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文江さんは、単身赴任から久しぶりに夫が戻って来たので、家族揃って、お好み焼きに出掛けました。
中学生の息子や娘も大喜び、家族写真を撮りました。
あとで焼いてみたら、当然ですが、煙が写りこんでいました。
文江さんが気になったのは、ご主人の肩にかかった煙です。どう見ても、男の子がご主人に肩車しているように見えたのです。
その心霊写真を除霊して、お焚き上げして欲しい、と持参されたのだが…。
「私たちの水子でしょうか…」結婚前にご主人との間の3人の胎児を流している、という文江さん(もちろん仮名、シチュエーションも変えてあります)の驚くべき告白に神島は目を白黒。
文江さんは、関東の某寺で水子供養のお地蔵さんまでまつっているらしい…。
「そういえば、私はお参りしていますが、主人は単身赴任中ですから、お参りに行けません。そのせいで、子どもが迷って出たのでしょうか」
「はあ、この二才くらいに見えるお子さんの煙ねえ…」
霊能者もうなずいている。
「あらっ、二才ですか。私の水子は育たないのかしら!?」
なんでも流したのは10数年前らしい。
「はあ、小さいままと言っても、一度も生まれていない子が二才のままでとどまっているかなあ…」霊能者はとまどっている。
ともかく、文江さんから、「主人の代わりに神島先生、お寺にいっしょに行き、お地蔵さんを拝んで、ことによったら、除霊、浄霊して下さい」と頼まれてしまった。
写真のお焚き上げでは納得しないらしい。
僕は目を白黒させながら、文江さんに同行し、水子参りしたが…。
実は後で、ご主人には単身赴任先に女性がいて、二才の男の子が生まれていたことが判明した。
霊能者は「なんかね、生きている感じはしたけど、変なこと言って、家庭争議になっては困る、と思っていた」と言っていた。
そんなこともあるのです。10年前の体験ですが。
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