メタンの構造
 この新たな4個の軌道は同じエネルギー準位にあり、電子間の静電反発によってお互いに最も遠ざかるような配置で安定となる。中心原子核から4個の電子軌道が互いに離れた配置、これが結合角109.5°の正四面体構造である。s電子のp軌道への昇位はエネルギー的に不利な過程であるが、最終的に電子間反発を最小になるように混成することによって、全体のエネルギーは低下している。メタンの正四面体構造(中心に炭素が位置し、各頂点に水素が配置する)はこのようにしてできている。ここで、s軌道成分を含む混成軌道(s軌道そのものも含む)電子のつくる共有結合をσ結合(s電子に由来)とよぶ。

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