ハイテックPICC環境構築・使用例
ここではハイテック社のPICCコンパイラ構築例を紹介します。
なお、紹介するのはver7.86PL4での構築です。
・使用環境
PC Mebius&npsp;MJ-740C&npsp;(Pentium3 800MHz,RAM 128Mbyte)
OS Mindows&npsp;ME
1.PICCの入手・インストール
現時点の最新バージョンではありませんが、確か若松通商にて購入しました。
このバージョンはDOSプロンプトからしかインストールできませんので、添付してある日本語の説明書を
見ながらインストールを実行します。再起動後、コマンドラインでPICCと入れてみて最後にPICC>と
表示されればOKです。
2.使い方(基礎知識)
以下が主要なポイントです。
・コンパイラはPICC.EXEを使用します。
・基本インクルードファイルは<pic.h>である。
・コンパイル時に対象CPUを指定します
です。つまり、特定のCPUに依存しないようなソースコードであれば、改変することなく流用できてしまいます。
・ポートへの入出力(読み書き)は、バイト単位では以下のようになります。
PORTA ポートAデータレジスタ TRISA ポートA方向レジスタ
PORTB ポートBデータレジスタ TRISB ポートB方向レジスタ
PORTC ポートCデータレジスタ TRISC ポートC方向レジスタ
PORTD ポートDデータレジスタ TRISD ポートD方向レジスタ
PORTE ポートEデータレジスタ TRISE ポートE方向レジスタ
また、ビット操作もできます。
RA0 ポートAデータビット0 RA1 ポートAデータビット1
などです。
・あらかじめソースファイル中に埋めておくCONFIGビットは注意が必要
たとえば、__CONFIG( FOSC1 | UNPROTECT | BODEN | CPD | WRT | BKBUG );のように埋め込んでおくと、HE
Xファイルをライタソフトで読み込んだときに自動設定されます。しかしこのビットの説明は固有のインクル
ードファイルを探した上で、データシートと照らし合わせながらでないと設定の仕方がわかりません。
また、バージョンが変わった場合に名称が変わる可能性があります。
3.使い方(実際にコンパイルしてみる)
では、PIC16F873を使って、ポートBのビットを順番にONするプログラムを書いてみます。
ファイル名はtest.c,コンパイラはC:\ht-picにインストールしてあると仮定します。
---------------------------------------------------------------------------
#include <pic.h>
__CONFIG( FOSC1 | UNPROTECT | BODEN | CPD | WRT | BKBUG );
/*HSモード,コードプロテクトなし,ブラウンアウトリセット,EEPROMデータプロテクトなし*/
/*EECONによる書きこみ許可,バックグランドデバッグなし*/
void main( void )
{
char i;
ADCON1 = 0x6;
PORTA = 0;
PORTB = 0;
PORTC = 0;
TRISA = 0;
TRISB = 0;
TRISC = 0;
for( i = 0; ; ){
PORTB = 1 << i;
i++;
if( i > 7 ){
i = 0;
}
}
}
---------------------------------------------------------------------------
コマンドラインより、「PICC -16F873 -test.err -Ic:\ht-pic\include -Mtest.map test.c」
と入力すると、HEXファイルが生成されます。エラーがある場合は、test.errに内容が書き込まれます。
研究室ホーム
(c)2003 Junnichi Tomaru