最新情報ヘッドライン Vol. 2

弁護士報酬 7億5千万円也
(週刊法律新聞 2001.11.2)




 大阪で、報酬の支払が悪いとして、依頼人の不動産を差し押さ

えたA弁護士が、懲戒処分を受けた。

会報に公表されたところによると、A弁護士は仕事の始め昭和6

2年、着手金として約2億円を受け取っていたが、一連の仕事が

終わった平成4年報酬として新たに約5億5千万円支払うよう請

求。

 このうち、約3億5千万円が支払われたが、残りが未払いにな

ったため、あらかじめ作成していた公正証書で強制執行をしたの

だという。要するに、A弁護士としてはしめて約7億5千万円を

受け取りたかったところ、約5億5千万円しか支払われず、不動

産を競売してでも、あと約2億円を取り立てる。ということだっ

たらしい。

 だが、大阪弁護士会懲戒委員会の試算によると、トータルの適

正額は、約3億5千万円だとか。

約7億5千万円は、その倍以上であり、受領済み額だけでも約2

億円オーバーしている。

いや、それよれ何より受領済み額の絶対額そのものが大きい。

何も無理して残り約2億円を追い求めなくてもよさそうなものだ

がA弁護士は受領済みの方はすっかり忘れ、心は残りの方にば

かり向いていたのだろうか。

 (同弁護士は、業務停止10カ月の懲戒処分)