葉
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カルミナブラーナを聴きにいってまいりました(更新日00.11.26)

日時;00.11.25
場所;ロンドン・バービカンホール
指揮;Paul Wynne-Griffiths
演奏;London Concert Orchestra
(このオーケストラは、テレビ用BGM、ミュージカル曲、
映画音楽やバレエなどの演奏を主としているようです。
3年前にはハンプシャーでプロムス千秋楽の演奏もやったとか。)

演目
R.ワーグナー;ローエングリン 第3幕への前奏曲

有名な曲。
私が初めて聴いたのは中学の頃で、
毎週朝聴いていたNHK−FM「ブラスのひびき」で
外国の金管バンド(きっとイギリスでしょう)がやってて
それをエアチェックしたことがきっかけです。
3分少々の曲。
金管のおなじみのメロディが3回繰り返され
最初ホルンでリピートでトロンボーンが加わり、
最後はバストロとチューバがオクターブ下ではいり、
厚みが増す、金管にとっては非常においしい曲です。
今日の演奏はホルンがいまいちだったけど、
トロンボーンとラッパがうまかったので良しとします。


C.サンサーンス;交響曲第3番「オルガン」
オルガン;John Brich

この曲を知ったのは大学の時で、たぶんどこかの大学の吹奏楽部が
自由曲でやっていたのをCDかなんかで聴いたからだと思います。
で、加納の見聞録でオケのCDを借りてきて聴いたのが初めて。
この曲にはわかりやすいかっこよさ、厳かさがあって好きです。
各楽章とも聴き馴染みのある覚えやすいメロディだと思います。
3楽章の始まりはなかなかかっこいいですし、
4楽章は、ブラームスの1番ほどではないにしても、
なかなか厳かな仕上がりになっていると思います。
しかし曲の全体のつくりがいまいちなのかスケールが小さいのか
メジャーにならない曲のような気がして残念です。
今日の演奏自体はまーまーでした。
ホルンがどうもいまいち、 期待していただけに残念でした。
オルガンはパイプではなく電気もの。
ステージ奥行きの中央、オケの両脇に40センチくらいのウーハーが
四つくらいあって天井を向いていました。
PAの状態がとてもよいのかとても自然に聞こえました。
オケ自体は少し貧相な印象を受けましたが、
オルガンで大分厚みがまして大好きな4楽章では、少し鳥肌が立ちました。
オルガンの地を這い忍び寄るような重低音がなんともたまりません。
CDを持っていないので今度買いたいと思います。


(休憩)


C.オルフ;世俗カンタータ「カルミナブラーナ」(全25曲)
ソプラノ;Christine Bunning

テノール;Aled Hall
バリトン;Mark Holland
合唱;The Philharmonia Chorus
少年合唱;Finchley Children's Music Group

この曲のオープニング(とエンディング)はあまりにも有名ですね。
オープニングでは案の定全身鳥肌になってしまいました。
もう、筋肉番付丸だしです。(まだあのテーマなんですかね。)
合唱をまともに聴いたのは初めてですが、感動します。
ソプラノとバリトンは本当にうまかった。
カルミナブラーナはどうしても「O Fortuna」だけが取り上げられがちですが、
全部聴いてみるとそれぞれにストーリーというか展開があって、
テンポ、雰囲気の異なるさまざまな曲がちりばめられ、
楽しめる構成になっていますね。
これらを聴いた後に再び巡ってくるおなじみの主題を聴いた時は
目に涙を溜めてしまいました。
CDをお持ちの皆さん、是非ぶっ通しで聴いてみてください。
少なくとも、Blanziflor et Helenaから聴くと雰囲気がわかります。
(そういう私もぶっ通しで聴いたことがないので本日やってみます。60分強です。)
私のこの曲との出会いは、某団体がコンクールの自由曲として
演奏しているのを聴いたことに端を発します。
実際聴いていて、なんとパーカッションと金管のおいしい曲だろうと思いました。
とくに、トランペットとトロンボーン。
吹奏楽やってるひとがやりたがるわけです。

それにしても、会場で演奏中に歌を口ずさむ観客の多かったこと。
今日の観客は前回のショスタコの時より、
身なりのしっかりした、着飾った人がたくさんいました。
こういうひとたちに、オペラとか歌曲が好きなひとがたくさんいるのでしょう。
鳴り止まない拍手に何度もソリスト、指揮者、合唱の指導者まで出てきて、
たいへんゴージャスな幕切れとなりました。
テンションが下がりきらない(特にこの曲を聴いた後はそうでしょう)観客の中には、
ホールを出たロビーあたりで、興奮して話しこんでいる人や
酔ってご機嫌に高らかにまねして歌っている人がいました。
カルミナブラーナで十分に元が取れた今日の演奏会でした。


バービカンホール、ステージの全景。
演奏終了後に、スタッフの許可を得て撮影しました。
ステージ後方のストールは合唱団が立っていたところ。
左側に5つくらい見えるベンチは少年少女合唱団がいた
ところ。出番の多いソプラノとバリトンが、指揮台の両脇
に座り、一曲だけのテノールは、曲の直前にステージ
正面中央の今扉が開いているところから、鳩時計のように
現れて一曲歌って(しかも2分もなかったような)、また扉から
消えていきました。
けっこう笑えました。
アングルが良くないですが、
バービカンホールの客席の様子。
こじんまりとしたホールで、中規模という形容が
あてはまるかも。
前回と、今回とS席相当の場所なので、写真でいうと
左下あたりに座っていました。
特に今日は、貴賓席かと思うほどのどまん前でしたので、
気持ち良く聴くことができました。
しかし、ロンドンはコンサートのチケットが取り易く、しかも安い。
神奈川にいた時は、チケピに電話してもいつもつながらなかったですから。


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