6m QRP AM Transceiver(JR8DAG-8Z)

1998.01.01新規作成 / 2009.06.30更新
ハムフェア89自作品コンテスト出品 / CQ誌1990年2月号掲載

 ◎ はじめに
 このトランシーバーは再現性を重視しながら、6mのAMをQRPで自在に運用することを目的として製作しました。

 ◎ 本機の主な特徴
(1) 簡単な回路でありながら、周波数可変トランシ−ブトランシ−バ−である。
(2) 受信部はIF(10.695MHz) に4素子のラダ−型水晶フィルタ−を使ったシングル・ス−パ−・ヘテロダイン方式。
(3) 送信部は終段に2SC2407を使い、入力200(mW)、出力100(mW)。変調方式は終段コレク タ変調。
(4) 周波数可変には安定度の良いVXO(可変水晶発振)を使い、水晶を2個並列にしたSuper VXOにより、約170kHz幅を可変。
(5) 回路がシンプルなため小型。また、電源内蔵で持ち運びに便利。

 ◎ 回路の概要について
 受信部は2SK241を多用することで、回路の簡略化を図りながら、必要な感度を得ています。選択度の確保にはラダー型水晶フィルターを使用しました。送信部はミキサーにバランス型のICを使用し、さらに、出力にT型同調フィルターを使用することで、良好なスプリアス特性を得ています。変調方式は、終段コレクタ変調を採用し良好な音質を得ています。周波数可変には、VXO(可変水晶発振)を使用し、これを送受で共用することで、トランシーブ操作を実現しています。

 ◎ むすび
 このトランシーバーを使用して、これまでに全エリア100局以上とQSOできました。感度、安定度、選択度はメーカー機に比べ少々落ちる程度で、この程度の構成のトランシ−バ−としては十分です。混変調に対しては回路が簡単なため少々弱くなっていますが、現在の6mのAMには十分な受信性能であると思います。送信部の変調の音質はまずまずです。近接スプリアスは約−60(dB)以下に抑えています。第2次高調波以下のスプリススについては−50(dB)程度ですが、これはフィルターを重ねることでさらに特性をよくすることが可能です。なお、JR8DAG-8Zの回路図等については、(株)ベクターのホームページにも公開しています。

 ◎更新情報
 1998.08.01 SN16913Pの2番ピンのコンデンサ(0.01μF)が抜けていましたので修正しました。
 2009.06.30 CQ誌1990年2月号掲載時の回路図(Ver.1)をアップロードしましました。

 ◎ 部品情報
 1SS99,1N60が入手しづらくなっています。1SS99,1N60 → 1SS106が使用可能です。
 10D1 → 100V 1Aの整流ダイオードが使用可能です。

回路図(1998.05.16)(circuit)
CQ誌1990年2月号掲載(Ver.1)回路図(2009.06.30掲載)(circuit Ver.1)
プリントパターン(printed circuit boards)
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JR8DAG/菅野 正人(KANNO Masato)

クリックすると拡大画像を表示します(約129kB) 外観(exterior)
クリックすると拡大画像を表示します(約222kB) 内部の様子(上:送信部、下:受信部)
interior(the upper part:TX the lower part:RX)