Double Take…the after
 
 
十六夜さん原案・イラストの「DOUBLE TAKE」続編〜!!
 
「DOUBLE TAKE」を書いた当時、「独房プレイ」って言葉が面白くて
使いはしたものの、実際は何も考えてなかった私…。
 
あとがきに「『独房プレイ』って一体どんなのだろう?」って
書いていたとおり、実のところ全く想像もできてませんでした(^^;)。
 
そんな中、十六夜さんからステキな原案とイラストをいただいて、
「おおっ!こんな感じだよ〜!」と妄想まっしぐらな文章をくっつけたのがこれです。
(内容的に問題があった場合、文責は全て私にあります。ご了承ください。)
 
ですが、いただいたのはかなり前だったにもかかわらず、
私が(年単位で)のろのろしていたせいでアップするのが今ごろになってしまいました(涙)。
 
お忙しい中、改めて快く許可してくださった十六夜さん、
本当にありがとうございました。そして遅くなってすみません(汗)!
 
 
 


  • Double Take the After
 
 
「……で?」
 フェイはそれだけ言って鉄格子の中のスパイクを促した。
「『で?』って言われても」
 無理やりその鉄格子の中に押し込まれ、鍵までかけられたスパイクはそれでも、さぼど困った様子を見せずに床へ座り込んで足を伸ばした。
 
 
 
 ―――昨日は、ナノマシンの事件のときに、フェイが監禁されていた状況を再現すると言いながら、すっかりフェイの身体を楽しんだスパイクだったが、逆に今日はフェイの反撃に合い、自分が鉄格子の中に囚われていた状況の再現を強要されているところだ。
 
 
 
「大体お前、いつの間にこんなもんまで用意したんだよ?」
 倉庫の片隅に知らぬ間に設置されていた箱状の鉄格子を、スパイクは片手で掴んでガチャガチャと音をたてる。
「これ? これはジェットが賞金首の護送用にって前から格子を取り付けたがってたから、あたしがこないだ気ぃ回して付けてあげたのよ」
「その金はジェットが払うんだろ?」
「当然」
 全く悪びれる風もないフェイに、予想していたとはいえスパイクは小さくため息をついた。
「で、こっちが聞きたいんだが、俺をこんなところに閉じこめてどうするつもりだ」
「どうするもこうするも、今日はあんたが再現する番だって言ってんのよ。昨日あんたがしたことをそっくりそのままお返ししてあげるわ」
 格子越しに見下ろすフェイのボディラインを、スパイクの視線が舐め上げた。
「昨日の…? ああ、あれか」
「反芻するんじゃないっ!」
 何事かを思い出してニヤリとするスパイクに向かって、フェイは思いっきり怒鳴った。
「そんなに大声出すなよ」
 その言葉ほど堪えていない様子で、スパイクは耳をほじった。
 
 


 
 
 
 
「そんなことより…!」
 フェイは昨日の話題から視点ををずらすべく、大きく咳払いをしてから言った。
「あの時、あの女と一緒に捕まってたんでしょ?」
「ああ。……と言っても隣の独房にだがな」
「あら、そうなんだ」
「二人が一緒に入ったら『独房』じゃねえだろうが」
「まあ、そりゃそうね」
 一瞬拍子抜けしたようなフェイだったが、スパイクの次の言葉に、その表情が再び強張る。
「お前が妬くようなことは何にもなかったってことだよ」
 そう言うスパイクのにやけ顔を、フェイは睨み付けた。
「誰が妬いてるって? 大体、あんたたちが妙に親しげだったってことはわかってるんですからね」
「だから、妬くなって言ってんだろ」
「妬いてません!」
 フェイの答えも聞かず、、スパイクは大きく伸びをした。
「大体、どこが親しげだってんだよ」
「ジェットの証言もあるんだから…。あんた、結構気に入ってたらしいじゃない?」
「……やっぱ妬いてんじゃねえか」
「そんなんじゃないって言ってるでしょっ!…ともかく!きっちり再現してもらうわよ、今日は!」
「ま、好きにするさ」
 そう言いながら立ち上がり、格子に近づくスパイク。その意図が分からず、フェイが訝しんだ。
「な…何よ」
「再現するんだろ? 俺が座ったままじゃ、いつまでたっても脱出できねえだろうが」
 フェイの攻撃の矛先が鈍ったのをいいことに、スパイクは再現する状況を「脱出」へとすり替えた。
 
 
 
「タバコ持ってねえか?」
「は?」
「タバコだよ」
 その言葉にフェイが一瞬スパイクから目をそらし、自分の衣服を探ろうとした隙に、鉄格子の中から伸びた手がフェイの腕を掴んだ。そのまま腕だけを内側へ引き込む。
「えっ?」
「…こうやって兵士の動きを封じたわけだ」
 そう言う間もスパイクの手はフェイの身体をなで回している。
「何やってんのよ、この変態!」
 スパイクのもう一方の手が格子を越えてフェイの赤い上着の襟を掴む。一度引き込んだ片手を緩めたかと思うと、そのまま両手首まで下ろされたその上着は、次の瞬間には両手の自由を奪う枷となった。
「タバコ探してんじゃねえか。何だよ、持ってねえのかよ」
 そう言いながら、タバコを探しているはずの手が、何故かフェイの胸元を探り始めた。
 
 
 
「だから何すんのよ! この変態!」
「変態変態って何度も言うな」
「変態だから変態だって言ってんのよ。大体、何の権利があってあたしの身体を好きにしようとしてるわけ?」
 その言葉に、スパイクが反駁した。
「お前も同じころ、いいようにされてたんじゃねえのか…あの男に」
「人聞きの悪い言い方しないでよ」
「そうじゃねえか。無防備にこの胸曝してたんだろうが」
 低くなるスパイクの声に、フェイは振り向いてニヤリと笑った。
「あら、あんたこそ妬いてんの?」
「バカ言ってんじゃねえよ」
「ふふん。たまには素直になればいいのに」
 依然として余裕の表情のフェイを見て、スパイクは肩をすくめた。
「大体お前、判ってんのか?この状況で、どっちが優位な立場なのか」
「どういう事よ?」
「……俺がこんなことしたら、どうやって逃げる?」
 スパイクの手が、フェイの胸のボタンを外しに掛かる。
「ちょっと、変なマネしないでよ!」
 逃げようとしても、腕までずり落ちた上着を両手首で固定され、鉄格子越しにそのまま捻り上げられてしっかりと拘束されていた。
 胸のボタンは片手でいとも簡単に外される。
 スパイクの手がフェイの素肌に触れてきた。
「…ちょ…ちょっと…!」
 さすがにフェイの顔にも焦りの色が見え始める。
 こんな場所、こんな状況で、スパイクに身体をなで回されている。
 そして恐ろしいことに、いつ誰がやってこないとも限らないのだ…!
「まさか…こんなとこで変なことするんじゃないでしょうね」
「変なことって、例えば?」
 逆に聞き返されて、フェイは口ごもる。
「いや…それは…」
「こういうこととか?」
 スパイクはその手をゆっくりフェイの胸元へ忍び込ませる。そのまま手のひらでそのふくらみを包み込むように掴んだ。
「…冗談やめなさいよ」
「じゃあ本気でいくか」
 スパイクの手が、その重みを楽しむようにフェイの胸を押し上げながらこね回す。
「やっ…!ちょっと!」
 身をよじるフェイを押さえつけながら、その手は胸の先端をそっと探った。
「ふあっ…!」
「いい声出るじゃねえか」
「違っ…ああんっ」
 動きを止めないスパイクの指先に、思わずフェイの唇から鼻にかかった声が漏れる。
「まんざらでもなさそうだけどな? そろそろ自分からここの鍵開けたくなってるんじゃねえのか?」
「だっ、誰がっ!」
「…そうか? じゃあ仕方ねえな」
 フェイの背後でスパイクがベルトを外す音が聞こえ、次にフェイの下半身を包むショートパンツにその指が伸びた。 
 
 
 
 
 
「ウソでしょ!? ちょっと待ってよ!」
 そんなフェイの叫びも空しく、スパイクがその手の動きを緩めることはない。フェイの両手を固定したまま、器用にその下半身を覆っている布地を下へずらせた。
「やっ…やめてってば!」
 鉄格子から離れようとするフェイの両手を赤い上着ごと捻り上げてその自由を奪う。
 逃げようとフェイが身をよじると、つり上げられた両手が捻れて痛みが走った。
「つっ…!」
「下手に動くと痛い目に遭うぞ」
 そう言いながら、もう一方の手を格子からのばし、露わになったフェイの秘部を指で確かめるように探っていく。
「やっ…やめてっ…!」
「結構準備できてんじゃねえか」
 蜜をたたえ始めているその場所へ、スパイクの指はゆっくりと潜りこんだ。
「あっ…ダメだっ…てば…!」
 忍び込むその指の刺激に、フェイの言葉も息づかいも途切れがちになる。
「ホントにお前、素直じゃねえな」
 そう言うと、スパイクは蜜をまぶした指ですぐ上の突起を擦り上げた。
「ひあああっ!」
 いきなりの刺激にフェイの身体が跳ねる。その反応を楽しみながら、スパイクはなおも突起への愛撫を続けた。
「っ…んんっ…ああっ…!」
「もう大洪水なのに、なあ?」
 蜜に濡れた指と手のひらをフェイに見せつけながらスパイクが呟いた。
「…誰のせいよっ…!」
 振り向いてスパイクを睨み付けるフェイの瞳がスパイクを誘うようで……スパイクに残された余裕も残り少しになっていた。
 
 
 力が抜け始めたフェイの身体を支えながら、スパイクはその服のポケットから鍵を探り当てて指でつまみ上げた。外側へ手を回し、器用に扉の鍵穴に差し込んで扉を開く。
「手間かけさせやがって」
 フェイを引き込むなり唇を重ねた。舌を絡め取るように激しくむさぼる。
「んんっ…」
 少し苦しげにくぐもった声がスパイクの耳に届いた。だがその舌はスパイクに呼応して一層絡みついてくる。スパイクの、フェイを抱く手に力が入った。
 
 
 フェイの身体を壁に押しつけ、スパイクは少し性急な動きでフェイの片足を持ち上げ、怒張をその秘部にあてがう。
 少し自制しながらゆっくりと侵入させると、スパイクの首に手を回したフェイの唇から吐息がもれ、スパイクの首筋にかかった。
 ピッタリと閉じ合わされた襞の一度奥まで深く埋(うず)めてから少し腰を引き戻せば、滑らかな摩擦がスパイク自身を包み込む。その感覚に誘われるまま、スパイクは再び深くまで送り込んだ。
「はあっ……やあっ」
 俯いたフェイの額が、スパイクの肩に触れた。
「顔、見せろよ」
 少し身体を離してフェイの顎を持ち上げる。頬を上気させ、いたたまれないように視線を背けるその表情に、嗜虐心が煽られた。
「気持ちいいんだろ?」
「っ…」
 問いかけるスパイクに、フェイは無言で首を振る。
「どこまで素直じゃねえんだか」
 スパイクは自らを少し引き抜き、フェイの中を浅くゆっくりと刺激し始める。
「は…ああっ…」
 フェイはかすかに喘いだが、その刺激では物足りないのか、かすかに腰を押しつけるように蠢かした。
「何か?」
 スパイク自身、深く押し入りたいのをこらえながらフェイに迫る。
「んっ…」
 一瞬、何かを訴えるようにスパイクを見たフェイだったが、言葉にならずもう一度顔を伏せた。
「言われなきゃわからねえしなあ」
 しばらく沈黙したままのフェイだったが、かすかな刺激だけを与えられるもどかしさにとうとう小さく呟いた。
「んんっ…お願い…」
「何が?」
 素知らぬ顔のスパイクを潤む瞳で見上げながら、フェイはその願いを口にした。
「奥まで…」
「ん?」
「奥まで…ちょうだい…」
「何を?」
「…っ…!」
 ここまで来てもあくまでフェイに言わせようとするスパイクを憎らしく思いつつも、快楽を求める本能に負けてフェイは改めて懇願した。
「スパイクの『これ』で…奥まで突いて…!」
 結合部に指を伸ばし、スパイクの剛直に触れながら淫らにねだるフェイに、スパイクもようやく自らに強いた我慢にピリオドを打つ。
「…了解」
 言うなり奥深くまで侵入する。
「くっ…あああっ!」
 待ちかねていた場所に、待ちかねた刺激を受けて、フェイの体が大きくしなる。床についている片足も、力が抜けて膝を折った。
 そんなフェイを支えながら、スパイクは何度も力強くフェイの中へ打ち込む。
「あふっ…んんっ!」
 フェイの内部が、そしてその喘ぎが、鋭い反応を見せる場所を探り当て、スパイクはその部分を狙い撃つように捻り込む。
「やっ…そこ…ダメぇっ!」
「ダメとか言いながら、喜んでるじゃねえかよ。こんなに締め付けて」
 スパイクの言葉に初めて自分の内部の反応を意識させられ、止めようとしても、本能に従って嬉しげに絡みつくその動きをフェイ自身にも止めることはできない。
「っ…はあっ…」
 奥深く、一番敏感なところを何度も抉られて、閉じたフェイの瞼の裏に閃光が走った。
 息苦しいほどの快感に、フェイは苦しげに身悶える。スパイクにしがみつく腕には力が入り、一層むさぼろうとするかのように腰を擦りつけていた。
 そんなフェイを見ながら、スパイクは一度大きく引き抜き、勢いをつけて突き入れた。
「ひっ…あああっ!」
 内蔵まで圧迫される量感に、フェイは大きく仰け反る。スパイクの首の後ろできつく組み合わされている指先とは裏腹に、身体中から力が抜ける。
 スパイクは同じストロークでフェイの内部を犯し続ける。
「あっ…やあっ…も…ダメ…」
 フェイは切れ切れに「その時」が迫っていることをスパイクに訴える。
「イけよ。…こんなところで、立ったままで」
 嘲るようなスパイクの言葉に、フェイの頬がカッと熱くなる。それでも、上り詰めようとする身体をどうすることもできなかった。
「やっ…ダメ…イっちゃう…イく…!」
 ガクガクと身体を震わせて達するフェイ。
 怒張全体を襞が幾重にも締め付け、スパイクは小さく吐息を洩らす。それでも踏みとどまったスパイクは、フェイの耳元で囁いた。
「素直じゃなかったお仕置きは、こんなもんじゃ済まねえからな」
 剛直を一度引き抜き、フェイを鉄格子に掴まらせて、スパイクはもう一度後ろから深く突き入れた。
「ウソっ…もう…許して…」
「許さねえよ」
 ニヤリと笑ったスパイクの声が、冷たく響いた。
 
 
  • an addition
 
 一夜が明け、さすがのスパイクも気怠い疲れに包まれていた。
 あれから勢いに任せてフェイを責め立て、スパイクが達するまでに何度もイかされたフェイは、そのあとしばらく起き上がることもできなかった。
 
 正気が戻ったあとで、スパイクが散々フェイにののしられたことは言うまでもない。
 
 
 
 ―――スパイクはぼんやりと考えていた。
 独房でエレクトラと話した内容を、フェイに告げなかったのは何故なのか。
 フェイには関係ないと思ったからか、それとも―――。
 
 スパイクはそれ以上考えないことにしたが、それはスパイク自身、既に答えに気付いているせいかもしれなかった。
 
 
 
−おわり−
 
 
 
 
 
 
 
あとがきセルフツッコミ。
 
鍵が開いたのに、わざわざ格子の中でヤっちゃうスパイク…。何故?(笑)
のこのこ出ていっちゃうよりも、フェイを引き込む方が萌えだったから…
と言っちゃうと身も蓋もありませんが。
 
……っていうかスパイクさんちょっとケダモノ過ぎやしませんか?
何だか余裕な感じなのも妙にムカつくし(笑)。
 
にしても、「DOUBLE TAKE」の終わりは次の日の朝、
そしてこの話の終わりがその次の日の朝。
一体この二人は何時間絡み合ってたのでしょうか(笑)。
そしてスパイクは自分の部屋に連行されたはずなのに、
どうして倉庫の鉄格子の中に入れられてるんでしょうか??
何だか色々と恐ろしく矛盾してるのですが、
まあその辺はご愛敬ってことで(それで済ますのか!?)。
 
そして、話の中に以前うちのBBSで話題に上った
スパイクのセリフを混ぜ込んでみました。
分かりやす過ぎるので、言わなくてももう皆さんお気づきでしょうが…。