No.304  神島剣二郎の除霊 浄霊 心霊相談

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怨み返しの丑三つ時    除霊・浄霊

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 墨絵さん(仮名)の恋する男性にはライバルがいた。

彼はどうしても墨絵さんを選びきれない様子だった。

なんとしてもそのライバルを排除したい、と考えた墨絵さんはいけない事とは知りながらネットで買った丑の刻参りのセットを使ったそうだ。

墨絵さんは近所の神社に夜中になると出かけた。

頭に鉢巻、鉢巻で三本のろうそくは髪との間にはさんだが、ロウソクはともさなかったらしい。

明かりが他人に見られると困ると考えたらしい。
だが、胸には鏡をぶら下げ、わら人形は五寸釘で樹木にばっちり打ちつけた、と。

よくも女性の身で、深夜2時に神社へなど出かけたものだ、と僕はあきれた。

(痴漢など出たらどうしのだろう!)だが、気迫十分な彼女は不埒な賊には襲われなかったようだ。安心、安心。

七日をもって満願としたが、なんと七日目にダウンしたのは墨絵さんだった。
過労もあり、やり抜いて虚脱した点もあったのだろう。

高熱を出し、会社を一週間休んでしまった。

その頃には、(私はやったのだ)という満足感で一杯になった墨絵さんはそれでもう納得して(怨み心はあきらめて)出社してみると、なっ、なんと彼女は交通事故に遭い、入院していた。

顔を打ち付けた、とかで整形手術の必要あり、とか。それが墨絵さんの「丑の刻参り」のせいかどうかは判らない。
だが、自分のしたことが怖くなった墨絵さんは怨み返しが無いように、と除霊・浄霊の依頼に僕のところに来た。

なぜなら、最近の墨絵さんは丑三つ時になると胸が痛くて目が覚めるそうなので、もしや、怨み返しをライバル女性が入院中のベットで行っているのでは?と怯えたのだ。

2008/12/5 掲載
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