カラーバリエーションが美しい半貴石のお勉強

10大宝石の次にお勉強したい宝石と言ったら、半貴石(セミ・プレシャス・ストーン)かしら。 10大宝石(貴石)よりも産出量が多くさまざまなカラーバリエーションや斬新なデザインを楽しめる。 個性的なおしゃれを楽しみたいなら、半貴石をLet's try!

硬度:
鉱物の中で一番硬いダイヤモンドを10とし、一番柔らかいタルクを1として、石の硬さをあらわしたもの。
宝石ことば:
一般的によく言われるものですが、異なる表現をしている場合もあります。 今回は私が見つけた文献すべてから引用させていただきました。


宝石名 日本名
硬度
宝石
ことば
学習のポイント
ガーネット


グロッシュラーライト
ガーネット

ざくろ石

7〜7.5

深紅色、赤
暗赤色、緑
ピンク、紫
オレンジ
黄、褐色
権力
優雅
勝利
貞節
真実
友愛
ガーネットと一言で言っても、結晶化する時の金属元素の組み合わせによって、様々な色が生まれます。
アルマンダイン(アルマンダイト)ガーネット:濃い赤みのある色合い。それこそ「ざくろ」色ですね。 1月の誕生石
パイロープガーネット:ルビーに似て混同されることも多い純粋な真紅。 セイロンルビーというフォルスネームも持っている。
ロードライトガーネット:アルマンダインとパイロープの中間的な成分を持ち、 紫を含んだ濃いピンク。華やかな雰囲気なので、人気急上昇中。
グロッシュラーライトガーネット:クロム成分を含み、淡いグリーンの色合いを示す。
スペッサータイトガーネット:オレンジや黄色のガーネット。
アクアマリン

藍玉

7.5〜8

淡青色
すみれ色
青緑、青色
沈着
勇敢
聡明
アクアマリンは「海の水」という意味。 美しい海の精の宝物だったという伝説もあり、 また、ヨーロッパの船乗り達が航海の無事を約束してくれるお守りとして身に付けていたとも言われます。 その透き通った無邪気なほどの明るい色みを生み出す素はベリルという鉱物で、 エメラルドと同じ。とはいえ、インクルージョンを含むエメラルドとは違ってどこまでも透明でクリーン。 そして微量の鉄分が含まれるために清涼感のあるブルーになるんです。 凛としたさわやかなイメージはクールで知的な女性達にぴったりですね。
3月の誕生石
アメシスト

紫水晶

7

濃紫、薄紫
赤紫
平静
高貴
楽しい夢
誠実
心の平和
アメシストは透明度の高い紫の水晶。昔から紫という色が高貴な色として特別に愛されて来たように、 アメシストもそのシンボルとして尊厳威厳を表わす石として重宝されてきました。 ブラジルやアフリカのザンビアなどで高品質の石が産出されるので、比較的大きいものが割と手ごろな値段で購入できます。 濃い色目のなかから、傷のない透明度の高い物を選べば間違いないでしょう。
2月の誕生石
トパーズ


インペリアル
トパーズ

黄玉

8

黄、黄金色
オレンジ
ピンク
赤、青
黄褐色
友情
希望
潔白
黄色い宝石の代表格、トパーズ。 インペリアル・トパーズと呼ばれる黄色のなかでもシェリーカラーのトパーズが最高級品。 金色・オレンジ・ピンクを混ぜた芳醇なシェリー酒を思わせる大人の色合いが美しい。 購入の際には透明度のある中からできるだけ大粒の一品を選ぶことがポイントです。
その他、紫を帯びたピンク・トパーズ、無色に近い淡い薄青のブルー・トパーズ、 産出量の少ないレッド・トパーズなどもあり、カラーバリエーションを楽しめます。
11月の誕生石
シトリン

黄水晶

7

黄色 生命力
輝き
友愛
希望
透明な水晶にごくわずか鉄分が混じってさわやかなレモンイエローのシトリンは生まれました。 トパーズの黄色に似ているため、シトリン・トパーズとも呼ばれますが、透き通る美しさ、 太陽の光に似た輝きは宝石言葉通り生命力、または希望といった明るいイメージを持っていますね。 最近のシトリンブームに産出量がおいつかず、紫水晶などを熱し人工的に黄水晶をつくることもあるので、購入の際には天然かどうか確認しましょう。
スピネル


ピンクスピネル

尖晶石

8

赤、紫
ピンク
オレンジ
緑、無色
安全 これだけ他の石に似ている宝石も珍しいかもしれません。 レッドはルビーに、ブルーはサファイアにうりふたつ。 スピネルという鉱物自体存在、18世紀になってから知られたので、間違えられるのも仕方なかったかもしれません。 特に有名なのがイギリスの戴冠式用王冠の中央に輝くスピネル。 「黒太子のルビー」と呼ばれ英国王室発行の解説書にもルビーと書かれているそうですが、 物理学上はコランダムという鉱物に属するルビーやサファイアとは異なり、酸化マグネシウムを主成分としています。 ようやく本物を知られはじめたスピネルの時代はこれからではないでしょうか。
ペリドット

かんらん石

6.5〜7

緑、黄緑 幸福
なぐさめ
夫婦愛
豊穣
日本語名のかんらんとはオリーブのこと。その名の通り、オリーブグリーンとも 言われるような透き通った緑の石はさわやかな森の中を吹き抜ける真夏の風にも似て、 8月の誕生石に選ばれています。 エメラルドやトパーズに間違われることもあり、紀元前3世紀にはエジプト王家にトパーズとして献上されたとの記録も残っています。 選択する際は茶色がかったものは避け、あくまでも純粋な黄緑色の透明感を探しましょう。
トルマリン


ルベライト

電気石

7〜7.5

無色、青
赤、緑
ピンク
寛大
貞節
思慮深さ
以心伝心
トルマリンは内包される成分により、多彩なカラーバリエーションが楽しめますね。 マンガンを含むとルベライトと呼ばれる赤〜ピンクに、鉄とチタンを含むと黄色、 二価鉄や三価鉄を含むと青色を帯びるんです。
珍しいのが、ピンクと緑を同時に含んだウオーターメロントルマリン。 外側が緑で内側が赤のまさにすいかの愛らしさ、希少性が高い一品です。 電気石という日本語名は熱を加えると電気を帯びるからですが、ほこりをよせやすいので保管には注意しましょう。
そして、幻の色石ともいわれる新しいトルマリンがパライバ・トルマリン。 ブラジルのパライバ州で発見されたばかりのこの石はネオンをイメージさせるような照りのあるブルー・グリーンなど。 これは飛びぬけて高価です。
ラピスラズリ

青金石
瑠璃

5〜5.5

真実
高貴
健康
ラピスはラテン語の石、ラズリはペルシャ語の青をさします。 宇宙に星が瞬くような神秘的な宝石ですね。 古代エジプト時代から聖なる石とされ、国王・王族・司祭階級しか身につけることを許されなかったといわれます。 石の中で星が瞬くような金色は黄鉄鉱。 他の宝石が単体の鉱物であるのに対し、数種の鉱物の集合体から形成されたため、このような特殊な色合いが生まれたのです。 幸運を呼ぶパワーストーンとして好まれますが、デリケートなので扱いには十分注意しましょう。
タンザナイト

ゆう簾石

6〜7

紫をおびた青 空想 1960年代にアフリカのタンザニアで発見された石。 正式にはゾイサイトと言う名前を持っています。 タンザニアにそびえたつキリマンジャロの夕暮れ時の夜空の色に似ているので「タンザニアの夜」から名づけられたという。 なんともロマンチックな宝石ですね。 高貴な紫色を含みますが多色性という性質から見る方向によって青紫、薄紫、赤紫の色が表われます。 色みの美しさと新鮮さで、これからが旬の宝石。
クンツァイト

ゆうき石

6.5〜7.5

ピンク
無色
やさしさ
寛大
かわいらしいライラック・ピンクは最近女の子達にとっても人気。 はかなげ、無邪気、繊細、と言った言葉が似合うこの石は今世紀初頭に有名な宝石学者クンツ博士によってカリフォルニアで発見されたばかり。 鉱物学的には世界で最も軽い金属であるリチウムを含むリシア輝石の一種。 花の色の石なんて本当に地球は女の子達に信じられないような素敵なプレゼントを与えてくれますね。 異性と心が通い合う恋を呼ぶ石と言われます。
アイオライト

菫青石

7〜7.5

紫をおびた青
茶をおびた青
自立 日本名の「菫青」とは、なんと澄んだおしゃれな名前でしょう。 まさしく、すみれ色した美女のひとみを思わせる。 「アイオライト」という英語もギリシャ語で青を意味するバイオレットから来ています。 とはいえこの宝石は 表面から見ると気品あふれる菫色なのに、横から見ると淡いグレーに見える。 おしゃれで澄ました女の子が本当はやんちゃで大胆なように、自分を主張できる石。 自立という宝石言葉はそんな女の子達の個性あふれる若々しさを応援しています。
トルコ石
(ターコイズ)

土耳古石

6

青、青緑
成功
命中
言わずと知れたトルコ石。でもトルコが原産地と言うわけではありません。 かつてイランで産出されたこの石がトルコを経由してヨーロッパに運ばれたためこのように呼ばれたそうです。 産地によって色みが違い、イラン産の石が一番青く、アメリカ産は一般的に色が淡くネットが見られます。 最高級品はイラン産に多く、天然のイラン産トルコ石がお値段も一番高価!。 でも私たちにとってアメリカインディアン達の身につける色みの派手なターコイズのほうがなじみがあるのでは。 敵と戦う勇敢な男達が身を守るために護符や装飾品として身につけていた「成功」を呼ぶ石なのです。
12月の誕生石
さんご
(コーラル)

珊瑚

3.5〜4

赤、桃、白 長寿
幸運
さんごは南海の海の底で育ったサンゴ虫の骨から生まれた宝石。 主成分は炭酸カルシウムで赤、白、ピンクに分けられる。 中間色のピンクは「ボケ」といわれ、ヨーロッパでは「エンジェル・スキン」と呼ばれとても人気があります。 日本では血よりも赤い血赤さんごが愛され、昔から帯留、かんざし玉、印篭などに仕立てられていました。

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