| 春になると体調が悪くなる人 |
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ほとんどの病気は「自力」で治せるもの |
人々は病気になるとすぐ医者にかかるか、薬を服用する。
風邪などの急性病や子供の病気は、進行が早いのでこの選択は正解である。ところが成人病、慢性病の場合この選択がはたして正解かどうかは、すこぶる疑問である。
生物には外敵から身を守るシステムが備わっており、人間にはその中でも最高に進歩したシステムが完備している。それが免疫系、自律神経系、内分泌系のトライアングルであり、さらに治癒系というもっと基本的なシステムと補完しあって生命体を支えている。
遺伝子に組み込まれている寿命は120才と言われているが、この本来の寿命をまっとうできないのは、これらのシステムに何らかの障害が生じ、外敵(ウイルス細菌など)や、体内(細胞、内臓、血管など)に生じた不要物(がん、悪玉コレステロールなど)が除去不能になり、器官、内臓が侵されるためなのです。そして成人病、慢性病のほとんどが、このシステム障害が原因で発生します。
現代医学は「速効性」を求め発展した結果、これらシステムとは無関係に、症状のみを押さえ込む手段を採用するようになりました。抗生物質、降圧剤、血糖降下剤、神経安定剤、抗ガン剤などなど。これらはたしかに症状を押さえ込むことには成功するのですが、逆に大切な生命体を支えるシステムを混乱させてしまいます。
その結果本来自然に治るべき病気も治らないどころか、慢性化させてしまい、寿命を縮めることになります。
システムの乱れから治して行こうとする治療法は、たしかに現代医学にくらべ、極めてゆっくりとした治療方法であり、ますます悪化する生活環境との綱引きで、それほど強力なものではありません。したがって現代医学的治療法との併用を必要とする場合もあります。
成人病、慢性病は軽い段階で治療を開始することが大切です。軽い段階ならば、このシステムの乱れから治す治療法だけで十分な場合もあります。ぜひ漢方薬プラス免疫療法を取り入れることをお考え下さい。
漢方薬の「適応症」の読み方の難しさ |
近頃郊外型ドラッグストアが多くなりましたが、ちょっと気になる光景を目にします。薬品の効能書きを一生懸命読んでいる姿です。
かぜぐすり、鎮痛薬、胃腸薬程度は、特に異常体質がないかぎりあまり問題はないと思いますが、漢方薬まで自分で選ぼうとしている方がいるということです。漢方薬は「副作用がないから問題ないのではないか」という反論も聞こえそうなのですが、逆に漢方薬は長く服用するものだけに、合っていなければ効かないだけではなく、副作用も知らない間に生じている可能性があります。
薬の「適応症」は厚生省の許可の通りに記載されています。ところが漢方薬の場合、この「適応症」の記載方法が難しいために、「未完成」な点が多いのです。例えばS社の「麻杏甘石湯」という処方がありますが「適応症」にはこう書かれています。
小児ぜんそく、気管支ぜんそく
一方同じS社の「小青龍湯」という処方には
気管支炎、気管支ぜんそく、鼻水、うすい水様の痰を伴う咳、鼻炎
と記載されています。
医者から「気管支ぜんそく」と診断されていて、漢方的にみると「熱症」の喘息の方が、「小青龍湯」(「寒症」の喘息に使う処方)で長期間にわたり温めてしまったら、悪化することは容易に推量されます。
「小青龍湯」の適応症の中の「鼻水、うすい水様の」という部分に「寒症」を表わす文面が認められるのですが、一般の方でこれを理解することが可能でしょうか。(
別項参照)
漢方薬は本当は「合わせてもらう」ことが一番ですが、ドラッグストアなどで自分で選ばねばならない時には、漢方薬の知識のある薬剤師に相談することが安全です。(ドラッグストアには薬剤師が常駐していることはまれで、しかも漢方薬の知識のある薬剤師は、少ないのがお寒い現状ではあるが)
「薬が病気を治す」という誤解 |
ほとんどの方が「薬が病気を治す」と考えているようですが、これは誤解です。
人間ばかりでなく、どんな生き物でも病気はしますが、病気を治しているのは「生き物の自然治癒力」です。薬は単に症状(苦痛)を軽減させることにより、低下している自然治癒力の回復を助け、病気を治す方向に向ける「舵取り」にすぎません。
例えば(自然治癒力が低下した結果)、風邪をひいても、ほとんどの場合、体を休めれば(自然治癒力が回復して)放っておいても治ってしまいます。風邪薬は熱、頭痛、咳を止め、苦痛(これがストレスになり自然治癒力をさらに低下させる)を除くことにより自然治癒力の回復を早め、風邪をより早く治そうとするためにのむのです。風邪薬が直接風邪を治しているわけではありません。
このホームページをご覧になって、メールを下さる方の中にも誤解してる方がいらっしゃいます。「自分は○○の病気だが良い漢方薬を教えて欲しい」という例です。漢方薬が病気を簡単に「治せるもの」と誤解しています。
ほとんどの問い合わせは慢性病ですから、必ず「慢性化」させた原因があります。私が知りたいのは病名や症状ではなく、(病名がわかれば、症状は決まりきったものです。)「慢性化」させた原因、すなわち「自然治癒力が [何が原因で]、[どの程度]低下しているか」なのです。自然治癒力とは「生命力を支えるシステム」のことです。(これは「薬剤師の独り言」の次の項に書きます。)
慢性病には、「すぐ効く薬」はあっても、「すぐ治す薬」はありません。(「効く薬」と「治す薬」の区別は別項参照。)
逆に「すぐ効く薬」こそが、システムを傷つけ、慢性化させた張本人かもしれないのです。(現代医学はこの過ちを犯している場合が多い。!!)
慢性病はこのシステムから治して行かなければなりません。これは簡単なことではなく、時間と忍耐が必要なのです。
慢性病が好転するまでの期間 |
生命体を支える4つのシステム(系)を乱すものには次のようなものがあります。
1:免疫系・・・・・・・ステロイド、抗ガン剤、有害化学薬品など
2:自律神経系・・・・ 精神安定剤、睡眠薬など
3:ホルモン系・・・・・ホルモン剤、ホルモン剤添加食品など
4:治癒系・・・・・・・・食べ過ぎ、睡眠不足、過労などなど
慢性病を治りにくくしている原因は、これらシステムの機能低下または乱れです。(尚老化とストレスは全てのシステムを乱すことになります)。
病気はまずこれらのシステムの不調から始まるのですが、多くの方はこれに気がつかず、現われた症状のみを取り除こうとします。現代医学の治療法も、ほとんど全て「対症療法」といって、症状を取り除くことに専念します。システムの不調が軽いうちは、症状を取り除いてる間に不調は回復し、病気も自然に「治って」しまうのですが、「対症療法」ばかりを続けていると、システム不調は回復不可能になり、病気は慢性化してしまいます。
そこで慢性化しやすい病気の治療は、初期で軽いうちに「根本療法」をしてしまうことが大切です。「根本療法」とは即ちシステムから治してしまうという治療法です。不幸にして慢性化してしまった場合も、更にシステムを傷つけることをしないで、なるべく早くシステムの修復をすることが大切です。
慢性の病気の軽重は、現在現われている症状の軽重ではなく、システムの機能低下、乱れの軽重によって決まります。したがって「どの程度の期間で」慢性病を治せるかは、システムを傷つけた原因、期間、程度によって決まります。
がん、ポリープ、前立腺肥大、子宮筋腫に共通するもの |
細胞は新陳代謝によって、常に新しいものと古いものが入れ代わっています。これらの病気の共通した原因は、「新しい細胞の誕生」と「古い細胞の死」がスムースに行なわれなくなって、発症するという点です。
免疫システムは「新しい細胞の誕生」を常に監視し、「自己の細胞」であれば誕生を許し、何らかの異常(遺伝子のコピーエラーで起こるので、異常は毎日発生していると考えなくてはならない)で発生した「非自己の細胞」と判断すれば殺してしまいます。ところが免疫システムに異常があると、「非自己の細胞」であるにもかかわらず、誕生を許してしまいます。表題の病気はこれらの「非自己細胞」が成長した結果発症するのです。
一方「古い細胞の死」は、治癒システムが常に監視し、死んだ細胞を見つけると「新しい細胞の誕生」の邪魔にならないように、すばやく殺してしまいます。ところが治癒システムに異常があると「殺し残し」が出てしまい、「新しい細胞の誕生」を邪魔するばかりでなく、免疫システムの正常な働きをも邪魔してしまいます。これも上記の病気の発生原因となります。
したがってこれらの病気の治療(手術で切除した場合は再発の防止)には、免疫システム、治癒システムの正常化が絶対に必要なのです。
リューマチ、ネフローゼ、バセドウ氏病、糖尿病、白なまず、脱毛症に共通するもの |
これらの病気に共通しているものは、前項の病気とは「反対」の免疫システム異常で発生するという点です。前項の病気の場合は、免疫システムが「非自己の細胞」を「自己の細胞」と間違えた結果発生するのですが、表題の病気は免疫システムが、「自己の細胞」であるにもかかわらず「非自己の細胞」と間違えてしまった結果発生します。
すなわち免疫システムが、新陳代謝で生まれた「新しい自己の細胞」を、「非自己の細胞」と間違え、攻撃して破壊してしまったり、(関節リュウマチの場合は骨)免疫反応により生じた免疫複合体が組織に沈着して発生します。(ネフローゼの場合は腎臓の糸球体に沈着)。これを「自己免疫疾患」と呼び、この内の多くが政府から「難病指定」され、現代医学がもっとも苦手とする病気です。
全治することは難しいのですが、免疫システム(治癒システムを含む)を正常化することによって、症状を軽快させることは可能です。
「治験例」とは「治った例」ではないことにご注意。 |
健康雑誌を始めとするマスコミによく「○○の病気の治験例」が掲載されています。「○○を食べたら」「○○の薬をのんだら」「○○を指圧したら」、「○○の病気が簡単に治った」というたぐいです。「簡単に治った」という言葉を、「とりあえず効いた」と解釈することが出来るかどうかが大切です。
現代医学の最先端でも、にかよったことが行なわれています。「二重盲検法を使い○○の患者に○○薬を○○期間のませたら、○○%に効果が見られた」といったたぐいです。こちらは数字やデータで示されるのでつい「この薬は効くんだな」と納得してしまいがちです。
問題は「この薬や療法をやめてしまったらどうなるか」ということです。治験例とは、そこまでは書いていないものです。良心的な治験例の場合「廃薬○年後にも健康状態は○○です」と書かれていますが、こういう例はめったにお目にかかりません。
すなわち治験例とは「とりあえず○○の症状には効いたが、その後のことはわかりません」」という例であって、「治った」という例ではないことを理解しなくてはならないのです。私は「治験例」ではなく「効験例」とすべきだと思います。
「治療薬」とは「治す薬」ではないことにご注意。 |
「この薬は効きますか?」という質問をよく聞きます。その薬が慢性疾患の「症状を軽減する治療薬」の場合には「効きますけど治りません」と答えると変な顔をする方が大半です。
たびたび書いているように、「効く」と「治す」の違いを理解していないようです。今回は「治療薬」と「治癒薬」との違いを説明します。
「治療薬」とは病院や薬局で使われる一般の「薬」を言い、とりあえず「症状」を軽減する目的を持っています。漢方薬の大部分もこの中に入ります。(体質改善の目的で長く服用するものも多少はありますが)。
したがって「治療薬」は目的の「症状」が軽減した時には、服用を中止しなければなりません。薬の副作用が発生するのは、ほとんどが「治療薬」をだらだら続けた場合なのです。
それでは「治癒薬」とは何でしょう。その前に「治癒」とは何でしょう。例えば指をちょっと傷つけた場合、何の薬を使わなくても自然に(これが大切)治ります。 これが「治癒」の良い例です。念のため「つば」をつけ自然治癒を促したとしたら、この「つば」が「治癒薬」と言えます。
またちょっとした風邪をひいたときに、早めに寝てしまえば治ってしまいます。これもよく体験する「治癒」です。「卵酒」でものんで寝て少し汗をかいて、より簡単に治ってしまったとしたら、この「卵酒」が「治癒薬」と言えます。
すなわち「治癒薬」とは、「自然治癒を促すもの」を言い、法律で定義する「医薬品」とは異なります。すべての生物には「自然治癒力」があり、病気や障害から身を守るシステムが備わっています。人間では「免疫系」「自律神経系」「内分泌系」「治癒系」などのシステムが協力し合って、この「自然治癒力」を保っています。
これらシステムの「起動」には、マクロファージという細胞が働きますから、 「治癒薬」とは「マクロファージを活性化するもの」と考えても間違いではないと思います。
速効性を求めると慢性病は深く潜伏してしまう。 |
「慢性病」といえども、最初は(病状の程度はさまざまであったでしょうが)、「急性病」であった筈です。軽い症状だからと何も手当しないでいるうちに、慢性化してしまった。急に強い症状が出たので、とりあえず強い薬で抑え、効かなくなったら更に強い薬でという手当を続けているうちに、慢性化してしまった。
すべて病気は「初期」で「軽い」うちに「効かせる」のではなく、「治す」手当をしてしまうことが、「完治」への近道なのです。ところが店頭に相談に見える方の、ほとんどは慢性化している病気なのに「すぐ効く薬」を欲しがります。
現代医学はどうしても「効く薬」を求めてしまいます。急いで患者の苦痛を取り除く必要があるので、やむおえない点もありますが、「効く薬」にはどうしても 「無理」があります。これが重なると「副作用」になり、「自然治癒システム」をいためてしまい、ますます治りにくなる悪循環に陥ってしまいます。
したがって慢性病を「治したい」のなら、症状が「耐えられないほどつらい」のでなければ、「効く薬」を使わず「治す薬」で、時間をかけて手当するという選択肢もあるわけです。症状が「耐えられないほどつらい」場合には、病院の薬なり漢方薬(ほとんどは「効く薬」ですが、副作用が少ない長所がある)で症状を抑えながら、「治す薬」を併用するという手当をすればよいのです。
しかし何と言っても病気には、どんな「治療法」よりも「予防」が最善策です。常に「自然治癒力」、特に「免疫システム」、「治癒システム」を維持するような食品、細胞賦活剤、免疫調節剤を摂取することをおすすめします。
「自然」で「天然な」食品や薬はすべて安全という誤解。 |
スーパーで売られている食品ばかりでなく、薬局の店頭にも「天然ビタミン」とか、「自然健康食品」、「天然」医薬品の代表である「漢方製剤」が並べられています。
消費者のほとんどは、「天然」「自然」イコール「安全」と考えているようです。「食べ物」の場合には、それが無農薬、無合成肥料、無添加物ならば、「まずは安全」といってもよいでしょう。しかし錠剤や顆粒、粉末になった健康食品、漢方 製剤をすべて「安全」と考えるのは早計ではないでしょうか。
というのは健康食品、漢方製剤のほとんどは製品化されるときに、「エキス化」という工程を経て作られます。「エキス化」とは「濃縮化」ということです。問題はこの「濃縮工程」で「有効成分」ばかりではなく、「有害物質」までもが「濃縮」されるということです。
ダイオキシンを筆頭とする環境汚染によって、さまざまな有害物質があふれています。動植物のほとんどが、何らかの汚染を受けていると考えなくてはならないのが現状です。したがって薬局店頭で売られる「健康食品」「漢方製剤」は、スーパーで売られる食べ物以上に「原料そのものの汚染」、エキス化工程以前の「原料の汚染の点検と除去」に注意が向けられなければなりません。原料が「外国産」である場合、さらに注意が必要です。単に価格が「安い」「高い」といった点だけで選択するのは危険でさえあります。
消費者は「天然」「自然」の文字だけではなく、このような点にも注意を向けて
商品の選択をしなければならない「時代」になってしまったのです。
CoQ10(コエンザイムQ10)を始めとする、健康食品(サプリ)の問題については別項と別項を参照下さい。
老人や運動選手が花粉症になりにくいわけ |
花粉症は「免疫システムの勉強」のところで述べたように、免疫システムの異常亢進(T型アレルギー)が原因で起こります。もう一つ漢方の立場から考えると、「風寒の邪」を受けやすい体質(脾虚や陽虚)と「湿邪」(昔から水毒とも言われてきた)が原因です。
一般に老人は免疫力そのものが低下しているため、「異常亢進」を起こしようがないわけです。したがって花粉症にはなりにくい代わりに、「免疫力低下」が原因の感染症を起こしやすく、風邪からすぐ肺炎を起こしてしまう危険があるわけです。逆に言えば60才を過ぎていても花粉症で悩んでいる方は、「まだまだお若い」と言えるのです。(しかし何とヒトの免疫力のピークは18才なのです。)
一方運動選手には一般に「脾虚」や「陽虚」の方は少なく、日頃の運動により常に発汗しているために「湿邪」がたまりにくいためと思われます。花粉症の方が起床してしばらくは症状に苦労するが、10時頃には一旦軽快するのは、働き出して汗をかくからなのです。また夕方寒さにあたり再発しても、食事や風呂で温まり発汗するとまた軽快するのもこのためです。
したがって花粉症の漢方薬は「温める」、「発汗させる」、「小便を出す」といった薬物で構成されています。しかしあくまでも対症療法(効かせる薬)ですので、根本的には異常亢進した「免疫システム」の調整が必要です。
花粉症程度の病気なら年に数ヶ月の苦痛ですみますが、免疫システムの異常亢進は、遺伝的体質にもよりますが、恐ろしい「自己免疫疾患」(U型アレルギー、V型アレルギー)を引き起こす恐れもあるのです。軽い病気と考えやすい花粉症も、免疫システムの異常と見ると、放ってはおけない一種の「時限爆弾」といってよいでしょう。
微熱が出る人 |
漢方薬局には時々「微熱が続く」といって相談に見える方がいます。
現代医学的に各種の検査をしても異常が認められず、医者から相手をしてもらえなくなった方々です。よく聞いてみると、微熱がきまって春とか秋という季節の変わり目に続きます。
これだけ聞いてすぐ「ははー自律神経失調症だな」と気がつくのは、漢方薬の専門家です。体温は中枢神経(特に視床下部)により主にコントロールされていますが、その影響が自律神経にも及び、更に微妙にコントロールされています。交感神経が緊張すると心臓の鼓動がたかまる、骨格筋などの大きな血管が拡張するなどの、いわばアクセルをふかしたような状態になるわけです。
もともと自律神経失調症の方は、心配症の場合が多いので、普通の方が気がつかない微妙な体温の変化が気になってしまうのです。そして体温計を常に手元に置き1日に何回も測定します。朝方は平熱だったのに夕方になると、熱っぽくなり37度を少し越すようになります。
治療方法は特になく、(各種の検査で異常がなければ)1週間程ほうっておけば治ってしまうものです。一番良い方法は体温計で測らないことです。
春になると体調が悪くなる人 |
漢方薬局は立春が過ぎると忙しくなります。まず花粉症が始まり、更に暖かくなり草木が繁茂し始めると、冬の間眠っていた色々な症状が目を吹き始めます。昔から「木の芽どき」といわれていた季節です。
漢方理論に「五行色体表」というものがあります。
上海中医学院編「中医学基礎」より一部改編して抜粋
五行 五季 五臓 五腑 五官 五体 五志
木 春 肝 胆 目 筋 怒
火 夏 心 小腸 舌 脈 喜
土 長夏 脾 胃 口 肉 思
金 秋 肺 大腸 鼻 皮毛 悲
水 冬 腎 膀胱 耳 骨 恐
これから理解出来るように、春には「肝」が旺盛に働きだすと同時に、疲弊しやすくなります。すると現代医学的な「肝臓」ばかりでなく、漢方で言う「肝」も影響を受け、各種のアレルギ−疾患(特にアトピ−、湿疹などの皮膚病)、眼科疾患(結膜炎など)、自律神経失調症などが芽を出し始めます。
また新陳代謝が盛んになり各種の免疫疾患も頭をもたげてきます。
ということで春になると体調が悪くなるという方は、何らかの「肝」の異常を持っていると考えた方が良いと思います。別項と別項も参照してみて下さい。