当局のトランシーバーの名称と概要について
2002.08.01新規作成 / 2008.08.07更新
当局製作のトランシーバーに自分のコールサインの使うことになったのは、CQ誌1981年7月号にJH1EMH高橋さんが自作のトランシーバーに自分のコールサインを使用していたのをまねしたものでJR8DAG-9は当局が自作した9台目のトランシーバーとなります。今回、整理もかねて、すでになくなったトランシーバーも含めて、作品の概要を述べたいと思います。
DAG-1
50MHzAMトランシーバー、送信固定周波数1ch、受信IF2MHz位のシングルスーパーだったように記憶しています。
DAG-2
CQ誌1981年6月号のDSBトランシーバーを少々手直ししたもの。SN76514Nのバラモジのキャリアサプレッションが悪かった。
DAG-3
DAG-2をポケット型にしたDSBトランシーバー(ピコシリーズと同じくらいの大きさ)。これもSN76514Nのキャリアサプレッションが良くなく、DAG-5に変わる(出力100mW)。
DAG-4
DAG-2のバラモジをICから、ダイオードによるSBM(シングルバランスミキサー)に変えたトランシーバー。キャリアサプレッションも満足でき、ある程度のQSOもできるものになったが、バリキャップの安定度の悪さを知ることにもなる。
DAG-5
DAG-3改良型。このDSBトランシーバーは実験程度であれば十分実用になる。製作後、一部手直しを行っており、空中配線の部分がある。そのうちに見直しを行いたいと考えている。
DAG-6AM
50MHzAMトランシーバー。6台目と6mAMをかけてDAG-6AMと命名した。受信部をIF:455kHzのシングルスーパーにして実用性を高めようと考えたが、送信が1chではあまり実用にならず、DAG-8及びDAG-8Zを製作することとなる。
DAG-7
欠番。当時製作予定だった7MHzトランシーバーのため空けてあるはずだか埋まるのはいつになることか?
6m QRP AMトランシーバー(出力100mW)。周波数可変のトランシーブトランシーバーで、改良型のJR8DAG-8Z(Ver.1)はCQ誌1990年2月号に発表させていただいた。簡単な回路で実用性も十分だが(100局以上QSOできた)、スプ リアス特性に若干の不満があった。その後、ICのTA7310Pの入手が困難になったのを機に、手直しを行い、現在、Ver.2となっている。記事の質問が一番多かったトランシーバーでもある。
なお、JR8DAG-8ZのZはこれ以上の改良を行わないことを考えた命名だったのだが、Ver.2になってもこの名称を変更せずに使用している。
6m QRP SSB/CW/AMトランシーバー。回路はミズホのピコシリーズをモデルにしている。94年、スプリアス改善のためJA7CRJ千葉さんの「トランシーバー製作入門」を参考に改良を行い、Ver.2となっている(出力150mW)。6m QRP SSBでの運用のメインとなっているトランシーバーで全エリアの数100局,JD1(小笠原島),HLと交信できている。2003年10月、終段のコイルの使い方を変更して出力200mWとした。
15m SSB/CW トランシーバー。JR8DAG-9の21MHzバージョン。JR8DAG-9と同じ回路構成だが、強い局のかぶりを受けやすいようで、HFの受信条件の厳しさを思い知らされた。(出力250mW)
JR8DAG-8Zの28MHzバージョン。AM一斉移動の10mAMに出る企画に参加するために製作したトランシーバーである(出力100mW)。
AMRC-696 (ハムフェア96自作品コンテスト自由部門優秀賞第三席入賞)
6m QRP AMトランシーバー(出力200mW)。6mAMロールコール96年の作品という意味合いで命名した。6mAMロールコールグループの作品としてハムフェア96自作品コンテストに出品し自由部門優秀賞第三席に入賞した。回路はJR8DAG-8Zをベースにして、再現性と実用性を兼ね備えるようにした。
ちょっとした移動に手軽に持っていける6m QRP AMハンディ機。Micro6AMと言う名称は、ミズホのピコ6AMよりやや大きいという意味合いから命名した(出力100mW)。Esシーズンでの交信の他、東京レインボーブリッジや品川プリンスホテルでの移動運用で全エリア200局以上と交信できたが、現在はMicro6AM2002にバージョンアップした。
6m QRP フローティングキャリアAMトランシーバー(出力200mW)。6mAMロールコールグループの作品として98年の自作品コンテストに出品した作品で、6mAMロールコール98年のフローティングキャリアAMトランシーバーという意味合いで命名した。AM変調に使用しているDBMに加える直流を音声に応じて変化させることで、フローティングキャリアAMを実現している。
JR8DAG-13(Micro10AM) (ハムフェア99自作品コンテスト規定部門優秀賞第三席入賞)
「Micro6AM」の10mバージョン。ちょっとした移動に手軽に持っていける10m QRP AMハンディ機(出力100mW)。ハムフェア99自作品コンテスト規定部門優秀賞第三席に入賞した。この年の規定部門のテーマが「HF帯QRPトランシーバ」ということから製作し出品した。
各地で行われているAMロールコールにチェックインできる簡単なトランシー バー。AMH-2000という名称は@niftyでJR8DAGが開設していた新AM保存会(仮称)PATIOの西暦2000年の作品という意味合いで命名した。
6mAMをQRPで運用するにあたっての使い勝手を考慮して製作したポータブル型のトランシーバー(出力200mW)。名称はJR8DAGが2002年に製作したトランシーバーという意味でつけた。
JR8DAG-14
あまり好きな番号ではなく欠番。強いて挙げるとJR8DAG-2002がこの名称になる予定であった。
ほとんど使用していない上に、Micro10AMと用途がかぶってしまうJR8DAG-11を15mAMトランシーバーにしたもの(出力100mW)。15台目のトランシーバーと15mAMをかけてJR8DAG-15AMと命名。
Micro6AM2002 (ハムフェア2003自作品コンテスト自由部門優秀賞第三席入賞)
ちょっとした移動に手軽に持っていける6m QRP AMハンディ機Micro6AMの後継機として製作したトランシーバー(出力200mW)。Micro6AMを使用している際に感じた使い勝手の不満を改善した。ハムフェア2003自作品コンテスト出品においては112局交信という実用性を前面に押し出した結果、自由部門優秀賞第三席に入賞できた。Micro6AM2002と言う名称は、2002年に製作した小型の6mAMトランシーバーと言う意味合いで命名した。
2004年に製作した6m QRP DSBトランシーバー。Micro6AM2002と組み合わせて移動運用に使用することを想定している。受信部はダイレクトコンバージョン方式、送信はダイオードSBMの平衡変調で出力は約50mW。
2005年にAMRC-696の後継機として製作した6m QRP AMトランシーバー。AMRC-696で使用されている部品が入手できなくなってきたことと、使い勝手の向上を図るため新たに6mAM自作機のスタンダードとなる本作品を製作した。プリントパターンを起こさずにFCZ基板で製作したため、AMRC-696に比べてやや大きくなったが、バッテリを内蔵するなど移動運用での使い勝手を改善した。名称は2005年に製作した6mAMのスタンダード機と言う意味合いでスタンダードにあたる「s」は見た目のバランスを考えて小文字とした。
JR8DAG-2006AM (ハムフェア2006自作品コンテスト規定部門優秀賞第二席入賞)
ハムフェア2006自作品コンテストの規定部門のテーマが「50MHz帯AMトランシーバ」と発表されたことから出品した作品。AM-6s2005の回路をそのまま使ってプリント基板化しAMRC-696と同じ大きさにしたことでAMRC-696やAM6s-2005に比べて移動運用での使い勝手がさらに向上した。「JR8DAG-2006AM」という名称は2006年にJR8DAGが製作した6mAM自作機ということで意味合いで付け、最後の6AMは6mAMも意味するようにした。本作品はハムフェア2006自作品コンテストで規定部門で優秀賞第二席に入賞した。
後述のPocket6AMのスタンドマイク型バージョン。2007年に製作、出力10mW。FCZ寺子屋シリーズのキットを出来る限り活用した(#237 AM受信機、#039 LM386Nアンプ、#009 AM送信機)。FCZ研究所のキットは周波数が固定されているので、外部VXOを付加して周波数を可変出来るようにした。
Pocket6AM (ハムフェア2007自作品コンテスト自由部門最優秀賞入賞)
送信出力あたりの交信距離(km/W)を伸ばすために作成した6m QRPp AMポケットトランシーバー。モデルはFCZ研究所寺子屋シリーズ#067の6mAMポケトラ(出力10mW)。本作品では、FCZポケトラに比べて受信の選択度や周波数可変化など、交信するための実用性に関して改善を図った。回路は、FCZ寺子屋シリーズの#237 AMスポット受信機、#009 AM送信機を参考としている。名称の「Pocket6AM」はポケットに入る6mAMトランシーバーという意味合いである。本作品はハムフェア2007自作品コンテストで自由部門最優秀賞に入賞した。
ピコ6(初代)をめざした6m QRP SSBハンディトランシーバー。Micro6AM2002と組み合わせて移動運用に使用することを想定している。受信部はシングルスーパーヘテロダイン方式、送信はDBM用ICによる平衡変調で出力は約100mW。名称は2008年に製作した小型のSSBトランシーバーと言う意味合いである。
コーヒー豆の入っていた樽型の木製ケースにトランシーバーを入れたら面白そうだなと製作した6m QRP DSBトランシーバー。性能はそこそこだけど遊び心は十分にあるかと思う。名称は樽型の6m DSBトランシーバーという意味合いである。
JR8DAG-2008SSB(ハムフェア自作品2008コンテスト自由部門優秀賞第三席入賞)
木製ケースの6m QRP SSBトランシーバー。木製ケースのトランシーバーを入賞させるべくハムフェア自作品2008コンテストに出品し、目標どおり優秀賞第三席に入賞できた。バンド・モードとして6m SSBを選択したのはJR8DAG-9が製作から20年経過し、そろそろ新しい自作機が欲しかったこともある。名称は2008年に製作したSSBトランシーバーと言う意味でJR8DAG-2008SSBとしたが、木製ケースという意味合いでJR8DAG-2008FP(Forest Product)にした方が良かったかもと思っている。
その他、このラインアップにのらないものとして、たとえば7MHzのCWトランシーバーの1号機であれば7CW-1といった名称や、18MHzの同一トランジスタ受信機などにはSTR-181(Same Transister Receiver 18MHz1号機)といった名称をつけています。
このように、自分の製作物には独自の名前が付けられますので、いろいろ考えるとおもしろいと思います。
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