Salon de Jewelry Star誕生秘話 その9

1997年1月15日

独立してからは益々お客様や友達が増え、仕事上のお付き合いが多くなってきた。
この"仕事上のお付き合い"と言うのがやっかいものである。 宝石を買ってくださったお客様と飲みに行くのも、お客様を紹介していただくためにクラブのママに会いに行くのも、 業者仲間とカラオケに行くのも、休みの日にお客様とゴルフに行くのも母からすれば"仕事上のお付き合い"なのだ。 当然、帰りは夜遅くなることも多くなってくる。
そこで頭の堅い(昭和一桁生まれではやむを得ないだろうが)が黙っているはずがなかった。 もともと父は「妻は家にいるべき」と思っていたのに母の気持ちを優先してあげて自分は我慢しているという意識があったのだから、 母のお付き合いがほとんどすべて"遊び"に見えてしまったのだろう。 全くお互いの仕事を理解していたはずがこのように食い違ってしまうのは、今の共働きが多い世の中でも良くある話なのだろうか・・・。
母が夕食を作る時間もなく父の夕食がインスタントラーメンということもままあったり、 元々遊ばないまじめな父は夜中の12時過ぎまで女性が外にいるということが信じられない人間だったので、 だんだん文句や喧嘩が堪えないようになってしまった。
「俺が心配して眠れないのにおまえは夜中まで遊んでいる。」
「主婦なのに夕食も作らないで遊び歩いている。」
は父のセリフ。
「お付き合いをしているからお客さんになってくれたのよ。」
「自分で稼いだお金で何をしてもいいじゃない。」
「自分の仕事では直接仕事とは関係ないと思うような付き合いが大切なの。」
は母のセリフ。
仕事を誇りとしている母にとって、父に文句を言われることは仕事を理解してもらえないのと同じで悔しかったに違いない。
・・・そして、ある日ついに母の堪忍袋の緒が切れた!。
「どうしても分かってもらえないから、もう離婚するわ!」
さあ、北橋家崩壊の危機・・・

教訓9:仕事をとるなら離婚も辞さない!

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