2002年の遭遇記
せっかくなのでもう少し。久しぶりのライト系ブレンデッドである。
味自体はアイリッシュとスペイサイドを合わせたようなライトな酒質。甘さとわずかなピートの特徴を示している。ストレートよりもむしろホットで飲みたいようなタイプの性格を持っている。
当然ながら帰省中。本日のワインは、またもや兄が持ってきた赤。ボジョレーなどと同じ地域の「前衛的」な作り手のものらしい。
香りから独特。樽も勝っているが、木の皮・青野菜・有機溶剤など複雑な香りが押し寄せる。時間をおいてグラスを乾かすと、スコッチのような甘い香りやカラメル香が漂ってくる。これに対して味自体はボジョレーで、ボディは割と軽め。ガメイの特徴も出ている。
なかなか飲み応えのあるワイン。これが2000円しないのならかなりのものである。
ただいま帰省中。『安ワイン道場』師範の兄も帰省中。そこで兄の持ち込んだワインを飲む。
色はかなり薄い黄色と緑色の中間くらい。香りは青りんごと洋ナシが主体で、樽の香りも比較的感じられる。ラベルがちょっと新大陸風、というかテーブルワイン風。
翌日書くと、あまりよく覚えていないことがよく分かる。それ以前に、よく考えて飲んでないことがバレバレ。
11.23(Sat)Otard VSOP(Brandy:France)
最近高いブランデーばかり買っていた。最近はポール・ジローのエクストラも買った(これはさすがにいつ飲めばいいのか...)これでは肉を焼くときのフランベもおいそれとできないので、ギリギリ日常生活に使えるものを。1980円のリーズナブルなVSOPである。
基本的に「甘くない」ブランデー。きりっとしている。香りは木の皮のくすんだ灰白色の香り。苦味の強さも感じられる。ドライというか、大人な感じのコニャックである。
今日は家で食事、メニューはアジの南蛮漬けを中心とした数種。だったら白ということで手持ちのワインを。ちなみにコート・デュ・ローヌは大好きなワインである。
これも他のローヌと同様、イタリアワインのようなふくよかな重さが際立つ。青リンゴのような香りが主体、アルコールはやや高め。ホワイトグルナッシュやクリアレッテが主体のこのワインは、やや他のローヌと違ってすっきりした印象。2000年というヴィンテージの若さが関係しているのか?
ともかくこれで750円ならば十分に満足、数年前だったら1280円あたりが妥当な価格であったろう。
隣のお客が持ってきた酒を相伴する。滅多に飲まない中国の蒸留酒である。白い磁器のボトルに女性の絵が書かれている。向こうでは結構ハイクラスの酒であろう。
香りは紹興酒などのような紅麹の香りが強い。特にグラスの中ですぐに酸化して酸味の強い香りになるので要注意である。酒自体は紹興酒というよりは、むしろフルーツブランデーに近い。チェコ産のプルーンブランデーや熊本のみかんブランデーのような酸味を感じるアルコール感が主体。ちょっとやせてミネラル質の味が中心である。皆さん嫌いなようだったが、個人的には結構いける。少なくとももらいものなら一本飲んでも腹が立たない程度のクオリティを持っている。
こういう僥倖に預かるのもバーのいいところ。ごちそうさまでした。
いつものバーで最近飲んでいるのはこれである。もともとボンベイがマイ・フェイバリットであるが、たまにはということで。
良くも悪くも正統派のジン、杜松の美の香りにその他のハーブの香りがよく溶けている。ボンベイがライトな酒質でやや酸味がかったタイプなら、こっちはミディアムでしっかりとした位置をしめるタイプ。じっくりとキャラウェイなどの香りを楽しむことは十分に可能である。これがもっと杜松の香りだけになればビーフィーターであろう。
呑み会でいろいろと飲む。最後の店ではちゃんと自分のボトルを飲む。この一本、荷方が何年も愛飲している酒である。
とにかく香りはカラメル系で甘い。アルコールは強いし、サワーマッシュ製法に見られるちょっと金属的な酸味も感じられる。そんなことはともかく、いつ飲んでもほっとするようなそんな懐の深さがある。これが7年モノだと途端に薬臭くなるくらいである。やはり私の最も好きな酒のひとつである。
最近新しいバーを開拓し、いそいそと飲みに行っている。そこにあるシングルカスクの一つをオーダーする。私はこのオーヘントッシャンからウィスキーを飲むようになったようなところがある。59度の3回蒸留は一体どのようなものか体験することにした。
ストレートでいただく。恐ろしいほどのカラメル香と、かすかに廃材を燻したような香りが混じる。ある意味ではレギュラーの「花のような」香りもないわけではないが、それとはパワーが違いすぎる。飲むとその燻したような酸味とえぐ味が口の中に残り、アルコールの強さとともに喉を焼く。翌日の記憶で申し訳ないが、「いい酒」であったことは間違いないが、そのパワーに押されて、ディテールが曖昧になってしまった。
美味いですよ。でも、割水して楽しむほうが絶対お奨めかも。少なくとも日本人には。
今日の夕食は、手を抜いてピザとブルサンのペッパーを。ワインはほしいので、やまやで買った750円ワインを。
2001年のヴィンテージだけあってかなり若々しい色。ほとんどグレープジュースと変わらない色である。さぞや若いのかと思いきや、香りはペッパーのようなスパイス系の香りやプラムのような香りがわりかし。飲むと樽の香りが結構押し寄せる。甘味と苦味が少々で、酸味はほとんど感じられない。ふくよかな感じではないが、やや切れのいいメルローといったところか。
いつも懇意にしてくださるバーのバーテンダーさんと珍しく食事。予定したメンバーが欠席ということで、やむなくバーテンダーさんと2人で飲むことになった。場所は北陸電力裏の「はさま」。
最初はビールなんぞを飲んでいたが、酒肴が非常に美味しい。そこで冷やでもということで紹介していただいた酒がこれである。石川の酒としてはかなり端麗の部類に入るだろう。あっさりした味付けの酒肴を決して邪魔しない、さりとて飲んだ気がしないほどの存在感のなさによるものではない。感想としてはまったくもって「素性のいい酒」である。結局二人で一升を空けてしまった。そのほか白ワインも一本あけているので、かなり飲んだはずである。しかし、食べたものをすべて思い出し、「あれはうまかった」といちいち思い出せるくらいであるから、酒が良く引き立て、また酒肴が上等であったものと結論付けていいだろう。
吉田蔵はそれほど生産量の高い酒ではない。金沢の酒屋をこまめに探すと、買い求められる酒である。ここのところの中では最大のヒット日本酒と絶賛しておこう。ちなみに「はさま」も、金沢でもかなりのレベルを持つ料理屋である。
豚のスペアリブと大根を八角・生姜で煮た。大根の葉はお浸しにした。ついでにもずく酢もつけた。夕飯が実に美味しい。で、平日ながら一杯つけたほうがいいなあと思い、二合ほど用意した。ま、今日で金沢暮らしも半年、ちょっと口実もあるということにしよう。
立山は富山の酒である。石川の一般的な酒よりも端麗である。酒色は実に透明。味も引き締まってどのようなものにも合わせられる。煮豚にもふんだんに使ったが、なかなかよい甘味も出してくれる。しかも価格は1000円台後半。日常的な使用としては今のところベストな酒といえるであろう。
家で久々に牛肉を焼く。スウォッシュタイプのチーズもある。これはということで、カベルネ=ソービニヨンを選択した。ヴィンテージは1999年、3年前ですね。そろそろこなれてきた頃だろうかと期待をする。
飲んでみてどうかというと、これがまだ若かった、コショウのようなややスパイシーな香りが主体だが、墨汁のような樽の香りが混じる。アルコールは決して弱くないのだろうが何となくさっぱりとしている。でもラベルの通りホワイトチョコのような甘い舌ざわりもある。3本で2000円(やまや)ということを考慮すれば十分なのだが、それでももう少しボディがしっかりしていたほうが献立にはよかっただろうと思う。
先週は風邪でかなりのダウン。したがって飲酒なし。なので今週はそれを取り返すべく飲むことにする。今回選択したワインは、日本では最もポピュラーなチリワインである。今日はその中でもメルローをチョイス。おつまみはRondele l'Ail(ロンドレ アイユ)というガーリックとハーブのクリームチーズである。何と398円。ブルサンよりも随分安い。生クリームがたくさん使われているらしく、とてもクリ-ミーかつふわっとした食感がとてもよく、ガーリックやハーブのガリットした舌ざわりもあっていい。とても美味しいです。
このクラスのワイン(1000円)には驚くほど立派なコルク栓を抜き、深紅のワインを注ぐ。アルコール感が強いこともあるのだろうけれど、ブラックペパーのような締まりのある香りがする。ちょっとぬか味噌のようなひねた香りも。悪い感じではないけれどね。口にするとかなり酸味が強い。全体として樽の風味が強く、かなりの苦味と清涼感のあるヒノキのような風味が支配する。メルローらしいフルーティーさとは一線を隠す感じ。それを期待してカベルネを避けたのに、カベルネを買ってしまったような錯覚に陥ってしまう。
グラスにあけてからしばらくたつと、メルローらしい優しい甘さも出てくるが、やや薄っぺらになるのも否めない。
今日の夕食は、ウナギのぶっかけそばにうざく。要はウナギを半身買ったので、ウナギオンパレードでした。日本酒でもいいのでしょうが、ここは白を、やまやで398円のワインである。
栓は圧縮コルク材の安いもの。さぞや内容もと思うと、最初の香りは爽やかな青りんごやの強い柑橘のような香りがする。お、これは掘り出し物かと思えども、あとが全く続かない。香りも一気に弱くなるし、味は本当に「薄い」。レモン水を飲むような水っぽさ、やはり安いものはそれなりであるということが分かる。
でも、和食のお供に、冷やしてがぶがぶ、という用途にはそれなりに合致している。いや、重厚な白では、ウナギが可哀相になるところだったともいえる。それはそれで正解のワインでもあった。
8.14(Wed)Glenmorangie Madeira Wood Finish(whiskey:scotch:Highland molt)
お盆だし、ちょっと一杯で、先日八重洲で買ってきたモルトを。先日ポート樽のものは遭遇済。何と千円台半ばの価格、というのはこれがハーフボトルだから。いろいろ楽しみたい人にはうってつけですな。
さっぱり爽やかな香り。モノの本には「ミントのような」という形容があるが、そんな感じですかねえ。グレンモレンジらしい穀物の香りもしっかりとする。飲んでみるとその爽やかさが鮮烈に、ピートなどの燻蒸香はほとんどなく、それこそメンソールが添加してあるのではないかという「すうっと」した感じが突き抜ける。アルコールのストレートさがはっきりしているのだろうか。香りよりものど越しのいいモルトである。だったらレギュラーのモレンジはどうなのか、ちょっと確かめてみたい気がする。グラスが乾いた後は、木質系の古くなったような香りが支配する。これはこれでイイ香りである。
残念ながら、マディラをちゃんと飲んでみたことはない、マディラもしっかり飲んでみたいなあとおもった。というか、我が家にはシェリーやポートの類はない。速く飲みきらないと味は落ちるし、さりとて一本飲むのは結構大変だから。あとTio PepeやChinzanoを一本飲んだときの印象がイマイチだったため(Rossoだけは結構好き)。これも勉強が必要か。誰かイイものを教えてください。
夕食は、ナスと牛肉の四川風オイスターソース炒め。大根とナスをふんだんに使ったチャイニーズである。となれば、こういうワインが美味しいだろうと思い、迷わずチョイス。
やまやが輸入する750円のワイン。さてどんなものだろうかと試してみる。香りはまさしくゲヴェルツ。ライチの香りがする。ただ惜しいのは、それ以外の香りは希薄であること。それどころか、二杯目からは分からなくなるような香りの弱さ。あくまでも「価格相応」であることを思い知る。
もちろん作った料理にはよく合うと思う。しかし、底力のなさはいかんともしがたい。
東京から買ってきました。シャンパーニュはファン=ボア地区のメゾンである。
鉛のキャップシールをむくと、それ自体が強烈なカラメルの香りを放つ。シールの周りの瓶にべっとりとエキス分?が付着している。これはイイか、という期待をもちつつ栓を開けてみるとやはりカラメル中心の香りが広がってくる。色はかなり重たい茶系。ブドウの香りもあるが、それほど強くはない。逆にカラメル香を差し引くと、ちょっと薄手の香りと言えなくもない。口にすると、やはり甘い感じ。複雑な味わいというよりは、ちょっと苦いなあという印象が先にたつ。華やかさとかバランスのよさ、とかいうコニャックの評価よりも、個性のしっかりしたコニャック。「好事家」には楽しいブランデーである。
今日は買っておいたアルマニャックを出す。きっちりとアルマニャックに向かい合うのはこれが初めてである。
アルマニャックはコニャックに比べて、ブドウの新鮮さがポイントといわれる。このシャボーは干しブドウが濃くなったような深い甘さの香りがポイントである。樽の爽快感ある香りも鮮烈であり、やはりコニャックよりはストレートな一本気を感じる。鼻腔を通るアルコールの突き抜け感も高い。しかし香りとしてはダークというか、焦げ茶色のニュアンスである。
ここ2週間ほどで一本飲みきり。決して安くはないが、薦めに乗って飲んだモルトである。
ハイランドの重厚さ、というよりは、酸味の強さに由来する爽快感の高さの方が印象的。ポート樽のせいもあって、香りはやはりポートの香りが強くなる。その他のピート香などはあまり感じられなくなるのが、特徴といえば特徴、欠点といえば欠点か?
ちなみに、飲んだあとに乾かしたグラスは、デパートやホテルなどで見かける「化粧室の液体石けん」の香りに非常に近くなる。「そんな馬鹿な」と言ったバーテン氏も納得の香りである。こういう感覚を楽しめるところが、モルトのおもしろさ。
さらにもう一杯。アクアヴィットである。デンマーク産のもので、300ミリリットル前後の小さな瓶である。一般的に売られているものとはちょっと違うオールボーらしい。
世界の銘酒事典によれば、一般のものはキャラウェイの香りが主体らしいが、この瓶に関してはかなりアニスの香りが強い。冷凍庫に入れてあったこともあって爽快感のある飲み口である。気持ちよくすかすかと飲む。そしてこのあと、前述のラムをストレートで、調子に乗ってがばがば飲んでいたら、翌日は確実に二日酔いとなった。至極反省。
仕事(会議)が遅くまで。食事をするのも大変な感じだったので、いっそのこと、とBarへ。平日に飲みに行くのは久しぶりだな。まずはビールで、とオーダーしたのがこれ。日本中で人気のビールである。
飲んだ印象は、「まあまあ苦いじゃん、酸味は控え目じゃん」。もの凄くありがたがって飲む感じでもないが、結構美味しいのではないかとも思う。グリーンのボトルはなかなか興をそそるね。
やまやへ買い物。980円均一のボトルで発見。最近ちょっといいクラスの酒が多いので、いつでもすいすい飲めるお酒が必要と判断して購入。夜のひと時に飲むことにする。
言わずと知れたライトな酒質。ピートやヨードの香りはほとんどない。端麗な香りであるが、少し麦わらのような香りがする。その意味では穀物の色を感じる酒である。味は辛口というより、ややレーズンやプラムのような甘さをもっている。飲んでいて「わかりやすい」味を持ったウィスキー。レギュラー品で十分においしいものである。
新しいボトルはラム。グアテマラ産のダークラムである。ヴィンテージは23年。秘蔵古酒の限定品というプレミアムボトルである。定価は4,200円。ラムはやはり安い。
味は甘く、また砂糖水のようなさっぱりした甘さが残る。香りもダークラムらしい深いカラメル香が主体。40°あるのにストレートでもスムースに飲める感じである。翌日飲み過ぎでやや生活のテンポが遅くなってしまうこと請け合いである。
6.09( Sun)Beaumont de Crayeres Grande Reserve (wine:Champagne:France)
ワールドカップは日本の勝利。日付変わって10日は荷方の30歳の記念すべき誕生日。そりゃあ祝わねば、ということで、近所で売っていたシャンパーニュを開ける。値段だって2980円。決して安い買い物ではありません。心して飲むこととする。
抜栓した瞬間にはフローラルのちょっと甘い香りがする。色は強めのオレンジあるいはかすかなピンクがさした黄色。開けた後は無機質の香りもはっきりしてくる。味は酸味よりも苦味の後味のほうが優勢。泡は標準的か。後味のおかげで非常にきりっと引き締まった印象を受ける。個人的に好きなタイプのシャンパーニュである。ちなみに世界の名酒事典('99)やそのほか手持ちのカタログでは存在を確認できなかった。決して安い酒ではないので美味しくて当然ともいえるが、掘り出し物だったと評価してもいいだろう。輸入業者はモトックスである。
先週末に東京へ、八重洲の地下街にあるディスカウンターで購入。2980円はやはり安いと思う。
ブランデーグラスに水を1対1にならない程度加える。香りの第1印象は「なんかしょっぱい感じ」。ピートの香りが鼻腔を強く刺激する。スカイ島の塩分のせいというわけではないだろうが、海に近い芳香を感じる。やや時間がたつと、ソービニョン・ブランのような爽やかな果実香も増えてくるようである。
舌の上に乗ってくるのは、ガイドブックに従えば甘味。個人的にはすっきりと刺激する酸味もある。舌に残るのは、なぜかしょっぱさ。火山灰質の(九州に見られる黒いタイプの)砂浜で泳いだ後のような感じ。不思議としか言いようがない。
ちなみにアルマニャックも買ってきた。これはまた次回飲むことにしましょう。
出張のおみやげに蒲鉾。板わさにするも、途中で板七味に変更。これがなかなか旨い。
選んだのは最近よく飲むブランドの中位。この蔵元のものとしてはもっとも淡麗なサッパリ味。香りは弱く、注意してかがなくては分からない。味もキレのいいタイプだが、この酒は口の中に甘さが残る。さらっとしていて甘い、薄口の砂糖水のような酒である。軽いので飲みすぎには注意したい。
ちなみにさらに上位の金ラベルも17日に飲んでいる。時間が経っているのでつまびらかには出来ないが、ややねっとり・甘口・芳醇系のお酒。ラインナップとしては、ちょうどMakersmarkの3グレードと同じ性格を持っている。つまり今回飲んだものは、Blacktopの位置におくことが出来るだろう。
名古屋へ行く。5年ほど前、生まれて初めて行った学会で結構上手く発表をし、一人で労をねぎらったBarがあった。そこへ再訪。そのときと同じ酒をオーダー。
アイリッシュはドライフルーツのような香りがやや強い(これがもっと強いとカナディアンになる)。このタラモアもやや梅酒のような甘い香りが特徴的。口の中で甘さも残る。安価なウィスキーとしては結構いけるタイプだと思う。
大学の芸術学専攻の学生飲みに乱入。生の一人がもらいもので持ってきた。何という贅沢!!
そこで、プラスチックコップでがぶがぶいただく。普通のカミユより圧倒的に甘い。樽による熟成が強く、強いカラメル香とレーズン香、VSOPに見られる爽やかなスパイシー感はほとんどなくなっている。非常に熟成度の高いソフトなブランデーである。家でゆっくりと舐めながら飲むという目的に合っているのではないか。年輩の方に特に薦められると思う。
飲みも飲んだり、ダブルに換算しても3〜4杯程。バーで飲めばシングル1500円と考えて1万円前後。美味しかった。学生に心から感謝です。
これから4連休! うれしい〜。ということで、ちょっと上機嫌モードを演出(別に仕事持ち帰ってきたし...くらいの事である)。つまみは実家から送られてきた馬刺しの燻製。贅沢でしょ!。選んだ酒は、昔とても美味しいと思っていたモルトの別撰もの。でもレギュラーの10年より若いモルトであるようだ。ちょっとここは調べる方法がない。でも輸入業者の関係でレギュラーよりも数百円高かった。
ローランドの中でも3回蒸留をするため、軽〜い風味、「花のようなモルト」と呼ばれる由縁であるが、ちょっと饐えたような木の香りも混じる。モルトに詳しいバーテン氏は「化粧j香(ファンデーションの基剤のような香り)」を指摘する。まあキツイことをいわなければ、ハイランドやアイラのようなピート・ヨード香がしないということである。昔はいい酒だと信じていたし、この酒(最初はミニチュアボトルをプレゼントされたのが最初)をきっかけにウィスキーとバー行脚の世界に入ったのだが、色々いい酒を飲むようになった今日、その評価はやや下がり気味。
先に述べたような問題について、先述のバーテン氏は、「サントリーが買収した後の特徴」などと指摘するが、その辺りはちょっと置いておこう。前を確認する方法がないから。そういう批判は簡単だけど、研究者としてはむやみに煽りたくないと思う。ともかく、2年かけてゆっくり飲みきりました。
連休の最終日、12時になってからの晩酌。つまみはゴルゴンゾーラにジェノベーゼソースをつけての一点。ここはカベルネが良かろうという選択である。
ヴィンテージは2000年。ちょっと若いかなあと思いつつ抜栓。とにかく濃い赤紫色。やや青みがあるといってもいい。つまり若い。香りはそのためアルコールとブドウの香りが主体。ただ樽の香りであろう、小さい頃幼稚園の隣の醤油工場の置き場から香るような木の匂いがする。ちょっと醤油っぽい感じ、。味はほんとに薄い。色からは想像つかないような淡白さである。ちょっとだけ墨汁の風味。この辺はカベルネらしい。
もう少し枯淡な味わいがないと、辛口(ピカンテ)のゴルゴンゾーラに負けてしまう。結論はイマイチ。
飲み会の2次会で。いかにものサントリーである。
サントリーのウィスキーは水割りを念頭においているのでないかとすら思われる。水割りにしてもウィスキーらしいスモ−キーさが残る。しばしば言う事ではあるがオールドパーのようなタイプを念頭においた風味。日本のウィスキーの完全なる形だと思う。
ここ2日ほど頑張って仕事をしたので、今日は定時に帰宅。鯛の刺身を買って、豌豆のごま和え、筍のきんぴらなど作る。したがって日本酒ということにした。この酒は、勤めている大学から目と鼻の先に醸造所がある地酒。「風よ水よ人よ(だっけ?)」が関東でわりと見かける蔵元である。純米酒が千円台半ば。まずは安いなあとびっくり。
味わいは中口、淡麗ではない。香りはわりとふくよかで、麹の香りがはっきりと分かる。切れ上がりは速やか。この辺が辛口の酒と評定される理由かもしれない。やや酸味が口に残りやすいか?
ともかくコストパフォーマンスは高いと思う。
この間軽く寝酒をやったらよく眠れたので、今日はちょっとやって寝ようと思う(これがないと眠れないという心理的依存を起こしやすいので注意!)。ちょっと嘗めるならいい酒でもいいやということで、高い酒を飲むことにする。数年前、後輩のS君が「荷方さん、要りませんか、レミー何とかのマルバツ!」何のことかと思ったらXOのことであった。だったらバツマルのような気がするけれど...僕が飲んだほうがありがたみがありそうなのでもらったものである。
いかにもブランデーらしい甘いブドウの香り。マーテルのような華やかさでは落ちるが、トゲのない柔らかい口当たりがレミーの身上のような気がする。ケーキや菓子の材料としては一番いい香りになるのではないだろうか。XOということもあり、熟成した少しまったりしたまろやかさを持つ。普通のブランデーよりも粘度の高いような香りである。もちろん実際粘度が高いわけではないが。
旨いですよ。やっぱりチビチビいかないと勿体無い。
日曜の夕食は、バジルのぺペロンティーノにソーセージ、トマトとセロリのフェタキューブサラダ。ここでは白が欲しいということで、先日やまやで2本1000円で購入のワインを。フュメ=ブランということは、カベルネ=ブランということでしょうか。
香りはカベルネに特有の青りんごのような香りが主体、ラベルにあるようなオニオンの香りは良く分かりません。香りは結構、味は苦味と酸味、甘味がバランス良くみあわせてあり、それなりに複雑さのある味である。冷やしてがぶがぶ飲むのにも十分であろう。値段からすれば、結構の掘り出し物かもしれない。
ここのところ行きつけになりつつある片町のBarで、初のボトルキープ。こうでないと金がかかって仕方がなくなるので。マスターのお奨めはこれである。
アルコール度数は54%、最初だけストレートでいただく。それほど強い印象がなく、ターキーとしては「さらり」としている。香りは12年のようなコクはないが、さりとて8年のレギュラーよりもしっかりしている。樽の雑な香りやカラメル香は少ない、ストレートなバーボンの香りである。オンザロックでやるとややボディが弱くなってしまうので、少しずつ入れてさっと飲みたいところである。この分では水割りやハイボールにはちょっと向いていないかもしれない。
おそらく、シードルなるものを飲むのは、ニッカが出しているあれ以外としては初めて。Cidre、Ciderと書いてサイダーと読むようにサイダーのもととなった飲み物である。りんごから醸成した発泡酒。アルコール度数は約4度というから、ビールを2缶飲んだ程度の飲み物である。
注ぐとりんごジュースが濃くなったような色。昔りんごジュースをそのまま置いておくと酸化して変色するという実験をやったことがあるが、その色に近い。香りはフレッシュなりんごジュースと蜜りんごの香りのちょうど中間。味はbrutと言う割には甘いし、さりとて国産のシードルよりは圧倒的に甘くない。最初に炭酸と一緒にちょっとした酸味というか風味がつんとする。ちなみにサイダーを飲んだときのげっぷやドライアイスの冷気をくわえた時の風味に似ている。二酸化炭素の味、といっても二酸化炭素は無味無色の気体のはずだが特徴的に感じる風味である。ちなみに母校T大学でニオイや味覚に詳しい某美人女性研究者さんは、「三叉神経を刺激するときの感覚が味覚と連関していると思われる」と語っていたので、勝手にそうだと決め込むことにしている。
がぶがぶと飲みたい、さりとてビールという気分ではなく、スパークリングワインは高いし、第一アルコールが一人にはハード、というときには結構いいのではないか。軽いアルコールのあるジュースといえないこともないし。それにしては甘さ控えめだし。なんといっても一本(750ml)398円なのである。
お家で夜のテレビのお供に。ジャーキーとネーブルがおつまみ。ジョニ−ウォーカーの上位ライン。香りはカラメル系の甘く深いもの。でも味はマッカランのようなものを想像してはイケナイ。ジョニ黒に代表されるピート香の強さが際立っている。ちなみにゴールドラベルは18年のものが主流だが、これは15年。おそらく並行輸入品か国内未発売品であろう、ボトルが薄い緑である。ただし現行品は1996年に設定されたものなので、それ以前のものかもしれない。
実はこの酒、買ったものではない。去年の秋、最も貧乏な院生生活を送っている頃、自転車で近所を走っていたらあるマンションのゴミ捨て場に未開封で捨ててあったもの。さすがに悩みました。ゴミを拾うことの下劣な心性と、「問題ない酒だったら勿体ない」という酒飲みとしての信念とのコンフリクト。結局拾い、知り合いのバーテンダーたちと毒味、とてもおいしいプレミアムウィスキーです。
今日のBarの一杯目はこれに決定。代表的な黒ビール。
エキス分が強いのか、泡は細かくクリ−ミー。風味は独特の麦芽と酵母の香りで占められる。茨城の藁苞に入った納豆を口に含んだ風味に非常に近い。その風味にすっかり覆い隠されて忘れそうになるが、比較的ホップもしっかりしていて、後口は結構苦い。これがビールとしての基本を姿勢としてしっかり保っている。人気のあるビールたる所以かもしれない。
久しぶりに晩酌で。ちょっと前につくばで美人のアイコ嬢にいただいたもの。長崎の代表的清酒である。
開けて時間がたっているので、やや酸化しているのは仕方がない。甘口ではないのだが、濃醇な飲み口が甘さを醸し出している。アルコールも高 い感じ。これが九州の代表的な風味である。個人的には決して得意なタイプの性格の酒ではないが、酒自体の「素性のよさ」は良く分かる酒である。
今週来週は送別会ウィーク。たまたま機会があって「幻の銘酒」をいただく。これもちょっと前なら一本6万はする代物であるが、最近は随分こなれてきたようである。
香りはやや深い甘さのあるもので、ヴィンテージもの特有の樽の香りもハッキリとしている。アルコールの刺激感もやや強い。飲んでみるとまずはバーボンらしいキレとコクが同居。特徴的なのは、飲んだあとにビニールや樹脂のようなケミカルな風味が圧倒的に残ることである。ワインでいうリースリングの風味とはや異なるが、似ている部分もあるだろう。とにかく「記憶に残る」バーボンであることは間違いない。
この店で最後にオーダーする一本となろう。特別に安くしていただいた。有名なメーカーズマークの上位種である。
この酒、とても切れ上がりが早い。現代的というか、直線的というか。度数だって47.5はあるはずだけれど、それも感じないくらいライトな酒質である。ふくらみのある他のメーカーズとは決して一緒に論じるべきではない。「アーバンな都市のマンションの一室から、眼下の夜景を見下ろして飲む」ようなシチュエーションがぴったりか。
ちなみに筆者、昔あるBarで、夏の間に彼女が出来るかどうか賭けたことがある。勝てばこの一瓶(普通の店ならキープ一本1万はする)を手にし、負ければ定価でキープするというもの。まだ比較的金のある時分であった。勝算はあったのだが、夏の終わりに一本入れる羽目になったというオチ付きの一本でもある。その店ももう畳んでしまった。
いつものBarでのむ。スコッチのちょっといいやつを、ということでのチョイス。バランタインの骨格を担うモルト群のブレンドではないかと思われる。ピュアモルトって書いてあるしね。
飲めば分かるが、基本的にバランタインである(当たり前だが)。ピートの香りもしっかりしているし、樽の甘い雰囲気もしっかりしている。切れ上がりは早いタイプ。旨いは旨いが、他のモルトと違う個性はあまりない。したがって思い出にもちょっと残りにくい。
8年続けた塾講師の最終回を記念して一人で納会。8年の重みを実感するためにチョイス。稀少というほどではないが、どのバーでも飲めるというほどではない一品である。
基本的に樽の甘さ、酒質自体の爽やかさが極めてバランス良く調和したバーボンであり、これがより重くなればセントニック、やや爽やかになればレベッカなどと類似してくるであろうというラインを持っている。先生としてのこの8年と重ね合わせれば、「円熟にはほど遠いが、良くまとまったことが出来るようになった」くらいのものか。
飲み会のあと、もう一杯が欲しくて行きつけへ。このブランデー、現在私が一番愛飲しているブランデーである。カミユやレミーマルタンよりほんの僅か売価が高いこの酒は、これら3つの中では抜群の華やかな香りを持つ。カミユはちょっとワイルドなストレート感のある香り、レミーはバランスのとれた感じである。
もちろんそのまま飲めばその香りを楽しむことが出来るだろう。しかし氷を浮かべて飲んでも、決して悪くはないと思う。むしろ強いアルコールに弱い日本人には向いているかと。
1.18(Fri)THE ILEACH 'THE MAN FROM ISLAY' PEATY(whiskey:scotch:single malt?)
せっかくなのでもう一杯。これは、イギリスで売られている普及価格帯の一本らしい。名前が違うので気づかないが、中身はラガヴァーリンらしい。若いものを瓶詰めしているのだろうか?
で、どうなのかというと。十分に美味しい。確かに香りの点で「弱い」アイラである。熟成が低いのかとも疑うが、アイラらしくしっかりしたヨードが感じられるので、それはそれで十分である。とかくシングルモルトでしか楽しめない感があるので、このタイプの一本は貴重であろう。
1.18(Fri)NIKKA SINGLE CASK MALT WHISKY 10YEARS OLD(whiskey:Japan:single malt)
少し金が入る。友達がバーテン(見習い)をするバーで、気の利いたものをいただく。あとでプロフィールを彼に聞いたら、丁寧に教えてくれた。
貯蔵倉庫No.29 蒸溜年月日1990.03.09 alc.60.6% 樽番号 225392 壜詰年月日 2001.12.03
於:北海道余市工場 だそうである。
とにかくアルコールが強い。ハードである。でも香りはしっかりしているしアルコールの強さに由来する「爽やかにのどを通りすぎる感」も心地よい。これを書いているのが一週間後なので、ディテールは書けないが。値段の割にはとてもいい酒であった。
1.04(Tue) Bowmore 30y(whiskey:scotch:single malt)
新年。行きつけのバーでプレゼントの一杯。何とも太っ腹。普通は一杯4〜6000円は当たり前のスペシャルモルトである。ボウモアといえばあのヨード臭い香りであるが、さすがにここまで熟成が進むと、樽の香りが非常にハッキリとしている。甘い香りと共に、オレンジの皮のような明るい香りも漂い、その複雑さはやはり大変なものである。
ここまで来ると、もはやその時間の長さと重みを肩に感じて、拝して飲むべしである。よく、もっと安価で良質なスコッチを引き合いに出して、「この値段でこのくらいうまいのだから、金払って飲む気はしない」という御仁がいる。それはそれで納得する。しかしこの味と香り、好きかどうか、良いかどうかは別として、この値段の瓶のものでなければ飲めない。変なコストパフォーマンスは脇へやって、高級な酒との邂逅の時間を大切にしたい。
どうもごちそうさまでした、中川店長。
1.01(Tue) Suntory Reserve 10y(whiskey:Japan:blended)
実家にいるの酒が沢山飲める。ということでこれを。
日本のウィスキーもいろいろだが、サントリーは会社内でいろいろである。オールドパーのようなピートの強いものもあれば、このようにどちらかというとスペイサイドとアイリッシュを足したような、甘くて梅のようなフルーツ香が載るものもある。まあある程度の高級感はあるだろう。でも海外のものが安くなった今、これを飲むメリットがどれくらいあるのか。これなら「シェリー樽仕上げ」の方が良かった気がする。
1.01(Tue) Gosset gran reserve rose(wine:Champagne:France)
帰省中である。ワイン専門の次兄が持ち込んだシャンパンを飲む。ロゼでっせ、ロゼ! こんなの自分では飲めません!
さてこのシャンパン。酸味が強い。ロゼは普通のシャンパンに赤ワインを添加するのだという。さて、この酸味は何に由来するのか。とにかくこれまで飲んだシャンパンの中ではもっとも酸味が強かった。色はオレンジに近い。
※追記
親切な読者から、「ロゼは普通のシャンパンに赤ワインを添加する」のではなく、「赤ワインと白ワインをブレンドして二次発酵させたもの(炭酸がここで出来る)」ものとご指摘を頂いた。謝してここに記しておきます。