Salon de Jewelry Star誕生秘話 その5

1996年11月16日

その方はNTTの中でのような展示業者たちのお世話係ともいうような方で、 母の要望を受け独立の援助をし、NTTで今まで通り働けるように配慮して下さった。 その方のサポートがなければ独立することは出来たとしても今までと同じような環境で仕事をするのは難しかったと思う。 (なにしろ、NTTの展示業者になりたい企業は沢山あって、販売実績を残さないと落とされてしまうのだ。) きっと母はそれまでのパートの三年間で多くのものを"実績"として残してきたのだろう。 それは販売実績という数字上の実績も当然だが、お客さんに信頼される宝石屋さんという実績だったり、 トラブルをおこさずうまくやっていくという人柄であったり、笑顔が絶えず明るく親しみやすいという人望だったり、 アフターフォローがいいという評判であったり。
単に何かをしたいといってもそれまでの実績や経験がものをいうのは当然のことだし、どの世界でも同じ。
だって、仕事では何を言っているかではなく何をやってきたかを重視する。 よくいるんですよね。やっといてね、って任せた仕事をあーだこーだ理由を付けて出来なかったと言い訳し、 そのくせ僕になんでもやらせてください。っていうようなのが。そんなのに仕事を任せる気にはならないじゃあありませんか。) 何も言わずにこつこつやって実績を残せば見てる人は必ずいて力になってくれるというもの。 独立、なんて決して一人の力で簡単に出来る物ではない。いろんな人の助けや協力を得て、頭を下げることもある。 そんな時手をかして下さる赤の他人はきっと、"この人は何をやってきたか"を見るはずだ。

教訓5:"実績"を残す。人はその人が何をやって来たかを見るもの。

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