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主婦が洗濯中に考えた「洗濯機の糸くずネット」は、数億円のロ
イヤルティー(特許使用料)を得た。履いて歩くだけで痩せるとい
う「ダイエットスリッパ」の考案者は高収入の事業家になったなど
個人発明家の伝説的な事例は少なくない。
発明が権利として認められるには、出願・登録しておく必要がある
が、面倒な手続きや難しい書類を出さなくてはならないし費用もか
かる。
特許の出願料は2万1千円。審査請求や判定、裁定、再審と進むに
つれ4万円から8万円程度がかかり、登録後の権利を維持するため
に毎年数万円の特許料が必要になる。意匠や商標も登録するとそれ
ぞれ料金がいる。しかも、特許は「出願のほとんどは新しい技術や
発見など新規性進歩性が不十分として審査で拒絶され、再審を請求
するケースが多い」(日本弁理士会)。弁理士に依頼すると、10
数万円から場合によっては数10万円も別途費用が必要になる。
特許庁によると、2001年の特許出願は過去最高の約43万9
千件に達した。半面、実用新案の出願は年々減少している。
「特許は比較的高度な発明、実用新案はちょっとした工夫」(特許
庁)といった差があり、制度改正により実用新案は1994年から
「書式に不備がなければ無審査で登録ができる」(同)ことになっ
た。
資金の少ない個人には比較的安くて便利だが、その分権利期間が特
許の原則20年間に比べ、実用新案は6年間など「権利保護に弱い
」(日本弁理士会)面がある。
手間や費用を省いて企業にアイデアを一括して買い取ってもらう
方法もあるが「出願、登録していないと権利が企業の所有になるこ
とも」(発明協会)あり、製造技術や販売ルートを持たない個人が
発明で成功する道は厳しい。
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