- 消された憂国の叫び! 【新名丈夫先生 著作総目録稿】 ★このページは、戦時中の昭和19年に「竹槍では間に合わぬ」という新聞記事を発表されたことで有名な、元毎日新聞記者の評論家、故・新名丈夫先生の著作リストです。
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2005年09月03日更新
一部にリンク切れが残っていますが、後日修正させていただきます m(_ _;)m。
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2000年04月30日開設

オンラインで一番詳しい (^^)

新名丈夫先生 著作総目録稿

An Almost Complete List of Books by Takeo SHINMYO.
(Newspaperman who rebelled against Premier Hideki TOJO)

志水 一夫
Edited by Kadzuwo J. SHIMIDZU
(Kazuo SHIMIZU)


 「田中上奏文」 について調べていた際、たまたま新名丈夫先生の 『昭和政治秘史』 (1961) にその抄録が出ていることを知り、いくつかの書籍データベースに当たってみたところ、何とほとんどのデータベースで先生の御著書が 『海軍戦争検討会議記録』 (1976) しかヒットしないことに気がついて、唖然としました。
   評論家として活躍された新名先生は、『東京日々新聞』 (現 『毎日新聞』) の記者時代、戦時中の昭和19年に 「竹槍では間に合わぬ、飛行機だ」 という記事 (2月23日付) を書いたため、37歳という年齢にもかかわらず、わずか3日後に陸軍に召集されてしまったことで有名な方です。東宝映画 『激動の昭和史 軍閥』 (1970) では、「新井五郎」 という仮名になっていましたが、加山雄三さんが先生の役を演じて事件が再現されていましたので、覚えておられる方もあるかと思います。映画のあの部分は決してフィクションではなく、事実に基づいていたのです!
   一連の御著作の中でもとりわけ、戦前から戦中にかけての事件を追った 『昭和史追跡』 は、中学生だった当時、連載されていた 『歴史読本』 誌で読み、大いにショックを受けたものでした。戦前の大本教の弾圧のことを初めて知ったのも、その連載によってだったのです。
   その御恩返しと言うにはあまりにささやかなものですが、判明した限りでの先生の著作目録を作ってみました。いささかなりとも、皆様のお役に立てていただけるようでしたら幸いです m(_ _)m。
   また、遺漏等に気づかれましたなら、お手数でもメイルにてご教示いただけるとありがたく存じます m(_ _)m。




新名丈夫先生 著作総目録稿
   リンクしている部分をクリックすると、Amazon.co.jp (ブックマーク) や BK1 (ブックマーク) (どちらも1500円以上一括購入で国内送料無料 \(^o^) を初めとするいくつかのオンライン書店のデータベースや、文部省学術情報センターのNACSIS Webcat などの図書館関係のデータベースの当該ページにジャンプします。書名の部分は場所によってリンク先が異なるので、いろいろ試してみてください。
   リンクは原則として別窓が開くようにしてありますが、前に開いた別窓に上書きする形になることがあるので、それぞれ別窓にしたい時は、「Shift」 キーを押しながらクリックしてください。
リンク・ポリシー


□ (
田村吉雄編。秋定鶴三氏との共著) 『秘録大東亜戦史 開戦篇』 富士書苑、1953.11。図書
   □改訂縮刷決定版1 開戦太平洋篇 富士書苑、1954.05。
      (全12巻の第一巻。国会図書館ではいずれも欠本!? 後に 『大東亜戦史』 として10巻本に編集し直されて何度も改訂再刊されているが、それらをめぐっては著作権上の問題でもめたことがあったらしい←この辺、いまいち詳しいことが判りません。誤りなどありましたら、ご教示いただけると幸いです m(_ _;)m)

『政治――この事実を黙つて見のがせるか』 光文社 (カッパブックス)、1956.08。図書館
      (「竹槍事件」 の顛末を皮切りに、55年体制下の日本の矛盾を鋭く指摘)

『宇宙兵器――最後の戦争はもう始つている』 光文社 (カッパブックス)、1958。図書館

『軍備全廃時代――27億のめざめ』 理論社 (リロンらいぶらりい)、1960。図書館

『昭和政治秘史――その一断面』 三一書房、1961.03。図書館
      (昭和初期から日米開戦前まで、語られざる側面に光を当てる)

『現代の戦争』 理論社、1967.03。図書館
      (スペイン人民戦争から第二次大戦、そしてヴェトナム戦争まで、著者の目から見た戦争論。米ソ冷戦時代に中国の脅威に着目しているのは流石! 関連記事)

池田佑責任編集 『大東亜戦史1 太平洋編』 富士書苑、1968.10。1200円+税。1973。目次 図書館
      (「神風」 を寄稿。『秘録大東亜戦史』 の改訂再刊と思われるが、「森高繁雄 責任編集」 とした版もあり、錯綜していて詳細は不明。1978年版には不参加なのは、裁判のせい?)

□ (証言) 東京12チャンネル報道部『証言・私の昭和史4 太平洋戦争後期』 学芸書林、1969。690円+税。目次 図書館
   □文庫化 旺文社文庫、1984.12。620円+税。図書館
   □再文庫化 文春文庫、1989.05。534円+税。図書館
      (「竹槍事件」 に登場)

『昭和史追跡――暗黒時代の記録』 新人物往来社、1970.07。図書館
      (『歴史読本』 誌の連載を中心にまとめたもの。文献からまとめ上げたのではなく、すべて 「私が現場にいたか、でなければ、あとで直接取材したものである」 とのこと)

□ (寄稿) 奥村芳太郎『外地に残る日本の戦歴――中国満州・フィリピン編 (中国満州・朝鮮・フィリピン・ビルマ・キスカ・アッツ・千島・ハワイ・台湾)』 毎日新聞社、1970.09。1000円+税。目次 図書館
      (「日本海軍の最期」 を寄稿)

『太平洋戦争』 新人物往来社、1971。図書館

□ (寄稿) 有馬頼義『東京空襲19人の証言』 講談社、1971。720円+税。目次 図書館
      (「日本本土空襲」 を寄稿)

□ (寄稿) 奥村芳太郎『(記録写真集) 日本空襲』 毎日新聞社、1971.03。1000円+税。図書館
      (「本土空襲―その戦術と惨禍」 を寄稿)

三国一朗『昭和史探訪 4 太平洋戦争後期』 番町書房、1974。1500円+税。目次 図書館
   □ 文庫化 角川文庫、1985. 12。485円+税。図書館
      (「懲罰召集 『竹槍事件』」 を寄稿)

□ (編) 『海軍戦争検討会議記録――太平洋戦争開戦の経緯』 毎日新聞社、1976.12。1200円+税。図書館
      (昭和20年暮から翌年にかけて旧海軍関係者たちによって行なわれた、日米開戦の経緯をめぐる事実を記録に留めておくための座談会の筆記録に、詳細な註を加えてまとめたもの。関連資料として、巻末に航空本部長 [当時] による昭和16年の 「申継」 を収める)

文芸春秋『完本・太平洋戦争 上』 文芸春秋、1991.12。2136円+税。ISBN:4-16-345920-0。目次 図書館
   □文庫化 『完本・太平洋戦争 2巻』 文芸春秋 (文春文庫)、1994.12。583円+税。ISBN:4-16-721746-5。目次 図書館
      (「海軍記者の竹槍事件」 を収録)



新 名 丈 夫 (1906-81)

   評論家、元
『毎日新聞』 記者。明治39年(1906)11月3日、香川県高松市に生まれる。昭和7年(1932)、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。東京日々新聞社 (現・毎日新聞社) 入社。大阪社会部、東京政治部などに勤務。陸軍航空兵団専属記者、海軍省記者、政治部次長、科学委員、論説委員、調査部顧問を歴任。日本ジャーナリスト会議評議員。政経部の海軍省記者クラブ詰めのキャップとして、昭和19年(1944)2月23日付 『東京日々新聞』 (現 『毎日新聞』) 一面に、「勝利か滅亡か、戦局は茲(ここ)まできた」 「竹槍では間に合わぬ、飛行機だ、海洋飛行機だ」 という記事を書いたところ、陸軍、とりわけ首相が激怒。二等兵として陸軍に懲罰召集を受けたが、海軍当局と陸軍の良識派の尽力で間もなく召集解除され、海軍報道班員でフィリピンに派遣された。昭和36年(1961)、退社した後、文筆生活に入り、政治・軍事・科学・歴史にわたって評論を書く一方、『人類愛善新聞』 や慶應義塾の嘱託を勤める。筆名=有山鉄雄。映画化もされた達三の小説 『風にそよぐ葦』堀川弘通監督の映画 『激動の昭和史 軍閥』 のモデルの一人。昭和56年(1981)4月30日、神奈川県平塚市の自宅にて、心不全により没す。享年74歳。

○主要参考文献
日外アソシエーツ『日本著者名総目録 48/76 3 個人著者名 け〜そ』 日外アソシエーツ、1989。
朝日新聞社『<現代日本> 朝日人物事典』 朝日新聞社、1990。
平凡社教育産業センター『現代人名情報事典 Who's who in world today』 平凡社、1987。
全日本新聞連盟『日本の百年戦争』 全日本新聞連盟、1968。(1965年刊『従軍記者』の改題増補版)
      ○「新名丈夫」八大サーチ縦断検索 new new new new new new


   上記の 「竹槍事件」 の顛末は、先生ご自身による手記がいくつかの本に収録されている他、オンライン上にも松山大学田村譲先生による極めて要領の良い解説があります (大学のサイトの移転に伴って一時期見れなくなっていたようですが、復活しました \(^o^)/。相互リンクしていただいています m(_ _)m)
   また、以前は毎日新聞の会社案内にも簡単な紹介がありましたが、これも現在は消えているようです (つ_;)。翌日からはたちまちそれまで以上に陸軍寄りになってしまった上、こんなことまであっては、威張れませんものね (^^;;)。
   さらに、はなはだイデオロギー臭の強いものではありますが、歴史教育者協議会『草の根の反戦・抵抗の歴史に学ぶ』 (平和文化、1998.06。2800円+税) にも紹介があります。
   最近書かれたものの中には先生が反戦運動家ででもあったかのように描かれているものもあるようですが、上記 『日本の百年戦争』 の見出しにも 「愛国の叫びを弾圧」 とあるように、実際は 「このままでは日本が滅びてしまう!」 という愛国的な危機感から出たものであったことは、先生の手記等に明らかです。
   歴史を歪めて伝えるようなことのないようにしたいものですね (^^)/。





参照・引用される方へ

   恐縮ですが、このHPを参照・引用された場合は、最低限URL (http://homepage3.nifty.com/kadzuwo/biblio/shinmyo.htm) を明記していただけますよう、お願い申し上げます m(_ _)m。



リンクについて

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* 例外もまったくないわけではありません     
が、完全に莫迦にされてます (^^;)/。
     



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