
クリスマスの起源
クリスマスの歴史は約二千年前までさかのぼります。
キリストの誕生を祝う祭りだから当然、と
これをそのまま結論付けるのはまだ早いのです。
「クリスマス」はキリストの誕生祭ですが
本来のクリスマスに当たる祭り(サトゥルヌリア)は
キリスト教とは違った
古代ローマの「農耕」や「太陽」の神に感謝する祭りでした。
「クリスマス」が現れたのは、3世紀ごろのことです。
ローマ上層部が広大な土地をキリスト教の力で国を統治しようとしたとき
それを阻んだのが古来から信仰されてきた太陽神信仰や
比較的近代に伝わってきたミトラ(ミトラス)教でした。
そこで時の皇帝、コンスタンティヌス1世は、
強行手段による国民の反乱を恐れ、
そのころ一番の強敵であり
キリスト教との類似点の多いミトラ教を取り込むことにしたのです。
既存の祭日をキリスト教のものにしてしまうという策で、
日曜の休日も、もともとはキリスト教のものではなかったのです。
そして「クリスマス」も、
サトゥルヌリアとゲルマンのユール祭という12月25日ごろに行われていた祭りが
キリストの降霊祭として取って代わられたものだったのです。
ちなみにキリストの誕生日は不明で聖書にも書かれていません。
キリスト教を浸透しやすくするためにそう呼ばれただけのようで
12月の25日である、とは言い切れないのです。
(聖書の内容から推測すると10月1、2日に当たるといわれています。)
むしろキリスト教が広まるきっかけの日ですから、
キリスト教の誕生日と呼ぶほうが正しいのかもしれません。
宗教を祝うのも変な話ですが。
サンタクロースの正体
さてサンタクロースとはいったい何者なのでしょうか。
ゲルマン神話の主神ヴォドンや北欧神話のオーディンが
異教時代のサンタクロースでした。
八本足の魔法の馬やトナカイの引くそりに乗り空中飛行。
オ−ディンは家の鍵が閉まっていても、煙突から中に入り贈り物を届けたとか。
もっともこの二人(?)は架空の、あくまで言い伝えの上でのサンタクロースです。
サンタクロースのモデルとなったのは
トルコに実在したミラ司教の聖ニコラス(ニコラウス)です。
彼はお金持ちにもかかわらず、貧しい人々にお金を分け与えていたところから
サンタクロースと呼ばれたのです。
また彼にまつわる話として、ある三姉妹の話が上げられます。
お金に困った父親が三姉妹を奴隷商人に売ろうとする、というもので
それを知ったニコラスが金貨を包んだ袋を煙突から投げ入れたところ
洗濯物として干してあった靴下の中にすっぽりと入ったそうです。
また、何故サンタクロースと呼ばれる様になったかと言うと
ニコラスをオランダの人が読むと「ジンタクロース」と発音し、
これがなまって「サンタクロース」となったのです。
またスペイン語圏ではpapa noel―パパ・ノエルといいます。
赤い服はいうまでもありませんが、コカコーラの宣伝からです。
実は、そりを引くトナカイにも名前があるのです。
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクセン、ドンナー、ブリッチェン、キューピッド、コメット
そしてかの有名な真っ赤なお鼻のトナカイ、「ルドルフ」です。
彼はそりの先導役なので光る鼻が必要だったんですね。
クリスマスカラー
クリスマスになると赤、緑、白色が身近にあふれるようになります。
この色にはそれぞれ意味があり
赤はキリストが貼り付けにされたときに流した血、愛と寛大を意味します。
緑は永遠の命、神の永遠の愛。
白は自由、純真、純潔。
また装飾品に使われる金色は希望を意味します。
クリスマスツリー
クリスマスツリーの飾りにも意味があります。
| 飾り | 意味 | |
| クリスマスツリーの頂上の星 (ベツレヘムの星) |
希望 | |
| 丸いぼんぼん(りんご) | 豊かな実り | |
| まつぼっくり | ||
| 魚 | ||
| 白い綿(雪) もしくは モール、テープ | 冬の高価な贈り物 (天使の髪の毛) |
|
| 神様からのプレゼント | ||
| くるみ | 神の御心 | |
| プレゼント | 救いの成就 隣人への愛 |
|
| ハト | 平和 | |
| フクロウ | 知識 | |
| てんとう虫 | 天国からのよい知らせ | |
| 天使 | ||
| ベル | 天国からのごあいさつ | |
| 管楽器 | 神の啓示の知らせ | |