認知心理学の推薦図書
ここでは、認知心理学を学ぶのに良いと思われる本を紹介しています。
基礎編:初めて認知心理学を学ぶ人へ
・認知心理学1〜5(1996 東京大学出版会)
現在最も新しい認知心理学の概説書。分かりやすく、かつ情報も豊富である。
・グラフィック認知心理学(森ら. 1996 サイエンス社)
一冊ものとしては最もお薦めの教科書。図表が多いので非常に分かりやすい。
・認知と思考(多鹿編 1994 サイエンス社)
思考・問題解決を学ぶ学生は持っておきたい。
応用編:研究のために
・認知科学ハンドブック(安西ら編 1992 共立出版)
日本唯一のハンドブック。すでに古典になってしまった感があり、最新の情報ではなくなった。でも、研究の動向を確かめる上ではぜひ目を通しておきたい。
・認知科学選書1〜22(東京大学出版会)
これも定番のアンソロジーである。
・認知科学モノグラフ1〜13(1996〜 共立出版)
現在最も新しい研究の動向を知るならこれ。ちなみに問題解決を研究する私は鈴木宏昭先生の「類似と思考」にはお世話になっている。本当に良い本をありがとうございます。あと原田先生のインターフェースの本。亀田先生の意思決定などがオススメ。
・認知科学の発展(講談社)
日本認知科学会初期の「学会誌」。非常にレベルの高い論文が多く掲載されている。
・認知心理学事典(アイゼンク, 野島ら訳 1998 新曜社)
非常によくできた事典。原著の方も非常に分かりやすい。英語の勉強をしたい人は一度原著を読んで勉強することをお勧めする。
おすすめ編:荷方お薦めの本
・問題解決の心理学(安西. 1985 中央公論社)
問題解決の研究をする上でのヒントが、ここにはたくさんある。
・人はいかに学ぶか(稲垣・波多野 1989 中央公論社)
状況論的アプローチを学ぶ上で、一度は読んでおきたい一冊。読んでいるうちに目の覚めるような気分がしてくる。人間ってすごいなあと感心するよ!
・心の社会(ミンスキー, 安西訳 1990 産業図書)
心を「エージェントの集合体」として、すべての思考を説明しようとする。複雑に見える思考の世界をここまで単純な論理で組み立てるその発想が○だと思う。
・日常生活の認知行動(レイブ, 無藤ら訳 1995 新曜社)
状況論的アプローチの研究者が、自身の研究から豊かな学習の世界を説明する。「人はいかに学ぶか」を読んだあとにはぜひ読んでみよう。
・クリティカルシンキング(ゼックミスタら, 宮元ら訳 1996〜 北大路書房)
入門編と実践編がある。人間が普段思考するときに、陥りやすい失敗から思考についてを考える本。とても読みやすく・分かりやすい。
・アナロジーの力(ホリオークら, 鈴木ら訳 1998 新曜社)
類推に関する最新の本。原著は1995にできている。ここまできたかという感じ。
・認知的インターフェース(海保ら 1996 新曜社)
コンピューターと人間の関わりが分かる。うちの先生の本。他にも「誤りの心理を読む(講談社)」などもオススメだが、最近手にはいりにくい。
・誰のためのデザイン?(D.A.ノーマン, 野島訳 1990 新曜社)
インターフェース研究における珠玉の一冊。これを読んでこの領域に開眼する人は数知れずの本。
・人を賢くする道具(D.A.ノーマン, 佐伯ら訳 1996 新曜社)
ノーマンの研究の集大成。やはりこの人はすごいのです。
・文化心理学(M.コール, 天野訳 2002 新曜社)
ウ゛ィゴツキーから連綿と続く社会ー歴史的アプローチの理論と実践。一人の学者がここまで教育システムを構築できるのは感動的である。