エアリアルとは

エアリアルという種目はスキー・フリースタイル競技の1つで、1992年よりオリンピック正式競技になっています。
長さ160cm程度のスキー板を履いて、キッカーと呼ばれる約4mの人工のジャンプ台に向かって直滑降で滑っていき、
空中に飛び上がります。その際に、宙返り・捻りなどの着地するまでに行う演技を採点されることにより順位を
競うという競技です。
男子選手のトップレベルでは3回転、女子選手のトップレベルでは2回転(近年では少数の女子選手が3回転ジャンプ
を行うようにもなっています)が行われており、3回転ともなると空中に飛び出すと約15mの高さまで飛び上がり、
その高さで演技を行うためとても迫力があり、観戦している人の盛大な歓声を集めています。

なお、エアリアルはその競技特性上から事前の練習経験なしに行うことは極めて危険とされているため、始めは夏場に エアリアルより安全性の高いウォータージャンプで練習経験を積み、それを踏まえた上で雪上にてエアリアル競技を行います。
このコーナーでは、エアリアルを観戦する際に役に立つと思われる「技名」と「採点方法」を以下に解説します。

■技名
「宙返り・捻り」などの技は「空中での姿勢」や「回転数」などにより固有の技名が 付けられています。現在、エアリアル選手に大会等で演技される主な技は以下の通りです。
| 技名 | 内容 |
|---|---|
| タック | 抱え込み1回転宙返り |
| パイク | 屈伸1回転宙返り |
| レイアウト | 伸身1回転宙返り |
| フルツイスト | 1回転1回捻り |
| レイタック | 伸身抱え込み2回転宙返り |
| フルフル | 2回転2回捻り |
| フルダブルフル | 2回転3回捻り |
| ダブルフルフル | 2回転3回捻り |
| レイタックフル | 3回転1回捻り |
| レイフルフル | 3回転2回捻り |
| レイダブルフルフル | 3回転3回捻り |
| レイトリプルフルフル | 3回転4回捻り |
| フルフルフル | 3回転3回捻り |
| フルダブルフルフル | 3回転4回捻り |
| フルトリプルフルフル | 3回転5回捻り |
| ダブルフルフルフル | 3回転4回捻り |
| ダブルフルダブルフルフル | 3回転5回捻り |
■採点方法
エアリアルの技の採点は複数の審査員によって行われます。主に国際大会では7名の審査員によって採点され、その内5名が「エアフォーム(空中姿勢)」 を採点します(最高点は7点満点)。5名のうち、最高点と最低点を付けたジャッジは除外され、 残り3名の点数の合計が「エアフォーム(空中姿勢)ポイント」と呼ばれる点数になります。
上記5名以外の残り2人が「ランディング(着地姿勢)」の採点を行います。
(最高点は3点満点)。2名の採点点数を足しその数字に「1.5」を掛けた数値が 「ランディング(着地姿勢)ポイント」と呼ばれる点数になります。
最後にエアフォームポイントとランディングポイントを足し、演技した技それぞれに設定されている 「難度点」を掛けた数値がスコアとなります。難度点は回転や捻りの回数が多い技ほど高得点 に設定されています。
※採点公式 「(エアフォーム+ランディング)×難度点=スコア」
通常の大会ではジャンプは2本行われ、2本のスコアの合計が順位を決めるトータルスコアとして 使用されます。
スコア例
| 氏名 | 国名 | 得点 |
||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Yamada Taro | JPN | J1 |
J2 |
J3 |
J4 |
J5 |
J6 |
J7 |
6.1 |
6.2 |
6.1 |
6.3 |
6.3 |
3.0 |
2.9 |
||
| 空中姿勢 | 着地 | 技名 | 難度点 | スコア |
|---|---|---|---|---|
| 18.60 | 8.85 | bFFF | 4.050 | 111.17 |










