。とくにいろいろなグループが生まれては消えながら併存している東京では、わずかな姿勢の差でグループを離れる傾向がありますからなおさらです。
それでも考える会に期待をするのは、地域ごと、あるいは関係文化圏ごとに小さなグループがたくさん生まれる中で、国際結婚した日本人が活動するようになったなぁと思うからです。日常的な相談をしたい、地元の課題を乗り越えたいということでは、こうしたグループがニーズに応えていくようになるのでしょうが、それぞれをつなぐ仕組みが欲しいところです。
たとえば「ウチでは交流仲良し押し付けオババがはばを効かせていてね…」という愚痴を消化しながら、それぞれが新たな見通しを持った気になって帰っていけるところがないものだろうかと考えるわけです。
ではそんな2次的なニーズに応えられるところが欲しいと思うわけですが、そこにわざわざ集まる動機となるようなテーマが必要となります。
かつての国籍法改正のような、誰もが頷けるテーマがないのだというお話もうかがうことができました。それでも、すべての国際カップルやファミリーが入国しこの国で同居する権利は確保されているのでしょうか。身分関係の諸手続を迅速に受ける権利は確保されているのでしょうか。子どもをダブルに育てる環境は確保されているのでしょうか。外国籍住民同士の「国際結婚」家族に居住権はあるのでしょうか。「国際結婚」にちなんだ課題はまだまだあるように思うのですがいかがでしょうか。
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