一 日 一 言
いちにち いちげん

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2007年7月31日(火) それが普通
 月末は給料日。今日の最大の関心事と言っても過言じゃない。というか、この会社では他に楽しみに待つものなんて存在しないんだが。
 今月は2度の休日出勤があるため、その分き日当がプラスされているが、それにさらにプラスして専務の特別な計らいで休日出勤の日当分が×1.2として処理されている。
 つまり割り増しになっているわけだ。これは嬉しい誤算だった。僅かに3,000円にも満たない額だが、それでも無いよりはマシ
 もっともそれは普通の会社なら普通の話。この会社は特殊すぎる。今さら封筒入りの現金を手渡し給料明細はつかない、交通費などの手当ても一切なし。保険をかけていなければ、基本給がそのまま手取りになる。そんな会社が今でも存在するなんて、個人の有限会社以外じゃあ、聞いたことが無い。
 ここは一応、取り扱い頭数が西日本最大の株式会社のはずなんだが・・・。
 もっとも、会社のことを色々と言い出したらキリがない。(大きな声じゃあ言えないが)某食品会社の偽装問題のようなことはこの会社でも何処でもやっているし(だからあの社長の開き直りも理解できる。あれはここの会社の経営者と同じ姿だ)、真っ先にしわ寄せを食らうのは社員のほうだ。
 俺たちの給料は会社から貰っているが、基本的に払ってくれているのは“お客さん”である。良い品物を造り、それを買ってもらっているからこそ、俺たちはその報酬を手にすることが出来る
 しかし、会社はそうは思っていない。特に古い考え方をする会長、社長やその一族には、社員は「働かせてやっている、給料をやっている」感が強く、しかもそれが臆面なく全てに感じられる。
 給料だってかなり抑えられているのも事実だ。俺もまだまだ全ての捌きが出来るわけじゃあないし、前の工場務めと同程度の額があるから文句は言ってないが、それでも周囲を見てみると、やっぱり少なすぎるというのが印象として残る。
 経営が危うくなると、経営者は自分たちの給料を削ってでも社員に給料を渡さなければならない。派遣会社にいた時は、従業員を多くかかえる会社の社長が「仕事がないから自分の給料をカットして社員を残す」ためにひとり派遣社員になって頑張っていた。
 しかし、この会社では何かあると真っ先に社員の給料が減らされたり、会社の利益にしかならないような仕事をさせられたりするのは想像に難くない。あくまで経営者は“お偉い”のだ。これは典型的な“勘違い”である。
 そう考えるとヤな会社だよなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月30日(月) 今日もミンチが盛り沢山
 今日も朝からミンチ。本当ならちゃんとした大手の捌きがあるんだが、そんなことも言っていられないくらい、先週の経産がずっと残っている
 そもそも割り過ぎだ。ある1社なんて20頭以上のミンチを持ってきているが、これだけ捌くにしても2日丸々かかる。手間が足りない現状ではやり過ぎの数だ。
 それでもやらないわけにもいかないし、とにかく時間が経ち過ぎると肉自体が悪くなる。それに、幾ら急冷を解除したといっても、肉が締まるどころか凍りついて、日が経つごとに捌きにくくなってくるのだ。だから放っておくわけにはいかない
 昨日で15頭近くは終わっている。割った牛は取り引きの関係から日々数に変動があるんだが、それでもまだ15頭以上残っているのは変わりがない。それに残っているのは先週の牛で、今週の分は今日からまた落ちるのだ。
 下手を打ったらまた休日出勤、なんてことも有り得るから、とにかく牛は残せない
 ということで、少し危険な賭ではあるが、大手のチルドものはそのまま手をつけず、ミンチばかりで進行。賭というのはチルドものが既に10頭以上いて、火、水の2日間で捌くことを前提にしているが、1日10頭という予想が外れたら大きな残業になってしまう可能性があるからだ。
 この予想というのは、10頭やればOK、というのと、最低でも10頭はなんとか捌けるだろう、という2つの意味がある。
 もちろん、上から言われた通り、定時に終わったりせず、30分〜1時間強くらいの残業はここ最近はずっとやっている。確かにそうやって1頭でも牛を捌いていたら後々が楽ではあるが、それを上から指示されたくはない。テンションはがた落ちだ。
 何とか予定量はある程度はこなせたが、今日が吉と出るか凶と出るかは明日にならないと判らない。ただ、やっぱり経産は今日もかなりの数を割っているようで、不安要素には事欠かない
 毎回これじゃたまらないなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月29日(日) 休日出勤だ
 鈴なりに残った経産、その数31頭。今のメンツだと、どう頑張ったって朝から夜までやっても12、3頭いくのが精一杯である。
 で、結局は会社から休日出勤を命じられてこうやって出てくることになってしまった。
 元々、無計画に経産ばっかりやたらと割ったのが問題だ。こっちのキャパ(キャパシティ)を超えて仕事量を増やせば、オーバーフローするのは目に見えているじゃないか。
 しかし、ここで上から一言、「普段から残業をしていれば、休日は休むことが出来る」だと。そりゃあ、確かにそうだけど、そもそも残業代がつかないというのは残業をすることを想定していないわけで、それでも残業しろっていうのは単に会社に負担をかけない単純な方法だ。
 言っている意味は判るが、頭ごなしに言われて、しかも社員のためではなく、あくまで上の人間達のために指示されたのが判ると、やっぱり仕事への意欲は吹き飛んでしまう
 だからと言ってばっくれるわけにもいかないから、とにかく仕事、ひたすら経産を処理しまくってミンチの山を作る。
 クラ下は特にそうだが、加えて経産の肉や骨を捌いているとナイフの切れ味は直ぐに落ちてしまう。最近では研ぎ方も何とか形になってきたようで、俺自身が良しと思うところまで研ぐことが出来れば、切れ味はかなり回復する。
 だからなるべく時間のあるときはナイフを研ぐようにしているが、ここまで量が多いとなかなかそれもままならず、研いでも直ぐにダメになってしまう。
 因みに仕事中に当てるヤスリは丸い鉄の棒のようなもの、ちゃんと研ぐなら砥石でやる。棒ヤスリ(人を殴打できるくらいに長い)での切れ味回復はあくまで一時しのぎでしかない
 そうこうして仕事もようやく終了し、ヘトヘトになって彼女と逢い、それからはゆっくりと過ごしたが、休日が平日に変わったせいで、体調はズタズタになってしまっている。
 これの回復は大変だぞ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月28日(土) ひでーな、こりゃ
 なんか10日以上もここを更新出来ていなかった
 まあ、問題はただ1点、とにかく時間がないことだ。ないと言ってもハンパじゃなくない。いや、創り出そうと思えば時間なんて寝る間を削ってでも創り出せるんだが、それが出来ないくらい精神的な疲労が蓄積しているって感じか?
 午後11時前後には眠気はピークになって、そこで睡魔に負けてしまうと、もう朝まで目を覚まさない
 しかし、帰宅してから午後9時前後までは彼女と一緒に過ごしたり買い物に行ったりと、色々と時間を使うのである。これを削ったりもっと使い方を考えることも出来るが、それをしてしまうと単に慌ただしくなってしまって逆に余裕がなくなってしまう。
 で、残った2時間くらいが実質的な自由時間ということになるんだが、それもせっかく買った新PC『レダ』を使ってオンラインゲームをやっているから、丸々潰れてしまう時も多い。
 ゲームに関しては個人的にかなりセーブしているつもりであるが、それでも1度やり始めたらもうその日は何もできない。ゲームなんてやらなきゃいいじゃん、というのは正論だが、それがオフラインじゃなくオンラインなら話は別。オンライン上の付き合いってのがあるから、余り日を開けずにオンに入る必要がある
 ただでさえ、この一日一言は書くのに30分から1時間以上かかる時もある。特に調べ物があったり逆に睡魔に襲われながらだと時間は飛躍的にかかるようになる。
 だから同じPCをつけるにしても、オンラインゲームをするか、小説を執筆するか、サイトを更新するか、さらにPCをつけないにしても出来ることは限られる。
 つまり1日で自由に使える時間が極めて限定されている上、やりたいことは多くあるのにそのどれかひとつしか出来ない、だから取捨選択しなければならないわけだ。
 かなり疲れているからどうしても今まではやりたいことに優先順位をつけて時間内に出来ることをやっていた。だからサイト更新や小説執筆さえも後回しになっていたのだ(彼女と付き合うこととサイト更新に優先順位をつければどちらが上になるかは言うまでもない。まあ、俺らしくない選択だとは思うが)。
 といってもまあ、余りに状況が酷すぎるので、これからは何とかサイト更新にも手を回せるようにしたい。決して意欲を失ったわけじゃなく、それこそ色々な意味で意欲を持っているが、エネルギーが枯渇状態で動きようがなかったのだ。
 来月はさらに忙しくなってどうなるかは全くの未定ではあるが、少なくともサイト更新は常態に戻したいとは思っている。
 なかなか辛いものがあるんだけどね、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月27日(金) 発展を続ける関係?
 彼女とこんな関係になるとは俺自身、思いも寄らなかった
 正直なところを言うと、まだまだ俺も妙に醒めているというか、何処か本気になりきれていないところがある。というか、本気になりきれていないかどうかすらちょっと判らないというか。
 色々と考えてみたんだが、俺と彼女の関係は、いわゆる“セックス・フレンド”が近いのかも知れない。なんて言うか、一部分では非常に親密ではあるが、他の大きな部分ではまだまだ壁が残っている、そんな感じがしているのだ。
 もっとも以前から不思議ちゃんと称している彼女も、ここに来て少しずつは理解が深まっている。趣味も判ってきたし、受け答えの仕方から彼女の思っていることも想像がつくようになってきた。
 数日前から俺の家に遊びに来るようにもなって、そこで軽く彼女好みのゲームをしたりしてまったりと過ごしている。
 当初の少しの間だけあって話をしたり、軽くデートしたりから、付き合い方もついにここまで発展したか、なんて少し感慨にふけってしまう。
 最初は拒否られたこともあったのに、人間関係って判らないもんだ。今では彼女のほうが愛情表現は積極的だからなあ。俺もけっこう甘い言葉を囁いたりしているし、端から見ればホントにバカップルに見えることだろう。
 彼女に対してはとにかく気負いも気兼ねも遠慮もする必要がないのが嬉しい。だから緊張感よりも安心感のほうが勝っていて、醒めたように感じるだけなのかも知れない。
 なんにせよ良い関係は続けたいね、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月26日(木) こういう会社なんだよ
 前から会社のことを余り悪くは書かなかったと思う。
 仕事の出来不出来はあくまで俺個人の腕と資質の問題であって、そこがどんな会社だろうが、努力次第でどうにかなる、というのが俺の基本的な考え方だからだ。
 しかし、それとは別の部分、俺の努力も資質も全く関係のないところで何かあると、やっぱり腹が立ったり呆れ返ったりすることは多い。
 で、今の会社について本音はどうか、というところであるが、実際のところ、良い会社とはこれっぱかりも思わない
 とにかくワンマン社長で社員のことは余り考えずに仕事を引っかき回してくる。社長だけじゃない、現場を取り仕切っている専務(社長の息子)、常務(従兄弟、焼肉屋経営)がまた引っかき回してくれるから、予定も何もあったもんじゃなく、仕事量だけは多いのに進行がデタラメになってしまったりする。
 金にも汚い。まあ、汚くしなければ経営者足り得ないとも思っているが、それが会社のためではなく自分たちのためというのが見え見えな時は酷く萎える。
 休日出勤手当てをチャラにするために無理やり代休を設定して残業を強く要求してきたり、常日頃からの残業を指示したり。何度も書いたが、ここは残業代がいっさいつかない。だから一番会社の懐が痛まないことを社員に強要しているのだ。
 別に俺も会社の事情や考え方を理解できないこともないし、不遇な対応に不満をぶちまけるほどの純粋さもない。会社経営って大変なもんだし、だから少々の汚いことは何処にだってあるものだ。
 ただ、それが経営者を裕福にするために行われているとしたら、それは直ぐに判るし、反感だって持つ。そしてそういうのが目立てば仕事の意欲だって減退する。そこは経営者の資質に関わるところだからだ。
 歴史的な背景や色々な事情もあるのだろうが、ここまで“荒い”というか“原始的”というか、単純明解に悪い会社っていうのも珍しい。辞めたくなることも少なくないが、それでもしばらくは何とかしたいと思っている。
 決してまともな会社では有り得ないな、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月25日(水) 夏風邪ってやつか?
 このところの夜のパターンは決まっている。
 帰って来てから軽く風呂に入ったり何か食べたりして外に出て彼女と逢い、帰って来てからは1階のタコ部屋にある新PC『レダ』を使ってオンライン・ゲーム
 そして午後11時前後から頭がフラフラしだし、意識がなくなってその場で横になって寝る。次に目を覚ましたら午前5時とか6時、ベッドは2階でアラームとして使っている旧ケータイが2つもあるが、そこで寝ないと時間に起きることが出来ないので、2階まで上がって2度寝。
 例え6時に目を覚ましたとしても、そのまま起きてしまうことはほとんどない。とにかく何時も酷く疲れていて、ほっとした状態が少しでも続くと、直ぐに意識を失ってしまう
 寝ると言っても大概はカーペットの上にゴロ寝するだけ、しかも扇風機とか酷い時にはクーラーも付けっぱなしだから体調に良いはずがない
 おかげで最近はすっかり夏風邪気味。相変わらず熱が出たりはしないんだが、が続いたりしてけっこう辛い。痰が絡むわけでもなく、喉が痛くなるわけでもなく、とにかくムズムズとなって咳が出る
 特に仕事や生活に差し障りがあるわけじゃないが、それでもちょっと辛い。それが最近ずっと続いているわけで、とにかくこんなものはさっさと治ってほしいもんだ。
 でも夏風邪ってなかなか治らないんだよなあ。まさか1カ月、2カ月と続くとは思わないけど、やれやれと気が重い。
 体調管理だけはしっかりしないとなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月24日(火) 切り傷は当たり前
 ナイフを使っている以上、どうしたって指を切ったりする怪我は当たり前に起こる。
 今日、内臓場のオバチャンの一人が指を切った。怪我はそんな大きくはなく、ちょっと血が出た程度であるが、もう40年もやっている大ベテラン、そんなオバチャンだって自分の手を切る時は簡単に切ってしまうのである。
 俺も毎日毎日何度もヒヤッとしているヒヤリハットなんてここでは言葉にすらならない
 肉を切っている時にへんなナイフの使い方をして指に当ててしまうことは日常茶飯事、力を入れてナイフを引いた時に刃先が滑ってそのまま腹や胸に当たることだってしばしばだ。だから前掛け(エプロン)は切り跡だらけで、とうとうその機能が果たせなくなりつつあり、裏側からビニールテープをベタベタ貼ってなんとか持たせている。
 ナイフだけじゃない、肉を持つ時にだって、骨で腕に擦り傷を付けてしまうのだって特別なことじゃない。下手に骨に引っかけた状態で肉を置いたりすると、肉の大きさによっては(数10キロあるので)自分の腕の身を大きくえぐってしまうことだってある。
 長いナイフ(筋引き)も指を突いたり身を削いだりと、結構大きな怪我に繋がる時だってある。
 毎日毎日ナイフや包丁を使っている常務も最近、指を怪我して長い間包帯をしていた
 ここまで来ると、もう俺が怪我をしないのは運の範疇でしかないのかも知れない。取り敢えず何時も気を張って注意を怠らないようにするしかない。怪我をしたって痛い目をみるだけで、何らメリットは存在しないのだ。
 明日は無事にいられるだろうか、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月23日(月) ようやく梅雨明け
 この日になってようやく梅雨明け。そう言えば今年は雨が多いな。ほんの少し前まで異例の渇水状況なんて言ってたのが嘘のように、最近は雨ばっかり降っている
 これだけ雨が降ると外に出るのも大変だ。この頃は合羽も使わない(というか、前に使ってたのは何処にいってしまったんだろうか)ので傘を使うことになるが、風が少し強いとズボンがビシャビシャになってしまうし、幾ら雨は好きなほうだからって喜んで外に出て濡れるのを楽しめるまで達観は出来ていない。
 雨が降っていない時は真夏の陽差しや匂いを感じることが多くなってきた。
 蝉の鳴き声を聞くようになったのは何時からだろう。夜は昼間に暖められた地面から立ち上がってくるもわっとした空気に噎せるようにもなってきたし、息苦しいほどの昼間の暑い空気もまさに夏本番である。
 梅雨が明けたと言ってもやっぱり雨が多いので、色々と濡れるのを気にしなければならないが、それよりももっと重要な問題がある。
 今年は妙に雷が多い、ということだ。いや、それは俺が思っていることで実際には例年通りなのかも知れないが、少なくとも今年からはかなり気をつけなければならない。
 というのも新PC『レダ』の稼動が多く、まかり間違って落雷で停電なんてことになったらデータが吹っ飛ぶ可能性がある。
 ある意味大切なデータを色々と扱っているレダ、このサンドリオンもそうだが、そんなことでデータをパーにしてしまうのは大問題だ。
 天候にも気を配らなきゃあなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月22日(日) 色々と発覚
 彼女との付き合いももう3カ月に達しようとしているが、まだまだ彼女について判らないことは多かった
 特に彼女は自分から何かを喋ってくれたりはしない(比喩表現じゃなく、ホントになかなか喋らない)ので、会話から何かを読み取るというのは不可能に近い
 まあ、聞き出そうと思えば何でも聞く事が出来るし、それに関しては彼女もけっこうそれなりに話してくれるのではあるが、俺だって引出しが多いわけでもないし、聞きたいことなんてたかが知れているのである。
 最近ではようやく、彼女の「うん」の言い方で微妙なニュアンスを読み取れるようになってきた。
 それは返事の早さだったり、声の強弱だったりするんだが、そういう部分に耳を済ませていると、どことなく理解出来てくるところがある。
 何をきっかけにしたのか忘れてしまったが、彼女がかなりのゲーム好きというのが発覚。ファミコンの時代から色々と遊んでいたというから、けっこう年季が入っている
 年齢から言えばファミコン最盛期の頃に小学校に入ったかどうかってくらいだから、それなりにドンピシャなのであるが、当時で女の子がゲームというのはまだまだマイノリティだったに違いない。
 その後はスーファミ、セガサターン、PS、PS2へと順当にハードを乗り継いでいるようだ。
 好きなゲームはシミュレーションやアドベンチャー。もっともらしいジャンルであるが……。
 まだまだこの時期だと、付き合えば付き合うほどに新しいことを発見する頃だと思うが、それが彼女の印象をどう変えていくか、変えていかないのかは少々楽しみではある。
 実際に別な部分で別の顔を知って少し戸惑ったこともあるし、それはそれでいいかな、とも思った。
 これからどんな彼女が見られるのか、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月21日(土) こんな方言も
 俺が勤めている会社がある地域は、他とは何処か違っている
 どうにも荒っぽくて、それは同じ地域出身の仕事仲間にも言えることだが、とにかく独特である。
 プライバシーは余り関係なく、興味があるものはどんどん突っ込んでくるし、自分と他人との超えてはならない一線というのがかなり曖昧である。
 俺なんかは、最初は零細でもどちらかと言えば我関せずが多かった職場、その次は世界的大会社に派遣として入り、そこでは個人的な小さな交遊はあったものの、基本的にかなりちゃんとした自他の一線が引かれていた。
 だから余りの(時にはずうずうしいとさえ思える)言動や行動に、俺は戸惑う時が少なくない。良く言えば気さくで気を置く必要がなく、ざっくばらんに付き合うことが出来る、悪く言えば歯に衣着せずで必要以上に馴れ馴れしくて懐にズカズカ入り込んでくる
 こういう会社は仕事内容の特殊性もあるだろうし地域性もあるだろう。馴れるといいかも知れないが、離職率が異様に高いのも、仕事のキツサだけが理由ではないはずだ。
 さらにこの地域では、首を傾げてしまう方言もある。前に書いたことがあるが「カワイソウ」というのを「カワイイ」という。「そんなこというとカワイイやないか」、「事故にあってカワイイわい」とかいい、道ひとつ隔てた他の地域でも不思議に思うらしい。
 「〜さあなか」という言葉もある。さあな、か、と区切るらしく、意味は「〜なわけないじゃないか」くらいの意味らしい。「言うわけないじゃないか」というのは「言いさあなか」となる。
 なんでここまでこの辺りだけが違うんだろうと不思議な感じがするが、とにかくこの会社は、そしてこの地域は俺にとっては非常に“違和感”があるのである。
 なんか妙なところだな、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月20日(金) こいつ、ヤバいかも
 最近、犬の調子が酷く悪い。どうやら交通事故にでもあったようで、後ろ足を引きずっていて、体を触るとかなり痛がって甲高く吠えたりする。
 撫でることも出来ず、いったい何があったのかも知る由もない。ただ、痛がり方は尋常ではないので、相当なダメージがあるんだろう。
 この犬は一番古い奴で、もう俺の元にきて10数年が経つ。前の、その前の家に住んでいた時、近くに迷い込んできた小犬を親父が拾って育て始めたのだ。
 親父には馴れていたが、俺にはいっこうに懐かず、ちょっとでも触ろうとすると、いきなり牙をむき出しにして吠えたり噛み付いたりした。
 お袋が生きていた頃は車椅子を引っ張る役目を担っていて、その時の若々しい頃の写真を見ると、高い塀に登ったり越えたりしていて、なんか懐かしくなる。こいつもこんな時期があったんだな。
 親父が倒れて入院し、お袋も施設に入って犬の面倒をみなければならなくなった時、初めてこいつは俺に体を撫でられることを許して、俺も少し感動したもんだ。それからは、まあ、適当に付き合っていたんだが……。
 犬の名前は『福太郎』。何代目から知らないが、親父はこの名前を犬につけるのが好きで、少なくとも俺が子供の頃に飼っていた少し大型の犬にこの名前をつけていたことを記憶している。
 しばらく犬は飼わなかったか、この○代目福太郎は久々のペット、そして今でも俺の家で一緒にいる数少ない犬の一匹だ。この犬以降に新しい犬が入ってきたり生まれたりいなくなったりしたが、こいつだけは常に俺たちの側にいた
 余り早く駆けることなく、チョコチョコと脚を前後させて早歩きする姿は何処かユーモラスで遠くからでもこいつだと良く判った。
 流石に10数年も生きると歳なのか、目の前で自動車に当てられたこともあるし、何度も轢かれそうになって、怖くておいそれと外に出せなくなっていたが……。
 かなり痛みに堪えているんだとは思うが、何がどうなっているのか判らないので手の出しようもない。動物病院ってのは親父が嫌っているし。今は大丈夫だが、ちょっと目を離さないほうがいいかも知れない。
 こいつとは古い付き合いなんだがなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月19日(木) マイナス2.5度の恐怖
 重大な事実を知らされた。なんと冷蔵庫がマイナス2.5度に設定されていたのだ。
 これは“急冷”状態で、完璧な冷やし過ぎ。むしろ“冷凍庫”になってしまっていた、と言ったほうが早い。
 このところ、やたらと牛が固かった。肉を締めるために温度を下げると聞いていたが、出てくる牛は異様なほど固く、締まっているなんてレベルのシロモノじゃなかった。
 なんたって関節からはジャリジャリと氷が出てきたり、肉にナイフを入れるとガリガリ音がして跳ね返されたりと、とんでもない固さを誇っていた。
 そりゃそうだ、マイナス2.5度、髄液すら凍ってしまう。こんな中で数日締めた牛なんて捌きが出来るもんじゃない。
 しかし、直ぐに温度設定を戻したとしても肉が柔らかくなるのはさらに数日かかる。だから出てくる牛出てくる牛、みんな固くて手首を壊してしまいそうだった。
 だいたい、考え方自体が間違っている。「夏だから気温が上がるので肉を締めるためにも温度を下げた」と言っているが、外の温度が幾ら上がったって冷蔵庫の中までつられて上がることなんてほとんど有り得ない。冷蔵庫の設定温度っていうのは、普通なら外気温に関係なく中を一定に保つためにあるからだ(家庭用では若干違ったりするが、会社にあるのはデッカイ倉庫をそのまま冷やすデカブツである)。
 この温度設定はやってみないとその恐怖は判らないだろうけど、一度家庭用の冷凍庫でカチコチに冷やした肉にナイフを入れてみると、ある程度は実感できると思う。
 包丁なんて通らないし、ただ両断するだけならまだしも、一抱えもある肉から骨を抜けなんて無理な話。もう出来ればこんな温度設定ミスなんて起こさないでほしいもんだ。
 あの恐怖は忘れられない、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月18日(水) こんなことまで
 昨日、「今週はヤバそう」と書いたが、それが現実になりつつある
 70頭も割った昨日に引き続き、今日も10頭以上の経産を割る。これだけで経産は30頭を余裕で突破、これは週末にかけて全てミンチとして捌かれるが2日以上かかる数。
 ということは、普通にやってたらクリアするのは不可能、つまり残業が続くというわけだ。上は「ムチャな残業はするなよ」と言ってくるが、軽い残業だけでこなせる量じゃない
 はっきり言えば、上は一番会社の腹が痛まない方法ばかりを要求してくる。当たり前と言えば当たり前なんだが、残業代は一切出してないので、残業が多いと不満も募る。それでいて数だけは指示がくる。
 現場をみてないというのもあって、結局は上の我が儘でこっちは振り回される、なんてことが多くなってくる。
 今日もそんなふうに忙しく仕事をしなければならなかったが、それだけでは終わらなかった。昼休み前に突然、俺は呼び出しをくらって、何かと思えば、社長が運営している鳴門の牧場(牧場は幾つかあるがここが最大)まで行って、そこの事務所のパソコンをネットに接続してほしい、とのことだった。
 業者を呼べばいいだろう、と思ったが俺はパソコンに強いということになっているし(実際に会社では1、2番くらいにパソコンには強い。だってパソコンなんて扱う会社じゃないし、だから誰も扱わないから)、とにかく社長の言う事に首を振るわけにはいかない。しかし、午後からも仕事がかなり詰まっているから昼休みを前倒しで終わって(はっきり言えば飯だけ食って)社長の車で牧場へ。
 そして処理にかかるが・・・これが全く繋がらない。予想はついていたが、設定がメチャクチャ、何をどうやっても繋げることが出来ず、回線とかプロバイダとか、とにかく色々なところに電話をかけまくった。
 始まってから3時間余り、電話待ち、たらい回しを何度も経て、どうにかこうにか接続に成功。でも全てが終わったわけじゃない。さらにネットから色々なツールをダウンロードしなければならなかったが、これはセットだけして帰って来た。そこまでやってたら俺は牧場で残業をするハメになっていただろう。
 しかも訳が判らないことに、「君ならこれだって扱えるんじゃないか」と言って社長が出してきたのが、なんと『ミシン』。牧場で使う作業着のズボンの裾を縫うらしいが、安いのを買ってきたが使い方が判らないとのこと。
 いや、俺もミシンなんてここ数十年も触ったことがないぞ? まあ、取扱説明書はあったし、とにかくやってみたらパソコンよりも遥かに扱いやすかった。直ぐに縫えるようになったので社長に使い方をレクチャー、こっちはどうにかなった。
 帰って来たらもう時間もかなり押していて、やっぱり残業モードに突入。なんかやたらと疲れる1日になってしまった。
 何でミシンまでやらなきゃならないのか、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月17日(火) デカけりゃあいいってもんじゃ
 朝から色々なチルドものをやっていく。しかし、これがまた捗らない
 特に午前中はほとんど割りに持っていかれてしまい、それが午後まで大きく影響した。なんたって本来やるはずの月曜日は休日、その分が火曜日に上乗せされて、久々の70頭というヒドイ数をこなさなければならなかった。
 遅くズレ込んで始まった午後の仕事だが、一番難しいところの捌きが2頭も決まっているのが厄介だった。こいつは骨を抜くだけじゃなく、カット、そして成形にもかなりの時間がかかる。
 ここ最近の冷蔵庫はちょっとおかしい。温度設定がどうなっているのか、とにかくやたらと牛が凍ってしまうのである。それでも肉を締めるためにさらに低くしようという動きもあって、捌くのがいよいよ困難になってくる。なんたって関節に氷が張り、脂にナイフが入らないんだから。
 そんな牛を使って面倒な捌きをしなければならないが、今回はさらに厄介な問題があった。
 とにかく牛がデカい。普通なら半頭200キロ前後ってのが多いが、今日のは300キロを超えていた。いったい、どこまで成長するつもりだったのか、ケタ違いにデカかった。
 なんていうか、1/144のプラモを買ったつもりが、フタを開けてみたら1/100だった、みたいなスケール感の違い。何時もならヘソの下くらいの高さでナイフを扱っているのに、これは胸近くの高さで捌くほどで、ヘタな肉選よりも遥かにデカい
 肉の硬さもあってよくナイフが滑って腹を刺しかけた。実際に前掛けや上着を貫いて皮膚を薄く切ってしまうくらいに貫いたことも数度あった。
 それがこの高さ、上手く胸を突いたら即死できるくらいだ。
 少し残業をやって終わることが出来たが、ここまでムチャな捌きは出来ればもう勘弁してほしいところ。
 でも今週もヤバそうだぞ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月16日(月) 水害が・・・
 新潟で今日、震度6強の地震があった。『新潟県中越沖地震』と名付けられた今回の地震は、死者7名、負傷者800名以上という惨事を巻き起こしている。
 台風4号の次はこの地震、なんか災害列島という言葉が頭をよぎってしまったが、ここまで次々と起こったら、今度はいつ何が起きるのか、そろそろ徳島も何かあるんじゃないか? って色々と勘繰ってしまう。
 被害の報告はこれから続々と出てくるだろうから今後の状況を見ていきたい
 台風の影響で、水害は色々なところで起こっている。俺も土曜日は帰ることもままならなかった。日曜日が何時ものようにデートが出来たのでほっとしていたが、今日、意外な形で俺自身が水害に遭遇してしまった。
 土曜日は朝はびしょ濡れで仕事をして、長靴の中までぐっしょりだった。前の工場では湿度管理が強力にされていたから、全身が濡れていても2時間もあれば全部乾いていたが、今の工場はその辺が実に悪い
 今日、あれから2日も経っているので長靴はまだ湿気った状態で、かなり気持ち悪く仕事をする羽目になってしまった。
 軽く雨も降って帰りにはかなり濡れてしまったし、溜まった水を車が撥ね上げて、頭からモロに被る、なんてこともあった。
 それもこれもずっと続いている雨、そして台風4号の置き土産が原因だ。日曜日にはもう大丈夫だろうと思っていたが、思わぬ形で災害に見舞われることになった。
 夜にも激しい雨と雷のせいでPCを立ち上げることも出来ず、それがけっこう長く続いたので、いい加減、渇水も解消したし、そろそろ梅雨明けしてカラっとして欲しいと思う。
 なんか雨も飽きてきたなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月15日(日) 眉山
 台風一過とはいかない天候だったけど、それでも外に出るには申し分なく風の強さにめげずに色々と歩いてきた。
 マリンピア沖洲で海を眺めてきたが、なんだか茶色の冴えない海の色に比べて、真っ青な空のグラデーションに重なる、まるで水彩画のような雲が見事なコントラストを醸しだしていて、俺は飽きずにしばらく眺めていた。コンテナ・ターミナルにある荷揚げ用の巨大な機械は何時みても圧巻。緑色の石油タンクもデカさが良い。
 それから眉山に向かい、名物のロープウェイを使って頂上まで登ってみた。ロープウェイに乗るのなんてそれこそ数十年振りだ。前に乗ったのは小学校低学年くらいの時、それしか記憶にない。
 昔は小汚い、まるで古びた駅のようで、今にも壊れそうなゴンドラに乗ってガタゴト登っていたような印象だったが、今ではキレイになっていて、ちゃんと“今風の駅”のような感じになっている。しかもちょいとしたアトラクションのような雰囲気だ。
 チケットがひとり往復1,000円とかなりの割高で、そこまでして登る価値は眉山には全くないが、それでもロープウェイからの徳島市内の眺めは、少しは元が取れるくらいには良かったと思う。
 頂上では往復チケットにオマケの“モラエス館”の入場券になっているが、これがチャチい資料館ながら、俺にはちょっとビビっとくるものがあった
 大正前後に徳島に住み着いたオランダの文筆家、くらいの知識はあったが、なかなか興味を引かれる男である。今度、ゆっくりと調べてみたい。
 頂上からの市内の眺めは最高で、最初に歩いたマリンピア沖洲のコンテナ・ターミナルや石油タンクが小さくて面白かった。
 それから彼女としばらく過ごして別れた夜の帰り道。空を見上げると、雲の間にキレイな星が見えた。本当に瞬いているようで、まるで透き通った水の中で光っているような感じだ。
 強い雨が降った後は、大きなバケツで世界中を水洗いしたような透き通るような瑞々しい美しさがある。不思議と懐かしい匂いが立ち込め、世界は生まれ変わったように新しい。大雨は大地だけじゃなく大気を洗う巨大なシャワーのようだ。
 雨の後で外に出るのは好きだが、やっぱりこの雰囲気は胸に心地よい
 風はやたら強かったが良い1日だった、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月14日(土) 4号が直撃
 ずっと雨模様だったが、今日はその極みに達した
 なんたって台風4号九州を直撃したからだ。徳島でも朝から夜まで警報がやたらと発生していた。
 朝はまだ良かった。雨は降っていたが、傘で何とか通える程度だったから。ズブ濡れになって1日中ヒドイ思いをしたが。しかし、仕事が終わって帰る頃にはもう、とてもではないが外に出ることすら困難な状況に。
 しかも、少々は濡れても帰って直ぐにフロに入るし、明日は休みだから別に構わないと思っていたが、数分でそれも不可能なくらいに状況が変わってしまい、もはや自転車での帰宅は不可能になってしまった。
 会社の人に言って自転車は置いて車で送ってもらうことになって、なんとか家に帰り着くことが出来たが、ゴウゴウと唸る風、激しく撓む木々、塊で白く叩きつけるように降る横殴りの雨と、状況はますます悪化していった。
 毎回思うが、こうやって風雨が強い時は家が壊れないか心配だ。特にクーラーを付けている俺の2階の部屋は、雨戸も閉められない状態で、強い風や飛んできたモノがぶちあたれば簡単に壊れて部屋中を蹂躙される可能性がある。
 台風シーズンはこれからだから、本当に色々と対策を講じておかなければならないかも知れない。
 で、こんな日でも彼女と逢ってたりする。まさかこんな日だから、と止めようかと言ったが、彼女はやっぱり逢いたいということで、車で迎えにきてもらって、それから開いているショッピングセンターで少し過ごし、それから車の中で話をしたり、ちょっとイチャついたり(?)していた。
 彼女は帰ってから少し両親に怒られたようだが、そこまでして俺に逢いたいと思ってくれること自体が俺にとっては嬉しいことだ。無茶だけはして欲しくないんだが。
 九州でも大きな被害が出たし、徳島でも2人が死んでいる。早明浦ダムだけは貯水率が回復してメデタシ、だったけど、マイナス要素のほうが甚大である。
 とにかく酷い台風だった、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月13日(金) またしても捌ききれぬ
 なんかどんどん深みにハマっているような感じがある。
 週末は何時もこんな感じだ。とにかく割った牛が捌ききれない。売れない牛をなんで割るのか、という疑問は皆が口にしている
 しかも夏になると病気が増えて、いわゆる“病畜”が多くなり、それらは異様に骨が変形してたり、肉や脂がやたら捌きにくかったり、終いには酷い片引きで切断部分が大きくズレてナイフが関節に入らずに悶えることになる。
 例年、6月の末から忙しくなるらしい。特にお盆の頃にピークとなるが、それまでは急カーブを描いて牛の処理量が増えていく、とのことだった。
 しかし、今年は売れ行きが芳しくないらしい。上は口を揃えて「売れない、売れない」と言っている。
 それでも割る牛は増えていて、これから盛り上がっていくようだが、相変わらず(捌きをする前の半分に割った状態の牛。半頭から出荷される)で出る量は少なく、残ったものはその週の内に大部分がチルド、カレー、ミンチのどれかになる。
 枝の出荷が決まるのが木曜日、だから週末の予定は全て木曜日に決まる。結果として全てが金曜、土曜に集中してしまうわけだ。
 最近では中国人も二人抜け、TTYが辞めたりして捌きの手も少なくなってしまっている。
 今日も捌ききれない牛が大量にあって、まずチルドものから処理。残業はここ数日ずっと続いているが、さらに飛び抜けて残業となってしまった。
 他にもミンチが30頭近く残っていて、もちろん土曜日1日では捌ききれないので、それは仕方なく来週に残すことに。来週の頭から水曜日までで全部捌く予定になっている。しかし、その次の木曜日でまたしても同じように大量の牛が売れ残ったら、また来週末は捌きに追われて残業を続けることになる。
 明日から3連休、なんてTVでは週末の予定をどうしようか、と色々な情報を流しているが、俺は休日は日曜日だけで、あとは全部出勤になっている。
 特に月曜日は大手食品会社に出荷する牛を捌いておかなければならないので避けるわけにはいかない
 これからますます忙しくなるなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月12日(木) オークション
 最近になって興味があるのがオークション。会社の人がケータイを使ってやっているのをみて、随分と簡単になったと感心していたが、考えてみれば俺だって直ぐにでも出来る状況にある。
 個人的に中古を手にすることも、また売ることも余り好きではなかったが、ここにきて本当に必要のない、そして売れそうなものは捨てるよりもオークションに出してしまうのがいいんじゃないかと思うようになっている。
 いい加減、押し入れを占領している様々なものを処分してしまいたいと思っていたが、オークションは正直盲点だった
 こんな気持ちになったのも、実は20数年振りに読んだ“金メダルマン”の影響であることを否定しない。物質欲、支配欲からの脱却、というのは憧れでもあったし、それでいて欲しいものが盛り沢山という矛盾は常に抱えていたから、今なら少しでも理想に近づけそうな気がする。
 なんて大仰に書いてみたが、要するに本当に要らないものを処分してしまって身軽になりたいというのが本音なんだが。
 で、売りたいものがあるのか? ということだが、かなりある。昔買った“限定版”のゲームや、それに付随するオマケ、店でマメに貰ってきていた販促用ポスターなんかがごっそりとある。
 特にPSの初期の頃のゲームはもう10年以上も前のものだ。こりゃあ、売りでがありそうだ。売れるかどうかは別にして。
 ちょっと楽しみではあるなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月11日(水) TTYの伝説 後編
 TTYは父子家庭である。実は工場の人間は(俺を含めて)片親というのがほとんどで妙な偶然ではあるが、少なくともTTYの奇行や姿にはそれが影響していると考えるのは妥当だと思う。
 でっぷりと太り、しかも脂ぎっていて、見た目も酷く不快であるが、そうやって自己管理が出来ないのも父親や兄からの干渉がほとんどないから自由気ままにやっているのだと想像できる。
 最終学歴が中卒のTTYはそれから働いたり働かなかったりを繰り返していたらしい。家に金を入れないので給料は全て自分の思い通りにすることが出来る。今まで大した給料はもらっていなかったらしいが、それでも遊ぶには十分というわけだ。実際、日当が減らされようともTTYは仕事を休むことを選ぶことが多かった。
 TTYの嗜好は全く理解できないが、少なくともアダルトDVDは良く観るらしかった。あの汚らしい巨漢でTVの前で食い入るように画面を観ている姿を想像すると、悪寒が走ってしまう
 他にも食い意地の悪さは極まっていて、内臓場のおばちゃん達から色々ともらっていたのもあって、置いてある飴玉やお菓子を黙って食ってしまう時も良くあった。俺が持っていっている飴玉を面白半分で「やる」と言った時がある。そうしたらまずポケットに一掴み持てるだけ持って突っ込み、それから徐にひとつ、ふたつと次々と口の中に放り込んではガリガリと噛み砕いていき、ようやくさらにふたつを舐めながら行ってしまった。
 そこには数人の捌き人がいたが、全員が唖然としていた。
 TTYが父子家庭であることは最初に書いたが、食い意地の悪さや奇行についてはそこから想像できないこともない。
 何時からなのかは知らないが、母親の愛情というものに疎いのは理解できる。父親、兄との同居だから、どうしてもスボラになってしまうのは仕方ないだろう。
 もしかしたらネグレクト虐待のようなこともあったのかも知れない。幼い頃に食べ物を余り与えられていない子供は、とにかく食べ物を口の中に詰め込もうとするクセが出来てしまうと聞いたことがあるが、あり得る話ではある。
 もっとも、彼の背景をどれだけ想像しても、それは想像でしかなく、しかもTTYの奇行や周囲にかけている大きな迷惑は、それでチャラに出来るほど小さくはない
 はっきり言えば、本人の注意や努力でどれもこれも何とかできるレベルである。TTYにその気があれば幾らでも皆と溶け込むことは出来たはずだが、それをしなかったということは、TTY自身はもうそれで構わないと思っているということだ。
 こうしてTTYは去ったわけだが、彼が新しい仕事を探すのは恐らくまだしばらくは先のことだろうし(給料を全額自分に使えるのでしばらくは遊んで暮らすだろう)、次にどんな仕事に就くのか、就く事が出来るのか、全く判らないし、知りたいとも思わない。
 ただ、数年以内に新聞の社会面を賑わすか、或いは歳をとってからダンボールを寝床にしているか、そんな想像だけはごく簡単にすることが出来る。
 こうしてTTYは伝説になった、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月10日(火) TTYの伝説 前編
 とうとう昨日も今日もTTYは来なかった。内臓場、上の人間ももうTTYのことは見切りをつけたらしい。
 内臓場のおばさん連中は「あれだけ可愛がっていたのに」と怒っていたが、辞めた理由というのが“割りの時にいかなければならない内臓の処理が嫌になった”んだからそれも当然だ。何度も何度も恩赦を与えてやったのに、結局は裏切られた形になる。そりゃあ、上も怒るって。
 TTYと初めて会ったのは何時だったろうか。9月か10月、俺が入社して間もない頃のはずだ。俺と同じく、別会社に面接にきて回されてきた。
 俺が挨拶しても「おう」としか返さなかった。よっぽどヒネた奴か、ちょっと“遅れている”かどっちかだと、第一印象から悪かった
 当時いた中国人がみんな帰国してしまい、人手が足りないというので同じ捌きに回されてきたのであるが、当時から奇行が目立っていた
 あらぬ方向をみて突然ニヤニヤしだしたり、何かぶつくさ言い出したり、とにかく“気持ち悪い”の一言につきた。ある人は「人には見えない何かが見えている」なんて言っていた。
 見た目も酷かった。白の制服は何時もドス黒い。洗濯の時に洗剤を使わず、常に部屋乾しするらしい。だから匂いも酷い
 匂いといえば風呂には滅多にはいらず、脂塗れになってもそのまま、会社内でも手すらもほとんど洗わずに飯にいったりする。風呂は空の風呂の中でシャワーを浴び、溜まった湯の中に浸かる、というんだから理解が出来ない
 ズボンは何時もズリ下げていて、決してファッションではなくだらしないだけだ。しゃがむと尻が半分見える。
 汚れることには全く無頓着でしかも悪臭を好むような感じがあり、割りの時はミノの処理を喜んでやっていた。内臓に溜まった牛のウンコを処理するのだが、匂いが酷く、ある人は3日もたずにギブアップした。
 敬語を使うことが出来ず、それ以前にちゃんと喋らない(喋れないわけじゃない)からまともに会話にすらならない。それでいて仕事中に大きな声でミスチルを歌ったりする。
 休み時間にはその辺りをうろつき回り、変な踊りを踊ったりしている。良くもらったパンとジュースを口一杯に頬張りながら歩き回っているのを見かけた。
 こんな奇行ばかり目立つTTYがみんなから好かれるはずもなかった。
 次回はTTYのもっと深いところについて書こう、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月9日(月) 何故か腹が
 ここ最近はずっと雨模様のような気がする。いや、気がするだけじゃなく実際にそうなんだが、雨が常に降っているかというとそれも違っていて、だから九州では大雨で土砂崩れだの水害だのと言っている中でも、徳島では軽く降ったり止んだりで、あんまり上手くない。さっさとドバッと降って渇水を解消したらそのまま梅雨明けして夏本番になってほしいもんだ。
 昨日ももちろん午後はずっとデート。彼女は暑い最中、落ち合う予定より1時間も早く待っていたらしく(正直、その時間感覚が良く判らなかったりするんだが)、30分も早く到着したのに彼女を待たしてしまうということになってしまった。いや、俺が悪いんじゃないぞ、これは。
 色々と移動してちょっと疲れて、疲れを癒す為に・・・と一通り終了、でも、昨日はちょっと心配なことがあった。
 朝から強烈な下痢に見舞われていたからだ。その予兆は土曜日の午後からあったので、それから何も食わずに腹を空っぽにして出かけたのでデートの最中も無事に過ごすことが出来たが、今日の朝もまたヒドイ腹痛で、下痢。
 原因としてはクーラーをつけっぱなしで寝たこと、そして油ものと水分を同時に取りすぎたことがあるだろう。
 前者としては目を閉じるとついつい眠ってしまうのがクセになってしまっていて、他にも牛乳を出しっぱなしにしてしまって飲めなくしてしまったし、睡眠を体が欲しているとしても、このままでは逆効果である。
 後者は本当かどうかは良く判らないが、確かに日曜日の夜は油ものと水分を多く取った。土曜日の夜は・・・もう覚えていない。
 下痢は今でも回復していない。時として強く催してトイレに駆け込むのが続いている。ここ最近はかなり解消されつつあったが、数週間前までは慢性的な下痢傾向にあった。
 もしかすると体調に何かあるのか? この会社では定期検診のようなことはしてないようなので、今まで以上に体調には気をつけなければならない。久々に献血に行こうか、なんて考えているがそれどころじゃないかも知れない。
 なんかヤバそうな感じもするなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月8日(日) 金メダルマン
 昨日の続き。今日は同じ『熱血!!コロコロ伝説VOL.2』から『金メダルマン』を。
 この作品は連載時は職業(?)が変わる度に『金メダル○○』(○○に職業名が入る)となっていたが、単行本では『金メダルマン』になっている。
 連載はさほどの長命というわけではなかった(コミックで4巻くらい)が、俺にとっては強烈に印象に残る作品であり、俺の嗜好にバシっとハマった作品でもあり、しそて少なからず人生観にも影響を与えていると思う。
 主人公の『五輪たかし』はモントリオール五輪の体操金メダルを取った元オリンピック選手(もちろん元ネタはアレだろう)。彼が小学校に先生として赴任するところから物語は始まる・・・。
 なんて書くと先生の話みたいだけど、それは最初の1話だけで次々に職業を変えていく。これが連載タイトルの金メダル○○なのだ。
 しばらくの間はこうして職業を変え、後半には暴走族になってしまう。この辺りからサブキャラが固定されてくるが、前半では同じ顔、名前のキャラが設定を変えて話に絡んでくる。
 強く印象に残っているのは特に前半のほう、例えば金メダルボクサーではオンボロジムの貧乏会長とその息子の為に頑張る姿が、そして金メダル力士では冒頭でいきなりルンペン(今で言うホームレスだな)になったたかしがゴミ箱を漁っている。小学生に見られて慌てて体裁を取り繕うが逆に小学生から「あの姿を目に焼き付けて勉強がイヤになった時は思い出すんだ」なんて言われる始末。
 この金メダルマンは、オリンピック金メダリストという栄光を掴んだ男が、人生の転換に失敗してどん底の生活を続けながら、生きることそのものを“新しい(全く別の)金メダル獲得の為の試練”として清貧の中で前向きに歩み続ける男の話、だと俺は思っている。
 金メダリストが一転してルンペン、というのも胸にくるものがあるし、毎回毎回続けられるバカなほどの実直なストーリー(ギャク漫画だからこんなに大袈裟に書く必要もないのだが)はそれだけで胸が熱くなってくる
 コロコロコミックの初期には感動作品というのは意外と多いが、特にこの金メダルマンはその中でも俺が一押しする作品なのである。
 作品毎に色々と復刊してほしいなあ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月7日(土) コロコロ伝説
 凄まじい捌きの量を何とか乗り越え、今日の仕事を終了。
 彼女と逢ってから何処に行こうかと話をして、取り敢えず目指したのが近くの大手本屋
 そこで見つけた『モンスターハンターポータブル2nd公式ガイドブック』を購入。待ちに待っていた感があるが、ちょっと遅すぎた感じもする。まあ、厚さだけで言えばシリーズ最大なので、それだけ解析に時間がかかったんだろうが・・・新作が出る度に異様に厚くなるな。ここまで来ると鈍器として使えそうだ。逆に薄い攻略本を見ると「ああ、多分中身はそんなに詰まってないんだろうな」なんて変な勘繰りをしてしまうようになった。
 そしてもう1冊、欲しかった『熱血!!コロコロ伝説VOL.2』を買った。1も欲しかったがその時は売ってなく、6はあったが、既に俺の見知っているコロコロではなかったので手には取らなかった。
 『熱血!!コロコロ伝説』は全10巻で創刊年である1977年から1996年までの20年間に掲載された作品を再掲載するという、言わば総集編。既に発売されているのは知っていたが、本屋に行く余裕がなくて今まで買うことが出来なかった。
 俺としては最初の4巻くらいまでで大丈夫かなと思うが、とにかく収録作品が懐かしくて読みたくて読みたくて仕方がない。
 特に2巻には俺的には名作の1本、『金メダルマン』が収録&ミニコミックのオマケがついている。ゲームセンターあらしはもう色々と語り尽くされた感じがしてどうでもいいが、他にもザ・ゴリラだのおじゃまユーレイくんだの名たんていカゲマンだのと懐かしく読める作品が盛り沢山で、俺としてもまさしく熱血!!な本なのである。
 金メダルマンに関しては明日に譲るとして、他にも内容だけは覚えていたのに何の作品かすっかり忘れていたミラ・クル・1が偶然に載っていて、初めてそれが藤子・F・不二雄作品であることを知ったし、好きだった作品の特に好きだった話が掲載されていたことも幾つかあって、かなりのベストヒットであった。
 早く1巻も買って、次の刊行を待ちたい。いや、もう全巻揃えてもいいかな? なんて思っている。
 コミックボンボンでもやってくれないかな、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月6日(金) どんだけ捌けばいい?
 TTYは今日も来ていなかった。1週間で出勤がたった2日か?
 流石に上の人が頭にきて呼び出した。ゆっくりとやってきた本人は特に悪びれるでもなく普通に仕事を始める。
 この時は知らなかったが、工場に入る前に社長のところに行って、もう仕事を辞めると言ってきたらしい。しかしIDk精神的理由で休養しているので、それが復帰するまで、との条件で出勤を命じられたのだ。
 もっとも工場内では月曜日にはチギリ逃げするだろうから絶対に来ない、という意見が占めている。
 しかしこの日はTTYがひとり出勤したところでどうにもならないくらいに捌きが溜まっている。チルド物が7頭半、ミンチが20頭
 午前中は割りで潰れてしまうので、実質午後からチルド物を全て処理してしまわなければならなかった。7頭半というのは普通にやってれば20時近くまでかかる量だ。
 もっとも流石にここまで数が溜まってしまっているとうんざりすると同時に“結局はやらなきゃならない”という意識も働くのか、手が遅くなるどころかなかなか上手く進み、19時前にはなんとか終了することが出来た。
 それから彼女と逢って癒しを得ることが出来たのだが、明日は残りのミンチを出来るだけやってしまわなければならない。その量は今日に負けず劣らず多いのだ。
 幾ら彼女と逢って精神的な癒しが得られたとしても、指や手首の激痛がそうそう癒されてくれるわけもなく、コールドスプレーを吹きまくり、風呂でゆっくりと揉んだりして誤魔化し誤魔化し使っている。
 でも本当に潰れてしまうのも遠くはなさそうだ。そして意識の潰れるのは呆気ない。帰ってからはここ数日、あっと言う間に睡魔に負ける、というのが続いている。
 下手な時は21時過ぎとかに寝てしまって、朝まで目を覚まさない。覚ましたら直ぐに風呂に入ってもうその日の仕事に出勤である。
 明日さえ終われば、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月5日(木) またも無断で
 今日もTTYは無断欠勤木曜日は割りがないので、仕事が少ない時はTTYも休みになったりする。はっきり言えば仕事が大して出来ない者を休ませて日給を抑えているわけだが。
 しかし、今日は違う。誰も休みだなんて言ってないし、仕事はバカみたいに多い。実際に今日から残業モードに入るのである。
 それなのに無断欠勤。月曜日は何故休んだのか尋ねてみたら「寝ていたから」とのこと。20時間くらい寝ていたってのか? それを今日も繰り返したか?
 TTYが社会的に不適応者であることは上も判っているので、TTYに仕事を続けさせる為に様々な部分で譲歩していた
 割りのない土曜日を休みにしたのもそうだし、遅刻しても無断欠勤しても基本的にお咎め無し(しかし欠勤分の給料が減る、そして悪印象だけはしっかりと刻みつけられる)なのだ。
 それだけじゃなく、内臓場のオバさん連中は何故かこういう頭の弱い奴らのことが大好きで、色々と食べ物をやったりして可愛がっている(この会社での方言(?)でカワイイ=カワイソウというのがある)。
 だから調子に乗ってしまったのか、それとももうこの仕事について全くやる気がないのか、ここのところの横暴振りは目に余るのである。
 仕事も別に今まで熱心だったわけじゃない。他にも出来ることはあるのに捌く部位はひとつだけ、それもギリギリまで時間をかけている
 どうやら俺のことを下っぱに見ているようで、俺の言うことは全く聞かないのに、自分の用事の為には俺が何をしている時でもやたら呼んだりする。待ってろと言っても何度も何度も呼ぶし、その間に別なことを指示してもそれは一切無視
 こんな奴が他の誰にも好かれるわけがなく、内臓場ではチヤホヤされているが、工場での雰囲気は極めて悪い
 仕事に熱心じゃないのもそういう雰囲気のせいというのがあるだろう。でも、はっきり言えば自業自得だ。最初にキレて帰ってしまった時のことが未だに尾を引いている。原因はもちろんTTYなのだ。
 そろそろ決まりなんじゃないか? なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月4日(水) 手袋が直ぐに無くなる・・・
 仕事に手袋は必需品である。使っているのは軍手、日用品量販店では150円〜200円くらいで売っている。12束(24枚)入りだ。
 少ない時は1日を通して4束くらいで済む時もあるが、多いときは6束とか8束とか使ってしまう。
 手袋は何故か個人負担(使う量がハンパじゃないから、会社が負担するのを渋っているのだ)だから、毎週5〜10カートンをまとめ買いするのが常である。
 上手く手袋半額やセールの日に当たるとちょっと多く買ってくるが、それでも毎週1,000円以上、1カ月で3、4,000円は使う計算だ。
 1束にすると13円強、左右に別れているけじゃないから、1枚では7円程度。だから、欲しいと言う人がいれば分けたりもする。
 しかし、この会社には手癖の悪い者も多く、工場に置いておくと勝手に持っていったりされる。それも1束2束と続けざまに持っていかれて、朝出したばかりなのに、夕方にはもう無くなっていることだって少なくない。
 ここまで人のものに頓着しない会社も初めてだが、会社的にそういうのは(気にする人はかなり気にするが)どうでも良いという感覚らしい。
 悪気があるとかないとかそんなものじゃなく、根本的に目の前にあるものは使っても何とも思わない。誰のものというのもほとんど気にならない、そんな感じだ。
 しかし、そんなに裕福でもない(はっきり言えば手袋代に辟易している)俺としては、欲しいというならまだしも勝手に持っていかれるのだけば何とかしたい。一言言ってくれればこっちも気前良く渡せるが、黙って持っていかれると流石に気が悪い
 ずっと気になっていたが、最近になって特に酷くなってきたので、防衛策を取ることにした
 まず手袋にマジックで線を描く。俺の手袋だと判るようにだ。これは少し前からやっていたが、そんなもの関係なく使っているのを何度も見かけたので、今度はクリップを紐でまな板の下にくくりつけて、俺専用の手袋置き場を作った。さらにマジックも、よりはっきりと判るところに印をつけるつもりだ。
 これで持っていく者がいれば、相当な神経の持ち主だろう。これで少しでも防止に役立てばいいんだが。
 こんなことを考えないといけないのも情けないな、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月3日(火) コーヒーって美味いのか?
 最近、平日でも仕事が終わってから彼女と落ち合って、車で何処かに行くことも多くなった
 そんな時によく立ち寄るのが喫茶店、しかもコーヒー専門店だったりする。
 コーヒー店に最初に入った時の、あの香ばしいコーヒーの香りは何とも言えない。好きな人はそれだけでクラクラくるだろう。
 俺は今まではインスタントばかりで、そういうコーヒー店に入ることはほとんどなかった。だから、二人でそういうところに行った時は、こっそりと雰囲気なんかも楽しんでいるのだが、やっぱり味についてはイマイチ判らない
 ここのところ、(電気ポットのおかげで)ホットコーヒーを作って飲んだりすることも多いが、それでも作るのはインスタント、流石に豆を煎ったり、挽いたりなんてするはずもない。
 俺の舌はプリミティブを自認しているが、コーヒーの美味さについては案の定、全く判らない
 せいぜい缶コーヒーの味の違い(というか濃さと甘さの違い)くらいしか理解できない舌だから、○○ブレンドとか言われたって何をどうブレンドしているのかさっぱりなのだ。
 それでも色々と飲んでみると、濃いのに意外とスッキリしてたり、後で鼻にくるほど香りが強かったりと、そういう部分で少しだけ判るようにはなってきた。
 外でコーヒーを飲むなんて彼女に付き合う“ついで”なのであるが、こうやってちょっとずつでも味が判るようになると、もっと外を出歩くのが楽しくなってくるかな?
 そういう意味で彼女と付き合うのは俺にとっては非常に有益なことだと言うことが出来る。もちろん“付き合っている”ということ以外に、という意味でもだ。
 違いの判る男になりたいねえ、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月2日(月) 問題の予兆が
 今日、またしても問題児TTYが出勤しなかった。
 このTTY、とにかく妙な奴で、この日記でも何度か取り上げてみたが、みんなの我慢も限界に達していて、そろそろ大事になりそうな予兆がぷんぷん漂い始めている。
 俺の会社には別の部署に発達障害(と思うんだが)の男の子が二人(NKIIDK)がいるが、それと合わせて『三大バカ』と呼ばれたりしている。
 かなりヒドイことを書いているが、幾ら蔑視を止めよう、差別的発言や接し方を正そうなんて奇麗事を言ってみても、実際に一緒に仕事をするとなるとこいつらは強烈に厄介なのだ。
 先の2人は知的障害者であるし部署も違うのでどうでも良いのだが、このTTYだけは健常者だけに逆に相当な厄介者である。
 社会ルールに適応できないらしく、敬語は使えない、それどころか話も満足に出来ない、気分屋で仕事を任せても直ぐに止めてどこかに行ってしまう、見た目も実体も不潔、そして食い物に意地汚い、と何とも良いところがない。
 俺たちには三大バカなのであるが、TTYにはNKIもIDKも格下らしく、特にIDKには脂塗れの手で頭を触りまくったりとかちょっかいをやたらと出している
 最近、IDKが精神的に参ってしまって(頭が狂った(※差別用語)というもっぱらの噂)休んでいるが、その原因として“TTYがいじめすぎた”というのが囁かれている。
 実際にTTYがIDKをみる時の目は、獲物を狙う鷹のように鋭く、しかも口元がいやらしい。あの顔は一度みたら忘れられない。敢えて例えてみるなら、レイプする女を見つけた男の目とでも言えばいいんだろうか。
 こんな男でももう2、3度はお目溢しをもらって会社に居させてもらっているのである。
 それなのにいきなり無断欠勤、もう上も限界だろう。
 何か大きな動きがありそうだが、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


2007年7月1日(日) まさかこんなに
 非常に不思議だと最近は特に思う。何で彼女はこんなに俺のことを慕ってくれるんだろう
 ある意味、かなり強引に口説き落とした感じはするが、ここ最近ではまさかこんなにまでラブラブ(?)になるとは自分でも思わなかった。
 デートをしている時でも手はずっと握りっぱなし、しかも指を組み合わせるやつ。今では彼女から握ってくることも当たり前で、むしろそれが当然のような状態になっている。
 こんなことを言うと怒られそうだが、俺は本当に彼女のことが好きかどうか、イマイチ実感しない。というか、恐らく好きなんだろうけど、ガンと響いてくるものが余りないから、どこか朧げに感じる程度なのだ。
 未だに彼女は自分からはほとんど話をしてくれずに、俺が色々と聞くだけなのであるが、それでもかなり突っ込んだことを聞いても返事を返してくれるし、ダメな時は口を噤んでしまうから、どちらかと言えば判りやすいとは言える。
 それでも不思議ちゃんには変わりなく、果たして頭が良すぎて複雑なのか、それとも実に単純に生きているのか両極端、未だにどちらとも判断がつかない
 遊ばれているとは思えないが、全部判ってて無知な振りをしているのか、本当に今まで色々なことに無関心過ぎたのか、全然見えてこないのである。
 でも、聞いたら「スキ」と言ってくれるし(こんなことを聞かなきゃならないものあんまり・・・)、二人っきりの時は彼女から手を伸ばして抱きしめ合ったりキスしたりもするので、きっとそれは本物なんだろうと俺は思っている。
 取り敢えずは今の状況を壊したくはないので、あくまで彼女を中心に動くようにはしているが、彼女も色々と冒険はしているようで、その微妙な感じがちょっと楽しかったりもする。
 端から見ればベタベタなバカップルなのかも知れないが、実は俺のほうは彼女に対してけっこう孤軍奮闘をやっているんだ。
 まあ、これはこれでいいけどね、なんて思いながら、チシャ猫によろしく


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