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国際カップルのための法律ガイド本


 好きになったパートナーが日本国籍でなかったばっかりに、なぜかお役所に通ったり法律とおつきあいしなければならなくなってしまったあなた。どうやら、結婚のときだけでなく、末永くチョコチョコと法律の知識が求められるようです。そんなときのために家庭にあると役に立つ本を今回は一挙紹介いたします。
 とくにカップル向けの入門書ともいえるのは「国際結婚ガイドブック」(明石書店)でしょう。図表や事例も加えながら、ちょっと雰囲気はゼミナール。将来を考えて、どんなことがあるんだろうと真っ白になった頭を整理してくれます。
 結婚してビザが整うまでのハウツー本となるのは「詳解・国際結婚の手引き」(明石書店)。「…手引き」は結婚当初のテーマに的をしぼった一番詳しい本。件数の多い主要相手国別に、必要な書類のリストやコピーまでついているので、かの国からどんな書類を送ってもらうのか手配するにも便利です。
 ただし、あなたのパートナーがオーバーステイの場合はちょっとこの2冊では役不足。その名もズバリの「オーバーステイ結婚実践マニュアル」*(海風書房)は、ちょっと詳しすぎるぐらい詳しいです。いきなり読んだらかえって当惑してしまいそうな人は「国際結婚の基礎知識」(明石書店)を読んでおくと良さそうです。
 さらにこれまたその名もズバリの「在留特別許可」*(明石書店)は、88年から89年当時という前提で読んでおきたい本。現在ではここまでヒドクない。入管な人々の発想を予習しましょう。読んだなら、これまで苦労した人のおかげで、現在の状況が切り開かれてきたことをぜひ覚えておいてください。
 結婚してビザが終わっても、節目節目で必要になるのが法律の話、それぞれの本が子どもの教育や、離婚のこと、さらに老後や死亡といったテーマを、少しづつ取り扱うようになってきたのも近年の傾向です。この点では前出の「…ガイドブック」や、「国際結婚ハンドブック」(明石書店)が詳しい。とくに「…ハンドブック」は改訂が繰り返されており、新傾向の話題に対応しています。
 また、最近発売された「国際結婚生活百科」は、ビザや外国人登録だけでなく、保険や年金や税金といった日常的なテーマをきめ細かくフォロー。とくに死別や離婚についての解説は、国際結婚ガイド本の新傾向といえるでしょう。遺産相続や財産分割の話は、しっかりもののあなたなら、結婚前に知っておきたい話題ですね。
 さて、日本人との結婚とは別に関係なく、外国籍を持つ住民としての制度的な知識も必要になるでしょう。また結婚を契機に外国籍の人脈が広がり、相談を持ち込まれるときもあります。そこで、外国人一般の法律の話を扱ったものを入手しておくといいかもしれません。
「移住労働者生活マニュアル」(スリーエー発行)は日本で暮らす外国人が、困りそうなテーマを上手に集めた秀作。英語の対訳がついているもの特徴。この秋に改訂版が発売されました。  ちょっと専門家志向ですが、事例が豊富な「ハンドブック外国人法律相談」(明石書店)。大学教養部ぐらいの法知識がないとチトきついけど、整然とした構成で以外と目的のテーマにたどり着きやすいです。