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R8C/15によるクロック分周出力基板

R8C/15によるクロック分周出力基板



最終更新 2005.01.08

全体図


 みなさんももう使われている人もいると思いますが、サンハヤトよりルネサステクノロジのマイコンR8C/15をDIPパッケージ化した「SR8C15CP」が販売されています。R8C/Tinyシリーズは性能・命令も良いですし、Tiny限定の開発環境がルネサスより無償で手に入ることもあり、今後かなり期待できるマイコンです。今回はDIPパッケージであるSR8C15CPを使い、クロックの20MHzをタイマXのパルス出力機能で分周パルス出力をするものを作成してみました。(簡易的な矩形波発生器になります) 今回は、R8C側はアセンブラで作っています。


・機能概要

 1.20MHzの外部クロックまたは内部オシレータを任意に分周し、パルス出力します。
   出力周波数範囲(外部クロック選択時)  19.0735Hz〜10.0MHz
   また、内部のリングオシレータも選択できます。
 2.R8C/15のタイマXに関する以下の項目が設定できます。
   (1)クロックソース選択(TCSSレジスタ f1,f2,f8,fRING)
   (2)プリスケーラレジスタ設定(PREXレジスタ 00H〜FFH)
   (3)タイマレジスタ設定(TXレジスタ 00H〜FFH)
   (4)タイマスタート/ストップ制御(TXMRレジスタ TXSビット)
 3.外部パラレルインターフェースによるデータ渡し
 4.基板サイズ R8C:53mm×50mm AVR:50mm×76mm


・ピン機能表

コネクタピン番号SR8C/15対応ピン信号名方向説明書き込み時
Vcc+5V電源外部からの供給電源です電源
VssGND回路のGNDですGND
MODEモード入力ROM書き込み時に使用しますGNDとショート
RESETリセット入力R8Cのリセット端子です
P3_3MODE0入力動作させるモードを決定します
P3_4MODE1入力動作させるモードを決定します
P3_5STS出力パルス出力ステータス
P3_7STROBE入力データ確定ストローブTxD(TTL)を接続
P1_0D0入力レジスタの値を設定します
10P1_1D1入力
11P1_2D2入力
12P1_3D3入力
13P1_4D4入力
14P1_5D5入力
15P1_6D6入力
16P4_5D7入力RxD(TTL)を接続


・動作

 設定は外部からのパラレルインターフェースで行います。SPIやIICでのインターフェースもありますが、とりあえず早く設定できるパラレルインターフェースにしてみました。もちろん単一周波数を出力するだけであれば、C言語で232Cインターフェースで作っても良いと思います。最初、波形出力レベルはLになっています。STROBE信号の立ち下がりエッジで、データ線の状態がレジスタへと反映されます。クロックソースについては、ビット0,1のみ有効です。

 出力周波数=クロックソース×1/(2×(プリスケーラ+1)×(タイマ+1))

MODE0MODE1動作
クロックソースセット
プリスケーラセット
タイマセット
スタート/ストップ


・タイミング図 (ソフトウェアより算出しています。クロック精度などにより、時間が異なる場合があります。)

信号タイミング


・評価用サンプル

 基板とソフトを確認するため、相手をAVRで作ってみました。EIA−232でPCよりコマンドを受け取り、コマンドに応じた設定信号を送ります。

評価基板

コマンドデリミタはLF(0AH),有効時返答:ACK(06H),無効時返答:NAK(15H)
Sスタート/停止
Cxx:0-3,ASCII 0:f1, 1:f8, 2:fRING, 3:f2クロックソース選択
Pxxxx:00H-FFH,ASCIIプリスケーラレジスタセット
Txxxx:00H-FFH,ASCIIタイマレジスタセット
Ix,yy,zzx:クロックソース, yy:プリスケーラ, zz:タイマレジスタパルスセット(一括)


・考察

 SR8C/15で作ってみましたが、やはりパラレルだとピン数がギリギリですね。IICやSPIなどでインターフェースしたほうが、使用ピン数としては少なくて済みます。アセンブラを使ってみた感想としては、メモリ間転送ができたり、命令が高機能で高速なので色々な応用が期待できそうです。


・追加情報

2004.01.08  TXSをいじった後は、TXSを読んで変化したことを確認後ほかのタイマXレジスタを操作しないといけないようです。
       結構、変化に時間がかかるようで、150ns程度間がありましたが変化しなかったみたいです。


ダウンロード
パターン・ソース・図面セットver2005.01.08
R8C側回路図(pdf)ver2005.01.08
AVR側回路図(pdf)ver2005.01.08


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