「居場所がわかったの?」
ジェット宛てに来た、2800万ウーロンの賞金首の有力な情報を見て、私は飛び出していった。
マオ・イェンライというその組織の幹部が、スパイクと因縁のある人物であることも、それが悪夢の幕開けになることも知らずに…。
目が覚めると、そこは薄暗い部屋だった。
「ここは…?」
何だか頭がぼんやりする。ベッドの横に、男が立っていた。
「気が付いたようだな、フェイ・ヴァレンタイン」
「あんたは、さっきの…」
「…ビシャスだ」
…マオがいると知らせがあったオペラハウスの貴賓席で私が見たものは…。
席に座らされたマオの死体と…口の端に無気味な笑みをうかべる銀の髪の男、ビシャス。
「こんなとこで、あたしに何の…?!」
起き上がろうとしたとき、後ろ手に手錠がはめられていることに気がついた。さっきかがされた薬のせいか、頭も起こせない。
「何よ、これ…?」
「かなり無茶をするお嬢さんのようだからな。用心のためだ」
「何の用よ?あんたがマオをやったんでしょ?あたしも殺すわけ?」
「それもいいが、それよりもっとスパイクにダメージを与える方法がある」
その目に冷たく、女を道具としてしか見ていない光が宿る。
「スパイク?あんたスパイクとどういう関係よ?」
「スパイクには…借りがある」
「だいたい、あたしになんかあったって、スパイクは何とも感じないわよ」
「それはどうかな?あいつは必要以上に他の人間と関わりたがる。現にジュリアのときも…」
「ジュリア?」
「いや…少しおしゃべりが過ぎたようだ。部下たちも、もう待ち切れんようだからな」
いつの間にか、数人の男たちが部屋に入ってきていた。
ビシャスは感情のこもらない声で言い放った。
「…やれ」
男たちの手が一斉にこっちに向かってくる。
「何すんのよ!」
せっかくの一張羅を男たちは容赦なく引き裂いていく。抵抗しようにも、後ろ手に手錠をかけられ、両足を男たちに押さえられていては満足に動くことさえできない。あっという間に全てを男たちにさらす格好になってしまった。
「…なかなかの身体だ。スパイクにはもう抱かれたのか?」
「そんなんじゃないって言ってるでしょ」
無駄とは知りながら、少しでも恥ずかしくない格好にできないものかと、身をよじらせながら私は言った。
「それは何よりだ。なぜかあいつに抱かれると離れられなくなるらしいからな」
「ご心配なく。これからもそうなる予定はありませんから。…とにかく、やるんならさっさとやっちゃってよ。めんどくさいのはごめんなの」
「とことん、気の強い女だな。だが、どうせなら一緒に楽しむのが俺の流儀だ」
気が付くと男たちがドロッとした液体を私の身体に塗り始めていた。胸から乳首、脇腹から下腹部へとゆっくりと塗りつける。
「何よ、これ?」
「すぐにわかるさ」
効果はすぐに現れた。塗られた部分が熱く火照り、ジンジンと痺れている。
「あっ、何…これ…?」
「…効いてきたようだな。組織で扱っているクスリだ。簡単にいえば催淫剤だが、これは効き目が長い。薬自体に習慣性はないが、この快感を覚えるとやみつきになる」
「ああっ…人の身体に勝手に変なもの使わないでよね…」
「まだ強がる余裕があるのか?その割にもう目の焦点が合ってないようだが?身体も反応している」
「…何のことよ…?」
「触られてもいないのに硬く尖ってるその乳首と…」
言いながら私の身体をうつ伏せにして、腰を高く上げさせた。
「それから…男のモノをくわえこみたくてよだれを垂らしてる…」
奥から蜜が染み出てきているそこに、ビシャスはいきなり指を突き入れて、出し入れしてくる。
「この部分のことだ」
「あうっ…ああっ、いやぁっ…」
指を入れられているだけで、すぐにイッてしまいそうになる。クスリのせい?
「いやなふうには見えないが?私の指を思いきり締めつけている。ほら、こうすると、また」
ビシャスの指が奥の一番感じる部分をかき回す。
「ああっ、あっ、あっ、ううーん…」
「そろそろ本物が欲しいだろう」
ビシャスは指を抜き、そばにいた部下の一人に言った。
「…行け。遠慮はいらん。この女性はかなりの素質がある。おもいっきり楽しんでいただけ」
「…どういう…、あはあっ、ああっ、ああっ」
抗議する間もなく男はいきりたったものを後ろから押し込んできた。こんなときにも命令を忠実に実行する部下って、客観的に見れば結構滑稽なものだろうけど、今はそんな余裕はなかった。男は私の腰を両手で掴み、容赦なく律動を始める。
「あっ、あっ、あっ、はあっ」
そして一瞬動きを止めて言う。
「ビシャス様。おっしゃるとおり、かなりの上玉です。動かさなくても中で
グイグイ締めつけてきます」
「ふん…、ゆっくり、かき回すようにしてみろ」
「あっ、あっ、やめて…やめてよ」
男のモノが、中でゆっくりと回転する。それにつれて、腰が動いてしまうのを自分でもどうしようもなかった。あそこの中がとろけてくるような感覚。
「はあっ、ああっ、ああん」
「だんだんいい声で啼くようになってきたな。そうやって身体に正直になったほうが楽になるというものだ。…少し激しく動いてみろ」
「わかりました」
男はまた律義に腰を使い始める。私もとうとうクスリと男のペ○スによって与えられる快楽に負けてしまっていた。
「あっ、あっ、あっ、いいっ、いいっ」
「くっくっくっ…。素晴らしい。こんなに滴らせて…。クリトリスもこんなに充血している。…ほら」
言うとビシャスは例のクスリを一番敏感なところに塗りつけながら、指で転がすようにしてきた。
「ひあっ!…ああっ、すごいっ、こんなのって…」
「今までに味わったことのない感覚だろう?このクスリの効果は…」
「ああっ!いいっ、いいっ!あうん、いいっ、いいの…!」
「ではもっとよくしてやろう。…お前たちも行け。…それから、もう手錠は必要ないだろう」
それまで部屋の中で待機していた男たちが、それぞれ待ちかねたといった様子で近づいてきて、後ろ手に拘束していた手錠を外した。同時に私の中に入っていた男もペ○スを引き抜く。
「…ああん、いやあ」
完全に精神までもが快感に支配されてしまっている私は、引き抜かれたものを追うように腰を男のほうへ向ける。
「そんなに男のモノが欲しいか?ではこいつの上にまたがって、自分で入れるんだ」
「あふぅん…」
快感を求めている浅ましい身体と心は、羞恥心をも失っている。何のためらいもなく今まで後ろから貫いていた男の上になり、手を添えてそのペ○スを私の中に迎え入れる。
「くっくっ…。もう腰が動いているぞ。思ったとおり、かなりの素質がありそうだな。そういうお嬢さんには、こんなご褒美をやろう」
ビシャスが目で合図すると、もう一人の男が背後から近づいてきた。そして今度はクスリをもう一つの穴へ、指で揉みほぐすようにして塗りつける。
「いやっ、そこは…」
そういう楽しみ方があるということは知っていた。が、今まで試してみる気もそんな機会もなかった私は一瞬我に返った。
「せっかくの機会なのだから、遠慮は無用だ。心置きなく楽しむがいい。…行け」
男はゆっくりとその部分にペ○スを侵入させてくる。
「い、痛い…やめて…お願い…」
「『お願い』か。そのうち続けて欲しくて『お願い』することになると思うがな」
男は容赦なく侵入を続けている。私のお尻に、あんなものが…?
「いやぁ…痛いっ…」
「力を抜くんだ。…ほら、もうほとんど入っている」
「お願い、やめて…」
「くっくっ…。また『お願い』か?…お前、少し動かしてみろ」
ビシャスがそう言うと、下にいる男が前の部分に入っているペ○スをゆっくりと動かし始めた。
「はあっ、ああっ…」
前の部分からの快感のおかげで、痛みがだんだん薄れてくる。
「そろそろクスリも効きだす頃だ」
その言葉のとおり、痛みしか感じなかった後ろの部分からも、違う感覚が湧き起こってきていた。
「ああっ、何なの、これ…?」
「今までに味わったことのない感覚だろう?どうだ、2本もくわえこんだ感想は?このクスリを使って、前と後ろで動かされると、気も狂わんばかりだというからな。…ふっ、もうそうなりつつあるようだが」
言われるまでもなく、二つの部分から加えられる感覚が身体中を支配しようとしていた。
「はああっ、ああっ、ああっ、いやっ、こんなのって…」
「自分から腰を使っておいて、『いや』もないだろう。それに、そんなにいやならやめさせるが?」
ビシャスの言葉に、男たちは一斉に動きを止めた。
「ああっ、やめないで…お願い…」
「くっくっくっ…。『お願い』…か。…それにお嬢さんはもっと激しいのがお好みらしい。お望みどおりにして差し上げろ」
再び男たちが動き出した。それも前よりピッチを上げ、大きなストロークで突きまくってくる。
「ああっ、ああっ、すごいっ、いいっ、いいっ、ああん…」
そんな責めを続けられては、私が快感の大きな波にさらわれるのに、そう時間はかからなかった。
「ああっ、ああっ、はああん、あっ、あっ、あっ、いいっ、いいっ、いいっ、イクっ、イッちゃう、ああっ、いくうっ…」
…一瞬私は気を失った。…が、それも長くは続かなかった。男たちの責めとクスリの効き目が、私に休むことを許さなかったのだ。与え続けられる快感に、また私の身体は貪欲に反応した。
「ああっ、もう、許して…、ああっ、ああっ、ああっ、そんな…また、イクっ…!ああーっ…!」
また違う男が、クスリを塗りつけた指を私の口にしゃぶらせる。甘いのに、苦い。子供用の水薬のような奇妙な味がした。
…それからの数時間、何人もの男たちに次々と全ての部分を犯され、体液を注がれて、何度となくエクスタシーに達する私を、ビシャスは時々言葉でいたぶりはするものの、ほとんど冷ややかな目で見つめているだけだった。
「…あんた、まさか不能なの?」
さんざん責められて、汚されて、ようやく頭だけは何とか働くようになってから、私はビシャスに言ってやった。
「なぜ」
それには答えず、なおも続けた。
「あたしが犯られてるの見てるのが、そんなに楽しい?」
「口の減らないお嬢さんだ。……いいだろう。こういうことはあまり趣味ではないが……シャワーでも浴びてきてもらおうか」
「なんでシャワーなんか…」
抵抗しようとしたが、まだ身体は動かない。男たちにバスルームへ連れて行かれ、全身をくまなく洗い流されて、裸のまままたビシャスの元へと連れ戻された。
「さて、俺も“めんどくさいのは嫌い”だ。早速始めさせてもらおうか。…まずは俺が不能かどうか、直接確かめてみるんだな」
実際、ビシャスのモノはさほど力強くはなっていなかった。
それを無理やりわたしの口に含ませ、頭を押さえつける。
「ゆっくりしゃぶれ…俺がその気になるようにな。そうだ…もっと舌を使え」
首筋にナイフを当てられていては歯をたてるわけにもいかない。早く終わらせるしかなさそうだった。
「んぐ…ん…うん…はあっ…んぐ…」
そのうちに口の中のものはだんだん大きくなってくる。それも…かなり…大きい。
「出すぞ…全部飲み干すんだ」
そう言うといきなりビシャスは空いている手で私の髪を掴み、大きさを増したモノを喉の奥まで大きく出し入れしてきた。
「うぐっ…ぐっ…ぐっ…」
苦しむ私にはお構いなしに腰を動かし、ドクッ、ドクッと口の中に苦い液体を放出される。
「んぐ…ん…うっ…」
大量に放出してもビシャスのモノの勢いは衰える様子を見せない。首筋にナイフを押し当てたまま、うつ伏せにした私の腰を片手で持ち上げた。
「生意気なお嬢さんには後ろからお仕置きしてやろう。ふん…もう待ちきれんといった様子じゃないか。こんなに濡らして…」
「そんな…嘘よ!……!!?…はああっ…ああっ…ああ…!」
後ろから巨大なものが不遠慮に侵入してくる。
「ほら…すんなり入っていく…。こんなにスムーズに動いているのは、どうしてだろうな、お嬢さん?」
力強く抽送を続けながら、薄笑いを浮かべたビシャスが尋ねる。
「ああん…ああっ…いやあっ…」
「いやなわりには中で締めつけてきているぞ。今度はクスリも使っていないのに、不思議なことだな」
「まださっきのが残ってるだけよ。ガタガタ言ってないでさっさと終わらせたらどうなのよ」
「おねだりならもっと色っぽくやればどうだ。これじゃ物足りないのか?欲張りなお嬢さんだ」
言うとビシャスは両手で私の腰を抱え込み、奥をえぐるように深く突いてくる。大きなモノが出し入れされる感覚と、一番深いところを力強くかき回される感覚とで身体中がとろけそうになる。
「はああん…ああっ…ああっ…いやぁ…やめて…ああっ…ああっ…す…すごいぃ…」
身体の力が抜けていく。両手を付いていることができずに、肩と左頬だけで身体を支えている。
「ああっ…ああっ…いいっ…すごく…いい…ああんっ…あたし…もう…」
大きな快感の波がやってくる寸前で、ビシャスが動きを止め、私に信じられないほどの快感を与えていたモノを引き抜いた。
「ああっ…やめないで…もっと…」
「くっくっくっ…『もっと』か。…では本格的に責めさせてもらおうか」
そして仰向けにした私の両足を抱え上げ、上から再び巨大なものを埋め込んできた。
「はああん…いい…ああっ…ああっ…いいっ…」
ビシャスの動きとともに、ズブッズブッ…という濡れた音が私の耳にも届いてくる。
「あふっ…ああんっ…はああっ…いいっ…また…来る…」
無意識に手をビシャスの背中に回し、足を絡みつけている。
クスリのせいなのか、そうじゃないのか、もう分からなくなっていた。
「ああっ!?ああっ…!そこ…いいっ…もっとぉ…」
不意に一番奥の、一番感じるところを深くえぐられて、思わずより快感を求める言葉を発してしまう。
「くっくっ…ここを責められると感じるだろう…?」
「そう…そこ…あっ…ああっ…ああんっ…いいっ…もう…また…いくっ…」
「もうとっくにクスリは切れている頃だ。それでもいくのか?」
ビシャスのそんな言葉も、快感をむさぼろうとする私を止めることはできなかった。
「もう…だめ…いくっ…いっちゃう…いくうっ…あぁっ…イくううっ!……!」
「くっくっくっ…はしたないお嬢さんだ。監禁されて犯されながらこんなに腰を振りながら絶頂に達してしまうとは。…まあ、それぐらいの方が好みだが」
そう言いながら、まだビシャスはこの快楽地獄から私を解放しなかった。
余韻にひたる間もなく、また律動を始めたビシャスのものによって、再び神経の中枢が快感にとろかされ始めた。
「はああん…ああっ…ああっ…また…そんな…もう…許して…」
「まだまだ、これからだ」
…クスリに拠らないところでビシャスから与えられる快感に屈してしまったとき、私の中で何かのたががはずれてしまった。
ビシャスに再び後ろから貫かれながら、私は淫らな声を上げつづけている。
「ああっ…ああっ…いいっ…ああんっ…」
「またいくのか?俺のモノを締めつける力が、また強くなってきたようだが?」
「いいっ…すごく…いい……また…イっちゃう…ああんっ…」
あと少してエクスタシーに達するというところで、突然ビシャスが動きを止めた。
「…?…ああん…どうして…?」
「いかせて欲しければ、それなりの態度を取るんだな」
「……?……いかせて…ください…」
「そんな態度で、本当にいかせてもらえると思っているのか」
ビシャスは私の中を、埋め込んだものでかすかに刺激し始めた。
…はああっ…動きを止められているより、こっちの方がずっと辛い…。
ビシャスが言わせようとしていることは何となくわかる…でも…。
「いきたくないのか?フェイ・ヴァレンタイン?」
…ああっ…それを…もっと…強く動かして…さっきみたいに、目がくらむような感覚を味わわせて欲しい…。
ああ…やめて…そんなに…中をゆっくり…かき回さないで…。
「どうなんだ?」
くっ……あはあっ………もう…ダメ…。
「はああっ…私のいやらしいあそこの中を…奥まで突いて…淫乱な私をいかせてください…ああっ…お願いします…!」
「くっくっくっ…そんな言葉を口にしながらまた感じているのか…?中の襞がヒクヒク収縮しているぞ。…女など、こんなものだ…………スパイク」
言うとビシャスは腰を一度引くと、次の瞬間、一番奥まで突き入れてきた。そのまま大きく動かす。
「あひぃっ…!すごいっ…あふっ…い…いいっ…」
バックから力強く続けざまに突かれて、頭の先までとろかされそうな快感を与えてくるビシャスのモノを、自然とキュッキュッと締めつけてしまう…。
「はああん…ああっ…いく…また…いきますうっ…」
既に羞恥心も自制心も砕け散っている。
「いかせてほしいんだな?」
「はい…いかせてください…」
「俺も出すぞ…たっぷり受け取れ…!」
「あっ、あっ、あっ、いいっ、いいっ、いいっ、イクっ、イッちゃう、イくううっ…!!」
「よし。いくぞ!」
…ドクッ、ドクッ、ドクッ…。わたしの中に熱い液体が大量に放出される。
…放出を終えると、ビシャスはまだ収縮している私の中から表情も変えずに自分のものを引き抜き、部下たちに言った。
「スパイクに対する分ならこれくらいでいいだろう。後はおまえたちの好きにすればいい」
→後編へ
|